さて、リメイク前と違って描写とかをより丁寧に書くように心がけてはいるんですがどうでしょうかね?こういうのって自分からの視点だとわかりにくいんですよね。多少はよくなったと信じたいです
あと敵校の募集を始めることにしました!ついでにすっかりと忘れていた連携技の募集とかもしようと思うので、今回も協力をお願いします!
中学サッカー界で皆が目指す憧れの舞台、それがフットボールフロンティア。
もちろん誰もが行くことができるわけではなく、本戦に出場するためには予選を勝ち抜かなければならないが、そもそも勝ち抜くためにはどうすればいいか?
もちろんサッカーの大会なのだから、サッカーの技術は持っていないといけない。
しかし、それだけだとどうしても勝ち抜けない。この世界のサッカーで勝ち抜いていくためには、どうしても必殺技が必要不可欠となる。
とはいえそれは一朝一夕で覚えられるような簡単なものではない。ただでさえ完成には時間がかかる。ましてや開催時期を考えると、時間も有り余っているとはいえない。むしろ少ないぐらいだ。
「よし、今日はいよいよ必殺技の特訓をやってくぞー!」
だからといって最初から諦めるわけにはいかない。それに完成には時間がかかるといったが、短期間で覚えることができる人もいる。諦めずに、やれるだけやってみる。それで無理だったなら仕方がない。
「・・・それはいいが、必殺技をいきなり作れと言われてもわからないぞ」
「せやな。なんかアドバイスはないんか?」
「アドバイスか。えーっと・・・ちょっと待ってくれよ・・・」
経験者ならどうすればいいかわかるが、素人にいきなり作れと言っても厳しいものがあるだろう。せめて何かしらのコツであったり、重要なポイントを知っておかないと無理と言っても過言ではない。
「・・・そうだな、大事なのはイメージだ!」
「なるほど、イメージか!・・・イメージ?」
・・・彼の言っていることは決して間違いではない。想像力は必殺技を完成させる上で、非常に大事な役割を担っているのは事実だ。
たが、そんなことはわかっている。イメージだけでなんとかならないから詳しく聞いているのだ。もし仮にイメージだけ完成させたなら、その人はいわゆる天才に分類されるだろう。
とはいえ赤城の気持ちもまったくわからないわけではない。必殺技の説明をしろと言われても、言葉で表すのは少し難しい。
「キャプテン、ここは見せてあげた方がわかりやすいんじゃないかい?」
百聞は一見にしかず。結局のところ、実際に見せるのが一番わかりやすく、手っ取り早いだろう。
「はーい、それならうちがやるんヨ!」
三日月がピョンピョン跳ねながら私がやるとアピールする。他にやりたいという人もいなさそうなので、彼女に任せてみることにした。
「それじゃよーく見てるんヨ!!」
自信満々の笑みを浮かべ、足元のボールを勢いよく踏みつけると、地面に半分ほどめり込んだ。
そしてボールを踏みつけたまま足を後ろに引き、強い回転をかける。
すると地面との摩擦によりボールが発火、さらに少しずつ浮き上がってきた。
「バウンドフレイム!!」
浮き上がってきたところで全力のキック。ボールは炎をまとったままバウンドを繰り返し、トリッキーな動きでゴールに吸い込まれた。
「す、スゲー!!やっぱり必殺技ってカッケーな!!」
「ナハハハハ!すごいでしょー!!」
それを見ていた淀屋達、サッカー初心者からは歓声があがり、三日月も満足げな笑顔を見せた。
「今見たとおり、必殺技を作るにあたって一番わかりやすいのは属性かねぇ。炎だとか氷だとかはイメージを持ちやすいよ。あとは自分の特徴とか個性を利用するのもわかりやすいし、ありだと思うよ」
「なるほどのう・・・なら、ワシはこの身体を活かした技でも考えてみるとするか」
筋肉要塞の盤上が、その肉体を活用できる技を持つことができればかなり頼りになりそうだ。
「あとは属性に付け加えるのありよ。さっきの技なら炎に加えてバウンドさせてボールの動きを読ませなくしたり、有名なファイアトルネードなら自ら回転して、勢いをつけることで威力を向上させたりもしてるわ」
「なるほど、そういうのもあるのか・・・ありがとな!めちゃくちゃわかりやすかったぜ!」
「へっ?そ、そうかしら!他にも色々あるから知りたかったらいつでも来なさいよ!」
他の炎系統のシュート技だと、先程の二つに加え太陽の力をボールに伝達させるアトミックフレア。炎の魔神を呼び出し、拳と共に放つ爆熱ストームなどがある。可能性は無限大だ。
「あっ、他の人の技を参考にするのもありなんヨ」
「せやせや、むしろ最初は動画とかで見てそのまま覚えた方がええかもしれんな。慣れてきたら自分で考えたり、アレンジしたらええで」
たとえば彼女、支倉が使うコールドカッターはスピニングカットという技を元にしている。これは木戸川清修の西垣という選手が使っていたのだが、支倉はまずこれを覚え、そこから自分なりにアレンジしたのだ。
「よーし、それじゃあ今日も練習するぞ!みんな位置につけー!」
とにかく一つ軸にできる技を覚えれば、そこから派生させたり、連携して威力を上げることもできる。何か一つだけでも覚えておきたいところだ。
「支倉先輩!なんか野球に関連した技とかないっすか?」
「うーん・・・あるにはあるけどやめとき。色んな意味でオススメできる技ではないわ」
「じゃ、あたいは頑張ったんで今日はこの辺で・・・」
「・・・斧街?」
「わ、わかったよ・・・もう少し頑張れるよ・・・」
