スカリエッティの兄弟   作:ヴィヴィオ

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宇宙世紀もとい次元世紀?

 

 

 

時空管理局、最高評議会

 

 

 

 

 

「此度の報告を聞いたか?」

「第97管理外世界の事だな」

「第46管理外世界の連中も紛れ込んでいるようだな」

「第46管理外世界とは錬金術師どもの世界の生き残りか。危険だな」

「然り。第97管理外世界はもはや危険度が計り知れん。提出された者達の情報から推測するに完全な願望機に人の身に余る力を持つ者達が多数存在している。魔力量にしても数億単位で持っている者達すらおり、無数のロストロギアを所有しているのが確認できている」

「危険すぎる。直ぐに討伐命令を出すべきだ」

「あちらにはそれに加えて裏切り者もいるようだ。それに……」

「スカリエッティ達の事か。人造魔導師については研究成果があがってきているが、もう一人の方は違うぞ。それに地球に関わりがあるようだ。どうする?」

「奴のクローン技術や魔導炉の技術に関して我々には一切届いていない。それどころか、ブラックロッジなるものを組織して管理局に不満を持つ者達を集めているようだ」

「再三、技術を提出するよう求めているが無視されている。これはもはや裏切りと考えていいだろう。まずは支援を止めるか」

「うむ。それでも差し出さないのならば、本格的な討伐指令を出そう」

「首輪の発動はどうする?」

「それは最終手段だ。ブラックロッジに関しては最重要指名手配で良かろう。それよりも地球に攻め込み、消滅させる為の兵力を用意する事の方が重要だ」

「「「異議なし」」」

 

 

 

 

 

 

【時は半年前より戻る】

 

 

 

 

 昨日のパーティーから起きたら動けなかった。マテリアルの三人娘が俺の上と左右で寝ていて、シノンとイクスが足を枕に寝ているからだ。

 

「マスター、おはようございます」

「ああ、おはよう」

 

そして、エセルドレーダが膝枕をしてくれている。全員、綺麗にはなっているが裸であり、情事の後だ。彼女達の体温もしっかりと伝わってくる。

 

「今日はどうしますか? シュテル達の事も終わりましたし」

「地球はどうなっている?」

「急激に、ええ、急激に技術革新が起こっています。それに伴い、テンリより依頼が来ています」

「なんだ?」

「ソロモンとコロニー欲しいーとの事です」

「ソロモンとコロニーって、ガンダムか」

「ガンダムですか? テンリ達が制作している人型機動兵器モビルスーツの一つにその種類がありましたね」

「ちょっと待て。まじで作ってるのか?」

「はい。テンリを筆頭にロゼリュクス・グランディア、トトゥーリア・アルバートとイリヤスフィール・アーヴァイン、デスコといった者達で作成されているそうです」

 

名前からして錬金術師がメインか。テンリはプリティベルのルラの技術力とトトゥーリア、トトリとロゼの錬金術にデスコの意味わからない超技術。確かに出来そうだな。

 

「各員のデータは?」

「こちらになりますね」

 

エセルドレーダが表示したデータをみる。トトリの容姿はそのままでトトリのアトリエの主人公だ。デスコはディスガイア4の真のヒロインだ。え? 違う? 知らん。あれはデスコ一択である。ヨグ=ソトースとか最高だった。イリヤスフィールも苗字こそ違うがFATE系列の子だ。

 

「こいつら、どう考えても転生者だな」

「それ以前にチート過ぎますね。ちなみに元凶はイリヤスフィールです」

「何でだ?」

「これです」

 

エセルドレーダが指さした場所に書かれた項目には彼女のレアスキルの一つに機神召喚というものがあった。詳しく読むとスパロボ系列の機体を4メートルから12メートルに変更して搭乗可能な状態で傀儡兵化するといったものだった。つまり、この機体を元にテンリ、トトリ、ロゼ達が開発してナイトメアフレームクラスにした機動兵器を作成したんだろう。それにテンリの姿であるルラも機動兵器を作っていたし技術力は申し分ないんだろう。

 

「ガンダリウム合金はどうしてんだ?」

「こちらで時流エンジンと共に作成して渡してあります。実物を受け取りましたので、それを分解して設計図を登録しましたし」

「……いつの間に」

「駄目でしたか?」

「問題ないさ。それより資源衛星を探さないとな」

 

動力を時流エンジンにしているんなら半永久的に活動可能なんだな。確かにうちの制作は魔力さえあれば可能だし、全然使っていないから作成できるんだよな。シュテル達にはそれほど魔力を使わない作業だったし。

 

「んっ、おはようございます……」

「おはよう、シュテル」

「おはようございます」

 

起きてきたシュテルと口づけを交わす。その後、シュテルは猫のように伸びをしてレヴィ達を起こしていく。起きた女の子達とキスをした皆は着替えていく。俺も起き上がって着替える。まあ、着替えさせて貰うのだが。自分で着替えるのはエセルドレーダ達に拒否させるしな。ディアーチェとシノンがご飯を作りに行き、レヴィがイクスを引きずって運動場に行って朝練をする。残ったのはシュテルとエセルドレーダだけだ。

 

「先程の話ですが……」

「ああ、資源衛星の話だな」

「はい。他世界から持ってこればいいのではないでしょうか?」

「それもそうだな。エセルドレーダ、探査艇を放て」

「イエス、マスター」

 

エセルドレーダが即座に操作して探査艇を放った。

 

