イナズマイレブン 〜熱き太陽の導き〜   作:チェリブロ

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あまりにもずっと家にいるため、曜日感覚どころか月日感覚も狂ってきたクーガです。実際もうすぐ6月ということに最近気がつきました。・・・早すぎん?

それはさておき募集の方ですが、双輝中はそろそろ展開とかも考え始めないといけないので、来月の10日ぐらいには締め切る予定です。なので、送る人はそれまでにお願いします

他のチームはまだ時間あるので、そちらはゆっくり考えてください。以上、月日感覚が狂って更新を忘れそうになっていた私からの連絡でした

追記
読者参加ってどうすればいいの?という方のために、活動報告に読者参加のキャラの作り方をあげておきました。参加したいけどわからない!という方は、参考にしてみてください


初試合!輪成中学!②

前半が終わり、ハーフタイムに入る。タオルで汗を拭き、水分補給も忘れない。時間は僅かだが、この間に少しでも疲れをとる。

 

「すみません。不甲斐ない結果ですが、あとはお願いします」

 

「あんたは怪我のこともあるし、無理は禁物だよ。今はゆっくりと慣らしていきな」

 

「ガッハッハッ!もう少しこらえたかったが・・・今のワシじゃこれが精一杯じゃ!」

 

「大丈夫ですよ。私に任せてください。まあ点を取るのは私の役目じゃないですけど」

 

前半に出場していた選手のスタミナや実力などを考慮し、交代する選手を決める。

 

交代するのは怪我のことがある麻宮、まだ動きの甘い淀屋と盤上、動きは悪くなかったが、スタミナが心配な佐原の四人。

 

この四人に変わって、後半からは温存しておいた経験者を投入し、流れを変える。これでなんとかなればいいのだが・・・

 

「ワイの出番もこれでしまいか・・・もうちょい出たかったな」

 

怪我などのアクシデントが起こらないかぎり、おそらく今日の試合ではもう出ることはないだろう。あとはベンチから試合を見て、応援することしかできない。

 

「おい、出番はないかもしれないが試合はよく見ておけ」

 

すると、淀屋の独り言を聞いていたらしい裁野が声をかけてきた。

 

「成長に繋がる何かを見つけられるはずだ。そうすれば次の時には叩き潰せる」

 

「わ、わかったっす!」

 

目付きと口調の悪さが相まって少し怖いが、彼なりのアドバイスである。決して悪いものではないので、素直に受け止めたい。

 

城翔中学フォーメーション

━━━斧街━━━━三日月━━

━━━━━━赤城━━━━━━

━━獅子神━━━━━星見━━

━━━━━━華咲━━━━━━

━黒鉄━━━━━━━━千景━

━━━支倉━━━━裁野━━━

━━━━━━東条━━━━━━

 

数名メンバーを交代し、位置につく。いよいよ後半戦が始まる。

 

「はっはっはっ、モンキーターン!!」

 

「後半も遠慮せんからなぁ!ワイルドパンサー!!」

 

相手は後半開始直後から必殺技を多用し、猛攻を仕掛ける。城翔サッカー部の面子は必死に食い止めようとするが、ゴリ押しで突破されてしまう。

 

「結構やるんだね。でも、ここで止めるよ」

 

突破され、これ以上追加点を取られてしまうと試合が決まってしまう。先にはいかせないと、華咲が三堂の前に立ち塞がる。

 

「口だけならなんとでも言えるで!パンサーステップ!!」

 

必死に食らいつこうとするも、やはり必殺技と通常のプレーでは厳しいものがある。奪うどころか、触れることすらできなかった。

 

「残念やったな!お前の負けやで!」

 

三堂の言うとおり、自分の負け。残念ながらここで止めることはできなかった。

 

だが、特に悔しくはない。そもそもここで抜かれようが構わない。今この場に置いて大事なのは、自分に注意が向いているかどうか。

 

・・・そう、これは個人戦ではない。何も自分が止める必要などないのだ。

 

「そうね、たしかに私の負け。・・・でも、これはチームでの戦いだよ?」

 

華咲に注意が向いていたため、気がつかなかった・・・死角から静かに目を光らせていた男の存在に。

 

「サイクロン!!」

 

「のわっ!?」

 