FFの地区予選までもう三ヶ月を切っている。時間は限りなく少ないないが、諦めるなんてつまらないことはしない。可能性があるのなら、それに賭けるだけだ。
それからしばらく必殺技の練習を続け、気がつくとすでに日が暮れ始めていた。
「それじゃあ今日はこのぐらいにするか!お疲れさま!」
当たり前だが、この日の練習で必殺技を完成させたものはいなかった。無理もない。そんなに簡単にできるなら最初から教えている。
ある程度基礎を完成させ、技のイメージを作り上げる発想力、それを現実のものとするための身体能力、完成まで地道に努力できる忍耐力。それらが揃って初めて完成させることができるのだ。
「ガッハッハッ!必殺技こそできんかったがいい汗を掻いたわ!」
「・・・難しいな」
「そうだね。なかなか上手くいかないものだ。いかにサッカー選手が努力をしているかということがうかがえるよ」
ひとまず今日の練習はこれでおしまい。それぞれ感想を口にしながら、部室に戻っていく。
だが、東条だけは戻ろうとせず、何かを考えていた。
「イメージ・・・イメージか・・・そうだ!おい淀屋!」
「なんや、どないしたんや?」
やがて考えがまとまったのか、東条は部室に戻ろうとしていた淀屋に声をかけた。
「日曜あたりに・・・いいか?」
「おう、別にかまへんぞ」
「サンキューな!助かるぜ!」
結局何を話していたかはわからないが、日曜日がどうだとか言っていた。おそらくプライベートの話、それならば介入するのはよくないと感じ、聞くことはしなかった。
「さて・・・今後はどうしようか・・・」
今日の練習の様子だと、全員努力できるタイプらしい。これなら時間さえかければ、ちゃんと必殺技を会得することが可能だろう。
だが、それでは間に合わない。FFに間に合わせるには練習だけだと間違いなく間に合わない。練習だけでなく、何かしらのきっかけ・・・起爆剤がないと勝ち上がることはできないだろう。それこそ試合などができれば一番いい。
「どーしたもんかな・・・?」
いくら努力しようが、それだけでは限界がある。折角出られるようになったのだ。できることならば勝ちたい。
「そうだねぇ、ダメ元で頼みに行ってみるかい?」
「うおっ!ビックリした・・・」
いつの間にか斧街が隣にいた。こちらの考えを汲み取ったのか、他の中学に相手になってくれないかと頼みに行こうと提案した。
「そうですね・・・やるだけやってみましょうか!」
こんなできたばかりの素人チームとわざわざ戦ってくれるかは甚だ疑問だが、もしかするといるかもしれない。手当たり次第回ってみることにした。
「練習試合?・・・ええやん、面白そうやな!」
「・・・へっ?いいんですか!?」
手始めに一番近くの学校に頼みに行ってみた。ただ時間も微妙なので、サッカー部の人はいないかもしれない。仮にいたとしても断られるだろうと思っていた。
だが、運のいいことにサッカー部の人はまだ何人か残っており、しかも思いもよらぬ返事まで得ることができた。
「おいおい、そっちから言い出した癖に何驚いてんねん?こっちはいつでも相手になったるわ!」
「おぉぉぉぉ!!マジですか!?本気と書いてマジですか!?」
「いやなんで二回も言ったんだい?」
あまりの嬉しさに混乱しているのか、同じことを言っている。いや、本当という意味のマジと本気という意味のマジだから意味はちょっと違う。意味がわからないという点では合っているが。
「あっ!みんなに伝えないとな!!ちょっと行ってきます!!」
「えっ?ちょっと待っ━━━」
まだ正式な決定ではなく、具体的な日にちなども聞いていない。試合したかったのはわかるが、はしゃぎすぎである。
そもそももうみんな帰っているだろうし、学校に帰ったところで仕方ないだろう。まあ追いかけるのもめんどくさかったので、放っておくことにした。
「元気なやっちゃな。これは試合が楽しみやな」
「それはそうと、なんであたいらのところとの試合を受けたんだい?他に戦うところはなかったの?」
練習試合といえど、そう簡単にできるようなものではない。他の部活との兼ね合いや時間の都合、遠い場所なら移動費などの予算もかかる。
正直こんなできたばかりのチームよりも、ある程度経験のあるチームと試合した方がよっぽと良い練習になるはずだ。
「なに、自分らもなんだかんだできたばっかのチームでな。試合に飢えとるんや。それに試合が一番の経験やし、受けといて損はないやろ」
とりあえず近かったからという理由できたが、どうやらここも最近できたばかりのチームらしい。たしかにそれなら受けられる試合はなるべく受けておきたいかもしれない。
しかし・・・それだけが理由ではないだろう。
「・・・それに地区予選で戦う可能性がある以上、データを取っといて損はない・・・ってところかい?」
「なんやバレとったんか。つまらんなぁ」
実践練習をしつつ、今後戦う可能性のある相手のデータをとる。たしかにそれなら戦う価値もあるだろう。
「まっ、情報も大事やが戦うのが楽しみってのは嘘やない。楽しみにしとるで!」
「はいはい、こっちも楽しみにしてるよ。そろそろ試合しないと限界だろうしねぇ」
「素人とはいえ試合はしたいやろうからなぁ。なんなら試合ためにサッカー部に入ったみたいなもんやし」
「・・・まっ、そんなとこだね」
両者不敵な笑みを浮かべ、斧街はこの男と練習試合の段取りを決めるのだった。
というわけで、次回はいよいよ試合です!長かった・・・ここまで長かった・・・パ◯ラッシュ、僕もう疲れたよ・・・
前書きにもあるとおり、募集始めてるんでよかったら参加してください!お待ちしております!