銀河帝国独立艦隊召喚記 (凍結)   作:ウエストモール

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第2話 第二の秩序〈セカンド・オーダー〉

中央暦1638年 4月〈転移してから1年〉

 

第4惑星に建設された基地の広大な格納庫にて、艦長や将校が椅子に座り、後ろでは大勢のトルーパーが整列していた。

 

「兵士の諸君。ついに、3番惑星へ進出する準備が整った。その準備は、装備の改良や新装備の開発*1、偵察など多岐に渡り、困難も多くあったと思われるが、優秀な諜報員や技術者達のお陰で全てを乗り越えることができた。これは、称賛に値することだ!」

 

「進出に当たって、我々は銀河帝国の独立艦隊としてではなく、帝国とは全く別の勢力として動く。そこで、新たな名を付けることにした。

その名は、セカンド・オーダー

銀河帝国(ニュー・オーダー)に次ぐ、第二の秩序という意味だ」

 

「3番惑星には、魔法と呼ばれる超常の能力を行使する生命体や、空を飛んで火を吐く爬虫類(ワイバーン)が存在するとの報告があるが、恐れてはいけない。有能な兵士の諸君は必ずや撃ち破ることができると信じている」

「そして、最初に進出するのはロデニウス大陸と呼ばれる地域で、3番惑星の中で文明力が最も低いと言われている。我々は大陸に存在するクワ・トイネ公国と接触し、軍事力を提供する代わりに食料を納めさせることにした。同国で生産される作物は絶品の美味しさを持つという報告が上がっている。入手出来れば我々の食の質が向上し、兵士の士気を保つことが可能になるだろう」

 

───────────────────

集会の終了後

 

「セリシア、君には交渉団の代表及び全権大使として、クワ・トイネ公国とクイラ王国に向かってもらいたい」

 

「了解しました、サイモン様。ところで、なぜクイラにも派遣するのですか?」

 

「クイラ王国が傭兵業に頼っているのは知っているだろう。我々がクワ・トイネに軍事力を提供すると、彼らの商売が赤字となり、こちらへの印象が悪くなる。そこで、水分農業の技術を提供することにしたのだ」

 

「それならば、傭兵以外の仕事ができ、貧困に苦しむことも無くなりますね」

 

「下手に反抗されて、反乱同盟軍やパルチザンのようになられても困るからな」

 

「そういえば、サイモン様は交渉に行かれないのですか?」

 

「あぁ、個人的に立ち寄りたい場所があってな」

 

「いったいどこですか?」

 

「フェン王国と言うんだが、その国の実体剣()を購入しようと考えている」

 

「地上に行くのであれば、仮面を着けてください。サイモン様の種族では怖がられる可能性がありますので」

 

サイモン・ヤムトの種族は純粋な人間ではなく、惑星ウーパタウに居住するパウワンと呼ばれる種族と人間のハーフである。過去の大尋問官*2にパウワン男性が存在し、サイモンとも親交があった。

 

「そうだな」

 

*1
3番惑星の軍備はほとんどが実体兵器のため、対エネルギー兵器しか想定していない従来兵器では歯が立たないと考えられた。

*2
ジェダイ狩りを行う尋問官の内、高位の者。




新装備1
○アーマー
対物理防御が強化され、対物ライフルの銃弾をも弾くことが可能になっている。
見た目はOld Repablicに登場するリパブリックトルーパーのアーマー。
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