女が強い世界で剣聖の息子   作:紺南

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第43話

「眠い」

 

唐突に、アキは吐き捨てた。

場所は村を東の方向に歩いて少しの位置である。

 

飢饉が訪れ村は食糧危機に見舞われた。

是が非でも食糧を見つけねばならぬ。その使命を帯びたアキが渋々と村を発ってからまだほんの僅か。

だと言うのに、昨晩一睡もしなかった弊害がアキを苦しめる。

 

村にいる間、もっと言えばレンの近くにいる時は睡魔など微塵も感じなかったと言うのに、いざ村を離れた途端にこれであるから、どれほど気が進まないのか分かろうと言うものだった。

 

「ねむ……」

 

うんざりした調子で再び呟く。どうにもこうにも、ままならない。

一連の呟きはあくまで独り言であったが、急速に膨れた睡魔のせいで心の底から漏れ出ていた。口を封じなければ延々垂れ流され続けるだろう。それぐらいアキは眠かった。

 

誰に聞かすつもりもなかったが、一度口から放たれれば大なり小なり人に届くものだ。

眠い眠いと睡魔に抗うアキのすぐ後ろで、その言葉を聞き逃さなかったのは、道案内お守り等々の役目を背負わされたゲンである。

 

「……おい小娘。今眠いって言ったか」

 

ゲンは防寒用の頭巾と毛皮を着こみ、万一雪が降った時のためにかんじきを腰からぶら下げていた。

背中には籠を背負っており、矢筒やら何やらが歩く度にカラカラと音を鳴らしていた。

 

数歩前を行くアキにもその音は聞こえており、険の籠った声もしっかりと耳に届いていた。

顔を見ずとも、その声だけでゲンがどれほど険しい表情をしているのかが分かった。

 

こんなに眠いのに説教なんて冗談じゃない。本当に眠ってしまうではないか。

迷惑きわまりないと嘆息し、あえて振り向くことはしなかった。触らぬ神に祟りなしと言うよりかは、ただ楽な方に逃げただけである。

 

「緊張して眠れんかったか? それとも嬉しかったのか。どっちにせよ餓鬼だな」

 

「……」

 

反応のないアキをどう思ったのか、ゲンは嫌味を言い始めた。

それは説教にしては中身がなく、代わりとばかりに悪意が籠っている。その厭味ったらしさは大人の言動からは程遠い。

 

ゲンが忌避される理由の大部分がその物言いのせいなのだが、今日に限っては普段にまして攻撃的だった。

アキが村で色々あったように、ゲンも色々あったのだ。村社会の一員である以上、この状況では誰しもが無関係でいられない。

ゲンは己の務めを果たした。作りたくもない薬を作り老人たちに手渡した。人を数人殺せるだけの毒薬を。

 

アキに対する悪態はそのせいである。

やりきれない思いが理不尽な八つ当たりとなって口から出ていた。

 

そうは言っても、アキにしてみればたまったものではない。そんな事情は知らないし、知ったところで関係もない。

ただただ罵倒されただけだ。特に餓鬼と言う単語に敏感に反応する。

 

誰が餓鬼か!と怒鳴りそうになった。

しかしそれをしたら負けな気がする。あからさまに喧嘩を売られている。それぐらいアキにもわかる。

だからアキは我慢した。沸々と煮える怒りを飲み下し、一心不乱に前に進む。声に出さない分、その胸中は罵詈雑言で溢れていた。

 

昔からこの男は存在そのものが気に障る。近くにいてほしくない。後ろにいられるのすっごい嫌だ。どっか行け。あっち行け。消え失せろ。

 

ドスドスと足を踏み鳴らす荒々しい足取り。そこに直前までの眠気はない。

アキの思考は眠気よりもゲンへの罵倒でいっぱいになった。

 

どうしてこいつが一緒なのか分からない。母上の仕業だろうか。それとも兄上か。……たぶん兄上だ。余計なことをしてくれた。

 

