けものフレンズ√2   作:祇圍 ケント

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第1話が終わり閑話に入ります。

では、代表たちの会話をどうぞお聞きください。 



閑話(1)
閑話 その一 会話(1)


「プロメテウスねぇ……キミはどう思う?」

 

「どう思うとは?」

 

「本物か、偽物かだよ。」

 

「おそらく本物でしょうが………。」

 

「問題は我々と同類かオリジナルかだけど。」

 

 

薄暗い部屋の中で二人のアニマルガールが向かい合っていた。

 

 

「常識的に考えれば同類のはずだが、場所が場所だからね。」

 

「オリジナルの場合だったらどうするのですか代表。」

 

「例の彼女に伝えなければいけないよね。」

 

「しかし、まだ確定したわけでもないと。」

 

「まあ、まずはアヅアえんの彼女に連絡すれば良いよね。」

 

「まったく、食えない人ですよ貴女は。」

 

 

苦笑しながらライオンが言った。

 

 

「どちらかと言うと私がキミを食べる側じゃないかな?」

 

 

それを突き返すようにアミメキリンが言う。

 

 

「悪い冗談はやめてください。」

 

「すまないね、私は冗談が苦手でね。」

 

「はぁ… 、とにかくこの件は議会にあげなければなりません。」

 

「私たちの手には余る事柄だからね。」

 

 

ブラインドから夕焼け色に染まった空を見てライオンが呟いた。

 

 

「いつからだろうね。」

 

「いつからとは?」

 

「私たちがこんなにもフレンズらしくなくなってしまったのは。」

 

「あの審判の日からですかね。」

 

「……これは天罰か何かなのかな?」

 

 

その問にアミメキリンが答えた。

 

 

「進化ではないでしょうか。」

 

「進化?」

 

「ええ、我々は進化したのです。」

 

「かつての我々のようにか。」

 

「それはプロメテウスも例外ではありません。」

 

「皮肉だな、彼らも我々も同じ道をたどるとは。」

 

「運命なのでしょう。」

 

「運命か、星の記憶の望むことはわからんな。」

 

「ただひとつわかることは、我々は生き残らなければならないという事です。」

 

 

「……ならば、あとは彼女らに任せるとしよう。」

 

「この状況で現れたのです。」

 

「偶然ではないな。」

 

「まさに運命です。」

 

「嗚呼、代表になんてならなければよかった。」

 

「私も秘書にならなければよかったと思いますが?」

 

「お互い様ということか。」

 

「肯定はしません。」

 

 

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プロメテウスは人類に文明の火を与えたとされる。

 

ならば彼女らのプロメテウスは何をもたらしたのか?

 

プロメテウスとは一体何者なのか?

 

 

神なるものは無知なるものに火を与えた。

 

それが何をまねくか知らずに。

 

火は林檎となり、エデンの園は失われた。

 

無知であるということは、無垢であるということだった。

 

火を与えられ神に等しくなり、彼女らは気づいた。

 

火は与えられたのではなく、偶然に手に入れたのだと。

 

そして神々は消えた。

 

ならば次に神となるのは彼女たちだった。




閑話は3話連続投稿となります。

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