幻想郷のリィンカーネーション   作:朱色の羊

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こんにちは読者の皆様、作者の朱色の羊です
お待たせして本当に、本っっっ当に申し訳ございません!
今回も今回で超超超薄っぺらな戦闘シーンですがご容赦を!


13話 竹林の戦い

紅魔館にてリィンカーネーションの襲撃者との戦いが繰り広げられてから数日、藤原妹紅はいつも以上に警戒しつつ雨上がりの竹林を見回っていた

 

「博霊神社に紅魔館と来て次の襲撃地も日程も不明のまま…

いつもより気を引き締めて見回っておかないと…!」

 

妹紅が気合を入れ直していると不意にその背筋へ寒気に似た感覚が襲ってきた

 

「殺気っ…!?」

 

妹紅がそれに驚き咄嗟にその場から飛びのくと先まで立っていた場所に数本のナイフが突き刺さった

 

「っ…誰だっ!」

 

妹紅は近くにあった岩の上へ着地しつつ上を見上げ叫ぶように声を上げた、すると張り巡らされたロープの上にピエロのような見た目の男がナイフジャグリングをしながら笑っていた

 

『ヒョホホッ!

今のナイフを避けるとはネ、中々に勘が良いじゃないカッ!』

 

「お前は誰だ?

もしかしてお前がリィンカーネーションとかいう連中の仲間か?」

 

『当たりダヨ、私がこの竹林への襲撃者の一人サッ!

名はジョン・ゲイシー、気軽にゲイシーと呼んでくれたまえヨ!』

 

「そうか、ならゲイシー…今のナイフもお前が?」

 

『そのとおりサ、私のCircus(サーカス)を楽しんでくれたまえヨ!

とはいえ私ばかりでは味気ない、仲間を紹介しようじゃないカッ!』

 

ゲイシーがそう言うと共に妹紅の背後の岩陰から人影が飛び出す

 

『ヘアァッ!』

 

「危なっ…!」

 

そしてその人影はその手に生えた長く鋭い爪を使い妹紅へと斬りかかるも妹紅は間一髪その場を飛びのき回避した

 

『悪いなぁ…いきなり斬りかかってよ

だが謝りはしないぜ、悪だからなっ!』

 

『紹介するヨ、今回の襲撃チームの一員…アンドレイ・チカチーロ

チカチーロと呼んでやりたまえヨ!』

 

『よろしくなぁ!?

俺の爪は痛いしよく斬れるぜぇ、お嬢ちゃん!』

 

「あぁよろしく…それで?

お前らは3人で襲撃するらしいじゃないか…もう1人は?」

 

辺りを警戒しつつ問いかける妹紅、するとその背後から突如として凄まじいまでの速さで何かが迫って来る

それを間一髪察し避けた妹紅、しかし反応が遅かったか片腕をその何かによって斬られ浅くない斬り傷を負ってしまった

 

『ほぅ、今のを避けるか…

手加減していたとはいえそれなりの速度は出ていたはずなのだが』

 

妹紅が急ぎその声の主を見るとそこにはまるで馬のような下半身に爪に血を滴らせる鷲のような腕を持った白髭を伸ばした老人が立っていた

 

「お前が3人目の襲撃者か…?」

 

『いかにも、我が名はダーウィン…

そこの2人と同じリィンカーネーションの襲撃者だ』

 

「へぇ、その姿を見る限り変身の能力持ちか?」

 

『変身などという陳腐なもので片付けて欲しくは無い…進化と言ってもらおうか

複眼があればお前さんの動きなど止まっているも同然だし偶蹄類の脚力があれば速さにおいて遅れを取ることは無く、肉食目の腕力に猛禽類の爪があれば人の身など実に脆い…!

自身が望むままに進化出来る才能、それこそが我が才能〈進化論〉!

