この錬金術師、何かおかしい。   作:有限世界

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この錬金術師、何かおかしい。

 千年前、魔王が世界を滅ぼそうとした。神は勇者を遣わし、勇者は長い冒険のすえ魔王を討った。

 

 

 次の魔王は800年前突如現れた。やはり神は勇者を遣わし、そして勇者は魔王を討った。

 

 

 その次の魔王は600年前。

 

 

 その次の魔王は400年前。

 

 

 その次の魔王は200年前。

 

 そして…………

 

 

 

 

 

 

 5年前、とある冒険者学校

 

「なあ、もうすぐ魔王が復活するけど、神に選ばれていない勇者でもない人間が魔王を倒したら、面白くねぇ?」

 とある問題児が仲間の問題児達にそういった。

「正気じゃないわね。明らかに神に逆らう罰当たりよ。だからやりましょう」

「どうせやるなら勇者が魔王の元にたどり着いた瞬間に丁度魔王を倒せたらベストだな」

「どうせならもっと仲間を増やそう」

 そうして彼らの学年は混沌の世代として有名になった。

 

 

 

 4年前

「リーダー、ビッグニュースだ」

 混沌の世代の1人が仲間達の元へ情報を運ぶ。

「貴方がそう言うのは珍しいわね」

 普段の彼は静かな(混沌の世代比)男であるなため話題を提供するのは珍しい。

「で、どうした?」

 リーダーが促す。

「オレの弟が勇者に選ばれた。そして来年ここに入学して卒業後魔王討伐の旅にでる」

 それは魔王が産まれる、或いは産まれたということであり、普通の人にとっては恐怖でしかない。しかしここにいる狂人達は既に気力十分臨戦態勢。

「成る程な。良かった良かった。万が一でも俺たちの誰かが勇者になったら目も当てられないからな」

 そう、これで当初の予定通りに勇者の前に魔王を討てる。

「つきましては、弟の出発と俺たちの出発を合わせないか?」

 勇者の兄は悪どい笑顔を浮かべ、またリーダーも似たような顔で

「そして先回りして魔王を倒すか。採用!」

 それに同調し

「じゃあ宣戦布告もしようよ」

 悪どい考えは更に浮かぶ。

「ふむ。では、各自卒業迄に愉快なシチュエーションを考えるように」

 

 

 3年前

 

 勇者は冒険者学校へ入学する。

 魔王復活。同時期、オーボエ山が爆発し、湖に変わる。魔王の仕業と推測される。

 

 2年前

 ビギソン大陸が東西に両断される。魔王の仕業と推測される。

 

 1年前

 ノーギス共和国で軍事クーデター失敗。魔王が黒幕と推測される。

 

 そして…………

 

 

 多くの風車が乱立するものの長閑な風景が広がる田舎。それが勇者、ユウ・クロムウェルが産まれたシャフ村だった。

「ここが勇者様が産まれた村ですか」

 冒険者学校を卒業した勇者一向は魔王討伐の旅に出る前に、1度勇者の家に戻る事にした。

 兄から冒険の前に1度顔を見せるように言われた事もある。しかしそれ以上に兄の協力を得たかったからだ。

「兄貴が一度戻ってこいってね」

 勇者のユウは飾り気こそ無いが恐ろしい強度を誇る武器の鞘で青い金属の鎧の上から肩を叩きながら考える。ダークブラウンの瞳は空を仰ぎ見て、薄い緑のボサボサ頭で絶対にろくでもないと考えていた。

「お兄さんってどんな人なんですか?」

 修道服姿のヒーラーの少女ミリー・スタッカートの質問に勇者は先ず渋面で、続いて嫌そうに返す。

「何時も非常識なのを作ってたな」

 この剣とか。

「そういや入学祝いに貰ったっつうてたな」

 赤いポニーテールの赤い重鎧、ミーヤ・ハイゼンベルグという粗野な女剣士が呟いた。

「卒業試験で3振り作って、残りは国と学校に譲ったって言ってたけどね。で、これが1番上手くできた奴」

 しかし王国も学校もこれ等以上の物は未だに持っていないというチートな武器である。そこに見本があるのに3年間では学生が作った武器と同程度な物を専門家が作れていない、という非常識な事が起こっている。ちなみに鑑定スキルによると、どれもこれも、勇者だけが使える伝説の聖剣より攻撃力が高かったりする。

