遅くなって申し訳ない。(見てる人いるのかな?)
vsホイールオブフォーチュンだけど、あっさりです。
四輪駆動車で、とにかく敵(?)の車を追いかける。
ガタガタ道を前を走るボロ車がすごいスピードで走るため、こちらも見失わないよう走るが追いつける気配がない。
「おい、平腹。野郎は、敵で間違いないか?」
『ん~、分かんねぇ。でも殺気はあったぜ?』
「お前の野性的な勘を頼るぜ。」
「くっそ~! あのボロ車に追いつけねーぜ!」
「おかしいな? この道はパキスタンに通じる道路のハズだが…。」
「ん? おおぅ!?」
ポルナレフが急ブレーキをかけ車を止めた。その道の先は崖になっていた。
「ば、馬鹿な! 野郎はどこへ!?」
「…後ろ。」
「へ?」
煉がポツッと行った瞬間だった。後ろからあのボロ車が突っ込んできてこちらの車を崖へと押し出そうとする。
ボロ車だというのに、凄まじい馬力である。
「おい、承太郎! スタープラチナで!」
「いや、ダメだ。これで相手をぶん殴ったら、反動でこっちも吹っ飛ぶぜ。」
「もうダメだ! 全員車から逃げろ!」
「おい! ポルナレフ! 運転手が真っ先に…。」
「あっ…。ご、ごめ~ん。」
ブレーキをかけて耐えていた者がいなくなり、あっという間に車が崖へと落ちていく。
すると花京院がハイエロファントグリーンで、ランクルを敵の車に引っかけた。
「今だ、承太郎!」
「オラァ!」
承太郎がスタープラチナのパワーで車を引っ張り上げ、引っ張り上げる際に、相手の車を殴ったついでにランクルを外し、相手を崖へと落とした。
「……この高さじゃ無事じゃすむまい。」
「……。」
「煉?」
「逃げよう…。来る。」
「おい、全員車から逃げろ!」
『逃がさん!』
車のラジオから声が聞こえ、直後車の下からあのボロ車が岩を掘って現れ全員が脱出した車をはね飛ばして破壊した。
「車がスタンドか!」
『その通りだ! この運命の暗示! ホイールオブフォーチュンが相手になってやるぜ!』
「ああ! 車が変形していくぞ!?」
『このスパイクタイヤで引き裂いてやるぜ!』
不良も真っ青になりそうなほど凶悪な外見になったホイールオブフォーチュンが承太郎達の前に現れた。そして突撃してきた。
「オラァ!」
「谷裂、平腹。」
『フンッ!』
『オリャアアアア!』
真っ正面からスタープラチナと、谷裂と平腹が各々の武器を構えてホイールオブフォーチュンとぶつかった。
『ほっほ~? たいしたパワーだな? だがこの俺の馬力には勝てまい!』
『うおおおお!? 押される押される!』
『くっ!』
「スタープラチナ!」
『やらせんぞ! ホレホレ~!』
スタープラチナでがら空きの横を殴ろうとした承太郎に、光る何かが飛び体に当たって傷を負わせた。
「なに!?」
「承太郎!」
『でもって、スパーク!』
「!」
ホイールオブフォーチュンがバチッと前方から電気を放ったとき、承太郎の体が横へ吹っ飛ばされた。煉が突き飛ばしたのだ。
『チッ! 外したか!』
「これは、ガソリン…。」
『チッ! タネまでバレちまってたか! けどバレたからって、てめーらの進む先は…運命は決まってんだよ! あの世ってなぁ!』
ズキューン!
『…………へっ?』
『横の給油口ががら空きだよ?』
『ゲッ! ぎ、ギャアアアアアアアアアアア!!』
横から開きっぱなしのガソリンの給油口に弾丸を突っ込んだ佐疫が微笑み、ガソリンに銃の火が引火して、ホイールオブフォーチュンは内側から爆発した。
炎に包まれたホイールオブフォーチュンから、誰かが転がり出る。
必死に転がって火を消した男は、腕だけがモリモリマッチョで、それ以外はガリガリというヘンテコな体型だった。
「おりょりょ…、スタンドが解けてみれば、こーんな小さな車じゃったとはのう。」
ホイールオブフォーチュンが解除されると、小さな車が姿を現わしたのでジョセフがおかしいとばかりに笑った。
「だいじょうぶ…?」
「ああ。チッ。制服にガソリンが染み付いちまったな。」
「クリーニング…。」
「そうだな。」
「ひ、ひいいいいい! 俺は雇われただけなんだ! 命だけはお助けを~~!」
「どうするんだよ、コイツ?」
「決まってるだろ。」
そして…。
「ウグググ!」
「『聖なる苦行をしています。話しかけないでください』…。」
「念のためパスポートも奪っておこう。もう追っては来ないだろうが念には念だ。」
「クリーニング代も寄越せ。」
「わー、えげつな~い。」
「でもって…、あとは君を香港に帰すだけだ。」
「えー! 私も連れてってよ~!」
「やかましい! 足手纏いになってるのが分からんのかー! 飛行機代を恵んでやるだけ有り難く思え!」
「だってぇ、ここで別れちゃったら、煉と二度と…。」
「煉。」
「……ごめんね。」
「煉…。うぅ…。」
アンがボロボロと泣く。
しかし、少ししてゴシゴシと袖で涙を拭い、キッと表情を引き締め。
「これが、あたしの気持ち!」
「……!」
アンは、煉にしがみつき、ブチューッとキスをした。
「おいおい…。」
「積極的な子だな…。」
「じょ、承太郎…。」
「……チッ。」
恐る恐る承太郎を見るジョセフ達だったが、承太郎は仕方ないとばかりに帽子を被り直していた。
その後、破壊された四輪駆動車に代わり、ホイールオブフォーチュンだった車を奪って国境の空港へ。
そこでアンに飛行機代を渡し、置いていったのだった。
「……。」
『名残惜しい? 煉。』
木舌が煉に聞く。
しかし、煉は、飛行場が見えなくなると前を向いた。
「運命は…必ず、変える…。」
煉はまるで決意を新たにするように、そう独り言を呟いた。
アンとの別れで、自分の使命を再認識する煉。
次回は、エンヤ戦かな。