そう思うのと同時に、それだけ心配されている事実に若干溜飲が下がる。戻ったら何かしてもらおうかと未来に思いを馳せる。

途端、機嫌は上昇に転じた。このまま放っておけば勝手に持ち直しただろうに、知ってか知らずか、ゲンの罵倒がアキを刺激する。

 

「足を引っ張るなら村に戻れ。子守りなんざ冗談じゃねえ。餓鬼は雪遊びでもしてろ」

 

「……ぁ?」

 

再び、アキの機嫌が急降下する。

二度も続けて餓鬼と言われた。加えて、雪遊びと言う言葉が連想させたのは村の子供たちである。

気に障ったどころか逆鱗に触れた。あれらと同類に扱われるなんてとんでもないことだ。我慢ならない。大目に見てやるにも限度がある。私のどこが餓鬼なんだと問い質したくて仕方がない。

少なくとも、今現在足を引っ張っているのはそっちだとアキは思う。誰のせいで馬に乗れなかったと言うのか。

 

最初、アキは馬で行くつもりだった。一人で馬を繰ったことはないし、そもそも馬に乗り上がれるかも怪しい。道中どれだけ雪が積もっているかもわからない。けれどそうするつもりだった。出来ないなんて微塵も考えず、アキの中では決定事項になっていた。

 

ゲンが共に行くと言うことでその目論見はご破算になり、予定より時間は押している。遅くとも夕方には村に戻るつもりだった。けれど無理かもしれない。歩いてどれぐらいかかるか分からない。夕方に帰れたらなと漠然と思っている。

 

それを考えたら余計むしゃくしゃしてきた。

アキの堪忍袋はそろそろ破裂しそうだ。にもかかわらず、ゲンは小言を言い続けている。

 

ゲン自身、自分の言葉は無視されていると思っていた。それ自体は慣れている。アキがゲンを無視するのは珍しいことではない。

まさかそれなりに効いているとは思いもせず、チクチクと刺し続けた。

 

――――目的は食糧を確保すること。それ以外のことはしない。食糧を買ったらすぐに帰る。遊んでる暇などない。分かってんのか小娘。

 

延々それを言い聞かせる。アキはまだまだ子供だと考え、手がかかるのはご免だと思っていた。今の内に言っておけば少しは勝手な行動も減るだろう。

言いながら、もしこれがレンだったらと少し考えもした。しかしすぐに考えるのをやめた。自分の作った薬がどのように使われるか。それを考えて嫌な気分になった。

 

「おう聞いとるか」

 

「……」

 

結局、アキは最後まで一度も口を開かなかった。

後ろ姿だけでは聞いているかもわからない。足取りだけが荒々しい。

実際の所、口をへの字に曲げ、怒りでプルプル震えているのだが、正面に回り込みでもしない限りゲンには見えない。

 

ゲンは最後に「はぁ」と溜息を吐いて口を閉ざす。長く続いた小言はそれで終わった。

 

黙々と歩く二人の足音はいつもより大きい。

湿った土が水気の含んだ音を鳴らしていた。昨日降った雪はほぼ融けているが、日陰にはまだ少し残っていた。

デコボコ道の所々に水が溜まっている。それらをアキは一つ一つ丁寧に避け、ゲンは多少水に濡れるぐらいなら無視して歩いた。

 

一歩踏み出すたびに、ゲンが背負っている竹籠が音を鳴らす。竹籠には矢筒の他に昼食の包みが入っている。父が早起きして二人分こしらえた。

 

昼までには着かないだろうとゲンは見込みをつける。足元が悪すぎる。昼過ぎにつき、買い込んで、夜に帰って来る。上手くいけばそうなる。上手くいく可能性がどれだけあるかは考えないようにした。

 

それからまた少し歩いて土手に出た。水面に日の光が反射してキラキラと輝いている。

川の流れを目で追っていたアキは、代わり映えのない風景に次第に飽きてきた。段々目がしょぼしょぼと乾いていく。

睡魔に襲われてやたらと重い瞼を擦りながら、気がつけば口が勝手に動いている。

 

