ベルがアークスなのは間違っているだろうか   作:さすらいの旅人

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やっと戦闘が終わりました。


ロキ・ファミリアの遠征㉒

 僕達が女体型へ向かってる最中に突如、地面全てを覆いつくす魔法陣が展開された。一瞬、敵が発動させた殲滅魔法かと思ったが、肝心の女体型も驚愕の表情をしている。

 

 そして――

 

『――――アアアアアッ!!』

 

 女体型が咄嗟に全力で防御しようと、触手や花弁の盾で全身を包み込んだが、巨大な魔法陣から射出された極炎の巨大な柱には無意味だった。女体型から苦しそうな悲鳴をあげている。

 

 炎の柱は一つだけじゃない。立て続けに十回、計十本の柱が女体型を襲っている。それにより、触手や花弁が全て焼き尽くされた。女体型の上半身は辛うじて無傷だが、下半身の方は使い物にならない程ボロボロだった。

 

 正に地獄の業火と呼ぶに相応しい熱量と威力に僕は戦慄する。僕が放ったクーゲルシュトゥルムの弾丸、レフィーヤさんの殲滅魔法、ラウルさん達が斉射した魔剣でも傷一つ付けれなかった強固な花弁を、全て焼き尽くしたのだから。

 

 こんな凄い魔法を放った誰かはすぐに分かった。

 

「リヴェリア……!」

 

 そう、あの人だった。アイズさんの呟きを聞いた僕は思わず、流石はオラリオ最強の魔導士だと改めて認識した。

 

 あれ程の魔法を僕は勿論の事、オラクル船団にいるアークスのテクニックでは対抗出来ない。もし出来るとしたら、テクニックに優れている守護輝士(ガーディアン)のマトイさん、六芒均衡のクラリスクレイスさんぐらいだろう。

 

 けれど、今はそんな事を考えている暇はない。リヴェリアさんの援護を無駄にしない為に、僕達は疾走の速度を上げた。

 

『……!』

 

 強固な盾である花弁を失った為か、女体型から焦りの色が見え始めた。

 

 僕が隙を突いてダメージを与えて何度も怒りの表情を見せていたが、自分を守る花弁があった事で冷静に戻っていた。

 

 それが無くなったと言う事は即ち、僕の長銃(アサルトライフル)が当て放題になる上に、テクニックも確実に命中する。

 

 しかし、何も僕だけが好機を得たわけじゃない。近接武器を持っているフィンさんにベートさん、そしてアイズさんも最大の好機を得ている。

 

 残り約三十(メドル)。僕達があと少しで到達する事に、突如女体型が叫ぶ。

 

『――アアアアアッ!』

 

 さっきの悲鳴とは違って、何か助けを求めるように聞こえた。

 

 すると、地面から夥しい緑色の触手が出現する。

 

「なっ!」

 

 全く予想外な展開に声を出す僕だけでなく、フィンさん達も似たような反応をしている。

 

 現れた無数の触手は束となり、まるで女体型を守る円形の壁となった。

 

 その壁を壊そうと、フィンさんとベートさんが加速して、銀の槍と双剣で攻撃を繰り出す。

 

「「っ!?」」

 

 しかし、突き破れなかった。余りの硬さに表面を軽く削っただけだ。

 

 フィンさんとベートさんの渾身の一撃でも破壊出来ないと言う事は、鉄壁となった触手の束の防御力が途轍もない事が充分に伝わった。

 

 本当ならテクニックの中で最高威力を誇る上級闇属性テクニック――ナ・メギドを使って破壊したいけど、あれは詠唱とは別に発動するのが若干遅い。女体型に詠唱の隙を与えてしまう。

 

 だから此処は丁度()()()()()()()()()()()()()内の一つを解放しようと決めた。

 

「退いて下さい!」

 

「あぁ!?」

 

「ベル、いまさら魔剣に変えたところで……!」

 

 僕が長杖(ロッド)から抜剣(カタナ)――呪斬ガエンに切り替えながら、ゴライアスに止めを刺した時に使ったファントムスキル――ファントムタイムを発動させた。

 

 鉄壁の触手の束に辿り着いた直後――

 

「《亡霊の刃(ファントムエッジ)》!」

 

 抜剣(カタナ)用のファントムタイムフィニッシュ――《亡霊の刃(ファントムエッジ)》を発動させ、剣閃で何度も斬り刻んだ後、最後に巨大なフォトンの刃で斬りつけた。

 

「コレは……ゴライアス戦の時に使った技か!」

 

「あの兎野郎! 一体どんだけ隠し玉を持ってやがんだぁ!?」

 

「………………」

 

 フィンさんは思い出すように見ており、ベートさんが何故か悪態を吐き、アイズさんは驚愕しながらも僕を凝視している。

 

 そしてフォトンの刃が霧散すると………残念ながら触手の防壁は破壊出来なかった。

 

 しかし、全くの無傷ではない。僕が攻撃をした箇所に亀裂が入り、深く抉られているから、あと何回か攻撃をすれば突破できそうだ。

 

「皆さん! ここを一斉に攻撃すれば――!」

 

 僕がフィンさん達に破壊するように叫んでいる最中、背後から急速に突進する何かを感じた。僕が咄嗟に離れた直後、高速回転する刃が防壁にぶち当たった。

 

(これは――斧!)