隙だらけの状態では荒れる暴風に耐えることができるはずもない。三堂は容易く吹き飛ばされた。

 

「前半は散々やられたからな。かたきはとらせてもらう」

 

裁野は奪ったボールを即座に蹴り出し、それを星見が胸でしっかりとトラップ。一気に中盤まで持ち込むことに成功した。

 

「みんなすまん!奪われてもうたわ!」

 

「へっ、すぐ取り返せば問題ないっすよ!」

 

星見の近くにいた太井正が、取り返すから気にしなくていいとフォローする。そう、取られたなら取り返せばいいのだ。

 

「ふーん、取り返せるものなら取り返してみなよ。まっ、無理だと思うけどね」

 

それを聞いていた星見が、来いと言わんばかりに相手を挑発する。

 

「な、なにぃ?・・・いいぜ、それならすぐにでも取り返してやんよ!!」

 

どうにも煽り耐性が低いのか、すぐにこちらに突っ込んできた。

 

正直動きが単調になってくれればそれでいい程度に考えていたが、まさかここまで乗ってくるとは思いもしなかった。

 

しかし、どちらにしろチャンスには変わりない。

 

「ムーンサルト!」

 

充分に相手を引き寄せ、体操選手顔負けの動きで猛進してきた相手の頭上から一回転。そして、華麗に着地を決めた。

 

「まさかこんなに上手くいくとは思わなかったよ」

 

「ちくしょー!!油断したー!」

 

挑発的な笑みを浮かべ、着地後すぐに三日月へとパスを繋ぐ。

 

「今度こそ決めるんヨ!バウンドフレイム!!」

 

パスを受け取った三日月はすぐさまシュートに移行。再び跳ね回る火球が相手キーパーを襲う。

 

「さっき止めとるから問題ない!また打ち返してカウンターや!!」

 

とはいえあの技はさきほど防いでいる。たしかにバウンドしているため多少面倒ではある。だが、慎重にどちらに飛ぶか見極めて、正面から技を叩き込めば防ぐことは容易い。

 

・・・にも関わらず、なぜか三日月は笑っていた。相手が確実にミスをするという確証でもあるのだろうか?

 

「・・・獅子神さん!あとは任せるんヨ!!」

 

その答えは、すぐに知ることとなった。

 

「任せておきなさい!あんたのシュートは無駄にはしないわ!」

 

いつの間にか、獅子神がゴール前にまであがってきていた。彼女もまた足が速い。不規則に跳ね回まわるボールに、一瞬で追いつく。

 

「くらいなさい!!ライオン・・・ハートッ!!」

 

女の子らしからぬ大きな雄叫びを上げると、音のエネルギーがボールに吸い込まれていく。

 

すると、ボールの色が今度は女の子らしい鮮やかなピンクに変化し、形もハートへと変化したボールをシュートする。

 

「おいおいマジかいな!?・・・ええい、ヒッティングハリセン!!」

 

まさかのシュートチェインに驚きながらも対抗。しかしこればっかりはさすがに厳しく、あっさりと力負け。一点差にまで詰め寄った。

 

「ありがとね!おかげで助かったんヨ!」

 

「ふふん、そうでしょう!!あんたのシュートもすごく良かったわよ!!」

 

よっぽど嬉しかったのか、二人はハイタッチしてお互いに褒め合う。

 

「くそー、なんかえらい笑っとるとは思ったけど、あんなことしてくるんか・・・」

 

まさかシュートチェインをしてくるなんて思いもしなかった。もう油断はしていなかったのだが、いくらなんでもあれを読めというのは無理がある。

 

「いやー、見事にしてやられてもうたな」

 

止められず、悔しがる芳本の元へ、キャプテンの三堂が話しかけにきた。

 

「短期間であれだけのことを身につける・・・ありゃ厄介でっせ」

 

FFの予選が始まる頃にはどれだけ成長しているのだろうか・・・わからないが、難敵になっていることは間違いないだろう。

 

「・・・上等や。むしろそれぐらいやってくれんと俺らんとこに火がつかんわ」

 

芳本の言葉を聞いた三堂は、不敵な笑みを浮かべてみせた。

 

 

 

 

 

それから試合が再開するも、しばらくの間は両チームに大きな動きはなかった。

 