「……ねむ……」

 

「……お前、また言ったか」

 

はっと我に返った時にはもう遅い。

運悪く聞かれてしまった。アキはちっと舌打ちをする。

 

ゲンの声音には怒気がある。先ほどよりも物騒な雰囲気だ。

気配を探ってみるとどうやら本気で怒っているらしい。さっきはあれほど口うるさかったと言うのに、今度は一転して無言だ。物騒な気配がチクチクと背中を刺してきた。

 

……どうしよう……無視しようか……そうしよう。

 

アキはゲンを無視することに決めた。相も変わらず楽な方に逃げただけだった。

そして、それが何の意味もないことにはすぐに気が付いた。

 

足を速めた分だけゲンの足音も速くなる。

ただでさえ近かった距離が更に近づき、今や手を伸ばせば届くところまで近づいている。

 

この距離は不味い気がするとアキは不安を抱いた。

何となくだが殴られる気がする。距離を取らなきゃ。

経験に裏打ちされた第六感が警鐘を鳴らし、一歩大股を踏み出したその瞬間、案の定アキは殴られた。

 

「あっだぁっ!?」

 

反射的に情けない声が漏れた。

じんじんと後頭部が痛む。

 

「眠気覚ましだ。感謝しろ」

 

「っ!? っ~!?」

 

降り降ろされた拳骨は、男にしては力強かった。

痛みに慣れているアキでさえ相当の激痛だった。

 

アキは頭を抑えて蹲る。声にならない声をあげる。痛い、痛い。とてつもなく痛かった。

痛みが引くまで苦痛に呻き、そして立ち上がる。振り向いて怒鳴る。

 

「なにする!?」

 

「うるせえ」

 

噛み付かんばかりに理由を問えば、むげない返事がきた。いや、返事にもなっていない。

これは喧嘩を売られている。そうに違いない。それ以外にありえない。

いい加減我慢の限界だ。買ってやろう。ボッコボコにしてやる。

 

アキは腰に手を伸ばした。

木刀を抜くつもりだったが、木刀とは違うひんやりとした感触を感じ、動きを止めた。

 

「あ……」

 

掴んだのは真剣の柄。いつもなら木刀がそこにあるはずだった。真剣を帯びていることなどすっかり忘れていた。

 

思わず腰に目を落とせば、使い込まれた白い鞘が目に映る。

この刀は兄に譲り渡されたものだ。短い旅路でも、武器が木刀一つでは危険だろうと言う理由だった。

 

アキは顔をしかめる。痛む頭を抑えながら考える。

これを抜き去るのは容易い。まだ慣れていないから、抜くのに多少苦労するかもしれないが、一度抜いてしまえば関係ない。どうとでも扱える。

抜けば最後、瞬く間に血が流れるだろう。ゲンごとき一瞬で葬れる。殺せないはずがない。

 

その未来を想像し、達成感がわき起こる。

いい気分だったが、次の瞬間にはレンの悲し気な顔が脳裏に浮かび、一転して冷や水をかけられたような気分になった。

 

怒りに我を忘れて剣を抜く。そして殺す。刀を道具として見るなら、どのような使い方をしようとも持ち主の自由である。

しかしアキはその使い方を躊躇った。

もしそんなことをすれば、きっとレンは失望する。レンに失望されるのだけは嫌だった。

 

……手元に木刀があったなら、そっちを抜いて躊躇いなく殴り掛かれたのに。

アキは鼻を鳴らして踵を返す。早く行って、早く帰ろう。殴ったことはあとで覚えてろ。絶対報復するから。

 

ずんずんと進み始めたアキを、ゲンは意外な顔で見た。

何かしらやり返してくると思ったが、思いのほか我慢強い。相も変わらず我儘な小娘だが少しは成長しているようだ。

 

そう考えると、途端に自分が恥ずかしくなる。先ほどまでの己の態度。比べればアキの方が大人ではないだろうか。

 

