スカリエッティの兄弟   作:ヴィヴィオ

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ニート少女と幸薄少女と幸薄少女と暗躍少女

 

 

とある転生者(CV.田村ゆかり)

 

 

 

やーついに始まっちゃったねえ。転生者同士の勢力争い。楽しく見せて貰ったよ。わたし? わたしは参加しないよ。だって、面倒だもん。ここでゆーくり楽しんでいるだけだよ。ここはどこかって? ここはわたしのお城だよー。ちなみに玉座にソファーを持ち込んでテレビをみているの。

 

「アルちゃーん、それとってー」

「おい、貴様は働こうとせんのか!!」

「だってめんどいもん」

「くっ……こんな奴が我が主だとは……エセルドレーダの方がましかも知れんな……」

「あははは、かもねー」

 

ポテチを食べながらなのはの目を通して見たり、テレビを見たり漫画を読んだり、ネット碁をしたり、ゲームしたり好き勝手に遊んでいる。そりゃアルちゃんに呆れられるかもねー。

 

「相変わらず引きこもってるんだね」

「そうだよー。それで私の四天王が何しに来たのー?」

「四天王って、そんな中二病は嫌かな」

「アルフの変わりにフェイトの使い魔になってるくせに何言ってるんだか」

「だって、その方が虐められるじゃない」

「アルフじゃなくて、こんなのとかフェイトも大変だねー」

「っていうか、セイバーもどきはどこに行ったの?」

「さあ?」

「介入してくるとか言っておったが……知らんぞ」

「じゃあ、アイツは? あの魔眼の使え無い人」

「セオちゃんは使えなくないよー。ただ、残念なだけで」

「でも、バキューンってするんでしょ?」

「お仕置きだべーは基本だよね?」

「まあ基本ね」

「基本だな」

 

アルも順調に染まってきてるね。ちなみにアルフの変わりっていうか、アルフが見つからなかったんだけどね。なんでだろ?

まあ、丁度言いからうちの四天王と契約させたんだけどさ。

 

「しかし、いい加減城に居るのも飽きてきたぞ」

「じゃあ、私と一緒にジュエルシード集めする?」

「う~む……それもありか……」

「向こうは転生者がいっぱい居るし、それもありかもだけど、もうちょっと待ってよう。具体的にはSTSまで」

「それはもうちょっとではないぞ!」

「にゃははは、仕方無いな……適当な所で遊びに行く……いや、面倒だからやっぱやーめた。という事で、アルちゃんも一緒にスパロボやろ、スパロボ。ネットゲームでもいいけどねー」

「はぁ~~わかった。おい、こっちはいいからリリスだけでも行ってこい」

「あっ、そこにお弁当作ってあるから持って行ってフェイト食べておいでー」

「はーい、頑張ってくるね」

 

リリスが消えちゃた。まあ、いいや。私はゆっくりと待とう。この世界の主役はあくまで冥王だよ。冥王高町なのはじゃないといけないんだ。今はまだぐうたらしてても問題無い。細工はしてあるしね。

 

 

 

 

 

フェイト

 

 

 

 

 第97管理外世界。現地名称地球。母さんの探し物、ジュエルシードはここにある。このビルの下、光っている何処かにある。でも、ここには魔導師が居ないはず。なのに魔力の痕跡が結構残っている。もしかして、敵対者も居る?

 

「でも、そんなのは関係無い。お母さんが必要としている。それだけで私には充分」

「ただいま」

 

声に振り返るとそこには紫の髪の毛をした少女。容姿は幼くスレンダーな体型。衣装は蒼いリボンに袖が余るぶかぶかなロングコート、そして足に付けた剣のように鋭い具足がある。股間はミニのスカートにスパッツを履いている。

 

「お帰り、リリス」

「ご飯も持ってきたから一緒に食べよ」

「うん」

 

彼女は使い魔とは少し違う私のサーヴァント。私の友達であり家族。ちょっと怖い時もあるけど。私が困ったりするのが好きだったりするし。

 

「部屋に戻ろ」

「そうだねー」

 

部屋に戻ったら電子レンジとかいうので温めてから2人で食べる。

 