 

 壁に深く食い込む刃――斧を見た僕が驚いてる暇もなく、ドワーフの戦士――ガレスさんがそのまま壁に突っ込んだ。

 

「その役目はワシが頂くぞフィンッ!?」

 

 僕の台詞を聞いていたのか、ガレスさんが獰猛な笑みを浮かべながら、食い込んでいた斧を引き抜き、もう一度破砕の一撃を叩き込む。

 

 フィンさんとベートさんと違い、今度は更なる亀裂が生じていた。そんな中、フィンさんがガレスさんに苦笑しながら言う。

 

「……来ると分かっていたからガレスに譲ったんだよ。態々言わせないでくれ」

 

「抜かせぇっ!!」

 

 ガレスさんは再び笑いながら再度斧を打ち込む。

 

 地を揺るがすほどの轟音に壁は一層罅割れるも、斧が耐え切れなくなったのか壊れてしまう。

 

 だけど、壊れた斧を途端に放り投げたガレスさんは次に拳を硬く握り始める。

 

「邪魔じゃあッ!!」

 

 斧以上の攻撃力ではないかと思うほどの大拳打に、壁がとうとう砕かれた。

 

 すると、砕かれた壁から無数の触手が槍のように突き出され、ガレスさんの全身を串刺しにする。

 

「ガレスさんッ!」

 

「待つんだ、ベル!」

 

 僕はすぐに助けに行こうとする直前、フィンさんが僕の肩を掴んで足を止めさせた。

 

 何故止めるのかと僕が睨むも、彼は何かを信じているようにガレスさんを見ている。

 

 そして――

 

「温いわぁあああああああああああああああああああああああッ!?」

 

 血塗れになって吐血してる筈のガレスさんが、猛々しく笑いながら大音声で砕いた壁に両手を突っ込み、左右に引き裂いた。

 

「行けぇぇえええええええッ!」

 

「っ!」

 

 ガレスさんの叫びに僕は察した。フィンさんはガレスさんが必ず壁を開いてくれると信じ、余計な事をやろうとしていた僕を止めたのだと。

 

「ベート、ベル、アイズ!!」

 

 フィンさんの叫びに押されるように、ベートさんとアイズさんも続いてガレスさんが開けた防壁の隙間へ飛び込んだ。

 

 彼等と一緒に僕も飛び込もうとするが………一瞬考えた。

 

 僕達が触手の壁を破壊している間、あの女体型は何をしていた? 壁が出て来た事に安堵し、そのまま見守っていただけなのか?

 

 否。決してそんな筈はない。ほんの僅かとはいえ、あの触手の壁で足止めされている最中に詠唱が出来た筈だ。もし僕が女体型の立場だったら、相手に気付かれないよう密かに詠唱をする。そして、追い詰められた土壇場で魔法を放つと。

 

 ……………フィンさん達には悪いけど、万が一の事を考えた僕は一旦ファントムスキルで姿を消した。

 

 僕が姿を消しながら移動していると、フィンさんとベートさんが風を纏っているアイズさんを守るように、荒れ狂う無数の触手をそれぞれの武器でことごとく斬り払っている。

 

「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」」

 

 咆哮をあげるフィンさんとベートさんは、無数の触手相手に全てを出し尽くそうと迎撃に徹底抗戦している。

 

 それが叶ったのか、二人を襲い掛かってた触手は無くなり、守りが完全に失った女体型は隙だらけだった。

 

「「行け!」」

 

 全てを使い果たし、防具を失って全身に裂傷を負って倒れるフィンさんとベートさんがアイズさんに向かって叫ぶ。

 

 僕が姿を消している事に全く気付いていないのか、駆け抜けたアイズさんは女体型と対峙する。

 

「――ああああああああああああああああッ!」

 

 そして辿り着いたアイズさんは跳躍し、暴風を纏いながら突貫する。全力の一撃で決める為に、両手で強く握りしめてる愛剣で叩き込もうと。

 

 対して女体型は打つ手なしと追い詰められた表情になるも――直前に笑った。

 

(思った通りだ!)

