スカリエッティの兄弟   作:ヴィヴィオ

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契約書

 

 

 

 

 テンリ

 

 

 

 目覚めるとレオンハルトの腕を枕にして眠っていたようだ。この身体になって滅茶苦茶にされたり、絶体絶命の状況とかが凄く好きになった。流石はルラという事か、マゾっぷりも健在だ。だが、優しく甘えさせて貰えるのも嬉しい。

 

「すまないね、わざわざ起きるまで待っていてくれたのか」

「まあな。それより身体は大丈夫か?」

「無問題さ。むしろ気分が最高にいい」

 

 キスをしてから起き上がり、背伸びをする。時刻は8時になっているようでそろそろ迎えがくるはずだ。

 

「テンリ様、起きてくださ……」

 

 部屋の扉が開いて中に入ってくる金髪ポニーテールの女の子。服装はテイルズ・オブ・シンフォニアのコレットに軍服を着せてポニーテールにしただけだ。うん、ぶっちゃけ、軍服が少し大きいので可愛いのだが、軍人としては問題がある。

 

「あうっ!?」

「ああ、レオンハルトは朝ご飯はどうする? エセルドレーダも」

「私は必要ありません」

「俺もいい。流石にそろそろ戻る」

「そうか。では、また来てくれ」

「ああ」

 

 2人が転移して消える。ボクは真っ赤になって固まっているクリスティアに指示をだす。

 

「お風呂に入るから用意して」

「うっ、うん!」

 

 クリスティアにお風呂で身体を洗ってもらい、綺麗にする。その後、泡風呂に一緒にに入る。12歳の彼女はエセルドレーダが寄越した子の一人で、付き人にしてしまっている。彼女も転生者で、特典が色々と便利なのだ。

 

「それで、アイテム界はどうだった?」

「聞いて! ついにトラペゾヘドロンを300レベルにしたよ!」

「そうか。それはおめでとう」

 

 アイテム界ではアイテムの中に入って能力を上げる事ができる。彼女はそれを行っていたのだ。ボクもヨグ・ソトースの鎌を300レベルにしたり、強力な武器や防具を制作し、部下達にばら撒いたりしている。後は捕獲した魔物の育成とかね。

 

「ありがとう。そういえば、ロゼさんはどこだろ? バールソードの強化も終わったのであげようかなって思ったんだけど」

「ロゼなら今はロシアに行ってもらった」

「……あれ? ロシアって、今ルゥリッヒさんが居なかったっけ?」

「あっ!? しまった……やばい、どうしよ……」

「ちゃんと報告したよね!」

「忘れてた。やばいね、これ……どうしようかな……とりあえず調べてみるか」

 

 携帯端末で衛生からロシアの映像を取ると、物凄い戦いの音が聞こえてくる。映し出されたのは街の跡だと思われる瓦礫の山で、ロゼとルゥリッヒが互いに戦っている。ルゥリッヒは楽しそうに笑いながら破壊を振りまき、ロゼはウィムと共に戦っている。遠くでは召喚しておいたワイバーンやディスガイアのドラゴン達が粉砕されている。マヒャドとかベギラゴンとか世紀末みたいな感じだ。

 

「あの二人って本当に仲が悪いですね」

「まあね。原作からしてそうだし……いやぁ~ロシアが酷いことになりそうだ。うん、なんとかしなきゃね。クリスティア、ロゼ達に復興は自分達でしろって言っておいて」

「うん、いいよ」

 

 ふう、これでよし。まだ正式加入じゃないから知らない。しかし、ドジッたね。まあ、被害が少なくてよしとしよう。ボクの陣営に被害はないからね。

 

「今日の予定はどうなってる?」

「捕まえた人達と面会だよ。管理局の人達はどうするの?」

「丁重に帰って頂こうかな。まあ、会ってから決めよう。まずはルーラーのジャンヌ達だね。その後は高町家」

「わかった」

 

 彼女達はいたって簡単だ。むしろ、こちらの味方についてくれる。そのように手は打ってあったので簡単にまとまった。彼女達は言ってしまえば普通に楽しみながら生活するだけだからね。問題はジャンヌだけだったが、彼女は女子高生をそのままするので放置するようにとの事だった。必要とあれば仕事は受けてくれるようなのでやっぱり問題なし。

 

 

 さて、高町家を全員応接室に呼んだ。父親の士郎、兄の恭也、姉の美由希。そして高町なのはとさくら。

 

「待たせたね」

 

 クリスティアと共に彼らの部屋に入る。一応、拘束は魔法を封じる程度しかしていない。逃げ出せばどうなるか、彼らもわかっているだろう。少なくとも母親の安全は保証できない。

 

「それで、どうすればいいのかな?」

 

 士郎が代表して聞いてくる。一応、ここは結構いい部屋だから不自由はないはずだけど、やっぱりさっさと出たいよね。

 

「まず、高町なのはとさくらを除く君達3人は直ぐにでも釈放できる」

「その場合、救う手伝いをしてくれた報酬は支払うよ」

「なのはやさくらは駄目なのかい?」

「彼女は敵性国家……いや、敵性世界の技術を持ってしまったからね。魔力の完全奪取を行い、二度と魔法を使えなくする予定だ。多少は副作用が出るかも知れないが、1年も経てば元気に元通りになるさ。芳乃さくらに関しては流石に聖杯を持たれた状態で放置はできないからね」

「そんなっ!? なのはは悪い事何もしてないよ! それにみんないい人だよ!」

「君に過失があろうがなかろうが関係ないね」

「管理局は現場以外は真っ黒だよ」

 

 クリスティアは管理局が嫌いだからか、機嫌が悪くなってるね。

 

「命に別状はないんですね?」

「それは保証しよう」

「お父さん!」

「なのは、すまんが魔法は諦めるんだ。なのは達を戦場に出す訳にはいかない」

「まあ、どうしてもというなら君達が連邦軍に入る事だね。そうじゃなきゃ、悪いが最低でも完全封印はさせてもらう」

 

 これは彼女達にとって許容範囲だろう。

 

「ボクの桜の木もだよね?」

「当然だね」

「連邦軍に入るなど、父さんは認めないからね」

 

 さて、どうするかね。こちらとしてはどちらでもいいんだが。

 

「あっ、テスタロッサ家の人達はこっちに亡命してくるよ」

「本当っ!?」

「やった!」

「ああ、士郎さん。技術開発部に彼女達を所属させるのはどうかな? テスタロッサの人達にも色々と研究してもらうし、その技術をテストしてもらう。それに全世界を巻き込んだ戦いになるんだ。地球に安全な所はないよ」

「……君達が発表したジョブシステムは私達も受けられるのかな?」

「もちろん」

「では、なのは達が戦う時は出来る限り私達が居る所にしてくれ」

「了解した。では、こちらが契約書だ」

 

 さて、残りは管理局の者達だが、彼女達は普通に送り返そうか。その方が面白そうだ。大軍を引き連れて来てくれると特に嬉しいね。どちらにしろ、地球は人外魔境になる。世界規模での改変を行うからね。そう、地球は修羅界になるのだよ。アイテム界というダンジョンを世界中に作成して戦争と発展を繰り返す。最終的には地球は統一され、軍事世界として次元世界に名を轟かせてやる。それに他にも色々と楽しいのは用意してある。例えば、対次元空間戦闘用モビルスーツとかね。

 

 

 

 

 

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