「くっ、あの引きこもりめ、料理スキルが高すぎるよ!」

「美味しい……その引きこもりさんが作ってくれたの?」

「うん。まあ、フェイトにはまだ教えられないけどね」

「そうなんだ……」

「ふふ、いい表情。エビフライもーらい」

「あっ!? 取っておいたのに非道いよリリス! むぎゅ!?」

「これで我慢しときなさい」

 

唐揚げを口の中に入れられた。美味しいけどすごく熱い。でも、エビフライの方が食べたかった。リリスは意地悪だ。

 

「フェイト、ちょっと確認してきたけど……」

「うん」

「今回は凄く大変だよ」

「街に散らばっていた魔力からもわかる。高位の魔導師が沢山居る。これがリリスの言っていた事?」

「間違い無いよ。ここで聖杯(ジュエルシード)戦争が行われている。勝ち残らないとね」

「うん。母さんの為にも絶対に勝ち残るよ!」

 

願望機であるジュエルシードを賭けた戦い、必ず勝ってみせる。その為の手段もバルディッシュには施してある。

 

「任せてフェイト。私が貴方を勝者にしてあげる。このハイ・サーヴァントであるメルトリリスがね」

「よろしく、リリス」

「任されたわ。私とフェイトの為に食べまくってあげる。ふふふふふ」

 

ちょっとリリスは怖いけど、大丈夫。私達は絶対に勝つ。

 

 

 

 

 

 

イクスヴェリア

 

 

 

 

 次の日、私は時の庭園へと飛びました。直ぐに警報が鳴り響いてきます。無数の傀儡兵も出てきました。それに対して私がする事は簡単です。

 

「制作者権限を発動。ID名イクスヴェリア。防衛システム停止。通常モードへ移行せよ」

 

私を取り囲んでいた傀儡兵達は元に戻っていきます。邪魔者の居なくなった道をゆっくりと登っていきます。ここに来た目的の一つはアルフに関してもあります。アルフはここに居ませんし、変わりを派遣する必要があるかも知れません。それよりも、どこまで狂っているのでしょうか?

会うのが楽しみですよ、プレシア。

道を歩き続け、マリアージュに扉を開けさせると雷撃が飛んできました。その雷撃はマリアージュを砕きはしませんでした。そもそも出したのは特別なマリアージュですから、この程度の雷ならなんとでもなります。むしろ、身に纏っているパワードスーツなるものにとってはエネルギー充電ができて美味しいそうです。

 

「お久しぶりですね、プレシア・テスタロッサ」

「お前は……スカリエッティの……」

「はい。レオンハルト・スカリエッティの手の物です」

「それで、何の用よ?」

「簡単です。私が来た目的、それは……」

「それは? 私を捕まえるか消しにでもきたの?」

「違います。施設点検の為です」

「え? ちょっと待ちなさい……施設点検ですって?」

「そうです。プレシア、貴方はレオンが与えてから今までちゃんとした点検も行ってないでしょう」

「失礼ね! ちゃんと行ってるわよ!」

「私達の専有技術で作られている場所もあるのですよ? ほら、こんなにエラーが出ています」

「嘘っ!?」

 

私がプレシアに渡したスクリーンには色々と小さなエラーが積み重なっている。少ないが、大きなエラーも存在している。

 

「本当です。私達ブラックロッジとしましても、せっかく作った作品を壊されるのは我慢なりませんので出張修理に参りました。我が結社はアフターサービスも万全です」

「……わかったわ。いくらかしら?」

「そうですね。ざっとこれくらいになりますね」

「高いわね」

「でしたら、こちらに居るフェイト・テスタロッサの所有権と交換でいいですよ」

「駄目よ。フェイトにはやってもらわないといけない事があるの」

「では、それが終わった後という事で構いません。私達もプロジェクトフェイト、最初の1体は欲しいですからね」

「そう……いいわ、その契約に乗りましょう。ついでだから警備も頼めるかしら? 別にお金は出すから。どうせアルハザードに行けば無用のものよ」

 

駄目ですね。大分汚染されているみたいです。まあ、彼女はこの戦いが終われば用済みとなりますから必要もありませんね。しかし、警備ですか……構わないですね。

 