 それを弟に与えるとは兄弟愛に溢れていると普通なら思うのだが、あの兄だしなぁと否定する。あれはただ自慢したいだけだ。

「前々から気になってたんだけど、それって日本刀だよね」

 異世界人のやや気弱な魔法使いが質問した。ロープ姿の黒髪黒目、平たい顔のソーマ・タカハラ。

「自分はよく知らないし、兄貴もソーマと違って異世界人じゃないはずなんだけどな。昔から錬金術は使えたけど、こんなの作ってないし。

 だから学校で見たか聞いたかして作ったんだと思うんだけどね」

「「「見た?」」」

 勇者の言葉に一同は首を傾げる。そういう反応するよなーと思いながら詳しい説明を始める。

「原理を聞いたとか変わったものを見たら、じゃあ作ってみるかと新しい物を作ってみて、作ったら作ったで何時の間にか改良に改良を重ねてオリジナル以上のが量産されているんだよ」

 例えば

「この村の風車、オリジナルの1つを除けば全部兄貴が作ったやつだぞ」

「「「へ?」」」

 皆が風車を見ながらポカーンとする。

「それを格安で村に売って生活費にしたり、新しい道具の材料に充てたりしてた」

 なお弟は知らない。兄は商人へ設計図を売って大儲けしており、自らの学費や研究費にしていたことを。そして幾つかの村で最新の風車が利用されている事を。

「他にも昔から、鍛冶屋の代わりに錬金術で鋤とか包丁とか作ってるぞ。最近の人気は対魔物ようの防具の売れ行きがいいな」

 いきなり現れて説明を付け加えるのは薄い緑のボサボサ頭にダークブラウンの瞳。それは勇者と同じ組み合わせ。つまり、

「兄貴!?久しぶり!」

「そうだな。3年ぶりになる。

 他の面々は初めましてだ。ユウの兄、ケイ・クロムウェルという。宜しくな」

 その笑顔は勇者の兄だとよくわかる。

「混沌の世代といえばわかるか?」

 冒険者学校では伝説となっている頭のネジが3つくらいぶっ飛んだ集団である。如何にしてルールを破らず滅茶苦茶な事をするかに執念を燃やすメンバー達で、例えばケイの場合、ダンジョン走破訓練で地下2階へのタイムトライアルにて地面を分解してショートカットし、歴代記録を大幅に塗り替えたりした。なお、他にもショートカットで記録を塗り替えた者も大勢おり、それ以降ルールにダンジョンの破壊等の禁止のルールが加わった。

 混沌の世代はその他にも数多の問題行為を起こして規則を追加している。その癖に功績は絶大。光と闇が中途半端に混ざりあった『混沌』が形容される所以である。

「ひょっとすると3狂の、混沌の錬金術師でしょうか?」

 その中でも理解不能な物を作り出すケイはその界隈では有名であった。

「お?知ってたか」

 ソーマの言葉に少し嬉しそうなケイに対して、発言者は肯定されて頬をひきつらせていたが。絶対にろくでもないなと弟は思ったので、話題を変える。

「ところで、何処に行ってたの?」

「一昨日の魔物の襲撃で壊れた罠の増設をやってた」

 基本的に彼は修理点検をしない。どうせならとバージョンアップさせるから、増設であっている。

「襲撃って、大丈夫だったの!?」

「人的被害はない。農作物の被害があったが、普段の狸や猪からくらう被害の方が大きいくらいだ」

 被害がない事を喜べばいいのか、これから戦う相手に呆れればいいのか。

「むしろ獣対策の罠に嵌まって壊しまくってくれたからな。避けていく猪の方がよほど賢いぞ」

 猪突猛進の猪よりも突撃主義だった。

「ところでお前らの武具、ショボすぎないか?」

 神話時代の伝説の武器を軽く凌駕する武器を作れる錬金術師にとって、勇者一向の武具は不安になる。

「……それは、どういう意味だ?」

 王国から譲り受けた神話時代の鎧を着た戦士が睨み付ける。

「えっと、僕の鑑定スキルだと、ユウやミーヤの鎧とケイさんのシャツの防御力が殆ど同じなんだけど。上から鎧を着たらケイさんの方が確実にに固くなるし、同じ繊維の厚着でも越えると思うよ」

