銀河帝国独立艦隊召喚記 (凍結)   作:ウエストモール

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主人公の経歴です。


サイモン・ヤムト自伝

俺、サイモン・ヤムトの転移前の経歴を話そう。

 

俺は、惑星ウータパウにて人間とパウワンの間に生まれた。

 

惑星ウータパウは、銀河系の外縁領域であるアウター・リム・テリトリーに存在する惑星で、原住種族のパウワンとウータイ、移住者は地上の巨大なシンクホールの内部に都市を作って暮らしている。

 

人間の血が濃かった俺は、人間に容姿が近かったために、他のパウワンからあまり良く思われてなかったた。だが、動物への親和性や機械いじりの能力が非常に高く、動物の飼育や宇宙船の整備を生業とするウータイからの受けはよかった。

 

そんなある日、ローブを来た人─ジェダイが都市にやって来て、フォースの感応者を探すための検査を始めた。当時はクローン大戦の最中、ジェダイの人員を補完したかったようだ。

 

その検査にて、俺はフォース感応者(フォース=センシティブ)であることが判明。半ば誘拐に近い形で首都惑星コルサントのジェダイ聖堂へと連れていかれてしまった。

 

ジェダイは正義と平和の守護者を騙っておきながら、フォースの素質がある者を誘拐してジェダイにしているのだ。本当に、信用ならない。

 

コルサントに来た俺は、初期の間だけマスターヨーダに師事し、その後はとあるジェダイのパダワンだった。パダワンとは、ジェダイナイトやジェダイマスターに師事する下積みのジェダイのことだ。

 

聖堂内での俺の評価は、フォースとライトセイバーの腕だけならば、ジェダイマスターになれると言われていた。そう、戦闘スキルだけであれば。俺は、素行が悪かったのだ。酒を飲みすぎたりするどころか、ジェダイの戒律(ジェダイ・コード) にて禁じられているのにも関わらず、女性と交際していた。

 

ジェダイ評議会は俺が暗黒面(ダークサイド)に堕ちる可能性が高いとして警戒し、内部の過激派が俺を襲撃した。襲撃者は10人のジェダイで、その内2人の首を得物のダブル=ブレード・ライトセーバーで切り落として逃亡した。その際、名簿から俺の名前は抹消されたらしい。そして、ライトセーバーの色が青から赤に変貌した。

 

逃亡した俺は、ジェダイが追ってくる可能性がある故郷に帰るわけにもいかなかった。ライトセーバーは隠して、ジェダイが野蛮な武器と呼んでいるブラスターライフルで武装して賞金稼ぎになった。賞金稼ぎ時代に傭兵を仲間としていたのだが、その傭兵が今のヴィアーズ大佐だ。

 

その後、賞金稼ぎを1年ほど続けていたが、銀河の歴史が大きく動いた。ジェダイの虐殺(オーダー66)が起こり、クローン大戦が終結したのだ。そして、共和国はパルパティーンの元で銀河帝国に変貌した。この帝国は、最初に平和な銀河を作ると宣言したにも関わらず、非人間種族への弾圧などを開始した。当然、故郷のウータパウにも圧政が敷かれている。

 

この頃から、俺は銀河帝国への反抗を画策していた。幾つかの反乱分子が抵抗を始めていたが、俺は参加していない。反乱分子とは異なり、帝国を内部から崩そうと考え、宇宙軍の士官学校へと入った。士官学校に入れたのも、人間に容姿が近いおかげだ。

 

士官学校での成績は上位で、同じく上位であった女性と恋に落ちた。その女性は、今の副官であり妻でもあるセリシアだ。もちろん、恋愛は禁止だったので、隠れて交際していた。

 

最終的に、俺は首席で卒業して正式な士官となった。優秀だったため、とあるインペリアル級スターデストロイヤーの艦橋勤務となっていたのだが、反乱分子との戦いで俺以上の階級の士官が全滅してしまい、死亡寸前の艦長が権限を残っていた俺に移行し、戦闘が継続された。その結果、反乱分子を撃退することに成功し、その後に正式に艦長に任命された。艦長に登り詰め、次は提督まで登ろうと考えていたのだが、ここで非人間種族の血を引き継いでいることがバレてしまい、未知領域の調査を行う独立艦隊に左遷された。最初は良くない事態だと焦ったが、反乱を起こすに当たって都合が良いと考えるようになった。なんと、同時に独立艦隊に左遷されていた艦長らや陸戦部隊が、帝国への反感を持っていた上に、何人か連れていく人員を好きに決めてよいとのことだったのだ。俺は、傭兵ヴィアーズとセリシア、帝国の兵器開発部門にて厄介者扱いされていたハル博士を連れていった。

 

司令官に就任した俺は秘密裏に規模の拡張を始め、放棄されていた共和国のヴェネター級や独立星系連合の補給船などの軍艦を回収して改造した他、インペリアル級の改良や陸戦用の新装備を開発していた。

 

その最中、独立艦隊は謎のゆらぎに飲み込まれ、異なる世界に転移したのだ。

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