イナズマイレブン 〜熱き太陽の導き〜   作:チェリブロ

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なんとか7月内に出せたのでセーフです。はい、誰が何と言おうとセーフです。異論は認める

というわけでいつもより若干遅くなりましたが、無事に投稿できました!今回は前にも書いていたように、ストーリーを進めます!

ちなみにこの小説には独自設定があるんですが、今回はその説明になります。文章力はどこか星の彼方に出張しているらしく(最初からない)、わかりにくいかもしれませんが、小説にはそんなに影響しません。後書きに要点だけまとめて書いておきますので、わかりにくかったらそちらでご確認ください。そこだけわかってたらどうとでもなります


フットボールフロンティアルール

全国の中学サッカー部が目指す夢の舞台、フットボールフロンティア。サッカー部に入部したものは、皆がここを目指し、サッカーという競技に中学生活を賭ける。

 

しかし、いくら出場したいと願ったとしても、どれだけ努力をしても、報われるとは限らない。出ることのできるチームの数には限りがある。

 

地区大会を勝ち上がってきた48チーム。それに加え、特別枠の16チーム。計64チームだけが本戦に出場することができる。

 

さて、具体的には説明しよう。まず各都道府県で行われる地区予選で優勝したチームが、本戦に出場することができる。東京はレベルの高さと出場チームが多いことから西と東で地区がわけられているので、これで合計48チーム。どのチームも基本はこれを目指して予選を戦う。

 

だが、それだけだとある問題が起こる。そう、優勝した中学にばかり強い選手が集まってしまい、弱い学校には人が集まらなくなってしまうのだ。

 

そうなると、地区予選で優勝した中学が次の年も優勝する確率が高い。そしてまた優勝したので人が集まる。逆に弱いチームには人が遠ざかり、力の差が広がる・・・と、悪循環が起こってしまう。

 

実際40年間無敗だった帝国学園には、東京どころか県外からも強い選手がやってきて、優秀な選手が集中していた。

 

これではまずい。このままでは同じようなことが起こりかねない。そう思った運営側の人たちによって急遽用意された措置。それこそが特別枠である。

 

これは地区予選で優秀な結果を残したチームを全国大会の特別枠として招待する制度だ。つまり、負けたとしても全国大会に行けるということだ。

 

ただし、タダでいけるほど甘くはない。もちろん基準がある。その選考基準は三つ。

 

一つ目は地区予選で優秀な結果を残していること。

 

さすがに結果を残せなかったチームを記念に招待しても、ボロボロにされるだけ。下手すればトラウマになりかねない。ある程度の成績を残したチームでないと、戦いにならない。

 

という理由から、地区予選の試合を見て、優秀な成績を残した上位16チームだけが出場できるようになった。

 

二つ目は本戦に三年間出場していないこと。

 

たとえばA校が優勝し、B校が特別枠として招待されたとする。そうなると、翌年の入学者はA校とB校に人が集まるだろう。

 

では、その年のFFはどうなるか?・・・また同じようにA校とB校が本戦に出る確率が高いだろう。それではこのようにした意味がないのだ。

 

そこで過去に本戦に出場したチームは、しばらくの間は特別枠を利用して全国大会に出場することはできないようにした。

 

つまり過去三年の間に一度でも全国大会に出場していた場合、そのチームは地区大会を優勝することでしか全国大会に出場する方法はない。

 

そうすれば片方は確実に出場できないため、16チームの特別枠には新規の中学が入る。別のチームが特別枠として招待されるため、うまくサイクルが回るというわけだ。

 

三つ目は同じ都道府県から二校出場していないこと。

 

たとえば東京地区だが、あそこは激戦区。他の地区と比べてみても、非常にレベルが高い。

 

もしも何も配慮せず特別枠を適応した場合、特別枠のほとんどが東京で埋まってしまう。それを防ぐために、各地区から二校出場したら、それ以上は出場できないことになっている。

 

ちなみにこれは前年度優勝校がFFに出場できるという伝統のルールにも適応される。そのため、もし同地区に前年度のFF優勝校がいた場合、残りの枠は優勝だけになってしまう。

 

条件はあるが、これらの条件を満たしていれば、たとえ優勝していなくとも本戦に出場できる可能性が出てくる。

 

 

 

 

 

「・・・とまあこんな感じで、仮に負けても結果を残していれば、出場できる可能性はあるんだ」

 

やたら分厚い本を手にし、メンバーに説明する赤城。彼が持っているのはFFの大会規定が書かれている本なのだが、それにしても分厚い。これを全部覚えている人などいるのだろうか?

