私、夕立(艦これの改二の見た目と口癖だけ)さん。今、インフィニット・ストラトスの世界にいるの。 作:嘘つき魔神
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「ふふふ……アイツを殺すための準備は1つ終わりだ……」
ここはどこか。暗く、恐ろしい雰囲気を醸し出すそこに、眼鏡の男がいた。
「黒鉄は……ソロモンの悪夢も……あの織斑千冬にさえ手を出せん……篠ノ之束も然り……だ……」
そう言って、顔を歪に歪める。その顔には、何があったかは分からないが、大きい火傷の跡があった……そして、男はおもむろに火傷の跡をかきむしり始めた。
「あぁ、何で俺がこんなまどろっこしいことを……!アイツラさえいなければ……俺はとっくにアイツを始末していた!」
そう言い、頭を机に打ち付け、そして、ふと思い出したように言う。
「そういえば、ドイツが面白そうなことをしていたか……ふふ、害獣駆除は専門家に任せるのが一番か……」
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私、夕立さん、今、グラウンドにいるの。昨日、何があったかはほとんど覚えていないんだけど……
「おい、白川。何をボーッとしている。」
「え、あ、ごめんなさい!」
うう、怒られたっぽい……
「さて、今日はISの実演、それを織斑とオルコットに行ってもらう」
「え、俺?何でまた……」
「……まぁ、あれだ、色々あるんだ……」
「アッハイ」
色々……政府絡みかな……
(……昨日、何があったの……?)
そういえば、今日は頭痛が酷い。朝ごはんもあんまり食べれなかったし……
「--……-川……白川!」
「ふぇっ!?」
「全く、またさっきからボーッとしてからに……お前、熱でもあるんじゃないか?」
「い、いや……特には……」
「そうか、なら授業に集中するんだな」
「はい!」
また怒られたっぽい……変な考え事多いのがダメだよね……うん、切り替えないとね。
「さて、セシリア、織斑。早速だがISを展開してもらう」
「「はい!」」
そして、2人はISを展開しようとする。そして、一瞬早かったのはセシリアだった。少し遅れて一夏も展開した。
「オルコット、0・87秒、織斑、1・53秒、織斑、ISを0・9秒以下で展開できるようになれ、オルコットも0・8秒以下を目安にしろ」
「「は、はい!」」
「さぁ、次だ。武装の展開」
「「はい!」」
2人はそう言って、武装を展開しようとする。今度は一夏の方が早かった。セシリアがほんのちょっと遅れて展開を終える……ライフルが一夏の方向いてるけど。
「……オルコット、そのポーズはどうにかならんか」
「えっ、あぁ、これをしないとうまくイメージができなくて……」
「ならせめてライフルの射線上に人がいないようにしろ」
「は、はい」
「織斑、0・73秒、素人にしては上出来だ」
……そういえば、織斑先生、ISもタイマーも使わず測定してるっぽい……さすがブリュンヒルデと言うべきなのか……
「さて、セシリア、近接武器を出せ」
「は、はい……」
あれ、今明らかに声が……そして、展開しようとしてるけど、苦戦してるみたいで、結局、「インターセプター!」と叫びながら出した。
「遅い、9・67秒、実戦……といってもここでは模擬戦とかぐらいだが、それでも相手は待ってくれないぞ」
「……はい……」
どうやらセシリアさんにも苦手なものはあるみたい。そういえば、
「さぁ、最後だ。2人とも、飛べ、新しい指示は上で出す」
それを聞いた2人は、飛んでいった。でも、やっぱりセシリアの方がちょっと早いかなぁ……それに追従する一夏もなかなかだけど。
「よし!2人とも、そこから降りて、地上10センチで止めろ!」
おぉ、織斑先生が声が張り上げてる、ほんの少しでそれぐらいまで行ったってことだよね?
あ、セシリアさんが降りてきた。
「オルコット、10・6センチ、まぁ、上出来だ……ん?なっ、総員退避!」
それを聞いてみんな後ろに下がる、少しして、白い彗星が落ちてきた。そして、そこに倒れる一夏には、是非ともこう言いたい。
「ヤムチャ……しやがって……」
「……織斑ぁ、誰が地面にキスしろと言ったぁ……?」
「ご、ごめんなさい……」
「罰として、この大穴はお前が塞げ、いいな?」
「はい……」
こうして、授業が終わり、放課後になるのでした……
あの後めちゃくちゃ手伝った(メンバー・箒、セシリア、鈴、夕立)。