けものフレンズ√2   作:祇圍 ケント

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遅くなってしまいました………
しかし、その分長くなりましたので、ごゆっくりとお読みください。

では1-6 モノレールです!



1-6 モノレール

「着きましたー、あの絵の場所はこちらです。」

 

カルガモは声高らかに言った。

 

しかし、目の前にはレンガで出来た瓦礫の山がいくつかあるだけだった。

 

「カルガモ、本当にここで合っているの?」

 

「どこか雰囲気が似ているとおもいませんか。」

 

「たしかに、地形はいっしょだね。」

 

サーバルは絵と風景を見比べて言う。

 

「描かれているが風車でここにあるのがレンガだから、多分ここで間違いないと思う。」

 

「後ろの建物はなんだろう?」

 

「遺物のひとつです。パークの端から端まで延びているんです。」

 

指さした先にはモノレールの駅があった。

 

「僕はあれを使ってここに来たんだと思う。」

 

「本当に?」

 

「うん。」

 

「ここを調べたら、後で調べましょうか。」

 

 

━━━━━━━━━━

 

絵の場所を調べていると、瓦礫の下から色々なものが出てきた。

 

「これは写真かな?」

 

サーバルが見つけたのは、ポストカードだった。

沢山種類があり、パークの至る場所の風景を写したものがあった。

 

「いくつか持って行こっと。」

 

 

「まるで使い物にならないわね。」

 

カラカルが見つけたのは、壊れた機械だった。

瓦礫に混じって自販機やら、自転車やらが潰れていた。

 

「何があったのかしら。」

 

 

「これは一体………。」

 

キュルルが見ていたのは、古びた掲示板だった。

掲示物は文字がうすくなり、ほとんどがよめなかった。

 

「**リ*ン*量出現**パ***閉鎖*お知**?」

 

 

しばらく探索したがそれくらいしか見つからなかった。

 

「ここに何かあるっていう訳でも無いみたいね。」

 

「次のページはどうなっているの?」

 

「次のページh……。」

 

そう言いかけた、その時瓦礫の向こう側から大きな足音がきこえときた。

 

「このでっかい足音は……。」

 

「多分サーバルの想像通りよ。」

 

その瞬間瓦礫の山を吹き飛ばしてセルリアンが現れた。

その姿は森で遭遇したセルリアンにそっくりだった。

 

「やっぱり郊外から流れてきたセルリアンだったのね。」

 

「キュルルちゃん、カルガモといっしょに逃げて!」

 

「キュルルさん行きますよー!」

 

キュルルはカルガモに抱えられながら、駅へと逃げ出した。

 

「サーバルとカラカルも早くこっちへ!」

 

 

━━━━━━━━━━━

 

 

セルリアンから逃げつつ駅へ逃げ込んだサーバルとカラカル。

 

奥に行く二人に続こうとしてキュルルも改札をくぐろうとしたが、改札が閉まってしまい転んでしまった。

 

「キュルルちゃん!」

 

「サーバルさん、キュルルさんをお願いします。」

 

「ほら行くよ。」

 

「でもカルガモさんが………。」

 

「大丈夫だよ、あれはカルガモの得意技だから!」

 

 

━━━━━━━━━━

 

 

モノレールの前に居たカラカルが言った。

 

「遅いわよサーバル早くこっちに来なさい。」

 

サーバルはモノレールに入ろうとした。

 

「開かないよー。」

 

「サーバル、ちょっと変わって。」

 

 

【人間の生体反応を確認。】

 

【ジャパリパークシステムを起動します。】

 

 

キュルルがドアを触ると「プシュー」という音と共にドアが開き、キュルルは車内へ倒れてこんでしまった。

 

「遺物が動き出した………。」

 

「すっごーい!」

 

[本日はジャパリパークラインをご利用いただきありがとうございます。]

 

「この声はラッキーさんね。」

 

[このモノレールはけんきゅうじょ発クジラホテル行きです。]

 

「わぁー、動き出した!」

 

三人は一番後ろの窓から外をみて、見える景色にみとれていた。

 

しかし、感動に浸る暇もなく駅の天井を突き破りセルリアンが現れた。

 

「ラッキーさん!スピードを速くできないの?」

 

[無理だよ。自動ブレーキがかかるよ。]

 

そうしている間にセルリアンはレールを自重で壊しながら距離を詰め、モノレールを掠めようとしたがその前に黒い影に倒されてしまった。

 

「・・・あの影はいったい?」

 

 

━━━━━━━━━━

 

 

「皆さん大丈夫ですかー。」

 

「カルガモさん!」

 

車窓から声をかけたのはカルガモだった。

 

「カルガモのおかげで助かったわ。」

 

「ありがとうね。」

 

「いえ、皆さんが無事でなりよりです。」

 

「代表へ伝言を頼めるかしら?」

 

「大丈夫ですが、何を伝言するんですか。」

 

「私とサーバルはしばらく留守にするのと、プロメテウスが現れたと言ってちょうだい。」

 

「わかりました、あなた方に良い旅と出会いがありますよう願います。」

 

「じゃあねー。」

 

「さようなら。」

 

 

[次はアヅアえん、アヅアえんです。]

 

ラッキービーストの声はこれから始まる壮大な旅を告げるようだった。




【お知らせ】
二次創作のニ作目を投稿することにしました。
そちらは不定期更新となります。

タイトルは
「ポケットモンスター・リアリティー」となります。

プロローグの投稿は来週を予定しています。
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