スカリエッティの兄弟   作:ヴィヴィオ

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テンリ:魔法少女プリティ☆ベルのルラ 6、12巻の表紙の女の子
ロゼとウィム:マナケミア2より


地球連邦軍始動

 

 

 テンリ

 

 

 

 

 さて、計画通り管理局の人間は手に入れた。まあ、ここからが忙しいんだけどね。まあ、とりあえずは仕事だ。今は次元城にて全世界に対して会見が行われている。基本的にはお父様に任せておけばいい。

 

「地球連邦及び地球連邦軍の樹立を正式に発表致します。また、巨大建造物の落下は他世界の人間によるものと判明しました」

「他世界ですか?」

「ええ。魔法が遥か太古より密かに存在していた事からも明らかでしょうが、我々の常識というものは既に崩れ果てました。宇宙に次元を渡る宇宙船が存在したり、今なおロシアや中国で猛威を振るっているモンスターから明らかでしょう」

「救助に行かれないのですか?」

「我々は現在、魔法や彼らの技術を解析している最中です。倒す事は可能でしょうが、来るべき驚異に備え、力を蓄えねばなりません。地球は地球連邦に加盟している加盟国を助ける事は致しますが、それ以上はするつもりがありません」

「っ!? それは見捨てるというのですか」

「そうとっていただいて結構です。我々は加盟している国々を危険に晒してまで他の国を助ける余裕はありません。そもそも助けに行っている間に新たにモンスターが出現した場合、対応できずに被害が出る可能性もあるのです。簡単に言ってしまえば保険金を払っているものにはもしもの場合、お金が支払われますが、それ以外の方には同じでしょう。まして、国税、民のお金が使われているのですから」

 

 当然のことよね。まあ、マッチポンプなんだけど。

 

「加盟して地球連邦としての責務を果たすならば我々は支援を押しみません。そして、皆様には理解していただきたい。あの映像は事実であり、地球を単身で破壊できる存在がこの世には居るという事を。その一人が地球連邦軍の総司令官をしているテンリ・ナイアーです」

 

 紹介されたので立ち上がって、軽く挨拶する。これだけで子供だと舐められるので、神威召喚で天使軍団を召喚して控えさせる。

 

「ご紹介に預かりましたテンリ・ナイアーだ。ご不満でしょうが、武力に関しては単身で世界を滅ぼせる程度の戦力を保有している。天使一人で一個師団を殲滅可能である事を事前に報告しておこうかな。それと、この天使達とユニコーンを加盟国に配備し、病気の治療なども行う予定だ」

「ゆ、ユニコーン、ですか?」

「ああ、そうだ。ありとあらゆる病とはいかないが、大概の病は治せる。魔力の関係上、あまり乱発はできないがね。それとボクはこう見えても天才でね、既に大学院は卒業しているし、博士号もとっている。といっても、納得できないだろうから、世界中のみんなにボクがわかりやすく素晴らしい物を提供してあげよう」

「な、なにを言っているんだ?」

「諸君、魔法を使ってみたくないかね? 英雄や勇者などに憧れた事がないかね? そんな君達の願いをこのボクが叶えてあげよう。そう、ボクはゲームでいうジョブシステムの開発に成功した事をここで宣言する」

 

 ボクの言葉でここに居る人の一部は分かっていないだろうが、世界中、特に日本の人達には理解できているだろう。

 

「白魔道士、黒魔道士、赤魔道士、戦士、勇者。その職業になる事が可能だ。残念ながら転職は一度きりだがね。才能のある者ならばダブルやトリプルも可能だろう。このシステムに関しては一番理解が早いだろう日本で行う事を宣言する」

 

 ボクの特典の一つ、固有・敵専用を含むファイナルファンタジーシリーズのジョブシステムという物があり、これを使って全世界にジョブをばら撒く。当然、カードタイプにして普段は封印だけどね。

 

「ほ、本当に可能なのですか?」

「可能だ。既に人体実験も成功している」

「っ!?」

「子供だろうが大人だろうが、等しくジョブを得る事は可能だ」

「まあ、このシステムに関しては続報をお待ちください。人体実験に関しては死刑囚を使って行いましたので問題ありません。倫理がどうのと言っている時は既に終わっています。忘れてはなりません。あのようなモンスターを我々の世界に持ち込んだ存在が居る事を。ましてや、その者達は我が物顔で我らの世界に世界が滅びるような危険物を何度も持ち込んでいるのです」

 

 判明しているのは2回だがな。嘘はついていないよ。

 

