ようやくシリアスが終わった~
次から原作が始まりつつ、ギャグなんかも増えてきます
ハルキ「こんな朝早くから用事って何よスコール
俺たち任務明けで眠たいんだけど」
夜の研究所強襲の任務を終えた次の朝、俺とマドカとラウラとラグナはスコールに呼び出されていた
スコール「朝早くってもう十一時じゃない
貴方は寝ていたみたいだけどマドカたちは起きて訓練をしていたわよ」
ハルキ「え?マジ?」
マドカ「あぁ、兄さんはよく寝ていたから起こさないでおいたんだ」
ラウラ「本当によく寝ていたな、起こすのを諦めるくらいに」
ラグナ「そしてもちろん寝顔は撮影しておきました
すでに二人の分の写真の印刷は済ませてあります」
「「ラグナ、でかした!!」」
ラグナの言葉を聞いた二人はいい顔でサムズアップをしていた・・・・・・全然気が付かなかった
スコール「・・・・・・貴女たち、本当にハルキのこと好きよね」
「「「HAHAHA 、何を今さら」」」
スコール「・・・はぁ」
三人の反応にスコールは頭を抱える
素直に育ってくれて兄さんは嬉しいぞ、うん
スコール「・・・・・・貴方たちなんて呼ばれてるか分かる?
【究極のブラコンシスターズ】と【シスコン破壊神】よ」
「「「「誉め言葉ですね分かります」」」」
シスコンなんぞ誉め言葉だ、讃えられているようにしか聞こえんな
スコール「・・・・・・頭痛が痛いわ」
サクラ『私のマスターがすいません
それでスコール、私たちを呼び出したのは次の任務のためですか?』
サクラの言葉にようやくスコールは目的を切り出した
スコール「昨日の夕方頃のニュースを見たかしら?」
ラグナ「その頃は強襲の準備をしていたのでテレビは見ていません」
ラグナの言葉に全員が頷く
スコール「昨日の未明、ISを動かせる男性が現れたわ」
マドカ「ふぅん・・・ようやく兄さん以外にもISを動かせる奴が出てきたのか」
ハルキ「まぁ正確に言ったら俺はIS全部を動かせる訳じゃないけどな」
俺ははサクラが搭乗者として認めてくれるから動かせるだけで他のISを動かせる訳ではない、亡国機業に来た頃に試したのだが反応は一切無かった
ラウラ「そいつは何処の国の人間なんだ?」
スコール「日本ね、それも三人も」
ラグナ「・・・・・・世界のバランスが崩れますね」
ラグナがこう言ったのも無理はない
そもそもISを動かせる男性その物が稀少でしかもそれがすべて日本人ときたのだ、下手をすればいざこざから国同士の争いなんてことにもなりかねない
スコールが手元の機械を操作すると部屋が暗くなりスクリーンに映像が映る
映ったのは三人の男性の顔写真、その内の二人は見たはずが無いのに見覚えがあった
スコール「一人目は神崎藤吾(しんざきとうご)、特に目立った経歴は無い民間人ね
あとは織斑一夏と織斑秋十・・・・・・あの世界最強と言われた織斑千冬の弟たちね」
ズキン
ハルキ「った・・・・・・」
織斑、その単語を聞いただけで頭痛がする
ラウラ「大丈夫か?」
ハルキ「あぁ・・・・・・」
心配してくれたラウラに返事を返す
どうしてだかは知らないが織斑という単語を聞いただけで頭に鈍い痛みがはしる
今はこの程度だが前にあったISの世界大会のときはもっと大変だった、なんせ毎日のように織斑千冬とかいう奴の名前がニュースで流れているのだからそのたびに頭が痛んでいた
まぁ慣れたのか軽い頭痛程度ですんでいるけど
ハルキ「で、その男性操縦者がどうかしたのか?」
マドカ「まさか兄さんをそいつらみたいに公表するとか言わないよな?」
スコール「あらよく分かったね、その通りよ」
「「「「・・・・・・はぁ?」」」」
うん、情けない声をあげてしまったことを許してほしい、でもこれは不意打ち過ぎる
ラウラ「は?え?はい?」
ラグナ「ラウラ落ち着いてください、こういうときは素数を数えるのです」
マドカ「どこの神父だ
こういうときは深呼吸するんだ、はいヒッヒッフー」
ハルキ「マドカの方が落ち着け」
周りがパニックになると何故か本人が落ち着いてしまうらしく俺は比較的に冷静だった
ハルキ「で、どうして俺のことを公表するんだ?」
スコール「ハルキ以外の男性操縦者のデータが欲しいから
ハルキと比較出来るようなデータがあれば他の男性もISを操縦出来るようになるかもしれないでしょ?」
なるほど、確かにここの技術力なら出来ないこともなさそうだ
・・・・・・ただここの研究者ってキチガイが多いんだよな、前にも
“亡国機業の化学力はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
世界一ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!”