我が才能に淘汰されるが良い劣等種!』

 

妹紅は自身の問いかけへの答えを聞きつつ襲撃者である3人を見据えながらいつでも戦えるよう構え始める

ソレを見た襲撃者3人もそれぞれナイフを持ち、爪を擦り合わせ、自身の姿を変化させて戦闘に備え始めた

そのまま睨み合い数分が過ぎた頃、互いの間にある水溜りへと一滴の雨粒が滑り落ち戦いの火蓋は斬り落とされた

 

「燃え尽きろっ!」

 

『〈殺人道化芸(キリングフリング)〉!』

 

『斬り裂かれなぁっ!〈赤い切り裂き魔〉!』

 

『淘汰されよ劣等種!〈進化論〉!』

 

妹紅は小手調べと辺りに引火しないよう気をつけながら炎を撒き散らしつつその場から飛び出していった

そんな妹紅の動きを追うかのように妹紅が動き退いた側からゲイシーのナイフが線を描き刺さっていく、そのナイフを避け続ける妹紅を足止めするかのようにチカチーロは1m程ある爪で斬りかかりダーウィンは妹紅の腕を狙った時と同じように突っ込みその腕を伸ばしていた

 

「捕まってたまるかっ!」

 

『ぐぁっ!?』

 

『ぐぉっ!』

 

しかし妹紅はダーウィンの手を避け腕を掴むとそのまま投げの要領でダーウィンとチカチーロを衝突させ、それを盾にナイフを避けその場から飛びのいた

 

『なかなかやるネ!

常人じゃダーウィンのスピードを捉えは出来ないだろうに』

 

「生憎と遠い昔に常人止めたんでなっ!」

 

『そりゃ不死者を常人とは呼ばねぇよなぁ…!』

 

『まったくだ…劣等種ではなく異常種と呼ぶべきだったか』

 

言いながら未だ高く張られたロープから降りずにいるゲイシーと睨み合い出方を伺う妹紅

しかしいつの間にやら復帰したチカチーロとダーウィンに囲まれていた

 

「くそっ…囲まれたか」

 

『逃げ道は塞がせてもらったぜ、悪だからなっ!

もっとも逃げる気も無いだろうがな!』

 

『逃げ道を塞いだは良いが…先のようになってもいかん、攻めあぐねるな』

 

言いながら様子を見る襲撃者達、しかしそれは妹紅も同じであった

 

(不味いな…

目の前の二人だけなら大したことないがあの道化師(ゲイシー)のナイフが厄介だ、アレのせいで動きが制限される…

なんとかアイツだけでも始末出来ないか…?)

 

その時、辺りを伺う妹紅の目にゲイシーが足場としている縄が入る

 

「あれだっ…!」

 

その縄を見て策を思いついた妹紅

睨み合っているダーウィン、チカチーロの2人に火球を投げつけ牽制する

それと同時にゲイシーが立つ縄の端、竹に結び付けられた辺りへと火事を起こさぬよう加減した炎を打ち上げた

 

『ヒョホッ…!?』

 

狙いは的中し炎は縄を焼き切った、それと同時にゲイシーは足場を失い真っ逆さまに墜ちてくる

 

「まずは1人っ…!」

 

『ヒョッホォォォ!?』

 

妹紅はすかさず落下するゲイシーへと飛びかかると炎を纏わせた拳で殴り掛かり吹き飛ばす

炎を直接叩き込まれ吹き飛ばされたゲイシーは2度3度と地面を跳ねていき焦げた衣装から煙を上げつつ気絶した

 

「さぁ…次はどっちだ!?」

 

『ふむ…よもやゲイシーがやられるとは思ってもいなかった』

 

『だがやられた仲間を心配したりなんかはしないぜ、悪だからなっ!』

 

気絶したゲイシーと妹紅とを見ながら再度構えるダーウィンとチカチーロ、そのまま再度挟み込むように飛びかかるもゲイシーのナイフによる牽制が無くなった今となっては妹紅を捉える事は出来ずに回避を重ねられていく

相手を捉えようと必死に攻撃を重ねる者とそれを最低限の動きで軽やかに回避する者、疲弊は明らかに前者にのみ溜まっていた

 

「そろそろ退場しなぁ!」

 

『『ぐはっ!?』』

 

妹紅は疲弊が溜まり動きが鈍くなった二人に出来たスキを見逃すことなく炎を纏わせた拳を思い切り叩き込みそのまま思い切り吹き飛ばした

地面を転がり跳ねていく二人はそのまま気を失い竹林での戦いは幕を降ろしたのだった




最後にはなりますが一点お知らせを
活動報告にも書きましたが実は作者、Twitterをやっています
ファンアートなど描いてくださる方がいたら是非そちらまでお願いします!
ではまた次話にてお会いしましょう!

最新話は「」前につけていた話者の頭文字を無くしました。どちらの方が読みやすいですか?

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