「なにやってんだ……」

 

自分を見つめ直し少しだけ冷静になった後、アキの後を追ってゲンも歩き始める。

今度はつかず離れず見失わない程度の距離を置いて、二人は進んでいく。

 

 

 

 

 

 

昼を過ぎ、二人はまだ町につかない。

途中、どこかで昼食をとる必要があったが、アキが歩きながら食べ始めたため、ゲンもそれに倣った。

 

すでにゲンには疲労の色が見え始めていた。すでに50を越えているのだ。寄る年波には勝てそうにない。

しかしアキに休もうとする気配はなく、仮に声をかけたところで無視されるのは目に見えていたのでゲンもあえて言わなかった。

道行はあとわずか。先を急ぐのは確かだったので、ここが頑張りどころだとゲンは気合を入れる。

 

アキの方にも疲れはあったが、昼食の際ゲンと同じ場所に留まるのは嫌だったので意地を張った。何の意味もない意地だった。

 

そうこうする間に道が少しずつ広くなる。

凹凸は少なくなり、人や馬の足跡が所々に存在した。

目的地は目と鼻の先である。町で一番高い物見やぐらはもう見えている。

 

瓦屋根が見えた時には着いたも同然だった。

門もなければ目に見える境界もない。どこからが町でどこからが外なのか。分かるはずもないが、アキは着いたと感じた。

 

その場に立ち止まり、町を見渡す。

やぐらがあり、暗色の瓦屋根。道の左右には木造の建物が軒を連ねている。言葉にすれば以前と何も変わりない。

けれど変わった、とアキは思う。一度しか来ていないけれど、記憶に色濃く残る景色とはまるで違う。たかだか数か月前の話なのに、町並みは随分変わっていた。

 

まず違ったのは町に漂う空気感。

以前来た時には活気があった。人は大勢行き交って、屋台はたくさん並んでいた。

しかし今は人の気配はまばらで屋台は一つもない。

閉まっている店も多く、軒先に置いてあった灯ろうはすっかり片づけられていた。

 

人のいない道。看板の一つもない代わり映えのしない建物。

どこを見ても同じ景色が続いているように思う。それほどに町は閑散としていた。

 

変わってしまった町を眺めて佇んでいたアキの元に、難しい顔をしたゲンが追いついた。

町並みを見て顔をしかめている。「行くぞ」と横柄な言葉を投げつけ、道のど真ん中を進んでいった。

アキはゲンの背中を見、町を見て、その背中について行く。

単独行動と言う手もあるにはあったが、それを避けるだけの空気が町には漂っていた。

なんだか嫌な予感がする。さしものアキとて、その不安を抱いては二の足を踏んでしまう。

 

それから、二人はいくつかの店に訪れた。

どれもゲンの顔なじみの店で、獲物の皮やら牙やらを度々売りつけに行く場所である。

 

どの店でもゲンは食糧の有無を訊ね、「ない」と言う返事をもらった。

三件目の主人いわく「もうどこにも売っていない」らしい。

 

詳しい話を聞くと、夏の終わりごろから飢饉になると言う噂がまことしやかに広がっていたのだと言う。

そのせいで物価が上がり、更には食糧の仕入れが難しくなった。

ついには先日雪が降り、飢饉が決定的となって買い占めが起こった。結果、市場からは食糧が綺麗さっぱりなくなった。

 

「本当にどこにもねえのか」

 

「ないよ。問屋もないっていうんだ。じゃあもうどうしようもなかろう」

 

「いや、どっかにはあるだろう。あんだけあったんだ。突然消えるわけがねえ」

 

「あった分はもう誰かが買ったよ。今頃は後生大事に懐か、あるいは腹の中さ」

 

ゲンは苛立たし気に頭を掻きながら店を後にする。

「源、狩ったらうちに卸してくれよ。高値で買い取るから」主人は最後にそう言った。

 

