では、1-2 さばんな おたのしみ下さい!
セルリアンを撃退し、三人は森から出ていた。
「あぶない所だったわね……。」
「カラカルはいつも慎重だけど、案外ドジカッコだったりするのかな。」
「まぁ、否定はしないでおくわ。」
カラカルが振り向き少年に言い放った。
「………で、問題はアンタね。」
「きみは何のフレンズかな?」
「僕のこと?」
「うん、そうだよ。きみの名前を教えてよ!」
「僕の、名前……。」
━━━━━━━━━━
???side
おかしい名前が思い出せない。
一体僕は何者なんだ。
思い出そうとすればするほど、思い出せなくなってくる。
【キ…マの……く割は…*******ダ…】
…急に脳内に映像が?
繧ュ繧オ繝槭?繧上◆縺励〒縺ゅj縲√o縺溘@縺ッ繧ュ繧オ繝槭↑縺ョ縺?縲
━━━━━━━━━
「名前が思い出せないんだ。」
「思い出せないって、本当に?」
「うん。」
そう言うと少年はうつむいてしまった。
「困ったわねー……。」
「どうしようか、カラカル。」
「それはもちろん保護しないといけないでしょ。」
「なんでだっけ?」
「ちゃんと覚えなさいよ、【ジャパリパークの掟一条 第二項 新しく生まれたフレンズ又は、記憶を失ったフレンズを発見した場合は、発見したフレンズがこれを保護しなければならない。又発見したフレンズはその義務を負うものである。】でしょ。」
驚くべきことにカラカルは、噛みそうな口上をすらすらと言ってのけた。
「やっぱり、カラカルは几帳面だね。という訳できみは私たちに保護されるんだよ。」
「はぁ、あ、ありがとうございます?」
少年は困惑しながらも感謝の言葉を述べた。
「じゃあ私たちが自己紹介するね。」
二人は並んで自己紹介をはじめた。
「私はサーバルキャットのサーバル、でこっちが……」
「カラカルよ。」
「サーバルさんとカラカルさんですか。」
「まあ立ち話もなんだし、まずは縄張りに戻ろうか。」
「そうね、ここよりは話がしやすいでしょう。」
「じゃあついて来てね。」
「わかりました。」
そうして出発しようとしたが………
「でも、呼び名がないと不便だね。そうだ!私が名前を付けてあげる。」
「名前ですか?」
「うん、仮の名前だよ。」
「そうね、それがいいわ。」
「どんな名前がいいかな?やっぱり特徴から付けようかな。」
きゅルルルル!!
「今の音はなにかしら?」
「僕のお腹の音です……。」
顔を真っ赤にして答えた。
「そうだ、あなたはキュルルちゃんね。」
「キュルル?」
「お腹の音がキュルルっていったから。」
「後は恥ずかしがっていた顔がおもしろかったからかしら?」
カラカルが意地悪な顔で呟いた。
「ち、違うよ!」
「キュルル…、キュルル?、キュルル!」
「どうかな?」
「名前を付けてくれてありがとう。キュルル、良い名前だと思う。」
「よかったー、じゃあロバの所に行こうか。」
「キュルルちゃんはお腹が空いているみたいだしね。」
予想より読んでくださっている方が多くてびっくりしています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
感想や評価をしていただければ幸いです。