私、夕立(艦これの改二の見た目と口癖だけ)さん。今、インフィニット・ストラトスの世界にいるの。   作:嘘つき魔神

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第11話:夕立さん、ISの授業を見る。

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「ふふふ……アイツを殺すための準備は1つ終わりだ……」

 

 ここはどこか。暗く、恐ろしい雰囲気を醸し出すそこに、眼鏡の男がいた。

 

「黒鉄は……ソロモンの悪夢も……あの織斑千冬にさえ手を出せん……篠ノ之束も然り……だ……」

 

 そう言って、顔を歪に歪める。その顔には、何があったかは分からないが、大きい火傷の跡があった……そして、男はおもむろに火傷の跡をかきむしり始めた。

 

「あぁ、何で俺がこんなまどろっこしいことを……!アイツラさえいなければ……俺はとっくにアイツを始末していた!」

 

 そう言い、頭を机に打ち付け、そして、ふと思い出したように言う。

 

「そういえば、ドイツが面白そうなことをしていたか……ふふ、害獣駆除は専門家に任せるのが一番か……」

 

 

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私、夕立さん、今、グラウンドにいるの。昨日、何があったかはほとんど覚えていないんだけど……

 

「おい、白川。何をボーッとしている。」

 

「え、あ、ごめんなさい!」

 

 うう、怒られたっぽい……

 

「さて、今日はISの実演、それを織斑とオルコットに行ってもらう」

 

「え、俺?何でまた……」

 

「……まぁ、あれだ、色々あるんだ……」

 

「アッハイ」

 

 色々……政府絡みかな……

 

(……昨日、何があったの……?)

 

 そういえば、今日は頭痛が酷い。朝ごはんもあんまり食べれなかったし……

 

「--……-川……白川!」

 

「ふぇっ!?」

 

「全く、またさっきからボーッとしてからに……お前、熱でもあるんじゃないか?」

 

「い、いや……特には……」

 

「そうか、なら授業に集中するんだな」

 

「はい!」

 

 また怒られたっぽい……変な考え事多いのがダメだよね……うん、切り替えないとね。

 

「さて、セシリア、織斑。早速だがISを展開してもらう」

 

「「はい!」」

 

 そして、2人はISを展開しようとする。そして、一瞬早かったのはセシリアだった。少し遅れて一夏も展開した。

 

「オルコット、0・87秒、織斑、1・53秒、織斑、ISを0・9秒以下で展開できるようになれ、オルコットも0・8秒以下を目安にしろ」

 

「「は、はい!」」

 

「さぁ、次だ。武装の展開」

 

「「はい!」」

 

 2人はそう言って、武装を展開しようとする。今度は一夏の方が早かった。セシリアがほんのちょっと遅れて展開を終える……ライフルが一夏の方向いてるけど。

 

「……オルコット、そのポーズはどうにかならんか」

 

「えっ、あぁ、これをしないとうまくイメージができなくて……」

 

「ならせめてライフルの射線上に人がいないようにしろ」

 

「は、はい」

 

「織斑、0・73秒、素人にしては上出来だ」

 

 ……そういえば、織斑先生、ISもタイマーも使わず測定してるっぽい……さすがブリュンヒルデと言うべきなのか……

 

「さて、セシリア、近接武器を出せ」

 

「は、はい……」

 

 あれ、今明らかに声が……そして、展開しようとしてるけど、苦戦してるみたいで、結局、「インターセプター!」と叫びながら出した。

 

「遅い、9・67秒、実戦……といってもここでは模擬戦とかぐらいだが、それでも相手は待ってくれないぞ」

 

「……はい……」

 

 どうやらセシリアさんにも苦手なものはあるみたい。そういえば、ブルー・ティアーズ(青い雫)はビット兵器の試験機で、イギリスにいた時にも基本は遠距離戦ばっかだったって聞いたような……

 

「さぁ、最後だ。2人とも、飛べ、新しい指示は上で出す」

 

 それを聞いた2人は、飛んでいった。でも、やっぱりセシリアの方がちょっと早いかなぁ……それに追従する一夏もなかなかだけど。

 

「よし!2人とも、そこから降りて、地上10センチで止めろ!」

 

 おぉ、織斑先生が声が張り上げてる、ほんの少しでそれぐらいまで行ったってことだよね?

 

 あ、セシリアさんが降りてきた。

 

「オルコット、10・6センチ、まぁ、上出来だ……ん?なっ、総員退避!」

 

 それを聞いてみんな後ろに下がる、少しして、白い彗星が落ちてきた。そして、そこに倒れる一夏には、是非ともこう言いたい。

 

「ヤムチャ……しやがって……」

 

「……織斑ぁ、誰が地面にキスしろと言ったぁ……?」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

「罰として、この大穴はお前が塞げ、いいな?」

 

「はい……」

 

 こうして、授業が終わり、放課後になるのでした……

 




 あの後めちゃくちゃ手伝った(メンバー・箒、セシリア、鈴、夕立)。

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