スカリエッティの兄弟   作:ヴィヴィオ

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魔法少女リリカルなのはともう1人の魔法少女

 

 

 

なのは

 

 

 

 

 夜、寝る前にアリサちゃんにフェレットさんの事や今日出会った私にそっくりな子の事でメールしていたら、時間が遅くなって寝ようとした時、不思議な声が聞こえて来た。

 

『聞こえますか……僕の声が聞こえますか……』

「あっ、昨日の夢と、昼間の声と同じ声……」

『僕の声が聞こえる貴方、お願いです、ボクの所へ!』

 

その助けを求めている声に従って、私は寝巻きから着替えて家をこっそりと抜け出して夜の街を走っていきます。そうして動物病院に近づいて行くと、なのはの前に朱色の光の玉が現れたの。

 

「ひっ、人魂……?」

 

怖くてしばらく見ていたけれど、その人魂は道の先に行った後、止まってこちらを伺うようにしてくる。怖いのを我慢して近づくとまるで誘導するように進んでいく。

 

『そ、その光を追ってきてください……そうすれば安全にこちらまでこれます』

「声がそういうなら……大丈夫だよね……」

 

変な感じはしないから、そのまま人魂を追って進んでいく。すると、少ししてから動物病院へと到着したの。動物病院の前には獣の唸り声を発する何か大きな生物が無数の朱色の光の帯によって動けないようにされていました。とっても不思議な光景です。

 

「来ましたか……」

「あ、貴方は……って、浮いてるの!!!」

 

声が聞こえて、上を向くと今日出会ったなのはにそっくりな女の子がこちらを見下ろして居ました。しかも、服装がなのはの小学校の制服に似ているのです。これが改造制服という奴なのかな? でも、色は青色です。その両手にはフェレットが抱かれて居るけど、一体どういうことなの!

 

「さて、先ずは自己紹介をしましょうか」

「ぐぅぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉっ!!!」

「こんな所で!?」

「それもそうですね。少し場所を変えましょう」

 

そう言って、なのはに似た女の子は私に近づいてなのはの身体を掴んで浮かび上がりました。それはもの凄く早くて直ぐに街が小さくなりました。

 

「ひっ!? 怖い怖い!」

「大丈夫です。それより、綺麗な景色でしょう」

「そ、それは……確かに綺麗……」

 

地上と空に光の星達が照らされてて、とっても綺麗です。

 

「では、改めて名乗りましょう。私はシュテル・スタークス。嘱託魔導師をしています」

「嘱託魔導師?」

「……簡単に言えば魔法少女ですね」

 

す、凄い、本物って初めて見たよ!

アニメの世界だけじゃなかったんだ!

 

「そうなんだ! この空を飛んでいるのも魔法なの!?」

「ええ、魔法です。それよりも貴方はなのはであっていますか?」

「うん。でも、どうして名前を知っているの?」

「昼間、名前を呼ばれていましたから」

「そうなんだ……」

 

確かにすずかちゃんやアリサちゃんやさくらちゃんが呼んでた気がする。

 

「それで、こっちは……」

「ユーノ、ユーノ・スクライアです」

「よろしく……って、喋った!」

「ほら、アレです。魔法少女にはよくマスコットキャラクターがセットで付属されていますよね」

「あっ、確かに……なるほど。この子はそうなんですね」

「はい。この子はミッドチルダにある魔法少女のマスコット養成学校の……」

「違うから!! そんなのないからね!! というか、ボク人間だし!」

「またまたご冗談を……」

「冗談じゃないよ!!」

「にゃははは……」

 

シュテルちゃんはクールで格好良いと思ってたんだけど、茶目っ気もあるみたい。ユーノ君をからかって遊んでるよ。

 

「まあ、ユーノの妄想は置いておいて」

「妄想じゃないよ!」

「高町なのは、ユーノが貴方に言いたい事があるので聞いてあげてください」

「言いたい事?」

「全く……えっと、本当に言うの?」

「ええ、言っちゃってください」

 

どういう事だろう?

