ロウリア戦が終結して 1ヶ月
SO工場船
「最高指導者様、第二次新装備開発計画の試作装備が完成いたしました」
開発部最高責任者であるハル博士が報告した。
「それでは、部門別に説明いたします」
すると、様々な兵器が運ばれてきた。
「歩兵部門ではS-19重ブラスターライフル、六連装デトネーターランチャー*1を開発いたしました」
「S-19はDTL-19*2の改良型か?」
「その通りです。改良点として、バイブロナイフを先端に装着可能になる接続部の追加。フルオート射撃時のエネルギー消費の軽減。スコープの追加を行いました」
「白兵戦時に槍として使用出来るわけか。わざわざリーチの短いバイブロナイフを使用するよりもこちらの方が良いな」
「ですが、こちらに槍を使用する技能を指導出来る者が居りませんので、旧ロウリア軍人を招く必要がありそうです」
「検討しておこう」
「そして、デトネーターランチャーはサーマルデトネーターを手投げよりも遠くへ飛ばすための武器となっています」
「ビークル部門では、SOホバータンク*3を開発しました」
「実体弾砲を装備しているようだな」
「はい。3番惑星の兵器は実体系が多いことから、このようにしました。ホバータンクの砲弾は、エネルギーを縫うことで、威力を格段に上げています。また、防御に超電導アーマーと粒子シールドを使用し、エネルギー系と物理系の両方に対抗できるようになっています」
「そして、ビークルを大量に輸送可能なスターシップとして、戦術輸送艦*4をスターシップ部門が建造中です」
「それならば、輸送用ガンシップで1台ずつ運ぶよりもずっと効率的だ。それに、対魔帝として同盟を結ぶ予定の国家の戦車などを輸送することも可能だな」
「ファイター部門では、TIEスーパーボマーとTIE/SOディフェンダーを開発しました」
「スーパーボマーは、その名の通りTIEボマーの強化型。ポッドを延長し、機首には回転式重レーザー砲を装備しています。さらに、エンジンの改良と翼の大型化によって速度が上昇しました」
「TIE/SOディフェンダーは、元々スローン大提督主導で開発されたTIEディフェンダーのSO仕様で、装甲の追加と部分的な粒子シールドの装備、スーパーボマーと同じエンジンの改良が施されています。また、TIE/SOファイターにも同様の改良とミサイルの搭載を行います」
「良い機体だ。技術が銀河帝国の上を行っている」
「火器・レーダー部門では、新型ミサイルとレーダーを開発いたしました」
「新型ミサイルは、従来のミサイルと異なり、視界外の相手を新型のセンサーと組み合わせることによって攻撃可能になっています」*5
「わざわざ有視界戦闘に持ち込む必要性が減ったというわけか・・・」
「ですが、ミサイルも完璧ではありませんので、最後の手段としてレーザー砲を使用したドッグファイトが必須となるでしょう」
「確かにそうだ」
他にも多くの説明を受け、全ての量産がサイモンによって認められた。
「博士。忙しいところ悪いが、とある依頼がある…」
「?」
「それは・・・・・・・・・」
「超兵器の開発だ」
「超兵器?!それは、デススターですか?」
「いや、そうではない。我々の力ではそれだけの物を作るのは不可能だ。それに、カイバークリスタルが無い以上、代替品を手に入れなければならない」
「目星は付いているのですか?」
「無論、付いている。それは魔石だ。魔石の産地であるアルタラス王国に接触する予定がある」
「現地人の協力が得られれば問題ありませんね」
「大丈夫だろう。スターデストロイヤーを見せつけ、武器の輸出も行う。もしも、アルタラスに攻めてくる存在があれば叩き潰すだけだ」
侵略者に対する抑止力
魔帝対策の切り札
列強に対する威圧
それは、エンペラー・デストロイヤー
皇帝の破壊者、つまり魔帝を破壊する者だ。
しかし、それと同時に列強──ミリシアル帝国などを威圧する存在でもあった。
○SOホバータンク
全長:10.2m
全幅:7.8
兵装
・90㎜特殊実体弾砲
・ブラスター砲
○戦術輸送艦
全長:220m
全幅:160m
積載能力
ビークル等 100両
兵装
・レーザー砲 複数