ど健全なる世界   作:充椎十四

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とても長い。
すみませんpixiv版のクッションページ付けたままだったので外しました。


愉快なスケベ仲間がぽぽぽぽーん

 笑い転げてソファーからすら落ちた大岡――榎木津はよろよろと起き上がり座りなおすと、「そら、僕が正解だったろう! いいか本の虫、この世には不思議なことは一つや二つくらいならあるのだ!」と京極堂の肩を叩いた。

 

「君はどうやって零れ落ちてきたんだ――ああ本人にも分からないならそれで良いわ。しかし全く、こんな面白いことがあるとはな」

 

 興奮のせいか口調が乱れた榎木津に、私の前世の記憶がだいたい読まれたことが分かる。

 

「見えたのか」

「見えた? ああ見たとも、それが君の言う『正しい歴史』とやらか。なるほどこの世界とは色々違うらしい」

 

 榎木津は閃光弾に目を焼かれ、通常の視力が低下する代わりに過去視の能力が向上したはずだ。目を焼かれなければ軽い過去視しかできなかったはずなのに――何がきっかけなんだ。パカパカではないだろうし、光に関する何かしら……ああ、そうか。

 

「レーザーポインターで目を焼かれたのか」

 

 一時、爆発的に流行ったレーザーポインター。教師、スポーツ選手、同級生、動物……それらへの嫌がらせやいじめ等でニュースになることは今でもよくある。

 

「その通り! やはり分かるんだな」

 

 身を乗り出した榎木津を、初耳だったらしく目を見開いて見る京極堂と関口。

 

「まあ、少々視力が落ちた程度だ。コンタクトをしていれば生活になんら不便はない」

 

 そう言うと尻の位置を直して足を組んだ。

 

「コンタクトのある時代で良かった、と言って良いものか分からないけれど、それは今は横に置いておこうか。私が異界から来たと初めて思ったのは?」

「報道バラエティさ。君はある時こう言ったのさ――『こんな世界間違ってる、歴史修正しなきゃ』とね。大きく出たものだ。『こんな世の中間違ってる。私が改革してみせる』ならまだしも、『世界』に『歴史』で『修正』と来た」

「ああ――」

 

 つまり失言から足をすくわれたのか。内心頭を抱えながらどうにか榎木津と向き合っていれば、榎木津は要らない親切心なのか、さらに言葉を続けた。

 

「他にも、これは七年ほど前だったか、『地動説を認めない一部の』云々あたりは聞いていてあれほど楽しいものはなかった。大多数の旧教徒は未だに天動説を信じているし、進化論も認めていない。この世の全ては神が作り、女は男の肋骨から生まれた付属物だと信じている。現代日本の発展は資本主義を許した広義の福音主義――プロテスタンティズムなくしてありえないが、自称真のカトリシズムの体現者らはこの世にうじゃうじゃいる。『一部』という表現は相応しくないのだ」

 

 浮いていた背中を背もたれに倒した。

 そうとも、私は前世の常識を定規にしているし、まだ「この世界」の常識を把握しきれていない。私の知る常識がこの世界での常識と異なることが多々あるのだ。七年前ならまだそれに気づく前で、無意識に前世の常識を垂れ流していた。

 

「ああ負けた。負けだ。その通り私は、この世界にうっかり転がり込んで出られなくなった異邦人だ」

 

 関口が凄く目を輝かせているが、それ以上に視線が痛いのは諸伏君だ。なにそれ初耳、という目をしている。言わなかったっけか……確かに前に何度か言ったはずだ。冗談だと思われてスルーされていたのかもしれない。

 

「じゃあもうぶっちゃけて言わせてもらおうかな……この世界は歪んでいる。本来あるべき流れから変なところで逸脱して、自縄自縛してしまっている。まさか青山先生の作った世界がこんな状態になっているなんてね、始めはびっくりしたし焦ったし、嘘だろうと思った。あまりに酷すぎる」

「だから軌道修正をかけた、と?」

「ええ」

 

 京極堂の言葉に軽く頷いた。

 

「では現状が『本来あるべき姿』と言うことでしょうか」

「いえ、まだまだですね。これから時間と共に自然と修正されていくと思っています――良くも悪くも、まだこの世界の性風俗は生まれなおしたばかりですし」

 

 だから姑獲鳥も魍魎も人類には早すぎるんだ。まだ変態性欲にすら近親相姦の投稿はないんだぞ、自作の扉の方がまだマシでまともだとどうやって理解してもらったものか。

 

「皆さん、明日お時間はありますか」

 

 そうだよ、見せちゃえばいいじゃん。大丈夫だ京極堂ならきっといける問題ない。ただ関口がどう感じるかは知らない。

 

