スカリエッティの兄弟   作:ヴィヴィオ

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超絶美少女スナイパー

 シノン

 

 

 

 命令されて休暇を取らされる事になった。そこで私は水族館に向かった。そこで小さな女の子と出会って一緒に回ったりした。人懐っこくて私についてきた。最初は鬱陶しかったけど、最後には友達になって売店で売っていたペンダントを買って二人で別けた。そんな光景を夢に見た。

 

【メディカルチェック終了。全項目オールグリーン。識別名称、シノンVer.4.02の起床を開始。システムチェック完了。ヘカテーの起動を開始……完了。排水を開始……完了。開放します】

 

 水が引いた感じがして、目を開ける。すると目に入ったのは水色の髪をした女の子だ。

 

「おっはよー」

「おはよう、レヴィ」

「お兄ちゃんが呼んでるよ!」

「わかった」

 

 起き上がってメンテナンスポットから出たら、近くにあるバスタオルで身体を拭いて着替える。着替え終えたらイルカのペンダントとブレスレットを嵌める。マフラーを最後に巻いたら、待っていたレヴィと一緒に向かう。

 

「何の用かな?」

『主が直接全員集合をかけたなら、それなりの事かと思います』

「そっかー」

「関係無い。私達はレオンの命令に従い、レオンの望みのままに動いて支える。それだけ」

「まあ、そうだねー。ボク達みんなお兄ちゃんのモノだしね! でも、ボクは暴れるのが楽しいし、もっともっと暴れたいよ!」

「期待しているといい。多分、暴れられる。狩りの時間だから」

「おおう、楽しみ! でも、戦争とどっちが楽しいかな?」

「さあ?」

 

 私とヘカテーは昨日、戦場で90人くらい殺してきた。でも、強力なレアスキルを持つ連中とは戦った事がない。古代ベルカの騎士達となら何度か殺し合いをして実際に何度か殺された。それはレヴィ達も変わらない。

 

「ふふ、ボク達と似た子も居るらしいし、楽しみだな~」

「戦うかは分からないけどね」

「あうっ」

『どちらにしろ、私とシノンがするのは狙撃です。どうなるかはわかりませんが』

「そうだよね……というか、二人の狙撃はえぐいからボク嫌だなー」

「レヴィは味方だから大丈夫」

「そう言って前は殺されたよ!」

「あれは実戦訓練。仕方無い」

『ヘッドショットを外されて、片腕と腹部の一部を消し飛ばしただけでしたので残念です』

「確かにレヴィの回避と勘の良さには呆れる」

「えへへ~褒められた~~」

 

 そんな会話をしながら私達は本拠地である惑星アーカムの最深部へと向かう。何度もセキュリティチェックを抜けて、入ったのは円系に椅子が置かれた場所だ。そのうちの一つだけがかなり豪華になっている。そして、殆どの席が埋まっている。その円卓の周りには無数の席が存在し、座っている者達の後ろに整列して座っている。

 

「遅いぞ、レヴィ」

「ごめんね、王様」

「シノン、お疲れ様でした」

「シュテル、久しぶり。そっちは平気だった?」

「はい。こちらは問題無く殲滅できました」

「そう……」

『来ました』

 

 気配と声で振り向くと、レオンがエセルドレーダとイクスを引き連れてこちらに歩いてきた。私達は椅子の横に移動して3人を待つ。その3人も各々の席の前に立ち、座る。

 

「じゃあ、第2回家族会議を始めようか」

「おい!? それでいいのかそれで!」

「別に構わんだろ。ディアーチェもシノンも皆俺の女であり妻だからな」

「ぐっ……それは、そうだが……」

「諦めてください、ディアーチェ。家族には変わりありません」

「そうです。無駄な事です」

 

 ディアーチェがイクスとシュテルにたしなめられて大人しくなった。

 

「さて、さっさと会議を進めます。マスターに無駄な時間を使って欲しくはありませんから」

「そうだな」

「俺はそれでもいいんだがな……」

「「駄目です(駄目だ)」」

 

 ディアーチェとエセルドレーダからレオンが拒否された。私達の力関係では一番上位がレオンだけど、レオン自身が私達を家族として扱っているから強制は殆どされない。これはハーレムなんだろうけど、ハーレムなんて結局は多数決で女性が勝つ。女性同士が結託していたら尚更だ。もちろん、強権を発動される時もあるけど、其の辺は見極めれば大丈夫だ。

 

「まあいいか。では、各自報告をしてくれ。そうだな……」

「はいは~い! ボクから!」

「そうか。じゃあ、レヴィからいいぞ。ちゃんと順番通りにな」

「うん、ボクに任せてよ! まず名前! ボクの名前はレヴィ・ラッセルだよ! Ver.4.06。第34管理世界、第143管理外世界の戦争に介入してみんなで暴れて来たよ! あと、管理外世界のん~303番でいっぱい倒してきた!」

 

 レヴィの後ろの子達もしきりに頷いている。

 

「そうか、よく頑張ったな。で、売上は?」

「え~と、わかんない!」

「レヴィの部隊の売上は約6840万ですね」

「だって!」

「この馬鹿者どもめ……シュテルに礼を言っておけよ」

「うん! ありがとう、シュテるん!」

「ええ、どういたしまして。では、次に私が報告します」

 

