ここで原作ヒロインとオリジナルヒロインが登場します
微かに漏れる光に突っ込んでいった結果、壁を破壊してどこからの部屋へと飛び込んでしまった
ヤバイ、これじゃあ研究員達にバレてしまう
サクラ《問題ありませんハルキ、どうやらこの建築物の素材には特殊な緩衝材と高い防音設備が使われているようなので隣の部屋にいたとしても今の音に気づくことは無いでしょう》
それなら良いのだが・・・・・・
サクラの言葉に安堵しながら部屋を見渡すと奥にある二つの巨大な培養器が眼に入った
いや培養器に目が行ったのではない、正確にはその中に入れられている二人の少女たちに目が行った
恐らく姉妹らしい顔が似ている二人の少女は長い銀髪と短い銀髪をゆらゆらと漂わせながら体育座りの体勢で培養器の中に入れられていた
この二人は・・・・・・?
サクラ《ハルキ、二人のそばにあるコンソールに私を接続してください》
サクラの指示通りにそばにあったコンソールに胸元から伸びたケーブルを繋げる
サクラ《接続・・・・・・検索・・・・・・目的情報発見》
サクラ、彼女たちはいったい?
サクラ《まずハルキから見て右の培養器にいるのがラウラ・ボーデヴィッヒ、ドイツ軍所属
人工的に操作された遺伝子から産み出された遺伝子強化試験体と呼ばれる人種です
軍人として非常に優秀な記録を残し続けましたがISの適合性向上のために行われたナノマシン移植処理による【越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)】とよばれる擬似的なハイパーセンサーを得るために行われた処置に失敗、常時稼働状態のままカットできない制御不能となり【出来損ない】と呼ばれるようになりました
その後軍上層部の独断によりこの組織へと売却されます
次に左の培養器にいるのはラグナ・ボーデヴィッヒ、ドイツ軍所属
ラウラ・ボーデヴィッヒと同じ遺伝子から産まれたことからラウラ・ボーデヴィッヒの妹に当たります
彼女もまた【越界の瞳】による処置に失敗、ラウラ・ボーデヴィッヒとは違い両眼とも制御不能になったことで【失敗作】と呼ばれるようになりました
その後軍上層部の独断によりこの組織へと売却されます》
サクラの説明を聞きながら培養器に手を添えて少女たちを見つめる
そうか・・・・・・この子たちは俺と似ているんだ
周りからの勝手な偏見により蔑まれてこんなこの世とは思えないような場所に行き着いた・・・・・・この子たちはこの場所に来たばかりの俺と同じなのだ
サクラ、二人は何か実験をされているのか?
サクラ《いえ売却されたのはデータによればつい先日らしく、まだなんの施行もされていません
今はまだ培養液に入れられてメディカルチェックをされている段階です》
ならまだ間に合う、二人を連れてここから出るぞ
サクラ《了解しました》
サクラの返事と共に培養器から液体が抜かれて始める
液体が無くなると培養器が開いて二人が倒れてきたのでそれを抱き抱える
サクラ《ハルキ、部屋の角に毛布があるのでそれを彼女たちに》
おっとそうだな、裸のままじゃあさすがに不味いか
毛布を三重くらいにしっかりと二人に巻き付けて抱き抱える
「うっ・・・」
「あっ・・・」
どうやら抱き抱えたときのショックで起こしてしまったらしい
赤と金色のオッドアイと金色の双眼が俺の顔を見つめる
なんだ、仰々しい名前のくせして綺麗な眼じゃないか
春季「・・・・・・たすけ・・・る・・・から・・・・・・あん・・・しん・・・して・・・・・・」
この場所に来てからまったく喋っていないせいか掠れきった声で二人に語りかける
それが原因かどうか分からないが二人はまた眠りについた
絶対に助けてやるからな・・・・・・
・
原作ヒロインのラウラとオリジナルヒロインのラグナの登場です
関係としてはラウラとラグナは双子ということにしてあります
・