 明くる朝、現地集合で現場――美馬坂近代医学研究所前に集まったのは、警官に伴われた楠本頼子、京極三人組、そして哀ちゃん抜きのコナン一行と安室君だった。ちょっと訳が分からない。

 

「どうして子供がいるんだ……?」

「僕たち、頼子さんが心配で」

「少年探偵団は悲しい思いをしている人の味方なんです!」

「私たちも手伝うよ!」

「帰れ」

 

 コナンこの野郎。探偵団の監督役として阿笠博士が一緒なら問題ないとか思っているのかもしれないが、問題ありまくりだ。青少年の健全な育成を阻害するつもりか。殺人事件慣れしているあたり既に不健全な状態だと言えるが、性癖の方で不健全になるには早すぎる。まだ六歳とか七歳でしょ、公園でサッカーしてなさい。

 

「阿笠博士、この子達を連れて帰ってください。子供の来る場所じゃない」

「しかしのぉ……」

「しかしもお菓子もないんですよ。危険すぎる」

「お菓子!? どこにあるんだ!?」

「家の食品棚にあるからおうちにお帰り」

 

 それに少年探偵団を連れて行ってみろ、研究所が爆発してしまう。私は劇場版でビルやら飛行機やら観覧車やらが景気良く爆発されていることを知っている――炎上する美馬坂近代医学研究所と消防車の放水を見ながら「美馬坂さん……柚木さん……!」とか叫びながら泣く結末はご遠慮したいのだ。

 私が本気で子供の参加を拒絶していることが分かったのだろう、柚木陽子さんお手製脅迫状を見つけちゃった刑事・高木くんが「では僕が子供たちを見ていますよ!」と言い出した。

 

「伊達刑事、高木刑事と一緒に子供を見ていてもらえますか」

「俺もか?」

「高木刑事は見るからに子供に甘そうなので」

「あー……」

 

 分かった、と頷いてくれた伊達さんも子供に甘いんだが、今年四歳になるお子さんがいることから子供の監督に関してとても信頼できる。抜け出そうとするコナンをちゃんと捕獲してくれるだろう。優しいだけでは駄目なのだよ高木くん。

 えーだのなんでだのと騒ぐ子供たちを二人に預け、子供の監督で全く役に立たない阿笠博士を引きずり研究所の中に入る。子供が見てはいけない世界があることを、この人はちゃんと知らなければならない。

 

 階段を上り、今は除菌カーテンが解放された病室に入る。大小様々な四角い箱……もとい機械が並んでいる室内は、病室だからか、物が多いのに無機質だ。

 病室に集まったのは十三人――美馬坂教授、柚木陽子さん、全然あったことがなかったけど柴田の爺さんの顧問弁護士である増岡さん、加菜子ちゃんの親友だった楠本頼子ちゃん、チーム京極の三人、そして風見君たち公安警察が二人。部屋の外にはもっと警官がいる。

 

「今日こうして集まっていただいたのは、今回の柚木加菜子ちゃん殺人未遂及び誘拐事件、須崎さん殺人事件が全てお互いに影響しあって発生した事件だからです。諸事情によりこの場には部外者もいますので、あえて説明しますと、事件関係者は教授、柚木さん、増岡弁護士、楠本頼子さん、被害者の柚木加菜子ちゃん、この場にはいませんが雨宮典匡さん、そして殺害された須崎さんの七人です」

 

 一呼吸おいて父娘を見て、それから楠本頼子ちゃんに顔を向ければ、自信に溢れた笑みを返された。

 

「先ずは、第一の被害者柚木加菜子ちゃんの人身事故――いえ、殺人未遂事件から」

 

 衝動的であれ、計画的なものであれ、楠本頼子が人を突き落としたという事実は変わらない。――全く不本意な憑き物落としが始まった。

 

***

 

 事件の概要についてはニュース等の報道を通じて知っていた。だがまさか、事故当時現場にいた被害者の親友が犯人だったとは。彼女――楠本さんは青い顔で震えている。

 

「嘘よ……だって加菜子は天女に」

 

 言い訳とも呼べない言葉を繰り返し、私じゃないわと叫んだ楠本さんに先生は死んだ目で答えた。

 

「だって貴方、見えていたんでしょう。柚木加菜子ちゃんの首の付け根にあるニキビが」

 

 楠本さんはくらりと膝から崩れ、別室に運ばれた。

 

「加菜子ちゃんで一人、須崎さんで二人、そして中学生で合わせて四人。四人死にました。これを多いととるか少ないととるかは微妙なところかもしれませんが、これ以上の悲劇が続かないように……これで全てを終わらせるために、つまびらかにできる限界ギリギリまで――明らかにしていきます、柚木さん」

 

 柚木陽子が顔を上げた。白色灯だけが原因ではないだろう、血の気がすっかり引いた顔は青白い。まるで死人のようで、目の奥の怯えがなければ人形と思ったかもしれない。

 