「さて、設計するか」

「お手伝いします。ところで軍事基地でいいんですよね?」

「そうだ」

「マスター、どうせならアクシズも作りましょう」

「いいなそれ。どうせなら管理外世界に作った拠点も地球に送るか。確か管理局に動きがあるんだよな?」

「はい。多数の次元航行艦を用意しています。恐らく数ヶ月以内には動くかと」

「地球の防衛手段は大丈夫なのか?」

「あちらは、最終手段として引きこもりますからね」

「引きこもりですか?」

「最強の盾、ルーラーのジャンヌ・ダルクが居ますから」

「彼女のロストロギアで地球ごと守るのですね。宇宙空間でも平気で戦っていた方ですから」

「そう考えたら化物だな。いや、肉体が既に人間ではないか。真祖の吸血鬼の肉体がルーラーであるジャンヌ・ダルクの寄り代なんだからな」

 

サーヴァントの数十倍の戦闘能力を持っている存在だからな。

 

「設計は問題ないのですが、必要な物はどうなっていますか?」

「それならこちらに届いている」

 

エセルドレーダがシュテルと俺にテンリ達が作っている機動兵器の工場のデータを表示してくれた。それを元に俺とシュテルが設計図を作成していく。

 

「お兄ちゃん、ご飯だって王様が言ってるよ」

「そうですね。行きましょうか、ご主人様」

「そうだな」

 

エセルドレーダ達と共に料理が上手いディアーチェとディアーチェに習っているシノンの料理をみんなで食べた後、実際にアクシズやソロモンを作成していく。ついでに惑星を改造して作成した基地を地球圏に移動させる。引力は重力制御で改変させて問題なくさせる。

そんな訳で地球圏でゴルンノヴァを使い、転移させた資源衛星に接続させて改変させる。正確には素材にして設図通りに作成する。魔力を大量に消費するが作成はほぼ自動なので放置でいい。必要な素材はそのアステロイドベルトなどから確保している。開発が開始されると地球に降りる。念の為、ユーリの肉体を利用して向かう。流石にバレた場合は色々と大変だからな。肉体的にはユーリの身体は全く問題ない。それにユーリの身体の中にあるエグザミアを間接的に接続できる為に魔力がより大量に手に入るので尚更有効だ。

 

「さて、ここが地球の海鳴市臨海公園か……なんだこれ」

 

海鳴市の上空は無数の魔導師……いや、魔法使いが空を飛んでいる。足には機械的なスラスターが付いた靴を使って空を飛んでいる。しかも重力制御装置が付けられているようで無駄にハイテクだ。海の方をみると巨大な浮島が作成されており、そこには空に浮かぶ戦艦や機動兵器が飛んでいる。

 

「おーい、早く来いよ! 今日はダンジョンに行くんだからよ!」

「わかってるよー」

「そういえば今日はジョブどうするんだ?」

「俺は戦士だからお前、回復頼むぜ」

「わかった~」

 

子供達が楽しそうに話ながら移動していく。手にはブレスレットを着けている。それからは魔力反応が存在する。おそらくデバイスだろう。どうやら装備はデバイスタイプにされているようだ。遠目に解析すると、一部地域で以外ロックが掛かっているようだ。

それにしても、神殿まで建設されていて明らかに前とは変わっている。ここ半年で明らかに異常といえる。それに臨海公園を歩いている人達の姿を見ていると異変に気付いた。

 

「待て待て待てっ」

「どうしたのだ?」

「なにか不思議な事があったの!」

 

すぐ隣に転移して来たディアーチェをはじめとしたマテリアル娘達が聞いてくる。

 

「いや、この世界って魔力が5とかが基本だったんだが……」

「ああ、ゴミめ。とかいう奴ですね」

「いや、違うからシュテル。まあ、概ね合ってるが」

「あれ~? でも、みんな魔力沢山持ってるよ?」

「ふむ。おそらくジョブシステムのせいであろうよ。聞いた話ではレベルアップと同時にステータスが上昇するのだろう」

 

確かにレベルが上がると同時にステータスが上昇する。ネットで接続して調べるとジョブの変更すら自由にできるようだ。だから、20以下までなら直ぐにレベルが上がるみたいで一般人を結構な戦闘能力を持った存在に作り変える事ができるみたいだ。

 

「戦闘ランクは……CからBランクですか」

「Aランクも時たま居るな」

「すご~い! ボクも行ってみたいよ!」

「なら行くか。その前に転職だな」

「そうだな。しかし、レオン……いや、ユーリよ。その喋り方でいくのか?」

「他人が居る所では変えるつもりだが……問題ないだろう」

「お兄ちゃん、早く早く!」

「さっさと行くか」

「うむ」

「そうですね」

 

俺達は神殿へと移動する。移動した神殿で混沌とエンカウントとしてしまった。

 

「やっ、ふぉーブラックロッジのみんな」

 

祭壇に堂々と座り、こちらに手を振る混沌少女。そして、その横に控えている金髪のポニーテール少女。

 

「や」

「聞いていたけど凄いね。ユーリ・エーベルヴァインの身体か」

「彼女はまだ眠ったままだからな。使えるものは使う。それとこっちが……」

 

マテリアル娘達を紹介する。

 

「早く転職しようよー」

「じゃあ、君達にはいいジョブをあげようか。それ」

 

テンリの言葉と同時に俺達はジョブを手に入れた。

 

 

 

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