「管理局も納得させる為に私の名前は書けません。私は犯罪者ですから」

「そういえば広域指名手配されていたわね。冥府の炎王様」

「ええ。マリアージュを警備として貸出しましょう。ああ、どうせなら最新装備の実験も行っていいですか? なんでしたらジュエルシード集めもお手伝いしますが」

「そうね……最悪お願いするわ。でも、今は警備だけでいいわよ。むしろ、早く直してくれるとありがたいかしら」

「わかりました。では、しばらく滞在させて頂きます」

「ええ」

 

さて、お仕事に掛かりましょう。

 

「工兵部隊、出てきてください」

 

私の背後の空間から1000体の工兵用マリアージュが出て来る。彼らを指揮して修繕工事を開始します。フルコントロールなので問題もありません。

 

「裏社会でブラックロッジは有名だけど、デタラメな光景ね。それも冥府の炎王の力なの?」

「レオン……繰者に改造された結果です。私の改造にはジェイルも入っていますから……」

「あのマッドな天才2人の仕業か……」

「いえ、正確には3人ですね」

「私が出て行った後に入ったのかしら?」

「そうですね。ほぼ同時だったか、その前だと記憶しています」

「そう……ああ、アリシアの事はフェイトには黙っていて」

「いいのですか? アリシアは妹を欲しがっていたそうですよ」

「……そうだったかしら……っ!? い、いえ、そんな事は……そもそも私は…ごほっ、ごほっ!?」

「プレシア、無理はいけません。休んでいてください」

「わ、わかったわ……」

 

プレシアを寝室に送った後、私は連絡を入れる。

 

「あれはもう残念ながら駄目です」

『そう……残念ね。でも、予定通り持つのかしら?』

「わかりません。最悪、マリアージュとして動かします。その為に私が来ましたから」

『そうね。では、そちらの事は任せるわ。私もそろそろ動くから』

「ええ、よろしくお願いします。未来への布石の為に」

 

私は彼女に先程の契約書を送った。

 

『貴方も随分と……いえ、いいわ。フェイトの所有書、確かに受け取ったわ』

「それと、どうも変な存在が入り込んでいるようです」

『なんですって?』

「それもフェイトの近くに居ます。これは使い魔契約でもしているのでしょうか?」

『それがフェイトにとって有益ならそのままでいいわ。でも、害になるなら排除して』

「分かりました。ブラックロッジとしてその依頼、お受けいたします」

『よろしく。じゃあ、私は研究に戻るわ』

「研究ですか?」

『そうよ。治療を促進する術式の入った車椅子とか、エクリプスウイルスの特効薬とかね』

「それはいい研究ですね。ですが……」

『わかっているわ。流すのはちゃんと考えてからよ。エセルドレーダ達にも言われてるしね。ジェイルと一緒に叱られてるわ。あの子、娘まで持ち出してくるから……』

「諦めてください。それではこれで失礼します」

『ええ、よろしくね』

 

通信が終了しました。しかし、どうしましょうか……もう、いっそもっとブラックロッジが黒幕みたいにしてしまいますか。それとも……さっさとプレシアを殺してマリアージュにしてしまいますか。フェイトはあんまり戻ってきません。報告で2回くらいだと聞きました。そうですね……フェイトにとってはそっちの方がいいですか。

 

「レオン、いいですか」

『構わない』

 

繰者に直接通信を行い、私の考えを説明すると許可を貰えました。では、プレシアの悪夢を終わらせてあげましょうか。当初、レオンの考えたルートよりかなり優しいですしね。レオンが考えていたのはフェイトに自身がアリシアのクローンで人形だと教える所にアリシアを操作してプレシアを殺せと言われていましたからね。そこでラスボスが登場するのです。ジュエルシードを使って、盛大に祭りを開くのです。管理局と転生者達は止めるしかありません。ですが、そこでシュテル達が裏切る。素晴らしいくらい悪役の筋書きです。そうは上手くいかないでしょうけどね。このように聞いていますが、実際にどうなるかはわかりませんし、楽しみですね。っと、どうやら私も随分と繰者に影響されているようです。これは調教されているという事なのでしょうか……間違いありませんね。平和な世界……遠いですね。いえ、悪を極めると結果的に平和な事にもできますし、頑張りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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