「教授と話はされましたか」

 

 色のない唇が震え、「ええ」と細い声が聞こえた。

 

「同じ地獄に落ちる気ですか」

 

 柚木陽子は答えない。先生が表情の抜けた声でそれに、それが答えですか、と呟いた。

 

「十五年前、柚木陽子さんは柴田財閥子息と駆け落ちします。たった一晩の逃避行、しかしその一晩で子供が宿った……とされている」

 

 柴田財閥の弁護士、増田がちょっと待ってくださいと声を上げる。

 

「ご子息は――柚木さんも、お腹の子供は二人の間の子供だと」

「言うだけならタダでしょう。何とでも言える。でもDNAは嘘を吐きませんから、加菜子さんの部屋で毛髪でも探してください。又は……相模湖で見つかった腕や足でも良い」

「――は?」

 

 それは増岡の声だったのか、私の声だったのか……もしかすると、他の誰かの声だったのかもしれなかった。

 

 

 モノクロの世界で焼いたもんじゃ焼き――鮮やかな色を無くせばただグロテスクにしか見えない半液体。一時期、色と言う概念を忘れて過ごした私には、気分転換にと家族が連れて行ってくれたあの色のないもんじゃ焼きは、恐怖だった。

 無駄に明るい店員の声、店内を満たす統一性の欠けたざわめき、耳の中で遠く反響するラジオの曲、食う音、ガラスのように冷たい膜一枚隔てた景色、そしてドロドロでぐちゃぐちゃとしたもんじゃ。

 ソースの香りは快とか不快とかそういった区別がつかず、ただの『強い刺激』だった。正面の両親は歪んだり正されたり、あれは私を案じた笑みだったのだろうが、私には嘲笑に見えて仕様がなかった。当時の私は……認知が全く歪み切っていたのだ。

 

 この事件は――そうだ、あの時のもんじゃだ。父親に反発して他人の子を我が子と偽った息子、子を育てるためにその嘘に乗った女、少女は過度な同一化の夢を見て親友を手にかけ、狂った科学者は永遠の命を描くため少女の四肢をもいだ。禁断の恋を秘めていた男は箱詰めの少女を連れて境界を渡り……一昨日、四肢とほとんどの内臓がない少女の遺体を持った狂人が関西で保護されたという。

 

 座り込んだ私の耳に、京極堂の声が聞こえた。なるほど、と。

 

「この世界には早すぎる」

 

 父親の、美馬坂教授の研究と娘の生命維持のため狂言誘拐の予告状を作ってしまった女が、儚く笑んだ。

 

「先生は、優しい方ですね」

「いいえ。もし私が優しければ、あの時、見学に伺った時に止めていたはずですから」

 

 大人しく警察に身を任せる二人を見つめる先生に、榎木津がふらりと近寄った。

 

「追い詰める必要がなくて、久保が無事なら、あれもこうなっていたんだろうか」

「少なくともこの件に関しては『正しい歴史』よりはマシなんだろう? ならば誇れば良いじゃないか」

「――ふは」

 

 笑って、先生は言った。

 

「ありがとう、榎木津」

 

 後ろに引っ張られていくような感覚、まるで時間を遡っているような奇妙な浮遊感があった。――そうとも今は令和ではなく、平成でもなく、昭和で……私が生まれるよりもっと前の、そうとも、人々がもっと泥臭かった時代であるべきではないのか。どうしてこの場に先生がいるのか、どうして私はこんな洋装なのか。どうして――どうして京極堂は着流し姿でないのだろうか?

 

***

 

 近親相姦のことを言わずに済んでラッキーだ。大人しくお縄についてくれて有難う教授。内心そんな風に踊っていたら、榎木津もとい大岡がお疲れ様とばかりに肩を叩いてくれた。人の記憶を読めるというのは、こういう時には有難い。読まれたくない時はもちろんあるとはいえ、話す必要がないという便利さが今は助かる。

 

「――真実は時に人を傷つけるから、白日の下にさらされるべきではない真実もこの世にはある。阿笠博士、貴方もよくご理解頂けたでしょう」

「ああ……ウム」

 

 挙動不審でびっしりと汗をかいている阿笠博士に何か言いかけた大岡の口を叩くようにして塞ぐ。分かっている、間違いなく、この爺さんは隠しマイクでコナンに全て聞かせていたことくらい、私も分かっている。

 

「聞かせるつもりで連れてきたんだよ」

「ふうん。君も趣味が悪いね」

 

 趣味が良かろうが悪かろうが、これでコナンの知りたがりが防げるならそれで良いじゃないか。全部ぶっちゃけた訳じゃないのに見ろよ関口の顔を、真っ青で蝋人形みたいじゃないか。加菜子ちゃんが近親相姦の子供だなんて教えれば錯乱して機械に頭を打ちつけ始めそうだ。