店をいくら回ったところで得られるものは何もない。

その間、アキはずっとゲンの後ろにいたが、勝手な真似をしようとは思わなかった。

 

ただ後をついて行くだけでも表情は曇っていく。

この町には何もない。それを確信できるだけの時間が過ぎ、その時間だけ歩き回った。結局、何一つ買えないまま夕暮れを迎えた。

 

「……帰るか」

 

「……」

 

ゲンが言った。沈んだ声だった。すっかり肩を落としている。

アキは答えない。今までのようにわざと無視したのではない。不安に落し潰されそうで声が出なかった。

 

ここに来るまで楽観していた分、落差は大きい。ないと言っても探せば何かしらあるだろうと思っていた。

しかしいざ訪れてみれば町はご覧の有様で、一日歩き回って収穫はなかった。

この先どうなるだろうかと不安に苛まれながら沈む夕日を見ていた。

 

「そこな老人。少しいいだろうか」

 

そんな二人に向けて、背後から不意に声がかけられる。

振り向いた先には長身の女丈夫と見られる女性がいた。身の丈より大きな棒を持ち、花紋の入った半纏を着ている。何とも印象的な女性であった。

 

「なんだ……自警団か。何か用か」

 

「いや、失礼。あなたには用がない。そちらの子に用がある」

 

そう言いながらアキを指を差す女性。差された指を見て、アキは眉を顰めた。その女丈夫には見覚えがあった。しかし思い出せなかった。

ゲンはそんなアキの顔を見て、アキを守るように前に出る。

 

「こんな餓鬼に天下の自警団様が一体何の用だ」

 

「ただの子でないのは知っている。剣聖様のお子だろう。一度会っている」

 

その目が同意を求めるようにアキを見る。しかしやはりアキは思い出せない。会ったことがあると言われればそんな気もする。ぼんやりとだか記憶は蘇りかけていた。けれどあと少しの所で出てこない。くしゃみが出そうで出てこない。そんな不快な感覚だ。

 

「……知らねえとよ。人違いらしいな」

 

「いや、人違いではない。確かに一度会っているが……まさか覚えていない? ……埒が明かないから用件を言わせてもらう。剣聖様にお会いしたい。取り次いでくれ」

 

思いもせぬ用件に、アキは眉を吊り上げ、ゲンは「は?」と呆けた。

二人の顔を見ながら女丈夫は続ける。

 

「私は鬼灯(ほおずき)。自警団に所属している。分かっていると思うが、私たちは今危機に瀕している。これを乗り越えるため、剣聖様のお力が必要だ。是が非でもお願いする」

 

鬼灯と名乗った女性はそう言って頭を垂れた。

ゲンはどうしたものかと苦々しく顔をゆがめ、アキが「あ」と声を上げる。

 

あの忌々しい女――――カオリと会った時、その後ろにこいつもいた……気がする。

それをようやく思い出し、そしてとびっきりに嫌そうな顔をした。

何となくだが、カオリと会うことになる。そんな気がしてならなかった。




Q.17話のレンは剣聖と同じぐらい強いんですか?
A.いいえ。一歩及ばないぐらいです。上中下で言うと上の下ぐらいですかね。そうは言っても比較がないと分からないと思うので、分かりやすいように下記にまとめてみました。

《17話時点の強さ早見表》

上の上:母上、先代ばあちゃん(六の太刀)
上の中:
上の下:先代ばあちゃん、レン(六の太刀)

中の上:レン
中の中:
中の下:アキ

下の上:ゲンさん
下の中:一般女性
下の下:父上


恐らくこんな感じになります。
六の太刀を使うと1~2段階強くなりますが、レンで1段階、先代ばあちゃんは2段階上がります。五体満足で六の太刀を使われていたらレンに勝ち目はありませんでした。

また、剣聖は代々上の上~上の中の実力を持つ人が務めており、先代ばあちゃんも全盛期はそれぐらいあったと思われます。
利き腕をなくしたり老いたりで大分弱くなりました。


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