 

正直関係者の人でもちゃんと覚えられているのか怪しい・・・いや、覚えている方がおかしい。それぐらい分厚い。なんならこれは鈍器だと言っても信じてもらえそうだった。

 

「でも優秀な結果ってどう判断するんや?どっちにしても決勝ぐらいまでいけってことちゃうんか?」

 

たしかに淀屋の言うとおりである。結果を残す、つまり勝ち上がれと言っているようなもの。実際特別枠で選ばれるのは、上位に入賞したチームがほとんどだ。

 

「だいたいそうだな。その枠で出たほとんどのチームは決勝か準決勝ぐらいまで残ってる。でも一回戦で負けたチームが出場してることもあるんだ」

 

ただ、それは基本的な話。もちろん上位にいる方がやはり本戦に出やすいが、例外もある。

 

二年ほど前、あるチームが一回戦で敗退したのだが、試合自体は接戦であり、善戦していた。そして、一回戦で戦った相手が前年度、加えてこの年に優勝したチームだったのだ。

 

その優勝チームは他のチームに対しては一方的な力を見せて勝ち上がっていたが、一回戦の相手にだけ唯一苦戦していた。そのことが評価され、一回戦敗退のチームが特別枠として招待されたという例もある。

 

まあそんなことはなかなか起こらないため、実際のところは上位を目指すしかないのだが。

 

「・・・だいたいわかった。だが、なぜ今その話をするんだ?」

 

気になるのはなぜ今なのかだ。結構大事なので、練習前に集めて説明するより、時間を作ってちゃんと説明した方がいい気がするが・・・

 

「えっ?一週間後に大会があるからだけど?」

 

「・・・ん?」

 

その瞬間、部室の空気が変わった。

 

「・・・それならもっと早く言うべきじゃないか?」

 

当たり前のツッコミ。大事なことなのだから、もっと前に説明しておくべきだろう。

 

「えっ?いや、でもこの方がサプライズになるかなって」

 

「なるほど、みんなを驚かせたいと思ったのか。しかしだな、大会の日にコンディションを合わせたり、その日の予定とかを空けておかないといけないことを考えると早めに言った方がいいのではないかな?」

 

「・・・返す言葉がございません」

 

幸いにもその日に予定があるという者はおらず、全員参加できるようだが、本当に浅はかというか甘いというか、どうにもやることなすことが空回りしている。

 

・・・普通ならキャプテン失格である。

 

「ま、まあとにかくだ!初の大会だし気合い入れていこうな!!」

 

「あっ、むりやり話をそらしたんヨ」

 

まあ今回行われるのは大阪府大会であって、この大会に優勝すればFF本戦に出場できる・・・ということはない。この大会の結果が、FFの予選に直接影響するわけではない。

 

そう、これはFFとはあまり関係がない大会なので、最悪出れなくてもそこまで影響はない。あくまでも府で開催される小規模な大会なので、そこまでに気にする必要はない。

 

しかし赤城はその辺りの説明も省いているため、ものすごく重要な大会の報告を怠っているような空気になってしまったのだ。

 

ようするに全部赤城(キャプテン)が悪い。

 

「前日に言われるよりはマシだ。ただ次はないと思っておけ」

 

「頼むからしっかりしてよね、キャプテン」

 

「わ、わかった!今度はちゃんと報告する!」

 

さて、先ほど直接の影響はないと言ったものの、まったく関係ないわけでもない。実はこの大会、準優勝以上の結果を残すとFF地区予選のシード権を得ることができ、一回戦を免除されるのだ。

 

なので、間接的ではあるが影響はある。加えて負けたとしてもペナルティがあるわけではないので、出場しても損はない。むしろ相手の戦力を見つつ、実戦経験を積むことができるという点では、参加して損をすることはなく、得しかない。出場しなくてもFFに出られるし、本戦にいくことはできるが、ここは参加しておくべきだろう。

 

「そういえば監督の方は大丈夫か?いないなら探した方が良さそうだが・・・」

 

「ああ、そっちはちょっと前に見つけてきたから安心してくれ!」

 

「・・・報告しないということが徹底されてますね」

 

監督の方も、ずっとというわけではないものの、大会のための一日限定監督を確保することはできたので、参加の準備は万全だ。

 

「それはそうと初戦の相手は決まってるのか?」

 