中盤付近での奪い合いが激化し、奪っては取り返し、攻め込んでは取られるの繰り返しが続き、残り時間がどんどん減っていく。赤城はこのままでは勝てないと不安になっていた。そんな膠着状態の試合に風穴が開けられる。

 

「このままええとこなしで終わられへんな!ワイルドパンサー!!」

 

キャプテンの三堂が意地を見せ、必殺技で強引に突破。確実に勝つならこのままボールを保持し、適当に時間を潰せばいい。どうせ残り時間も短いのだから、それでなんとかなる。

 

だが、それでは実質負けを認めているようなもの。たしかそうしても、勝ちにはなる。それでもらちゃんと、最後まで戦う姿勢を見せる。それが真の意味で勝つということだ。

 

それに・・・こんなに楽しい試合をそんな形で終わらせるわけにはいかない。

 

「・・・先には通さん」

 

「おおっ、怖いなぁ。もっとリラックスしたらどうや?」

 

言葉は短いが、そこにはたしかな意思が存在する。そう、自分はDF。ここで相手を止めることが自分の仕事。黒鉄はそれをわかっているため、必死に食らいつく。

 

彼にはスピードがないという欠点があるが、それでも持ち前の巨体を活かして必死に妨害する。必殺技にも警戒しつつ、なんとか食い止め続ける。

 

「やるやないか。でも俺だけ見てたらアカンで!!」

 

しかしその瞬間、ダッシュして後ろから躍り出てきた南仁輪にパスを出されてしまった。

 

「なんだと・・・っ!」

 

やはりこの辺りはまだまだ素人。必殺技を警戒しすぎるあまり、他の面がおろそかになってしまっていた。

 

完全に隙を突かれてしまい、相手のパスにも対応できなかった。

 

「残念ながら快進撃はここまでやな!」

 

南仁輪は追加点を確信したのかニヤリと笑い、余裕を持ってシュート体勢に移行した。

 

「これで終わりや!!通天閣シュート!!」

 

今まで東条はこの技を止めることができていない。単純に経験と技の威力が足りない。

 

その二つはすぐになんとかなるようなものではなく、時間がいる。つまり、このままではシュートを止めることはできないだろう。

 

「綱基君、あんたの行動は無駄にはせえへんで!!」

 

だだし、それは一人だというのが前提だ。

 

「コールドカッター!!」

 

シュートライン上に割り込んだ支倉が、横薙ぎの蹴りで足に溜めた冷気を打ち出す。すると、地面に触れたところから氷の壁が形成された。

 

「あら、止めきれんかったか!」

 

しかし、これではまだ止めるに至らない。氷の壁を突き破り、ボールは止まることなくゴールへ突き進む。

 

それでも、充分すぎるほどに威力は軽減されていた。

 

「支倉先輩あざっす!!キラーブレード!!」

 

威力の下がったところにエネルギーで形成した鉈をぶつける。一度も止められなかったシュートを見事に両断してみせた。

 

「おおっ!?止めやがったか!やるな!」

 

「みんな!頼んだぜ!!」

 

時間はないが、みんなが絶対に点を取ってくると信じ、なるべく遠くへボールをぶん投げる。

 

「あっ、やべ」

 

・・・ところが投げた場所が悪く、再び相手にボールが渡ってしまった。

 

「おおっ、こいつはラッキー!!こいつはもらってくぞ!」

 

本人がその失敗に気づいた頃にはもう遅い。相手のミスでボールを確保した輪成中学は再攻撃を始める。

 

「まずい!?みんな止めるぞ!!」

 

「・・・待ってください。あれは・・・?」

 

東条のヘマをカバーしようとした星見が何かに気づく。

 

ドリブルをする太井正の近くに、前にあがっていた千景が忍び寄っていたのだ。

 

「・・・バニシングスティール」

 

気がつかれないまま射程距離内に入ったところで、静かに技の名を呟き、さらに接近する。

 

「・・・今です」

 

まったく気配を感じさせることなく、無駄のないスライディングで見事にボールを奪うことに成功する。ボールを奪取したあとは、その場からすぐに離れる。

 

「さーて、今回は俺がゴールまで決めてやろうかな〜!はっはっはっー!」

 