 そりゃ心配になるよねと非常識な兄を持つ弟は納得していた。他の者は唖然としていたが。

「魔物退治用の装備として村に大量に寄付した防具の方がお前らのワンオフより性能がいいってどういうことだ?」

「神話に喧嘩を売って勝つような防具をそんなに作ったの!?」

「そりゃ俺は高品質の1を作る職人じゃなく、大量に産み出す錬金術師だからな」

 説明になっているようでなっていない。

「そして3年間の修練の結果、卒業試験で作った刀より高品質の刃物も村や同期へ大量に卸した。鍬にすると地面が凄い勢いで掘れるしな」

 その攻撃力、伝説の剣以上、その名は鍬。技術の無駄遣いでしかないと思いきや、深く掘れるために農産物が根をしっかり張れる事と、作付け面積の増加により生産量はアップしている。無論、刈り取る鎌も高品質。その他便利な道具も開発して、この村の生産量は3年で2倍に膨れ上がった。なお、包丁はまな板ごと切ってしまうので切れ味を落としています。

「なのにお前らの武器から判断すると、何故王国も学校もそれ以上を作れないんだ?」

 ここの村人は装備品の性能のごり押しで勇者一行を倒せそうです。武器は鍬とか鎌とかだろうけど。

「自分から質問があるのですが、ユウの武器ってやっぱり日本刀だったんですか」

 日本人、ソーマが呟いた。

「原理を聞いて作った擬きだけどな。あと、ここは日本という国ではないからこれは単なる刀、語源は片の刃だったか?」

 本来は聞いただけで作れるようなものではない。

「日本刀とやらは、複数の異なる性質の金属を重ね合わせ、折れず曲がらず良く斬れるという武器だ。そして性質の低い鉄でより良い物を作ろうと試行錯誤の上で作られたものだとも聞いた。

 なら技術は足りなくとも、より高品質な素材で作ればより良い結果になる。

 そこから魔力も付加すれば更に強力な武器の出来上がり。とはいっても試作品だけで千は作ったな。流石に万はいってないと思うが」

 遠い目で懐かしがっている。

「えーっと、日本刀の事を誰から聞いたんですか?」

 ソーマは気になったので訪ねてみた。

「用務員のシド先生」

 御年60歳、禿げ頭で大柄かつマッチョなおじいさんである。

「あの人、日本人だったのか」

 同じ平たい顔だったのに気づかなかったと同郷のソーマは嘆いた。まあ名前もあだ名を使って日本人らしくないのもあるし、仕方がないだろう。

「先輩後輩みな魔力が無いからとシド先生をバカにしてたが、ミスリルにも勝る知識は他の授業よりためになったぞ」

 他の先生には名前も敬称もつけて無いがシド先生と彼にだけはつけている。彼にとってはそれほどの人である。逆に混沌の世代と関わり過ぎて他の先生や生徒からの評判が悪くなってしまった一面もあるが。

「お陰様で新しい武器とか防具とか作れたし、その経験で新しいアイディアも次々沸いてきたからな」

 ある意味シド先生こそがケイの非常識に拍車をかける1番の要因だったりする。

「特に銃だ。あれはいい」

 ソーマは吹いた。

「銃ってなに?」

「ボウガンを小型にして攻撃力を上げて音をうるさくしたやつ」

 弟の質問に対して簡潔にし過ぎて答える兄だった。肝心なところが抜けてるが、大筋で間違いではないからソーマはスルーする。

「とりあえず村の狩猟や防衛用と予備に百丁程作ったな」

 ここの村人は王国軍と戦争しても勝てそうだと現代人は考えた。それをケイに聞けば、補給を考えない限りいい勝負をしそうと答えるだろう。この場合、補給を考えないといけないのは王国軍だが。

