仮面ライダーゼロワン - ウィルスと戦う女   作:桂ヒナギク

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本日2019年9月1日日曜日午前9:00よりテレ朝で始まった新番組、仮面ライダーゼロワンの二次。原作はゼツメライザーでの怪物化だが、こちらはコンピュータウィルスによるマギア化。
それではお楽しみ下さい。


Episode 1

 青年の名は、飛竜(ひりゅう) (あきら)。飛竜AI株式会社の社長である。

 飛竜AI株式会社は人間をあらゆる局面でサポートする人工知能搭載人型ロボットを開発している大手企業である。

 AIは、感情を持ち、自ら思考し、主のために行動する次世代のスーパーロボットだ。

 そのスーパーロボットの行動は、全てインターネットを介して監視、制御されているのである。

 だが、そのロボットが、何者かの手でコンピュータウィルスにかかり、反乱を起こした。

 ウィルスにかかったロボットは、普段は人間の格好をしているが、人を襲う時に怪物に姿を変える。

 変貌したロボットは、人間をはるかに超える力を発揮し、通常の武器では太刀打ちができないのである。

 飛竜社長は、ゼロワンドライバーの開発に着手し、適合者を人間の中から探して回っていた。

 

 

 昼下がりの飲食店。

 (かのう) 麗子(れいこ)は空腹を満たすため、食事をしに来ていた。

 ウェイトレスのAIが、麗子の注文を取っていると、いきなり動きが止まってしまった。

「どうされました?」

 麗子が訊いても、ウェイトレスのAIは無言のままだ。

 すると、AIの目の色が変わり、表皮が剥がれ飛ぶようにして怪物に変貌した。

「……!?」

 麗子は咄嗟に席を立ち、その場を離れた。

「うわああああおおおおああああ!」

 怪物は咆哮し、誰もいなくなった席を破壊した。

 騒ぎを知った客や店員たちが、一目散に逃げ出す。

 変貌したAIは外に出ると暴れだした。

(このままでは町の人たちが!)

 麗子は暴走したAIを止めるため、果敢に立ち向かうが、一撃で吹っ飛ばされた。

 そこへ、飛竜が現れた。

「大丈夫?」

 その手にはジュラルミンケースが握られている。

「誰?」

「君のような戦士を捜していたんだよね」

「え?」

「ゼロワンドライバーとプログライズキーだ」

 ジュラルミンケースを開ける飛竜。

「これを使ってやつを!」

 飛竜はバックルとプログライズキーを麗子に渡した。

「バックルを腰に!」

「なんか分かんないけど、やらなくてはいけないのね」

 麗子はゼロワンドライバーを装着した。

 すると、膨大なデータが脳内に流れ込んできた。

「Jump!」

 プログライズキーのボタンを押してからゼロワンドライバーにあてがう。

「オーソライズ」

 麗子はプログライズキーをゼロワンドライバーのサイドに装填する。

「変身!」

 バックルが展開し、黄緑色のバッタの戦士、仮面ライダーゼロワン・ライジングホッパーに変身する麗子。

「あ?」

 ゼロワンは自分の体を改める。

 見事にゼロワンに変身した麗子は、襲いかかってきたAIと応戦する。

 先ほどと同じ力の一撃を浴びるが、ゼロワンはびくともしない。

(防御力パねえ!)

 ゼロワンは反撃し、圧倒的な力でAIを追い詰める。

 反撃を受けたAIはグロッキー状態に(おちい)る。

「とどめ!」

 ゼロワンは装填済みのプログライズキーを奥へ押し込む。

 強力な必殺のライダーキック、ライジングインパクトが発動。

 飛び上がったゼロワンがAIにとどめの一撃を浴びせた。

 AIは爆裂霧散。跡形もなく消滅した。

 ゼロワンの変身が解け、麗子の姿に戻った。

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