「そして、彼らは我ら地球から人攫いも行っているのです。過去、何人かの行方不明者が神隠しにあい、あちらの世界に転移させられていたようです。彼らはこちらの世界に戻る力を持ちながら自らの戦力にする為に家族の元に返さず、働く事を誘導していたそうです。敵勢力は多数の世界を支配する強大な存在です。ですが、彼らの世界でテンリ指令のような突出した強さを持つものは少ないと聞きます。つまり、我々にも充分勝つチャンスがあります。地球を守り、人類の発展の為に……」

 

 時空管理局の事を色々と言っている。それも悪い方にだ。何より、グレアムの事は許されん。闇の書を持ち込むなど言語道断だ。やるなら自らの世界で、こちらの人間を巻き込むなと言ってやりたい。特に奴はこちらの世界の出身だというのにだ。

 

「かの組織が勝手に他世界特有の技術の大半を危険な代物と判定し、何の警告もなく星を死の星へとする攻撃を撃ち込み、壊滅的な被害を出したという被害者の方も居ます。その方は地球連邦軍に所属し、我々に協力してくれる約束をしてくださいました」

 

 後はお父様に任せておけばいい。ボクよりも口が上手いし、ナイアー、ナイアルラトホテップの一族は伊達ではないよ。

 

 ボクは会見場を後にして移動する。すると、廊下に一人の少年と宙に浮いているメイドの少女が居る。少年は171cmで、青い髪の毛をしている16歳くらいの少年だ。メイドの少女は水色の髪の毛で、150cmくらいだが、気温によって変わるので不明だ。容姿は10代後半だね。

 

「やあ、ロゼ、ウィム。どうしたんだい?」

「ロシアから救援要請が届いた」

「加盟するから助けてくれとの事です」

「そうか。じゃあ、たっぷり搾り取ろうか」

「交渉は任せる」

「ロゼさんに交渉は無理ですからね」

「だろうね。じゃあ、交渉はこちらがやっておこう。2人は予定通りロシアに飛んでくれ」

「了解した」

「では、行って参ります」

「お土産を期待しているよ」

「適当に買ってきますね」

「さっさと行くぞ」

 

 歩いていく一人とマナ。アトリエシリーズの錬金術以外にもドラクエシリーズの技と魔法が使えるはずだけど、ここじゃ無理だよね。ルーラとか。彼らはエセルドレーダが紹介してくれたボクの仲間というよりは協力者だ。つまりブラックロッジのメンバーだね。エセルドレーダは人材発掘を色んな世界でしているからね。アトリエ世界を管理局の一部がアルカンシェルなどで破壊し、あの世界は黄昏の世界となった。恨みを持つ存在は多数居る。地上に関して言えば彼らの技術はやばいからわからなくもないが、やり過ぎたという事だろうね。

 

「さて、ボクはロシアの者と交渉だ」

 

 姿をアラガミのヴィーナスへと変えて、深紅の髪の毛を持つ綺麗な女性になる。下半身はアレだけど、画面に映らないので問題ない。

 

『こちらはロシアの……』

「では、交渉を始めましょうか」

 

 たっぷりと搾り取ってやり、ボクは楽しいお風呂タイムへと入る。子供の姿に戻ってバスに入るのだ。まあ、ここにお客が来たんだけどね。エセルドレーダとレオンハルト。何しに来たかは簡単だ。ボクを犯しに来た。まあ、簡単に言えばボクはブラックロッジの協力を得る為に身体を差し出して、エセルドレーダにレオンハルトなしでは駄目な身体にされてしまった。まあ、精神は普通の状態を永遠に維持しているんだけど、身体は調教されちゃったよ。気持ちいいから問題なしだけどね。むしろ、身体だけでこれだけの技術提供を引き出せたんだし。もちろん、他にも色々とあるが彼も転生者だ。地球は大事だろうし、管理局と敵対する者だ。スカリエッティの名を持っているんだから。

 んふふふー、今日はとりあえずいっぱい甘えて充電させて貰おうか。これから忙しくなるしね。今晩ははっちゃけよう。最後の一滴まで搾り取ってやる。エセルドレーダと取り合いになるけどね。くそーあっちのナイアが色々としたせいで、エセルドレーダがボクにあたるのは結構激しいんだよね。レオンハルトがとりなしてくれなきゃ、完全に壊されてたし。いくら治るとはいえ、痛い物は痛いのだ。あの雌犬め、今日はたっぷり仕返しをしてやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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