なんと!目が覚めたら森の中にいました。あの案内人、いつかしめる。
身体を起こすと、違和感。なんか目線が高い。え、伸びた?腕や足も長くなってて若干白くなってる。服もだいぶ違うし。転生の影響かな?でも容姿変わらないって言ってたしなあ...水溜まりとか近くにあったら見てみるか。
とりあえず、前回渡された本を読んでみる。どうやら転生者についてのノウハウが書かれてるみたいだね。内容については後でちょこちょこ話すことにするよ。でも最後のページに最も重要なことが書かれてた。
【ここは漫画ONE PIECEの世界。
時系列は、シャボンディ諸島編が始まる手前。
健闘を祈る。
P.S.本書を読み終えたならば、真っ二つに割りなさい。】
『.....は』
ワンピースってマジかい。シャボンディ諸島らへんアニメ見てたけども。そこまで詳しくないよぉ??...いや、寧ろ幸運だったかも。全く知らない漫画作品よりはまだマシってことか。とゆうか、この本、割れなくね?本の表紙って硬いじゃん。ページ破るのとはちゃうんでしょ?どやってやんの?
とりあえず、背表紙とその反対の長辺同士をもってみる。 本の硬さを確かめようと谷折りに手首を動かした。バリッとした痛快な音とともに、綺麗に本が割れた。.....ん?″割れた″??
うわ、自分こんな馬鹿力だったっけ?手グッパグッパしても何も起こらないのに、不思議だなあ(遠) しかも本が消滅してってるし。あ、転生の情報を残さないためね。納得。
ぶわっ
『.......!!』
跡形もなく本が消えた途端、前方から生暖かい風が吹いた。.....あ、今更だけど、うちの思考と語りが混ざってるのでよろしく。いやー何今の。きもちわるい風だな。まあとりあえず、自分のこれからを整理しようぜ。
ワンピースっていったらやっぱ海賊だよな〜最悪の世代どうしのやりとりとかみたいし。ちなみに私はローさんとゾロさんが好きです。...やべ、脱線した。でも今手持ち何もないしな。とりあえず、世界観的にここ島だろうし、探索して食料と町村探しをしよう。そうしよー
ではみなさん、また後で。
『.....お、町あった。』
感覚的に2時間。森の果実を食べて集めているうちに、町へ着いたらしい。よし、そしたらお金を集めて海へ出るのに必要なものと情報を集めよう。...この果実達、売れるかな?→背後にある大きな葉にのせた果実盛りだくさん
「あんた!森へ行ったのかい!?」
町中に着くと、八百屋さんによくいそうなおばちゃんに話しかけられた。そだけど、なぜ?
「あそこにゃ賞金首が何人も集まってて、森の食料を食い荒らしてるんだよ。だけど奴らは武器を持って町の人間を脅しに来る。だからあたし達は森に近寄らないんだ。...あんた、よそ者だろ?よく遭遇しなかったねえ」
...らしい。話長かったけど、説明ごくろうさん。なんか、そういう奴らって許せんのよねえ。...なんか、身体ん中がふつふつしてる。なんか、今ならそいつら倒せそう。...どっから湧くんだこの自信は。
酔った勢いとは正にこのこと。酔ってないけど。自分のことをどこか不思議に思いつつ、果実達と交換で賞金首の手配書を貰い、早速森に向かった。
『800…1200…1500…合わせて3500万か。』
この世界のお金の基準とか知らんけど、こんだけあれば十分でしょ。すると奥から笑い声。果実が食い散らかってるし、間違いなく奴らだ。
「.....あ?誰だてめえ」
1人が声を上げたと同時に、他2人も顔を上げる。無精髭を生やした、手配書どうりの顔並び。...そんなの、どうだっていいけど。
体勢を低くして、奴らに突っ込む。手前にいた人間の頬を殴る。...まず1人目。反撃に出た後方の2人目に蹴り。縦振りしてきた3人目の剣を身を翻して避け、足着地と同時に勢いつけて殴りかかる。
気絶を確認。身体中の沸騰した熱が次第に冷めていくのを感じる。...つうか、何なん。この身体。自分のものじゃないみたいに動くな。転生と同時に、性格も歪んだか?...まあ、いいか。
おばちゃんが念の為用意してくれた縄で賞金首を縛る。その先端を引っ張りながら、元来た道を戻り始めた。
「あ、あの灯台の先に海兵の基地がある。そこに行けば、懸賞金が貰えるはずさ、」
『ん、ありがとう』
町に戻ると、おばちゃんが驚きながらも賞金首の引き渡し先を教えてくれた。目には恐怖の色も浮かんでた。賞金首なのか、うちに対してのものなのか知りもしないが。町の人間に驚きの目を向けられる。とりあえず基地に着く。基地は小さかった。海兵に驚かれた。彼らも賞金首達に困っていたらしい。労いの言葉とともに3500万頂いた。海兵に誘われたが、「海賊になる」と言おうとして、止めた。この島で船出の準備が必要だから、今追われるわけにはいかない。
町では既に噂になっていたらしい。行く店先々で、無料や割引をしてくれた。食料、水、情報。もう日がくれていたので、これだけは集めた。
なんでこんなシリアスなん?
とゆうことで、戻ってきましたV 今、海近くの森で夜を過ごしております。宿もいいかなって思ったけど、ちょっと落ち着きたかった。なぜって?自分がめっちゃ変化してんの感じたからだよ!上のシリアスな流れもねぇ、ふざけじゃないんだよ!前回と今回、ぜんっぜん雰囲気違うじゃん!だから冷静に対処したいんだよ!(落ち着け)
うちは日本という平和な国で生きてきた。だから誰かを気絶させる、まして格闘なんてしたことないよ。確かに悪い人を無視できる人間じゃないよ、うちは。例え勝てなくても、一矢報いたいと思うぐらいには。でも今日賞金首の話を聞いたら、怒りというかなんというか煮えたぎる感情が溢れて止まらなかった。抑えられなかった。さらに賞金首とはいえ人を殴ったことに罪悪感すら感じてない。そんな経験、今まで無い。
それからもう1つ。うち、めっちゃ強くなってね?ってこと。空手とかやったことないし、運動神経も普通。なのにあんな俊敏で力強い動きができるなんて。当人としては、反射でできたって感じなんだけど。今再現しろっつっても出来ない。筋肉痛とかもない。
...やっぱり変化してるよね?この世界に自分が馴染みはじめてるってことなのかな。たぶん、こういうところをテスターとして調べられてるのかも。
でも、結構楽しい。
刺されて死んだことは仕方ないと思ってる。それが私の人生だったのだから。でも、ワンピースの続き勿論見たかったし、この世界に来てみたいと思ったことは少なからずあったから、2度目の人生がここで良かった。
『だから私、海賊になるよ』
そして、自由に生きる。
こうやって書いている間にも、原作は進行中。
それを考慮して、主人公の原作知識は原作終了のちょっと前までに。
1人称が「うち」「私」があるけど、どっちも使います。
実際私がそうでござる。