銀河帝国独立艦隊召喚記 (凍結)   作:ウエストモール

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オリジナル兵器

◯機械竜母アルデバラン
ロデニウス紛争において鹵獲された2隻の竜母の1つで、元はパーパルディアの竜母だった。
※もう1隻はクワトイネに譲渡
SOの技術を合わせることで、機械竜母に生まれ変わった。
全長:100m
機関:イオンエンジン
兵装
・固定型Z-6回転式ブラスター砲 10基
・ワイバーンボマー 24騎
・パトロールトランスポート 3機
スターファイター及びボマーも着艦可能。


解説追加しました。
○ワイバーンボマー
積載能力強化と垂直離着陸能力付与を施された種で、サーマルデトネーターなどの爆発物や荷物を積載し投下可能な箱を装着可能だ。



EpisodeⅡ 野望
第11話 波乱の始まり


「ロウリア王国を占拠している勢力との交渉はどうなったのだ?」

 

パーパルディア皇国皇帝のルディアスは、目の前の第3外務局局長カイオスに問う。

 

「はっ。返還するように要求しましたが、応じる様子はなく、しばらく待って欲しいとのことだったため、数ヶ月後に皇都に使者を送るように要求しました」

 

「すぐに応じないとはな・・・

 カイオス、高圧的に接したんだろうな?」

 

「はっ。最も高圧的に出る者を送り、

 “ロウリアは皇国の保護国である”

 “上位列強が後ろ楯にある”、などといった虚偽の情報を伝えさせました」

 

「そこまでしても応じないとは。流石は情弱な蛮族だ。カイオス、懲罰を行え!」

 

「お待ちください、陛下。遠方のロデニウス大陸より先に、まずは周辺を固めるべきではありませんか?」

 

「それも、一理あるな。今のは撤回する。

 代わりに、素晴らしい提案を断ったフェン王国に懲罰を実施するのだ」

 

「はっ!フェン王国を火の海にしてやります」

 

「まかせたぞ」

 

──────────────────────

 

 フェン王国沖を進む1隻の平らな甲板を持つ船。ムーを知っている人には、ムーの航空母艦と勘違いされるだろうが、違う。

 

掲げられている旗は、ムーの物ではなく、滅んだはずのロウリアの旗とセカンド・オーダーの旗であった。

 

この艦は機械竜母。機械竜母アルデバランだ。

 

アルデバランは、ロデニウス紛争の際に鹵獲されたパーパルディア製の竜母である。SOによって機械竜母に改造され、SO主導で旧ロウリア領ロウリア区に新設された軍の海上部門、海上警備隊に配属されていた。

 

今回は、訓練も兼ねて軍祭に参加することになったのだ。

 

アルデバランは1隻のみで行動しているように見えるが、海中に護衛が着いている。

 

今すぐに説明したいが、今は早すぎるため、後で説明することにしよう。

 

沿岸部に到着したアルデバランは、パトロールトランスポートを発進させ、サイモンと護衛のトルーパーを地上に降ろす。

 

サイモンはそのまま来賓席へと着席した。

 

「お久しぶりですな、サイモン殿」

 

サイモンに話しかけるのは、剣王シハンだった。

 

2ヶ月ほど前、フェン王国との交渉をした際に2人は知りあっており、お互いに剣の腕を認めあっていた。

 

「お久しぶりです」

 

「これから軍祭が始まります。ご覧になってください」

 

沿岸部の広場に各国の兵士達が整列し、SOの機械竜母やアルタラス王国の戦列艦、ガレー船が正面の海に浮かんでいる。フェン王国の剣士による剣舞の後、軍祭は始まった。

 

しかし、パーパルディア皇国監査軍の魔の手は確実に迫っていた。

 

────────────────────

 

 

戦列艦の砲撃や風神の矢の射撃が終わり、ついにアルデバランの出番が来た。

 

「航空隊発進!」

 

風を吹き出す装置を取り付けた甲板から、竜騎士ムーラ主導で新開発されたワイバーンである2騎のワイバーンボマーが垂直に発進し、SOから貸与されたパトロールトランスポートも1機発進した。

 

「こちらムーラ騎、標的に対して爆撃を行う。新人(ルーキー)、貴騎も続け」*1

 

「ターケナイン騎、了解!」

 

2騎が2隻の船の上に差し掛かる。

 

「投下!」

 

レバーを引くと蓋が開き、小型の爆弾が複数落とされる。ターケナインも、もう1つの船に爆弾を投下し、標的は破壊された。

 

トランスポートの方は、地上の標的にロケット弾とレーザーを撃ち、破壊。各国の武官を驚かせた。

 

すぐに航空隊は収納され、ムーラとターケナインはワイバーンから降りる。

 

「良かったぞ、新人」

 

「先輩、これからも精進します」

 

────────────────────

 

パーパルディア皇国 皇国監査軍東洋艦隊所属のワイバーンロード部隊20騎は、フェン王国に懲罰的攻撃を加えるために、首都アマノキ上空に来ていた。

 

軍祭には文明圏外の各国武官や要人がいる。皇国に逆らった国家の末路を知らしめるため、国々が集まるこの祭りに合わせて攻撃の日が決定された。

 

各国は皇国の力と恐ろしさを再認識することだろう。そして逆らう者の末路、逆らった国に関わっただけでも被害が出ることを知らしめる。

 

ワイバーンを寄せ付けないガハラ神国の風竜も首都上空を飛行しているが、風竜が皇国ワイバーンロードを見ると、ワイバーンロードは、見て見ぬふりをして風竜から目を逸らす。

 

部隊長は軍祭の会場を見る。すると、1つの軍艦に目が行った。それは、アルデバランであった。

 

「蛮族があのような軍艦を持つなどけしからん。

 あの軍艦と、来賓席に対して攻撃しろ!」

 

2つに別れ、それぞれの目標へと向かう。

 

「センサーに反応有り、対空戦闘用意!」

 

対空要員が回転式ブラスター砲に着き、ワイバーンロードの方へと砲を向ける。

 

「射撃開始!」

 

戦いの火蓋は・・・・切られた。

 

*1
※今回、ムーラの相棒はお休みです

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