一見地味だが、それでいい。この技は千景の存在感のなさを利用している技。実際太井正はボールを奪われたにも関わらず、まだゴールに向かって走り続けている。

 

「おい!いったん戻れ!」

 

「へっ?なんでっすか?」

 

「ボール奪われたんだから当たり前だろ!?」

 

「うぇ?あー!?ボールがない!!」

 

周りに指摘されて、ボールがなくなっていることにようやく気づく。慌ててボールを奪った千景を追おうとするが、時すでに遅し。千景は他の選手にパスを出した後だった。

 

「存在感がないとあんなことできんのか!!・・・ワイもやってみるのありかもしれんな」

 

淀屋には向いてないし、絶対できない。近くで聞いていた佐原は口には出さなかったものの、心の中でそう思った。

 

「キャプテン、お願いします」

 

「ああ、任せとけ!」

 

千景のパスを受け取った華咲からのパスをもらう。ボールをトラップし、一気に切り込んでいく。

 

「絶対にここで食い止めたるわぁぁぁ!!」

 

ここで点を取られたら同点。自分達も必死だが、相手も必死なのが伝わってくる。

 

それでも負けられない。みんなが守り、繋いだボール。このチャンスをふいにするわけにはいかない。

 

「そうはさせない!ヒートウィング!!」

 

赤城は相手のディフェンスを技を使って強引に突破。そしてシュート技のない自分だと決めることはできないと判断し、ここで本職であるFWにパスを出す。

 

「よし!斧街先輩!決めてきてください!!」

 

時間的にもこれが最後だろう。勝つことはできないのは確定しているが、せめて同点には持ち込む。期待を込めて、斧街にパスを出した。

 

「はいはい・・・あたいに任せておきな」

 

気だるそうながらも、少し嬉しそうに返事をし、キーパーと相対する。

 

「サブマリンショット!!」

 

一見するとノーマルシュート。だが、違う。途中でボールが水に包まれ、地中へと沈んでいく。

 

「ぬおっ!?ボールが消えたで!!」

 

「消えてなんかないよ。まっ、似たようなもんだけど」

 

しばらく地中を潜航し、地面から浮上。水をまとったボールが突然相手に襲いかかる。

 

辛うじて反応し、両腕で抑え込もうとすることはできたが、技を使っていない彼が止められずはずもなく━━━━

 

「・・・ぐっ、やっぱアカンか!?」

 

━━━━三点目をもぎ取った。

 

「ありゃ、もう終わりかい?折角乗ってきたのに」

 

そして、それと同時にホイッスルが鳴り響く。どうやらちょうど今ので試合終了らしい。

 

「あー、同点かー。惜しかったなぁ・・・」

 

もちろんこれは練習試合。勝つことよりも経験、成長することが何よりの目的だ。

 

それに創部してわずかな期間でここまでの勝負ができたと考えれば、充分すぎる結果だろう。負けても仕方のない試合で同点。悪くはない。

 

それでも、ここまで惜しいところまで来ると勝ちたかったような気もする。

 

「いやー、ええ試合やったな」

 

一人で悔しそうにしている赤城のところに、三堂がやってきた。

 

「それにしても自分らホンマにこれが初試合・・・いや、それどころか創部したばっかなんか?それにしては上手いで?」

 

「その辺に関しては俺も驚いてます!正直勝てるとは思ってなくて・・・でも勝ててよかったです!」

 

「なんやそら?おかしなやっちゃな」

 

自分でも驚いていると言いながら胸を張って堂々とした態度をとる赤城を見て、三堂は思わず苦笑した。というより、苦笑するしかなかった。

 

「まあええわ。今日はありがとな!」

 

「こちらこそありがとうございます!次は大会で戦いましょう!!」

 

最後にガッチリと握手をし、今度はFFで戦おうと約束し、輪成中学を去った。

 

「しっかし勝てて良かった・・・」

 

「なんだいキャプテン。負けるとでも思ってたのかい?」

 

「い、いやそういうわけじゃないですけどね!」

 

ここからどれだけ成長するか、それは彼らの努力次第。




それはそうと敵チームの募集が全然集まってないんですよね。読者参加って減ってきてるのかな・・・?実際昔よりも減っている気がしますし。

まあなんとかなるやろ。知らんけど(慢心)
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