 

「あの、なのは……僕と契約して魔法少女になってよ!」

「にゃははは、お断りします」

「えええ、なんでぇ~!!」

「だって、人間辞めたくないし、最終的に魔女になって仲間と戦うなんて嫌だよ! 首を食べられるんだよ!!」

「なっ、何言ってるの!?」

 

魔法少女まどかマギカってアニメとおんなじなんだよね。絶対嫌だよ。確かに願い事を叶えてくれるのは嬉しいけど……ちょっとね。

 

「ぷくくくくく」

「シュテル!! 僕を騙したの!!」

「いっ、いえ、騙してはいませんよ……ただ、地球で流れていたアニメのセリフを言わせただけです」

「?? という事は、あんなことにはならないの?」

「なりませんから、安心してください」

 

良かった。でも、それならなってみてもいいのかな?

 

「ただ、戦いは必要です。今、この街にはとても危険な物が散らばっています。それはジュエルシードと呼ばれる物で、あのような化け物を作り出します」

「あ、あんな物が……」

「私達が貴方にお願いするのは、魔法少女になってあの化け物を倒して核となっているジュエルシードを封印する事です」

「そっ、そんなのなのはには無理だよ!」

「貴方ならできます」

「大丈夫、戦い方も全部教えるから」

「で、でも、シュテルちゃんがやれば……」

「私は別件がありますので、こちらに手を貸すのはあまりできません。その間にあの化け物が暴れたり……そうですね、ユーノ。ジュエルシードの具体的な被害はどうですか?」

「えっと、使用者の思念を読み取ってあの化け物を作り出したりするんだけど、その正体は願望を叶える高魔力結晶体なんだ。その魔力が暴走すると、この街はもちろん……この星だって破壊しちゃうくらいになると思う」

「そんなっ!?」

 

お父さんやお母さん、お兄ちゃんやお姉ちゃん、それにアリサちゃんやすずかちゃん達だって居るのに!

 

「私とユーノはこの世界の出身では有りませんから問題有りませんが、なのははそうはいかないですよね?」

「もちろんそうだよ!」

「私も出来る限り協力しますが、どうしても手が足りません。ですので、高町なのは。貴方に現地協力者としてジュエルシード集めをお願いしたいと思います。なに、少しの間だけです。既に管理局から応援が向かってきているはずですので。だいたい1、2ヶ月くらいだと思います。その間だけでもお願いできませんか?」

「お願いします。その間に起きる被害の事を考えると、なのはに協力してもらうのが一番なんだ! 最悪、Sランク魔導師のシュテルがどうにかしてくれるらしいから!」

「えっと、でも……」

 

シュテルちゃんがどうにかしてくれるなら、大丈夫なんじゃ……そう思って色々と聞いていると、シュテルちゃんが本気を出すのは街が消し飛ぶような時でしか許可されないって事だった。強すぎる力を持つ人は制限がかけられるって事だった。なのはにはそんな制限は適応されないらしいけど。つまり、街が壊れるような被害が出た時くらいしか本気を出せないって事かな?

シュテルちゃんの上の組織に言い訳するには私がメインになって、あくまでもサポートって言い張れるくらいじゃないと駄目らしい。

 

「っと、失礼」

 

シュテルちゃんが携帯電話を取り出して、画面を見ています。その後、こちらに向きながら携帯を操作して文面を打っています。

 

「なのは、これは貴方だけの素質に関係している事です」

「私だけの……」

「貴方の魔力量は非常に多いです。魔法の世界でも1億人に1人くらいの確率でしか現れない存在です。いえ、それ以上でしょう。その才能を活かしてみませんか? そうですね、とりあえずこの期間をお試しだと思えばいいのです」

「お試し……」

「君ははっきり言って僕よりも才能がある。僕の為ではなく、地球に住む皆の為にお願いできないかな?」

「わ、わかったの。わ、わたしに、なのはに出来る事なら頑張ってみる!」

「では、契約は成立です。ほら、なのはに魔法の力を上げてください」

「わ、わかった。これを持って」

「う、うん」

「では、場所は私が整えましょう」

 

そう言うと、シュテルちゃんが空中に魔法陣を展開しました。私達はそこに降り立ちました。そこで、小さな赤い宝石を受け取ったの。

 

