あと、フリーゲーム『7人目のスタンド使い』のカオスモードの描写が一部あります。
空港までの道中だが、アンは、ずっと煉の腕にしなだれかかっていた。
『煉。イヤだったら拒否しろよ?』
「……イヤでは無い。」
「ホント?」
「…ん。」
「おい、お前…、煉が嫌がらねーからって馴れ馴れしくしすぎんなよ?」
「あれ~? 嫉妬ぉ? クールぶってて案外弟大好きなんだね?」
「…デコピンするぞ?」
「いや~ん、煉、煉のお兄ちゃんが私に酷いコトしようとしてるよ~。助けて~。」
「…承太郎。」
「……分かった分かった。なにもしねーよ。」
承太郎がムスッとしてそう言うと、アンは、勝った!とばかりにニヤついていた。
『まあまあ、承太郎。煉もそれなりに思うところがあるんだよ。』
「……。」
木舌が出てきて承太郎を宥めるように言う。承太郎はムスッとしていた。
『少しぐらいワガママ聞いてあげてくれるかい?』
「ワガママか…。今まで1回もなかったぜ。」
『じゃあ、初ワガママだね。喜ばしいことじゃないか。』
「……うっせーよ。」
『煉を…弟を取られて悔しいかい?』
「黙れ。」
『もー、素直じゃないんだから。』
「うるせー、それ以上言うとぶっ飛ばすぞ。」
『俺をぶっ飛ばしたら、煉も傷つくよ?』
「…っ。」
『まあ、それはそうと、余り良くないことが起こりそうだね。』
「?」
木舌が、バックミラーを指差す。
ポルナレフが荒い運転で追い越したあのボロ車が走ってきていた。
すぐ後ろに着いてきたボロ車に、ポルナレフは自然とスピードを上げる。徐々に徐々に。
「おい、ポルナレフ、道を譲ってやれ。」
「分かってますって。」
窓を開けて前に行くようハンドサインを出す。するとボロ車は、前へと行った。だが今度はスピードを落としてきた。
「な、なんだ?」
「さっき追い越したときに、小石でもぶつかってそれで怒ってるのかもしれんぞ。」
「…敵……。」
「それは考えすぎだろう。」
「……警戒はしておけ。」
「お前なぁ、承太郎…。いくらなんでも考えすぎ…。お? 前に行けってよ。ほら、だいじょうぶ…。」
「まっ…。」
煉が止めようとした直後、ポルナレフが前のボロ車を抜こうとした。すると反対車線から大型トラックが。
「うわああああああああ!!」
「スタープラチナ!!」
ぶつかる直後に承太郎が、スタープラチナを出し、トラックを殴って弾いた。その反動でこちらの車も道路の外へ。
「あっぶねぇぇぇ!」
『やっぱりね。なんかやな予感がしてたんだ。』
「それならそうと早く言えよ!」
『考えすぎって言ってたじゃないか。』
「揚げ足取るな!」
「煉、だいじょうぶか?」
「…平気……。」
「煉、ごめんね…。私を庇ってくれて。」
「今のをどう思う? 敵だと思うか?」
「敵に決まってんだろーが! 死ぬところだっただろうが!」
「単なる逆恨みをしている狂人という可能性もある。だが、用心していこう。」
「それより、トラックは? 先ほど承太郎が殴ってメチャクチャですよ?」
「放っておけ。」
「…一応…救急車…。」
「無線で呼んどけ。」
「お前…煉が言うとすぐコロッと変わるな…。」
「っるせーよ。」
そして救急車を呼ぶよう無線で連絡してから、その場から車を発進させて立ち去った。
パキスタンへの山道の道中に、茶屋を見つけ、そこで一旦休憩することに。
サトウキビジュースを頼んだり、紅茶を頼んだりと、それぞれ飲み物を頼む。
その時だった。
あのボロ車が茶屋の敷地にある気の木陰に停車されていた。
「おい! 店の親父! あの車、いつからいたんだ!?」
「さ、さあ…?」
「って、ことは、この店にいる人間が運転手?」
「どいつだ…?」
『うんにゃ、そもそも降りてねーんじゃね?』
「へっ?」
平腹がそう言ったのでアン以外の視線が集まる。
『こっちの様子見てるぜ。』
「ほー…? 花京院。」
「そうだね。エメラルド・スプラッシュ!!」
『ギャヒィ!?』
ボロ車にエメラルド・スプラッシュが当たると、表面がボコボコになり、運転手らしき者の悲鳴が一瞬聞こえたと同時にボロ車は一目散に走って逃げていった。
『…今の反応ってどう思います?』
佐疫が聞いた。
「もしかして…、エメラルド・スプラッシュが見えたのか?」
「当たった途端に、悲鳴上げて逃げたってことはよぉ…。もしかしてダメージフィードバック? ってことは、スタンド使いか!?」
「オラウータンがタンカーを小舟に被せて海を渡ったように、車のスタンドがおっても不思議じゃないのう。」
『どーするんの? 追いかけっか~?』
「敵で間違いないだろ! 追いかけるぜ!」
平腹の言葉で一行は立ち上がり、自分達の車に乗ってボロ車を追った。
どこがカオスモードの描写かというと、花京院に車を攻撃させたところです。
フリーゲームのプレイヤーキャラのスタンドが遠距離型だと援護射撃もしますよ。
なお、このイベントが発生するとホイールオブフォーチュンのHPが減ります。
煉なりに、ワガママをしています。体の形の都合や言葉が喋れなかったため、アン(家出少女)のように、自分を好いてくれる子に中々会えなかったと思うので。