けものフレンズ√2   作:祇圍 ケント

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連続投稿の1話目です。


1-4 みずば

「ここに来るのは久しぶりね。」

 

「久しぶりって?」

 

「サーバルには教えてなかったわね。」

 

"ここではいろいろな事があったのよ"

 

カラカルはどこか悲しそうな顔で言った。

 

「そのせいでここはパークのシステムから外れてしまっているわ。」

 

話ながら歩いているうちに三人はけんきゅうじょに着いた。

 

「だいぶ寂れているわね。」

 

「僕が目覚めたのはこの建物だよ。」

 

鉄製の分厚いドアを開けて中へ入っていた。

 

「で、アンタはこの変な塊の中で目覚めたっていう訳ね。」

 

そう言ってカラカルが見つめているのは、繭のような物体だった。

 

「うん目覚めたときにはこの中にいたんだ。」

 

「ふーん……。」

 

「これは、なんだろう?」

 

サーバルがサンドスターの中から何かをみつけた。

 

「ショルダーバッグとスケッチブック?僕の持ち物かな。」

 

「中身を見れば分かるんじゃない?」

 

バッグの中には

 

・懐中電灯

・色鉛筆

・水筒

・パンフレット

・地図

・方位磁石

・救急セット

・十徳ナイフ

・サバイバルキット

・サバイバルブック

 

などが入っていた。

 

「中身だけじゃ分からないけど、目覚めた場所にあったということは僕の持ち物だと思う。」

 

「スケッチブックの方はどう?」

 

「絵が描いてある。多分僕が描いたんだと思うけど……。」

 

「ちょっと見せてくれる?」

 

「うん、いいけど。」

 

「カラカル!この絵ってあそこの水場じゃない?」

 

「確かにそうね。」

 

カラカルは少し時間を置いて言った。

 

「アンタはどうしたい?」

 

「どうしたいって……。」

 

「このまま私たちの縄張りで一緒に住むか、それとも……。」

 

「僕は、僕は……自分が何者なのか知りたい!自分の居場所が何処なのか知りたい!」

 

「良い返事ね。あなたの縄張りが分かるまでいっしょに付いてってあげるわ。」

 

「じゃあさっそくこの絵の場所に行ってみようよ。」

 

「そうね、いくわよキュルル!」

 

「ちょっと待ってよー。」

 

━━━━━━━━━━

 

「意外に近くだったわね。」

 

「ここは一体?」

 

「みんなの水場だよ。」

 

「この水場は季節に関わらずいつでも水があるから、ここの地域は水場を中心に生活圏が出来ているの。」

 

「しばらく歩いたからここで休憩しようよ。」

 

「そうしましょう。」

 

「休める場所もあるんだね。たくさんフレンズさんも居るしら。」

 

「ここが唯一の水場って子も多いのと、よく旅している子がすぐそばの道を通るからね。」

 

「ここを住みかにしている子もいるんだよ。」 

 

「あそこの日陰で休憩しましょうか。」

 

 

そうして三人は水場でしばらく休憩することにした。

 




前回のナンバリングを1-3ではなく1-5になっていました。
すいません、訂正しました。

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