 相変わらず馬鹿なレヴィをシュテルがサポートしている。レヴィは強いし可愛いんだけど、頭がちょっとね。

 

「シュテル・スタークスVer.6.38です。管理外、管理世界共に武器弾薬など物資を反管理局勢力に売り払いました。他にも戦争を起こしそうな所に介入して武器や弾薬などを売って、戦争を起こさせました。もちろん、傭兵契約も行い、私達は効率よく経験値を蓄積しました。売上は8億3547万です。何体か死にましたが、充分に黒字だと思います」

「無茶しやがって……」

「シュテるん凄い!」

「やり過ぎですね」

「問題有りません。その分、マリアージュの量産には成功しています。それと、レヴィと共に管理局の嘱託魔導師試験に受かっています」

「あっ、忘れてた」

「ご苦労だった」

 

 売上が一番高いのはシュテルかな。しかし、結構無茶してるみたいだ。

 

「次は我だな。我はディアーチェ・K・クローディアVer.3.18。基本的に皆のサポートをしておるから売上はない。警備と惑星の壊滅くらいしかやっておらん」

「ディアーチェ達は構わんさ。嘱託魔導師の試験は?」

「愚問だ。我はトップで合格しておる」

「じゃあ、三人は問題無いか。エセルドレーダは俺といっしょだったし、イクスはディアーチェと一緒だよな?」

「はい。報告には上がっていませんが、戦艦を作ったりしていました。それとマリアージュのコアの作成です」

「なら、次はシノンだな」

「シノンVer.4.02。私の報告は簡単。依頼のあった人を狙撃して殺しただけ。売上は1億7869万。管理局から指名手配されたらしい。でも、姿はバレてない」

 

 私の後ろには誰も居ない。私の部隊は基本1人。イクスにはマリアージュがあるからあっちは関係無い。それに私は特殊。

 

「なら問題無い。さて、それでは今日の本題だ。人数も揃ってきたからこれから俺達は魔導結社ブラックロッジと名乗る。やる事は傭兵と死の商人だ。それと同時に表でも会社を起こし、資金稼ぎを行う。ディアーチェ、レヴィ、シュテルの三人はこれから管理局の人間としてしばらく働いてもらう。イクスは……」

 

 レオンの話の途中でアラートが鳴り響いた。だけど、それは微妙に違う。ここでは鳴っていない。

 

「警報ですね」

「場所はどこだ?」

「……ジェイルの所ですね。マスター、通信を開きます」

 

 直ぐにジェイルが通信越しに現れた。

 

『やあ。皆さんお揃いで』

「そちらに侵入者か?」

『そうだ。管理局の局員だね。こんな感じだよ』

 

 送られて来たデータには紫の髪の毛をした女性が二人居た。1人は濃くてストレートで、もう1人は薄くてポニーテールにしている。

 

「ゼスト隊か……こちらかも増援を送る。イクス、頼む」

「分かりました」

『増援はありがたい。というか、君もこないかね。知り合いだろう?』

「そうだな。行くか。エセルドレーダ、ソフィになる」

「イエス、マスター」

 

 レオンがエセルドレーダとユニゾンして女の子になった。

 

「ディアーチェ達は伝えた通りに。部隊の者達は素顔を隠して現状維持。シノンはそろそろ地球に行って色々と調べておいてくれ」

「わかった」

 

 その後、レオンとエセルドレーダ、イクスは消えた。私達も行動を開始する。私は地球へ行く準備をして、ディアーチェ達は管理局へだ。

 

「ふむ。シュテル」

「何ですか?」

「レヴィの面倒は我が見るゆえ、シノンを助けてやれ」

「別に必要ないけど……」

 

 私は中学生くらい。でも、この子達は小学生だし。

 

「いえ、二人居た方がいいでしょう。では、私は地球から仕事の時だけ飛びますね。基本的に私達はチームで登録していますので何かあれば遠慮無く呼んでください」

「うむ」

「というか、ボクって面倒見られるの!? 王様、王様、違うよね!」

「鬱陶しい、ペロキャンでも食ってろ」

「わ~い!」

「ついでにシャーベットもあげましょう」

「やったぁー!!」

「……ディアーチェ、大丈夫?」

「平気だ。菓子さえ与えておけばな。貴様こそ1人では大変だろう。ましてや連中に見つかるとな……」

「わかった。その好意に甘える。シュテル、よろしく」

「はい、こちらこそよろしくお願い致します」

 

 私はシュテルと共に地球へと飛ぶ。軽く変装だけして狙撃ポイントを探していく。シュテルには滞在先の確保をお願いした。そしたら、何故か温泉旅館になった。確かに温泉は好きだから嬉しいけどね。

 

「お金は大丈夫なの?」

「問題有りません。買収しておきました。この辺一体を確保しました」

「そ、そう……」

『何時でも温泉入りたい放題ですね』

「温泉は気持ちいいですからね」

「まあ、いいけど……それじゃあ、早速入ろうか」

「はい。お背中流します」

 

 それから、二人で温泉を堪能した。次の日からは本格的にカラス達と連携して色々と探っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

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