「管理権限、新規使用者設定機能、フルオープン」

 

ドクンドクンと鼓動がなのはの中から伝わってくる。魔法陣もなのはの足元に改めて展開された。

 

「今から言う言葉を繰り返して」

「うん」

「我、使命を受けし者なり。契約の元、その力を解き放て!  風は空に、星は天に。そして不屈の心は、この胸に!」

「我、使命を受けし者なり。契約の元、その力を解き放て! 風は空に、星は天に。そして不屈の心は、この胸に!」

 

次第に言葉が私の中に浮かんでくる。

 

「「そして不屈の心は、この胸に! この手に魔法を、レイジングハート・セットアップ!」」

 

なのはとユーノ君の声が重なり胸の奥から暖かい光が溢れ出してきた。

 

『スタンバイ、レディ。セットアップ!』

 

無数の輪が私の周りに展開されて包んでいくれている。

 

「なんて魔力なんだ……聞いてたけれどここまでなんて……」

「流石は……オリ……ル……ですね……」

 

2人は遠くの方でこちらを見ている。でもシュテルちゃんの言葉は聞こえなかった。

 

『はじめまして、新たな使用者さん』

「え? あっ、は、はじめまして……」

『あなたの魔法資質を確認しました。デバイス・防護服(バリアジャケット)ともに、最適な形状を自動選択しますが、よろしいですか?』

「えっと、とりあえず……シュテルちゃんと同じ感じでお願いします!」

 

だって、シュテルちゃんはなのはに似ているのに凄く強い魔導師なんだよね?

だったら、シュテルちゃんと同じにした方が絶対にいいの!

 

『オーライ。データを要求します』

「あっ、えっと、シュテルちゃん……」

「仕方ありませんね。ルシフェリオン、データを渡してあげなさい。色は白でお願いします。ああ、カードリッジシステムは外しておいてくださいね。ああ、ついでに魔法データもシューター系と砲撃系を渡してください」

『委細承知』

『データを受諾。センキュー。これより生成を開始します。スタンバイ、レディ。バリアジャケット、セットアップ』

 

なのはの服が一瞬で光になって消えて、次に部分部分に改めて現れるのは身体にちゃんとフィットしていく。それと同時に宝石もなのはの胸元にセットされたの。杖も生成されてシュテルちゃんとお揃いになったの。

 

「成功だ」

「おめでとうございます。これで貴方も魔法少女になりましたね」

「あ、ありがとう……」

「じゃあ、チュートリアルを始めます。ステップ1.空を飛んでみましょう。もちろん自力で」

「僕、今魔力なっ……あああああああああっ!!!」

「えぇっ!?」

 

シュテルちゃんが指をパチンと鳴らすと、地面の変わりになっていた魔法陣が消えてなのはとユーノ君は自由落下を開始したの。

 

『魔法に関しての知識は?』

「全然、全くありません!」

『では、全て教えます。私の指示通りに』

「はっ、はい」

『飛びます。フライヤーフィン』

 

靴に羽が生えて、身体を浮かせられるようになったの。

 

「なのは、魔法はイメージも重要です。私をイメージして飛んで見てください」

「は、はい!」

『では、先ずはあのフェレットを助けましょう』

「ええ、忘れてた!」

 

私はシュテルちゃんが飛んでいたように空を自由に飛べるようにイメージして、落下中のユーノ君の元へと向かいます。

 

「行くっ!!」

「もう駄目だぁあああああああああぁぁぁっ!!」

 

加速して急降下。なんとかユーノが地面へ激突する前に掴んでそのままU字を書くようにして空へと上がる。

 

『素晴らしい』

「お見事です。空の散歩は楽しいので、これからも色々と試してみてください。インメルマンターンとかオススメです」

「成程……」

「しゅ、シュテル……非道いよ……」

「大丈夫です。死んでも蘇るはずです。きゅーべーなら」

「あっ、そうだよね」

「ボクはそんな不思議生物じゃないから!!」

「にゃはははは」

「ふふふふふふ」

 

ぐったりしているユーノ君を抱っこして、地上へと降りて行きます。シュテルちゃんが手を握って誘導してくれるので楽にできました。

 