「それにしても警備が厳重過ぎませんか?」

 ミリーは疑問を述べた。

「生まれ育った村で愛着があるからね。自分ができるだけの事は残しておきたくてな。

 それに早速攻められたところからも、勇者の心を折るのに有効だろう。ならこの備えは必要だったわけだ」

「残しておく、ですか?」

「そうだよ。実にふざけたオレたち好みの約束で旅に出る予定があるのさ」

 後に勇者パーティーは語る。この時浮かべた笑みは不安しか呼ばなかったと。

「えーっと、それは犯罪じゃないよね?嫌だよ、身内から犯罪者がでるのは」

「はっはっはっ!安心しろ」

 本人には悪いが、混沌を知る者にとっては安心できない。

「オレたち混沌の世代は法を破ってはいない!」

 色々問題児なのだが、確かに校則も破ってはいない。ただし後から付け加えられていて、次やったら違反になる事は多々ある。なので何を安心すればよいのか?

「詳しく聞いていい?」

 弟は恐る恐る聞く。

「いいぞ」

 そして兄は悪童が笑うように問いかける。

「神に選ばれていない勇者でもない人間が魔王を倒したら、面白くねぇ?」

 彼が何を言いたいのか意味がわからない。じっくり咀嚼してその解釈に間違いが無いか考えて、他に解釈の余地があるかと信じたいがどうしても思い浮かばない。

「我々混沌の世代は神託の勇者より先に魔王を倒します!」

 混沌の錬金術師は世代を代表して宣言した。

「本気で勝てると思ってんのか?」

「正気とは思えませんわ」

 女性陣は常識的な事を怒りを込めて言った。一方で男性陣、兄ならやりかねないという嫌な信頼を持つ弟と、他に作ったもの次第ではやりかねないと考える日本人であった。

「勝てるさ。なんたって、今のお前ら4人よりオレ1人の方が強いからな」

 そんな余裕の言葉に対して

「模擬戦でもすっか?」

「ええ。この身の程知らずに天罰を下すべきです」

 女性陣も目がぎらついている。

「流石にこの装備で勝てるとは思わないから装備を取り出すくらいは待ってくれ。あと、周囲の被害も考えて北の平原でやろうか」

「わかった。先に待っとく」

 弟も止めないあたり頭にきていた。日本人は流石に大砲は無いだろうがガトリングくらいならあり得ると不安だった。そしてその想定はあまりにも緩すぎた。

 

 10分経過

 

 キュルキュルキュル

 

「なんだ?この音は」

 奇妙な音の方を皆が向く。この世界では聞く機会などない音であるし、日本人でもそうそう聞くこともないが、ソーマは心当たりがあった。

「いやいやいやいや、冗談でしょ冗談でしょ?冗談だよね?」

 ソーマは冷や汗をかきながら、他のメンバーは不審に思いながら音の方を向く。

 

キュルキュルキュルキュルキュルキュル

 

 それは小さな小屋くらいある(くろがね)の塊だった。

「「「は?」」」

 この世界の住人には馴染みのない造形、しかしその巨大さは兄の非常識に慣れていたケイの弟でさえ度肝を抜くには十分過ぎた。そして

「戦車ーーー!?!?!?!?」

 それがどういった物か知っているソーマは叫んだ。

「貴方いったい何考えてんですかー!?というかそれを剣や鎧なんかと同じ装備扱いにすんなや!そしてそんなん食らったら模擬弾だろうが死ぬわー!」

『ギミック付き全身鎧から防御力と攻撃力を強化させて、重量で失われた機動力を別付けしたらこうなっただけだぞ』

 補足としてケイ・クロムウェルに戦車の知識はない。彼のコンセプトは個人用の移動要塞で、攻撃用の銃を大口径にしていくとサイズが大きくなり過ぎていつの間にか大砲になってしまっていて、機動力について試行錯誤していたらキャタピラーができあがって、それは現代人が知る戦車というもと一致していただけである。接近されても戦えるように副砲としてガトリングが4門ついているところが、コンセプトが要塞である名残だったりする。

