オーマジオウは、グランドジオウライドウォッチを使いクウガからビルドまでの平成1号ライダーを呼び出し、サノスの軍団と戦わせる。一騎当千のライダー達はチタウリの群れをなぎ倒していく。歴代ライダーたちが切り開いた道をオーマジオウは進む。
「一体何なのだ。」
「彼らは私の先輩方だ。そして、人間たちの自由を守る戦士たちだ。」
「ならば、まとめて始末してやろう。私、自らの手でな。」
そういって左手を握る。するとガントレットから紫色の光が発せられる。そして、そのまま拳を地面に叩きつける。紫の衝撃波が地面を削りながらオーマジオウに迫るが、腕を振り払うようなモーションで、衝撃波を相殺する。
インフィニティ・ストーンの力がかき消されて一瞬動揺したが、すぐに冷静になる。
「ならば、こいつだ。」
今度は、オレンジ色の光がオーマジオウを包んだ。
まばゆいオレンジ色の光に包まれたオーマジオウは、光を手で遮ろうとした。少しばかり目がくらんだが、すぐに元に戻る。が、今までいた場所ではなく、一面水という奇妙な世界が広がっていた。
「何らかの幻覚、催眠、転移といったところか?」
「常盤ソウゴォ。」
怨念のこもった声が背後から聞こえる。しかし、オーマジオウは振り返らずして正体を当ててみせた。
「……スウォルツか。さしずめ、死者の魂の在る世界といったところか。ならば!」
黒とオレンジ色のライドウォッチを起動し、その場より脱出した。
元の世界に戻ると、一応あたりを見渡しそれを確認した。
「何故だ!何故ソウルワールドから戻ってこれた!」
「魂に関する力も持っているのでね。」
これ見よがしにゴーストライドウォッチを見せる。
「わたしはお前を見くびっていたようだ。」
そういって、左手を握ると青い光を放つ。青いゲートがサノスの前方上部から降ってくる。
「む?」
「なに。逃げたりはしない。私は絶対なのだ。……少々本気を出してやろう。」
サノスの前には、黄金の鎧とデュアルブレード型の武器が置かれているのだった。
「ふむ、では早く纏うがいい。」
そう言い、オーマジオウは後ろでチタウリたちの相手をしてるライダー達を確認した。
「さすがに消耗してきたか。では…ハッ!」
軽く手をかざすと、クウガはライジングマイティ、アギトはトリニティ、ファイズはアクセル、ブレイドはジャック、響鬼は紅、電王はクライマックス、キバはドガバキ、Wはファングジョーカー、オーズはタジャドルコンボ、フォーゼはマグネットステイツ、ウィザードはフレイムドラゴン、鎧武はカチドキアームズ、ドライブはタイプフォーミュラ、ゴーストは闘魂ブースト、エグゼイドはダブルアクションゲーマーレベルXX、ビルドはスパークリングへと強化、龍騎にはナイトを、カブトにはガタックを、ディケイドにはディエンドを、増援をするのだった。
一応中間パワーアップフォームに、ない者たちには増援を。
そんな感じにしました。