「では、ステップ2です。攻撃魔法からですね」

「は、はい!」

「では、これから行きましょう」

 

シュテルちゃんの右手には朱色の玉が現れました。でも、それは見た目のように全然あったかくなく、むしろ周りの気温を冷やしていってるの。それが複数出現しました。

 

「この一つ一つの魔法弾を飛ばすのがシューター系です。魔導師にとっては基本攻撃です。もちろん、一つから無数に増やす事ができます。一撃一撃は軽いですが、数で威力を補う事が可能です。それと、誘導もしやすく使い勝手のいい魔法ですね」

 

シュテルちゃんが出した魔法弾を動かして、いろんな動物の姿を魔法弾で描いていく。

 

「凄い……」

「凄いなんてもんじゃないよ! なんでそんな数を精密に操れるんだ!」

「長年の死ぬような研鑽の御蔭です。では、なのはもやってみましょう」

「え? わ、私もできるの?」

「魔法の術式はレイジングハートに渡してあります。可能ですね」

『ノープロブレム』

「じゃ、じゃあ、お願い、レイジングハート」

『イエス、マスター』

 

すると、私の掌にも桃色の魔法弾が出来た。でも、シュテルちゃんのようには出せないし、維持するのも結構大変。やり方とかはレイジングハートを通して直ぐに頭に流れ込んで来たけど……こんなのをいっぱい操作しているんだ……シュテルちゃん凄い。

 

「イメージは重要です。技術も大事ですが、それはデバイスがある程度サポートしてくれます。ですので、操作できている自分をしっかりとイメージするのです」

「そ、そうなんだ……やってみる」

 

イメージする。魔法弾を自由自在に操って、手足のように使っているなのはを……うん、無理!

目の前のシュテルちゃんは今度は私とユーノ君の姿を夜空に描いていた。なのはに似ているのに凄い。似ている……そう、似ている。凄く似ている。姉妹とか親戚と言われて信じられるくらいに……ううん、それ以上に似ている。それにこの服や杖はシュテルちゃんのを元にしているんだよね……だったら、私はシュテルちゃん。シュテルちゃんは私とイメージして目を瞑りながら思い込んで魔法を発動させる。

 

「ディバインシューター」

『ディバインシューター』

「っ!? 凄いっ!!」

「これはまた……」

 

なのはが目を開くとそこにはシュテルちゃんとは数が全然違うけど、9個の桃色の魔法弾が浮いていた。これが私の、シュテルちゃんの魔法。試しに動かしてみると、なんとか動かせる。でも、シュテルちゃんのようにはいかない。

 

「なのは天才だ!」

「そうですね。少しイラッとします……」

「え?」

「なんでもありません。では、なのは。次はそれを使ってそこの異相体を攻撃しましょう」

「は、はい!」

「先ず、覚えておかないと駄目なのはシューター系はあくまでも相手を崩すための軽い攻撃で相手にそんなにダメージを与えられない事です。では、見本を見せましょう」

 

そう言って、シュテルちゃんが指を向けると朱色の魔法弾が物凄い速度で異相体と呼ばれるのに命中して、その全てを凍らせて崩れさせました。周りの地面や塀も凍ってしまっています。

 

「これが軽いの?」

「明らかにダメージを与えているよね!」

「軽い攻撃です」

「そりゃSランクにとっては軽い攻撃だろうけど!」

「そうですか? 身内ではこんなの、大したダメージにもならないのですが……」

「いや、そこがおかしいからね!」

「そうですか。では、少し強化して蘇らせましょう」

「「え゛」」

 

シュテルちゃんは剥き出しになったジュエルシードを掴んで、氷の残骸に押し付けながら魔力を流していきました。すると、異相体は急激に元のサイズに戻ったの。しかも、口から冷気を吐いてるんだけど……大丈夫なのかな?

 

「では、バインドしておきますから、頑張ってください」

「う、うん。行け、ディバインシューター!」

『ディバインシューター』

 

9個の魔法弾が命中すると、そこの部分が吹き飛びました。これでもやっぱり弱いのかな?

