けものフレンズ√2   作:祇圍 ケント

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第一話 さばんなちく
1-1 けんきゅうじょ


がれきが崩れ落ちる。

 

本来なら何もない床に落ちるはずだったがれきは"何か"にぶつかった。

 

がれきがぶつかった"何か"は穴が開き中からサンドスターが溢れだした。

 

「うーん………?」

 

どうやら衝撃で中にいた誰かが目覚めたようだ。

 

「ここは一体?」

 

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???side

 

僕が目覚めたのは暗い場所だった。

 

「………眩しっ」

 

まぶしいと思って上を見てみると穴が開いていた。どうやら風化してコンクリートが崩れたみたいだ。

 

「とりあえずここから出よう。」

 

手探りで壁づたいに歩いていると、手がドアノブに触れた。ドアを開けると外には大草原が広がっていた。

 

そして近くに落ちていた木の板をひろいあげると、そこには何が書いてあった。

 

「ようこそ…ジャパリパークへ?」

 

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場所は変わり森の近くの茂みに隠れているフレンズがいた。

 

「それで、この森にセルリアンが現れたってのは本当?」

 

「はい、私もはっきりは見ていないのですが……、かなり大きいセルリアンがいました。」

 

「そう……。私一人だけじゃ厳しいかもね。もしもの時のためにあの子を呼んで来て。」

 

「わかりましたカラカルさん。でも私のためにわざわざすみません。」

 

「いいのよロバ。あなたにはいつも助けて貰いっぱなしだからね。」

 

「いえ、こちらこそ色々助けて貰っちゃって………。」

 

「じゃあ、もう行くわね。」

 

「ええ、お気をつけて。」

 

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カラカルside

 

(それにしても妙ねぇー、ここら辺にはあまりセルリアンは出ないはずなのに。)

 

「あれ?あそこに誰かいるわね。危険だから注意しないと。」

 

「そこのアンタ危ないわよー!」

 

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???side

 

建物を出てしばらく歩いていると森の中へ入った。

 

「おかしいな……遠くに見えた景色はサバンナの景色のはずなのに、この森は針葉樹ばかりだ。」

 

よく見れば地面の至るところからキラキラしたものが吹き出している。周りをみれば道路や建物の跡があるが、木の根や蔦に覆われ風化している。

 

「一体どれだけの時間が経っているんだ?」

 

ん?なんか声が聞こえるような………

 

あれは……、アニマルガール?この際何でもいいや、あの子に助けて貰おう。

 

「おーい!」

 

おっ?こっちに来てくれるみたいだ。

 

・・・?あの子の後ろに居るのは……。

 

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カラカルside

 

「待ってなさいよー、今からそっち行くからー。」

 

あの子見たことないフレンズね、後で何のフレンズか聞かないと。

 

それにしても変な動きしているわね、私の方を指差して慌てている?

後ろに何かあるのかしら……。

 

「・・・・セ、セ、セルリアン!?」

 

こんな大きいセルリアン今まで見たことない。

 

「っ急いで逃げないと!」

 

ほっといたらあの子まで襲われちゃうわ。

 

「ほら、早く腕に掴まって!逃げるわよ。」

 

「う、うん。」

 

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???side

 

「ほら、早く腕に掴まって!逃げるわよ。」

と言われるがままに腕に掴まった。するとたちまち凄い速さで走りだした。驚いたことに、この子は人ひとりを担いで自動車並みの速さで走っている。

 

僕はなんとか声をひねりだし質問をした。

 

「あれは一体何?」

 

「セルリアンよ。危険なやつらで建物を壊したり、フレンズを襲ったりするわ。」

 

そうして森のなかを逃げ続けていると、開けた場所へ出た。

 

「っもう一体いたのね。」

 

いきなり僕たちの目の前にセルリアンが現れた。

 

「二体相手じゃ厳しいわね……。」

 

「どうするの?」

 

「どうしようもないわ。」

 

「そんなぁー。」

 

諦めかけていたその時………

 

「カラカル―!」

 

セルリアンの背中に攻撃をしかけるアニマルガールが駆けつけた。

 

「まったく、遅いじゃないの!」

 

「ごめんごめん、昼寝をしていて。」

 

「まあいいわ、サーバルいつもの行くわよ。」

 

「わかったー。」

 

後は簡単だった。二人で交互に攻撃をしてセルリアンを簡単に倒してしまった。

 

「サーバル頭ばかり攻撃しても無駄よ、足を攻撃しなさい。」

 

「わかったカラカル足だね。」

 

最初はセルリアンに攻撃が通らず苦戦していたが、アドバイスのおかげかバランスを崩させることに成功した。

 

「しっかりと技を使ってとどめをさすのを忘れずにね。」

 

「もちろん!カラカルこそ忘れないでね。」

 

「ふん、私はそんなミスしないわよ。」

 

二人が腕を振りかぶったと思ったらいくつもの光の筋が現れ、セルリアンに斬撃をくらわせた。

 

そして次の瞬間二体とも爆ぜたように消滅し、辺りにはキラキラしたものがまい散った。

 

「わぁー…………。」




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