『しかしこれは戦車というのか。こんなものを魔力も無しに運用するなんて凄いな異世界は』

「大砲もエンジンも存在しない世界でこれを創造するあんたが凄いわ!」

 感心していたケイに対してソーマはキャラが崩壊していた。まあエンジンも火薬も無い剣と魔法のファンタジー世界、しかも中世ヨーロッパ辺りの文明の世界において、いきなり戦車が出てきたら精神崩壊も仕方がないだろう。

「あれってそんなにすげぇのか?」

「確かに防御力だけなら凄そうではありますけど」

 ついていけないミーヤが始めて見る程に動揺しているソーマに聞く。

「大前提としてお互いに魔法が使えないと仮定したら……」

 鑑定による戦車の魔法耐性を考えたら仮定の殆どに意味は無いだろうが、足元に魔法で穴を掘って機動力を殺せばなんとかなる。相手も魔法で足場を作るだろうからいたちごっこになるが。

「事前に罠とかを用いて十分に対策しないと、アレ1両で国の全戦力を集めた王都が陥落する可能性がある」

 ポカーンとする以外にリアクションはない。

『魔法の力で動いてるから、その条件だとこちらは何もできんぞ』

 とは言うものの、戦力としては否定しなかった。

「そして地球の文化を参考にして作ったなら、あれは誰にでも使えて何個でも作れる物の可能性が高い」

 魔王の代わりに世界征服ができても不思議はない。というより、もはや彼が魔王なんじゃないかと皆は本気で考えた。

『操作が複雑だから誰でもは無理だし、ある程度の魔力が必要だ。材料や工程が多いからまだ5両しかできてないんで、大量生産は無理だ』

 既に量産されていた。そして造る度にバージョンアップされているのを弟は確信している。この戦車が最新なのか旧式なのか判断に迷うが、精神衛生上聞かない方がいい。

「ちなみにそれ、どれくらいの攻撃力があるんですか?鑑定スキルがバグってしまって」

 使う機会は無いであろうが、五桁までは測定できる。つまり、攻撃力も防御力も六桁以上。この段階で並みの城塞より硬い。

「たしか通常弾だと防御力1万相当の盾が粉微塵になったな」

 なお、パーティー全体の装備品の防御力を合わせても千くらいである。一塊になって魔法で防御を固めたところで粉微塵だろう。

「仕方がないんで防御力10万相当の装甲に撃ち込んだら、壊れたがギリギリ貫通はしなかった」

 大量生産云々以前に、これ1両で世界を滅ぼせそうです。

『他にも試作品の特殊弾でオーボエ山が湖になったな』

「「「犯人お前かーーー!」」」

 丁度魔王が現れたころに村の近くの世界一高い山であるオーボエ山が消え、魔王の仕業と考えられていた。この影響で魔王の強さは上方修正されていたのだが、真犯人はここにいた。

『高すぎる威力の反動で試作戦車も壊れてしまったからな。そんなにホイホイ使えるものでもない』

 むしろ一生使わないでください。勇者一行の心が一致していた。

『で、どうする?模擬戦をするか?この辺りが湖になるだろうけど』

 大急ぎで断ったのはいうまでもない。

 

 




作ってから気がついた。兄より姉の方が阿鼻叫喚になりそう。

風車→ふうしゃ→ふしゃ→(並び替え)→しゃふ
シャフ産の刀、シャフとう。

まな板を切る包丁、しかし何故かまな板を強化する方向へは向かわなかった。

ぶっちゃけゴーレムを人、動物、モンスター等の形にする必要はないよね?馬車の荷台形の完全輸送特化ゴーレムはアリだと思う。




試作品な理由、魔王討伐が楽にできそう、ヒロインいらない等。
実はダメージ計算式とか作ってた
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