銀河帝国独立艦隊召喚記 (凍結)   作:ウエストモール

36 / 42
帝国のロケット開発

 グラ・バルカス帝国のロケット開発のきっかけは、転移前の世界であるユグドに存在した小国、スヴァルト帝国(ドイツもどき)にあった。彼の国は東側に大国の1つであるニヴル連邦(ソビエトもどき)、海を渡った西側にケイン神王国が存在していたため、周辺の小国を纏めてそれらの大国に対抗しようとしていた。“物量で無理ならば質で対抗する”そのような考えの元で数々の兵器を開発しており、ある時は強力な列車砲やロケット迎撃機を開発、ある時は対潜兵器の発展を促すことになる潜水艦の強化を行い、最終的には列車砲にとって変わるロケット兵器を開発していた。

 

 グラ・バルカス帝国はロケットに関心を持ち、兵器としての側面だけでなく、宇宙に進出するという側面からも開発は進められ、初の宇宙ロケットとロケット兵器は同時に10年後の帝国暦1946年に完成する見込みがあったが、1944年にケイン神王国との戦争が始まったことにより、宇宙ロケット開発は停止し、開発の費用はロケット兵器の開発に注ぎ込まれることとなった。しかし、1945年に帝国は異世界に転移してしまった。

 

 転移後の帝国は、生き残ることを最大の目標としており、開発を停止して他国との接触を開始したが、1年後に列強レイフォルと戦争になった。もし、この際にロケット兵器が完成していたら、レイフォルに撃ち込まれていた可能性もあったと言われている。同年にセカンド・オーダーと接触すると、国内では宇宙開発を推進する世論が多くを占めるようになり、誘導弾やジェット戦闘機の開発と同時に両方の開発が再開された。

 

 1947年には、通信衛星を載せた宇宙ロケット1号が打ち上げられた。その際にはセカンド・オーダーから宇宙の情報を提供してもらったことで成功につながり、情報提供の引き換えに軽巡洋艦の船体を提供することになった。翌年には開発された47年式試製巡航噴進弾(巡航ミサイル)がジェット戦闘機などと共に実戦にてテストされることになり、フィルアデス大陸東方のとある列島に発射基地が建設され、SO・グ帝のグラメウス大陸共同出兵にて、着弾に誤差はあったものの魔獣に初擊を加えることに成功。今後の兵器や電子技術の発展に寄与している。

 

 47年式試製巡航噴進弾を見た各国の反応は様々だが、SOは保護地域と艦艇を防御するために、それぞれ特大の粒子シールドを配置することを決定し、ムーにはグ帝と長期にわたって友好的に接することを決意させることとなり、神聖ミリシアル帝国はコア魔法に近い物を持っているとして最大限に警戒するとともに、魔帝技術の解析を急ぐこととにした。

 

 その後、グラ・バルカス帝国は、巡航噴進弾を大陸間弾道弾に発展させるとともに、コア魔法や弾道弾の迎撃手段としてSOと共同で迎撃用誘導弾の開発を開始した他、有人の宇宙船を打ち上げることに成功している。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。