とか叫んでる奴がいたし
スコール「で、今のは建て前ね」
ハルキ「はい?」
いやいや、それが本音にしか思えないが?
スコール「恐らく・・・いえ、間違いなくこの三人はIS学園に入学させられるわね、あそこには一種の治外法権が働いているから
そしてISを操縦出来ることを公表すればハルキもそこに行くことになる」
マドカ「・・・・・・まさかわざわざその為だけに?」
学校行かせる為だけにわざわざ虎の子のデータを晒すのか?スコールもキチガイなのか?あと、ここに来てから多少改善したとはいえ俺の頭はパーのままなんだぞ?学校なんて行っても着いていける気がしないぞ?
スコール「テロリストだということを忘れて普通に学校に行って普通に友達を作って普通の子と同じように過ごしてほしい・・・・・・それが彼女、貴方たちの母親“だった”レイティの言葉だったわ・・・・・・」
スコールの言葉に部屋の空気が重くなる
レイティ・・・・・・アメリカの元軍人で俺たちを助けてくれた恩人、俺もラウラもラグナも彼女のことを信頼して母と呼んでいた
でも・・・・・・もう母さんは・・・・・・
「いや!!生きてるからな!!勝手に殺すな!!」
盛大に突っ込みながら我らが母、レイティが扉を開けて入ってきた
スコール「あらレイティ遅かったわね」
レイティ「途中で技術部の奴らに捕まってな・・・お前たちもお前たちだ、勝手に私を殺すんじゃない
最低でも全員が結婚するまで私は死なんぞ!!」
ハルキ「母さん!!」
マドカ「母さん!!」
ラウラ「母様!!」
ラグナ「お母様!!」
効果音がつくならガシィ!!っていう感じで俺たちは熱い抱擁を交わした
スコール「・・・・・・何かしら、この疎外感は」
レイティ「そうだハルキ、技術部の連中が呼んでいたぞ
なんでも入学祝いを兼ねた試作品を渡すとか言っていたな」
ハルキ「本当?ならちょっと行ってくる
あ、あと学校の権に関してはOKで
てかスコールのことだから嫌だって言っても行かせるんだろ?」
スコール「よく分かったね」
ハルキ「そりゃあ七年も付き合いがあれば空っぽな俺でも多少は分かるよ」
名残惜しいが抱擁の和から抜け出して俺は技術部に向かうことにした
スコール「空っぽ、ね・・・・・・」
ハルキが出ていったあとでスコールが少し悲しそうな顔をしながらハルキの言葉を呟いていた
レイティ「あれはもうあいつの口癖みたいなものだ、今さらどうこう言ったところで直るとは思えない」
マドカ「それにしても織斑、か・・・・・・」
スクリーンに映った三人の顔写真の内の二人、織斑一夏と織斑秋十を見て忌々しそうにマドカは言う
織斑一夏と織斑秋十、世界最強と言われた織斑千冬の弟でありハルキ・・・・・・織斑春樹の実の弟たち
実を言うとこの部屋にいる全員がハルキが織斑の家の者と言うことを知っていた
マドカは元より、スコールたちはサクラが手にいれていたハルキの実験データから、そしてそのことを知った後の調査で【劣化品】と呼ばれていたことも知っている
だからこそここにいる全員は織斑の苗字に対して憎しみに近い感情を持っている
ラグナ「私は正直に言って不安です
織斑と接触することでお兄様の心が壊れてしまうかもしれません、織斑の名前を聞いただけで頭痛に悩まされていたようですから」
ラウラ「安心しろラグナ、私たちの兄はそんなに弱い人間か?断じて否だ!!
兄さんの強さは私たちがよくわかっているだろう
だから信じよう、兄さんがトラウマを越えられるように」
自らのことを空っぽだと蔑む青年には愛する者たちがいた、そして同時に彼のことを信じて愛する者たちがいた
レイティ=親バカ
マドカ=ブラコン
ラウラ=ブラコン
ラグナ=ブラコン
みたいな感じですね
ハルキ?もちろんシスコンでファミコンですよ?