私、夕立(艦これの改二の見た目と口癖だけ)さん。今、インフィニット・ストラトスの世界にいるの。 作:嘘つき魔神
(……はぁ……)
今日、一夏と模擬戦を行ったセシリアは、シャワーを浴びていた。しかし、その心中は揺らいでいた。
今日の模擬戦相手であった織斑一夏。所詮、織斑の名を盾に威張り散らす小物だろうと思った。セシリアの周りには上流階級の男が多かった。ISには乗れないが、権力がある男達は威張り散らし、そして、母の築いた遺産を奪おうとした。彼もそうだろう、ISに乗れることを盾にする小物だと。
だが、どうだ。自分は代表候補生、誰よりも努力した、故に実力がある。そう思っていたセシリアだからこそ、一夏の異常な伸びに驚いた。たったの1週間ほど、それで自分を追い詰めるほどになった。この学園の下手なIS乗りより強いかもしれない。
(……しかし、何故あそこまで……)
だが、さっきも言ったがあの伸びは異常だ、まるで、ISに乗るために造られたような……
(はぁ……一夏さん……)
だが、今のセシリアには、どうでもよかった。自分の価値観をがらりと変えてしまった男の名、それはセシリアの心に深く刻み込まれたのだった……
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「ディ・モールト……ディ・モールトベネだよいっくん!ここまでのデータが取れるとは束さんも驚きだよ……」
『我輩は猫である~名前はまだない~』。ここに一人の女性がいる。その名は篠ノ之束。ISの産みの親にして、世界で唯一ISコアの製造方法を知るものである。彼女が眺めるのは白式のデータである。
「イギリス代表候補生……あぁ~……セ、セシ……何だっけ?ま、それはそれとして、なかなかのサンドバッグだったみたいだねぇ~♪お陰で白式のデータがたんまりだよ♪」
そのデータを眺め束はにっこり嗤う。そこに、一人の少女が声を掛けた。
「束様、少しよろしいでしょうか?」
「んん、くーちゃん、どうしたのぉ?」
「例の計画のデータが手に入りましたので……」
「おぉ、偉いぞぉくーちゃん!ほ~れ、よしよしよし♪」
「あっ、束様、ちょっと……」
そのまましばらく束はくーちゃんの髪質やリアクションを堪能したのだった。
「ふふ~ん♪さてさて、早速データを御開帳~♪……何、これ?」
「それが……実は、世間で知られているのは……この山火事があったと言うことで……そこで非人道的な計画があったかもしれないということだけだったんです……」
「……つまり、『艦娘計画』は世間には知られていない、そして、凡人どもには証拠は見つけられなかった……」
束は、モニターに写されたデータにかじりつく。しかし、世界に流通している艦娘計画に関係するデータは、どれだけ調べても山火事があった施設でそういうものがあったかもしれない、ということだけだ。
「うーん、被験者のデータはあれだけ?」
「はい、あれだけです。しかし、政府も知らない、と言うのは確実です」
「まぁ、ねぇ……」
こうして、2人は艦娘計画について頭を抱えるのだった……
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「ふふふ……『
ここは誰も分からないどこか。そこに、男が1人。そこで男は何かが組み上げられるのを見ていた。
「くくく……我が最高傑作にして最低の失敗作よ……お前はいつまで生きられるかな?『白露型4番艦:夕立』……」
そして、今はここにいない自らの『作品』に思いを馳せるのだった……
現在、艦娘計画について分かっていること。
・100人ほどの被験者がいる。
・政府は艦娘計画について知らない。
・『白露型4番艦:夕立』という『作品』がある。