 

「……ジュエルシードとはこの程度なのですか?」

「いや、その思念が弱かったんじゃないかな?」

「成程。なら、受け取りなさい」

「ちょっ!?」

 

シュテルちゃんは腕を異相体に突き入れてジュエルシードを引き抜きました。しかも、それに思念を送っているようで、ジュエルシードが急激に変わっていきます。

 

「そうです。これぐらいじゃないと戦いがいがありませんよね」

「いっ、いや……これは……まずいよ……」

「絶対チュートリアルの敵じゃないから!」

 

現れたのは3メートルくらいはある大きな氷で出来た狼さんでした。凄く獰猛そうです。

 

「さしずめハティといった所でしょうか?」

「あははは……」

「さて、次は砲撃魔法です。これはバスター系ですね。手本は……止めておきましょう。ただ、溜めて撃つだけですし」

「み、見せて欲しいな!」

 

そっちの方がイメージしやすいから、出来れば見せて欲しい。

 

「そうですか。では、上空に撃つとしましょう。ブラストクール!」

 

大きな朱色の魔法陣を展開したシュテルちゃんが放ったのは正にビーム兵器と呼ぶに相応しい攻撃でした。空で弾けた後は、周りに氷の欠片が降り注ぎ、大変な事になりました。

 

「では、やってみてください。なのはの場合はディバインバスターですね」

「わ、わかったの」

 

言われた通りの魔法を行うと、確かにハティと呼ばれた異相体の一部を削りました。でも、それだけです。

 

「硬っ!?」

「えっ、えっと……」

 

ユーノ君が凄く驚いている事から、この異相体は明らかにおかしい強さなんだと思えるの。

 

「では、訓練はここまで。実戦に入りましょう」

「ちょっと待つの!」

「む、無茶苦茶だ!」

「ええ、そうですね。ですが、そちらにも1人追加されるので大丈夫でしょう。出てきてはどうですか?」

「「え?」」

 

道の先、曲がり角から出て来たのは私の、なのはの友達だった。

 

「にゃはははは、バレてたね。流石はシュテルってとこかな?」

「さくらちゃん!?」

「もう1人、僕の声が聞こえた子だ……」

「え?」

「私は貴方の名前を知りません。そちらだけに知られているのは不快です」

「にゃははは、ごめんね。ボクはさくら。芳乃さくらだよ。日本在住の魔法使い。それもそっちの人達とは違うね」

「そうなんだ!!」

「うん。でも、他に魔法使いが居たなんて知らなかったよ。ボクとは随分違う魔法を使うみたいだけど……」

「それで、貴方はどうしますか?」

「ボクはもちろん、なのはちゃんを手伝うよ。別にいいんだよね?」

「構いませんが……」

 

シュテルちゃんがこっちを見てくる。えっと、どうしようかな?

ユーノ君次第かな?

 

「ボクも協力を得られるならそっちの方が良いと思うけど……」

「じゃあ、お願いします」

「うん、任せて」

「では、私は見学しているので、2人と1匹で頑張って倒してください」

「は~い」

「うん!」

「じゃあ、先ずはボクの魔法から見せようか。ボクの魔法はコレ! カードだよ!」

「カード?」

「そう! なのはが後衛だからこれがいいかな。夢幻召喚(インストール)、ランサー!」

 

そういうと、さくらちゃんは地面に魔法陣を展開し、自分の胸にカードを当てて取り込みました。すると服装がなのは達の変身シーンみたいになって変わり、青いスーツみたいな姿になりました。そして、手には真紅の大きな槍が握られています。さくらちゃんの長い髪の毛も後ろで纏められていました。

 

「凄い魔力だ……」

「強そう……」

「なのは、援護よろしくね! ボクじゃ封印はできないから!」

「あ、そっか。デバイスじゃないから……」

「わかったよ。行こう、さくらちゃん!」

「うん!」

「では、行きなさいハティ」

「ウォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォンンンンンッ!!!!」

 

シュテルちゃんの手から解き放たれた怖いハティちゃん対私とさくらちゃんの戦いが始まりました。

 

 

 

 

 

 




カードキャプターさくらだと思った?
残念、プリズム☆さくらでした。
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