「ん?ああ!数日前に抽選会に行ってきた!ここに誰が相手なのかが書かれてる!」

 

そう言うと、ポケットから一枚の紙を取り出す。赤城もまだ見ていないため、どこが相手なのかは知らないので、楽しみにしている。

 

「なんやホンマかいな!ならはよ教えてくれや!」

 

「そうやー!はよあねさんに見せーや!」

 

淀屋や支倉辺りは楽しげに騒いでいたが、何人かは呆れていた。ここまで全部知らないことである。今後はちゃんとして報告してほしいものだ。

 

「そんなに慌てなくても教えるって」

 

あんまり寄られると暑苦しくてしかたがないので、いったん離れてもらう。そして、紙に書かれている一回戦のチームを発表する。

 

「一回戦の相手は・・・双輝中学だってさ!」

 

「そうか!双輝中学・・・うん?」

 

「・・・え?」

 

発表した瞬間、先程まであんなにわいわい騒いでいた部室から音が消えた。

 

「えっと、キャプテン」

 

「・・・ど、どうした?」

 

「・・・私たちの言いたいこと、わかりますよね?」

 

城翔中学の一回戦の相手は、地区ナンバー2の双輝中学に決定した。それもくじで。何が言いたいかはもうわかるだろう。

 

「い、いや・・・なんのことだかさっぱりだなぁ・・・ははは・・・」

 

「・・・・・・」

 

全員からジトーっとした目線が突き刺さる。先程まで自信満々だったが、さすがにこの空気には勝てなかった。

 

「待て待て待て待て!!いや、たしかにみんなの言いたいことは痛いほどわかる!俺もこれ見た瞬間はマジで夢でしょ?って思ったしなんなら絶望した!!でも最終的にはここにも勝たなきゃダメなんだ!!ビビってちゃダメだ!」

 

初心者のチームが一回戦から地区の優勝候補と当たる。まるで漫画のような展開ではないか。これで勝つことができたならば、まさに大番狂わせの展開、それこそ英雄、まさに主人公である。

 

しかし、そんなに都合よくいくのは漫画やアニメの中だけの話。現実でこうなってしまうと勝てる保証はどこにもない。

 

なんなら内心で一番動揺してたのはキャプテンである。頑張って動揺を表に出さないようにしたのだけは褒めるべきところだ。

 

「たしかにいずれは勝たなきゃいけないのは事実だよ。ただ今である必要はないと思うけど?」

 

経験が大事な今、同レベルぐらいのチームと試合をするのが一番。勝ち上がりつつ、ゆっくりと経験を積んでいくのがベスト。

 

もちろんそう上手くいくはずもないのだが、あろうことか初っぱなから地区ナンバー2が相手になるとは、いくらなんでもくじ運が悪すぎる。

 

あと、このどさくさに紛れて星見がタメ口だった。淀屋、東条に続いて、赤城が不名誉な称号を手に入れた瞬間であった。

 

「そ、そうだけどさ!何かの間違いとかで勝てるかもしれないし・・・諦めるのはまだ早いって!」

 

「別に諦めてはないよ。ただもう少しくじ運なんとかなかったのかな?」

 

「まったく、ウチに任せておいたらええ感じにしてあげたのになぁ?こう見えてもくじ運ええんやで?」

 

「しかも一番強いところじゃなくて二番っていうのも中途半端だしな・・・」

 

「せやな。そこは一番強いところを引かな面白くないわな」

 

「なんでくじを引いただけでそんなに言われなきゃいけないんの!?」

 

散々な言われようだったが、みんなもこうなった以上は仕方がないと思っているのだろうか?練習する時にはいつもと同じ・・・いや、いつも以上に気合いを入れて練習していた。これなら大丈夫だろう。そう信じたい。




ルールの簡単な説明ですが、難しく考える必要はありません。ようするに出場校が元より増えてる、そして負けても出られる可能性はある程度の認識でオッケーです。それ以上は特にわかってなくても何も影響はありませんのでご安心ください。設定はガバガバですけどそんなに気にしないでね・・・?

さて、次回は8月の投稿・・・といいたいところですが、大学の論文試験、加えていくつかレポートを溜め込んでいるということもあり、もしかすると投稿できないという可能性もあります。なので8月の投稿がなかった場合「さてはレポートで苦労しとるな?自業自得やんけ」と適当に嘲笑っておいてください

では次回は試合です。採用されたキャラも出てくるのでお楽しみに〜
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