けものフレンズ√2   作:祇圍 ケント

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難産だった前話に比べて、
簡単に書けてしまった今回。
祝日ということで投稿することにしました。

ではごゆっくりご覧くださいませ。


1-3 ロバのお店

ロバのお店の前にはフレンズが数人集まっていた。

 

「あっ、あれはトムソンガゼルとシマウマじゃ、ない?」

 

「クロサイにヌーのふたり、ナイルワニまでいるわね。」

 

そうしているとシマウマが話しかけてきた。

 

「やぁサーバルとカラカル。どうしたんだい?」

 

「シマウマこの賑わいようは何なの?」

 

「最近セルリアンの出現頻度が多くてね。腕の立つフレンズはセルリアン退治にかかりきりだよ。」

 

「それならあの子たちが居るのも納得だわ。」

 

「でもシマウマたちは退治の担当じゃないよね?」

 

「ぼくたちはセルリアン急増の原因を調査しているんだ。」

 

「ふたりじゃ危なくない?」

 

トムソンガゼルが口を開いた。

 

「大丈夫だ、クロサイに守って貰っている。」

 

「クロサイが居れば安心だね!」

 

「でも本物のハンターが付いているということは、代表の依頼か何かでしょう?」

 

「そのとうり、代表たちも大変らしい。」

 

「まあサーバルとカラカルのふたりでも気を付けることだ。」

 

「ふたりともありがとう!」

 

「忠告感謝しておくわ。」

 

ふたりは話を終えるとさっそくお店へむかった。

 

 

「ロバ、まだ食べ物は残っているかしら?」

 

「もちろんですよカラカルさん。とっておきのが残っていますよ。」

 

そう自信満々に答えると、カウンターの下から何かを取り出した。

 

「これはカレー味のジャパリまんにチョコ味のジャパリまんじゃない!?」

 

「おふたりにはお仕事をお願いしてしまったので、好きなジャパリまんを用意しておきました。」

 

「わぁー、ありがとうロバ!」

 

「本当にロバにはかなわないわね。」

 

「ところで後ろの方は?」

 

「この子?帰り道で保護したのよ。」

 

「キュルルちゃんっていうんだー。」

 

「保護ですか……サーバルさんも保護されたフレンズでしたね。」

 

「ええ、私が保護してからだいぶ経つわね。」

 

「カラカルには感謝してもしきれないよね。」

 

「まぁその話は置いといて。ジャパリパンとジャパリソーダをちょうだい。」

 

「わかりました。いま準備しますので、お待ちくださいね。」

 

そう言うとロバは店の奥へと向かった。

 

 

「そういえばキュルルは縄張りの場所も覚えていないの?」

 

唐突にカラカルが言った。

 

「縄張りじゃないけど、目覚めたところなら分かるよ。」

 

「目覚めたところねぇ、そこは何処なの?」

 

「あそこだよ。」

 

キュルルは自身の目覚めた場所を指さした。

 

「あそこは立ち入り禁止地区ね。」

 

「えっ!?」

 

「代表と博士たちによって、一般のフレンズは立ち入り禁止にされているんだ。」

 

「まあ私たちは立ち入りが許可されているけどね。」

 

「へぇ、そうなんだ。」

 

「お昼ごはんを食べ終わったらあそこに行きましょうか。」

 

 

「おまたせしました。ジャパリパンとジャパリソーダです。」

 

「話しているうちに来たわね。」

 

「キュルルちゃんどうぞ、食べていいよ。」

 

「ありがとうございます!」

 

ロバが遠慮がちに言った。

 

「あのー、おふたりにお願いしたいことがあるんですが……。」

 

「ロバのお願いなら何でも大丈夫だよ。」

 

「本当にすみません。実は隣のアヅアえんで配給システムが破壊されてしまって。」

 

「またビーストのせいね。」

 

「そうなんです。パークの保全システムが直してはいるのですが、時間がかかりそうなので食べ物を運んでくれませんか?」

 

「分かったわ、やってあげる。ロバのお願いだし困っている子がいるならやらなきゃね。」

 

「ありがとうございます。お店の横に置いてあるので、持って行ってください。」

 

「じゃあキュルルも食べ終わったようだし、私たちはもう行くわ。」

 

「お気をつけて下さいね。まだ大型セルリアンがいるそうですから。」

 

「大丈夫だよロバ、ちゃんと荷物を届けて無事に戻ってくるから。」

 

「サーバルさんがそういうならば大丈夫なんでしょう。頑張って下さいね。」

 

そうして三人はけんきゅうじょへと移動した。




もしかしたら来週も2話投稿するかも……

ここまで読んでいただきありがとうございます。
感想、評価お待ちしています。
もう感想、評価をしてくれた方は今後ともよろしくお願いします。
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