 

「好奇心は猫を殺す。博士、これからも少年探偵団の保護者として行動するなら、あの子たちにそれをちゃんと教えなければ」

「はい……」

 

 しおれた阿笠博士から離れ、きっと数日前まで加菜子ちゃんの血がこの中を巡っていたのだろう機械に腰掛ける。コナンワールドでもあるお陰なのか、大人しく連れていかれる美馬坂教授の背中を見送り、共犯として裁かれるだろう柚木陽子さんも警察に背中を押され歩き出す。

 

「――そうだ、半月先生」

 

 立ち止まることなく、涙の跡が残る目で柚木さんが振り返った。

 

「隣の家の方は河野さんとおっしゃるけれど、お向かいのアパートに……平野さんという方が住んでおられます。これが何の役に立つかは私などには分かりませんが……」

 

 背中から倒れそうになるのをなんとか踏ん張り、横の機械に手を突いて姿勢を保った。

 

「そう、ですか。有難うございます」

 

 頭の中でぐるぐると渦が回る。そうだ、長屋なら隣家の中も見えるだろうが、アパートでは無理だ。だが窓越しに、もしかするとお互いにベランダが向かい合っていたりしたら、相手の家の中だって見えてしまう。

 蜘蛛の足を生やした老女のケタケタという哄笑が頭蓋骨に反響して脳を揺らす。張り巡らされた蜘蛛の糸、首元の赤い発疹を掻く男、少女たちの狂気。吐きそうになった私の腕を諸伏君が掴んだ。

 

「もろふしくん」

 

 衝撃が大きすぎて、名前を呼ぶだけで精一杯だ。だがその諸伏君を押しのけて私の前を陣取った大岡――いや、榎木津だ。この世界の神であるべき男だ――がグイと顔を近づけ私と目を合わせる。

 

「それが『正しい歴史』か」

 

 ああ、と呻いた。

 

「そうだ、これが、辿るべき『正しい歴史』だ」

 

 榎木津は不愉快そうに鼻を鳴らし、私の胸倉を掴む。

 

「溜め込んで破滅するつもりか? あほらしい。君お得意の自慰行為はどうした!」

 

 視界にラメがきらめいた。これは高いぞ、デパートコスメのラメだ。もしくは魔法のエフェクトだ。

 

「榎木津」

「なんだ」

「お陰で目が覚めた気がする」

「当たり前だ」

 

 榎木津が手を離したことで体勢を崩した私を、諸伏君が受け止めて引き寄せてくれた。

 

「諸伏君、頼みたいことがある。蜘蛛退治なんだけど」

「俺が先生の頼みを断ったことあるか?」

「ないなぁ」

 

 凄く大きな蜘蛛を潰さないといけないんだ、と口に出してから思い出した。凄く大きな蜘蛛が出てくる小説の存在を。

 そうだ、この世界でハリ○タを見かけた覚えがない。もしかしてガチガチの宗教観のせいでFA、間違いないな。確か前世でもハ○ポタを禁止しているクリスチャン学校があると聞いたことがあるが、魔法学校ファンタジーが生まれる土壌すら破壊してしまうのはいかがなものか。そういうのはいけないと思います。

 でもだからと言って私が和製ハリ○タを書くとかそういうのは無しで――私はそんなに暇ではないのだ。九時五時だけど。

 

 立ち上がり気合を入れる。

 

「突然ですが関口さん、小説を書いてみませんか」

「……はあ」

「書いて頂きたいのは児童向けファンタジー、こっそり裏側に異常性癖がチラチラ見えているような見えていないような星の瞬きを隠した、魔法学校を舞台にした小説です」

 

 ぎょっとした目はきっと、今なお凝り固まった宗教の歴史を知っているからだろう。大丈夫ちゃんと名前は隠すし護衛もつけるから。

 

「大丈夫、貴方にはファンタジーが似合う! 滅茶苦茶似合う!」

 

 白目を剥いて倒れた関口を京極堂が「こんなところで寝るな」と引っ張り起こす。仲が良いのは良いことだ。くるりと体の向きを変えて榎木津に向き直り、胸を張る。

 

「榎木津、私は歴史修正主義者だ。好きにやってきたし、これからも好きにやる」

 

 このど健全なる世界で生きていくなんてごめんだから、私の都合の良いように世界を変える。

 なんせ最初の本からして自慰・セックス指南本、自慰行為は大の得意だ。

 

「私の奔放な自慰を最前線で見せてやる。だから手伝ってくれないか」

 

 差し出した手は――




一部完
二部に続く……これ以降は資料収集などのため更新はゆっくりになります!

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