ハイスクールD×D~時空の神龍《クロノスドラゴン》~ 作:ダークネスムーン
後1話の前書きにも書きましたがヴァーリの性別を女に変更しました。
志遠はたまに見かけるリアスが思い詰めたような表情をしているのを何度か目撃していた。
「グレモリー先輩どうしたんですか?思い詰めたような顔して」
「!?・・・川崎君。家のことでね少し悩んでいただけよ」
リアスは志遠が近づいていたことにすら気がついていなかったようだった。志遠は流石に気になったがリアスは悪魔であり、貴族である。その事を踏まえて恐らく家同士で決めた婚約についてだろう志遠は予想した。
「家ですか。ならあまり立ち入らない方がいいですね」
「そうしてくれると助かるわ」
リアスと志遠はすれ違えば挨拶や話する程度。特別仲がいい訳でもない。志遠はあまり立ち入ないように言った。リアスも一般人(だと思っている)に対してそんなことは話せないのでそれが最適だった。
それから数日後オカルト研究部の部員が全員10日間休みをとるらしい。性格には土日があるため8日だが。志遠が探りをいれてみるとどうやら婚約をかけて婚約者ライザー・フェニックスとリアスがレーティングゲームをやるらしい。元ソロモン七十二柱フェニックス家の特性は不死性と炎に長けている。不死とは言っても対処法はある。魔王又は神クラス以上の攻撃なら流石のフェニックスも消滅してしまう。もう一つは瞬時に回復するのは肉体のみ。精神は不死ではない。その為殺し続けるか精神に影響する魔法等で対処できる。
「だけど、リアス・グレモリーとその眷属じゃあ無理そうだな。まぁ可能性は赤龍帝であるイッセーかな。10日もあれば代償を払って
志遠は予想を口にする。志遠が手を貸す事はない。そんなことをすればばれてしまう。志遠は立ち上がって呟いた。
「いずれにせよ。イッセーの成長次第だな」
そもそも代償を払うまで行けなければ話にならない。ライザーの眷属は倒せてもライザーは無理だろう。
レーティングゲームの結果はリアスの敗北だった。リアスがリタイアしたのだ。ライザーはしぶとく立ち上がってくるイッセーを殺そうとしたのだがそれを見てリタイアしてしまった。
「だが、諦めの悪いあいつの事だ何かするかもな」
志遠はあれから既に数日経過していた。今日がリアスの結婚式。レーティングゲームが終わってからずっと眠っているイッセーの時間を志遠は操作し起きる少し前まで戻し志遠は転移した
「頑張れよイッセー。お前が成長しないと面白味がないからな」
イッセーは現赤龍帝である。神器は純粋な思いに答える。イッセーは単純であるため引き出すことができるかもしれない。後々イッセーがある程度成長してから戦ってみたいと思っていた志遠は手を貸した。
そのあと結婚式場乗り込んでライザーと戦闘をした。右腕を代償に10秒間限定で禁手を発動させて更には十字架と聖水を使いライザーを倒した。悪魔となったイッセーは例え神器を使おうと手にするだけでダメージを受けるが悪魔の弱点も龍になった腕には関係ない。無事リアスを取り戻した。
「順調だな。簡単に死なないでくれよイッセー」
志遠はそのようすを見ながら言った。
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