劣化品の名を持つ者(物)   作:鎌鼬

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初投稿です


誤字、駄文は見逃して下さい


第1話

 

 

 

俺は前世の記憶を持っている

 

 

何を言っているのだと思われるかもしれないが実際にもっているのだからしょうがない

 

 

前世の死因は確か通り魔に刺されての出血死、そして気絶して意識を取り戻したら赤ん坊になっていた訳だ

 

 

「・・・・・・ただいま」

 

 

小学校での授業を終えて家に帰宅する

 

 

普通ならここで家にいる人からお帰りなどの挨拶が聞こえるのだろうが返事は聞こえない

 

 

俺の家族構成だが上には七才ほど歳の離れた姉が、下には三才ほど歳の離れた双子の弟たちがいる

 

 

この家に両親は居ない、気がついたら俺たちを残して貴重品すべてを持ち出して居なくなっていたのだ

 

 

そしてそれから姉が俺たちの生活費などをやりくりしてくれているので姉には頭が上がらない

 

 

ポーンポーンポーンポーン・・・・・・

 

 

時計から四時を告げる時報が鳴る

 

 

もうこんな時間なのか、早く買い物を済ませてしまわないと

 

 

部屋の隅に放置されていた買い物袋を拾い上げて家から出る

 

 

向かう先は近所にあるスーパー・・・・・・の近くにある商店街だ、スーパーにケンカを売っているようにしか見えないのだがこっちの方が安上がりなのだからしょうがない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商店街に着いた

 

 

時間もいい時間なので人がたくさんいるのだが、その中で俺のことを見つけた人からは例外なく見下したような目で見られる

 

 

「・・・すいません」

「おう!!いらっ・・・・・・ってお前かよ」

「これとこれとこれとください」

「チッ!!ほら、さっさと帰れ」

 

 

投げられた食材とお釣りをしゃがみこんで拾う、そして俺に来るのは同情でも憐れみでもなく蔑みの視線のみ

 

 

この視線にはとうの昔になれた

 

 

何故なら俺は俺の家族・・・・・・織斑(おりむら)家の中で【落ちこぼれ】と呼ばれる存在なのだから

 

 

俺の姉である織斑千冬は武の道において天才とも言える人物、生活面でかなりだらしのないところがあるのだがそれを差し引いても俺は姉さんのことを尊敬している

 

 

そして俺の弟たちの織斑一夏と織斑秋十、整った容姿に文武両道、非の打ち所がない、まさに天才の弟と呼ぶに相応しい存在

 

 

それに比べれば俺の存在などゴミのような物だ

 

 

容姿は姉さんに似ているのにと呼ばれたことから悪くは無さそう、運動は人並み以下、勉強も人の何倍も時間をかけてようやく理解できるかどうか、物覚えも壊滅的といっていい

 

 

そうした俺につけられたあだ名は【劣化品】、なかなか的を得た呼び名だと思う

 

 

だから俺は周りから何かがあれば「織斑千冬の弟の癖に」「織斑一夏と織斑秋十の兄の癖に」と比較されて、気がつけば蔑みの対象になっていた

 

 

ヒュン、ガッ!!

 

 

痛い

 

 

どうやら誰かが石を投げたようだ、その証拠に足下に血の着いた石が転がっている

 

 

これはまだマシな方で酷いときには大人数人がかりでリンチにされることがある

 

 

石を投げてきた奴に文句を言うでもなく買い物を済ませた俺は頭から流れ出る血を服の袖で拭いながら家に帰ることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま」

 

 

本日二度目となる帰宅、玄関には三組の靴が並べられていることから俺以外の全員は帰宅しているのだろう

 

 

買い物袋を玄関に置いて忍び足で洗面所に向かい血塗れになっている顔を洗う、幸いなことに傷は浅かったらしくて血は止まり、傷は髪に隠れて目立たない

 

 

顔が綺麗になったことを確認してから買い物袋を拾いリビングへと入る

 

 

リビングのソファーには同じ顔のの男の子二人がテレビを見て爆笑している、俺には気がついていないようだ

 

 

「むっ、春季(はるき)帰っていたのか」

 

 

声をかけられたので振り替えるとそこにはタンクトップにホットパンツと言うラフな格好をした我が姉織斑千冬がいた

 

 

髪が濡れているところを見るとどうやらシャワーを浴びていたらしい

 

 

そしていままで出てきていなかったが俺の名前は織斑春季となっている

 

 

※ここから台本書きになります

 

 

春季「今買い物を終わらせたからね

すぐに作るから待ってて」

 

 

千冬「まて、私も手伝おう」

 

 

春季「お願いですから待っていてください」

 

 

頭を下げて姉さんに頼み込む

 

 

姉さんの家事スキルは壊滅的で暗黒物質を作ることが出来るのだ、阻止しなければ俺に明日は無い

 

 

千冬「・・・そこまで頼まれたらしょうがないが、手伝いが欲しくなったら呼べよ?」

 

 

そういって姉さんは一夏と秋十のいるソファーに向かう

 

 

姉さんはバイトで忙しい合間を縫って俺たち兄弟と出来るだけ接してくれるようにしている・・・のだが俺の割合が二人よりも多い気がしている、そしてそのせいでシスコンの気のある二人から睨まれている

 

 

めんどくさくてしょうがない

 

 

台所との身長差を埋めるために台を持ってきて夕食の調理を始めることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三十分ほどして料理は完成、姉さんと一夏は特になにも言わずに食べていたが秋十は何か言いたそうな顔で料理を食べている、文句があるなら食べるな

 

 

そんな光景を目の端で捉えながら今日干しておいて乾いた洗濯物を畳む

 

 

プルルルル、プルルルル

 

 

畳終えた頃に家にある置き電話がなった、皆は食事中なので必然的に俺が出る

 

 

春季「織斑です」

 

 

『はろー束さんだよー♪その声は誰かなー?いっくん?それともあっくん?』

 

 

春季「・・・・・・春季です」

 

 

束『春季?・・・・・・あぁアレか

束さんはちーちゃんに用事があるからさっさと代わってくれる?

あ、不愉快な声聞きたくないから返事は要らない』

 

 

開口一番のハイテンションが消え去り一気にローテンションになった姉さんの親友である篠之野束さんの指示に従い、電話を保留にして姉さんに渡す

 

 

そして風呂掃除、洗濯などを終えて冷えた夕飯を食べて自分の部屋に戻り、本日の宿題を開始する

 

 

今日は何時に寝れるかね?





お目汚し失礼しました


オリジナルとはかなり違う展開にするつもりなので気に入らない人は戻るボタンをクリックしてください



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