「ここに来るのは久しぶりね。」
「久しぶりって?」
「サーバルには教えてなかったわね。」
"ここではいろいろな事があったのよ"
カラカルはどこか悲しそうな顔で言った。
「そのせいでここはパークのシステムから外れてしまっているわ。」
話ながら歩いているうちに三人はけんきゅうじょに着いた。
「だいぶ寂れているわね。」
「僕が目覚めたのはこの建物だよ。」
鉄製の分厚いドアを開けて中へ入っていた。
「で、アンタはこの変な塊の中で目覚めたっていう訳ね。」
そう言ってカラカルが見つめているのは、繭のような物体だった。
「うん目覚めたときにはこの中にいたんだ。」
「ふーん……。」
「これは、なんだろう?」
サーバルがサンドスターの中から何かをみつけた。
「ショルダーバッグとスケッチブック?僕の持ち物かな。」
「中身を見れば分かるんじゃない?」
バッグの中には
・懐中電灯
・色鉛筆
・水筒
・パンフレット
・地図
・方位磁石
・救急セット
・十徳ナイフ
・サバイバルキット
・サバイバルブック
などが入っていた。
「中身だけじゃ分からないけど、目覚めた場所にあったということは僕の持ち物だと思う。」
「スケッチブックの方はどう?」
「絵が描いてある。多分僕が描いたんだと思うけど……。」
「ちょっと見せてくれる?」
「うん、いいけど。」
「カラカル!この絵ってあそこの水場じゃない?」
「確かにそうね。」
カラカルは少し時間を置いて言った。
「アンタはどうしたい?」
「どうしたいって……。」
「このまま私たちの縄張りで一緒に住むか、それとも……。」
「僕は、僕は……自分が何者なのか知りたい!自分の居場所が何処なのか知りたい!」
「良い返事ね。あなたの縄張りが分かるまでいっしょに付いてってあげるわ。」
「じゃあさっそくこの絵の場所に行ってみようよ。」
「そうね、いくわよキュルル!」
「ちょっと待ってよー。」
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「意外に近くだったわね。」
「ここは一体?」
「みんなの水場だよ。」
「この水場は季節に関わらずいつでも水があるから、ここの地域は水場を中心に生活圏が出来ているの。」
「しばらく歩いたからここで休憩しようよ。」
「そうしましょう。」
「休める場所もあるんだね。たくさんフレンズさんも居るしら。」
「ここが唯一の水場って子も多いのと、よく旅している子がすぐそばの道を通るからね。」
「ここを住みかにしている子もいるんだよ。」
「あそこの日陰で休憩しましょうか。」
そうして三人は水場でしばらく休憩することにした。
前回のナンバリングを1-3ではなく1-5になっていました。
すいません、訂正しました。
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