 

 女体型が突然笑ったのを見て確信した僕は、既に移動しながら切り替えていた長銃(アサルトライフル)――セレイヴァトス・ザラの銃口を定める。

 

 笑みを浮かべながら口を開いて勝利を確信する女体型に、誘い込まれたと相貌を凍り付かせるアイズさん。

 

 立場が一気に逆転したように見えるも――

 

『【アイシクル……ガッ!?』

 

「っ!」

 

 小さな魔法陣から大きな氷の柱を放つ直前、姿を現わしながら僕の放った弾丸が女体型の頭に命中した。その衝撃で照準が横にずれてしまった事で、氷の柱はアイズさんに当たらず真横へ通り過ぎていく。

 

 アイズさんは理解してくれたのか、身に纏っていた暴風を剣に収束させ、風の剣を振り下ろそうとする。

 

『――イヤァ!!』

 

 頭を撃ち抜かれても未だに生きている女体型は、残している触手を射出してアイズさんを上に向かって弾き飛ばした。

 

「アイズさん!」

 

 59階層の天井に激突するアイズさんに僕が叫ぶと、反応した女体型が此方へ視線を向ける。

 

『許サナイ!! オ前ダケハ絶対ニ許サナイィィィイイイイイイッ!!』

 

 何度も僕が邪魔をした事で完全にキレたのか、途轍もない殺気を放ちながら顔を悍ましく歪める女体型。

 

 どうやら完全に怒らせてしまったようだ。今のアレはアイズさんを一先ず放置し、僕を最優先に殺そうと詠唱を紡ごうとする。

 

『【閃光ヨ駆ケ抜ケヨ闇ヲ斬リ裂ケ――】』

 

 短文詠唱であろう魔法を放とうする女体型に僕は――

 

「芽吹け、氷獄の(たね)!」

 

『ッ!?』

 

 長銃(アサルトライフル)から長杖(ロッド)――カラベルフォイサラーに切り替えて、植物型モンスターやヒュアキントスさんに使ったイル・バータを放つ。

 

 僕が詠唱しながら一発目のイル・バータで頭を凍らせた事に、女体型は戸惑いながらも詠唱を止めた。

 

「凍れる魂を持ちたる氷王よ! 汝の蒼き力を以って魅せるがいい! 我等の行く手を阻む愚かな存在に! 我と汝が力を以って示そう! そして咲き乱れよ、美しきも儚き氷獄の華!」

 

『~~~~~~~~~~~~~~~っ!?』

 

 一文ごとに詠唱を区切っている中、女体型の身体が順番に凍っていく。上半身の左腕、右腕、胸部、腹部、腰部を。

 

 身体を凍らせている筈なのに、砕こうと必死に抵抗して足掻こうとする女体型に――

 

「イル・バータ!」

 

 再び上半身に七発目のイル・バータを発動した瞬間、巨大な氷の華に包まれた女体型の氷像が出来上がった。と言っても、あくまで上半身だけだが。

 

 これで終わりだと思われるだろうが、生憎と氷の華はすぐに壊れそうでピシリと罅が入り始める。途轍もない生命力を持っている女体型は、あと数秒経てば氷の華を砕いて息を吹き返すだろう。

 

 だけど、問題はない。何故なら――

 

「今ですアイズさん!!」

 

 天井に張り付いて魔法をチャージしていたアイズさんが、絶対に決めてくれると分かっていたので。

 

 僕の叫びに反応した彼女は、凄まじい暴風となって氷像となってる女体型へ愛剣を突き出しながら突貫していく。

 

 女体型は何とか氷から逃れようとするも一足遅く、そのままアイズさんの攻撃を受けて身体を貫かれた。

 

『ア……アリ、ア……!』

 

「何て奴だ……!」

 

 上半身の胸部を貫かれ、下半身を半分以上失ってる筈なのに、女体型は辛うじて生きていた。

 

 肝心のアイズさんは地面に激突したまま何の反応もない。煙で見えないが、恐らく全ての力を使い果たしてすぐに動けない状態かもしれない。

 

 女体型は最後の力を振り絞って、残り一本となった触手をアイズさんに向けて射出しようとしている。恐らくアレでアイズさんを捕らえ、そして食べようとするんだろう。

 

 しかし、生憎と僕はそんな事を見逃す気は微塵も無い。既に発動させているファントムタイムで――

 

「汝、その(ふう)()なる暗黒の中で闇の安息を得るだろう! 永遠に虚無の彼方へと儚く! 《亡霊の柱(ピラァ・オブ・ファントム)》!」

 

 長杖(ロッド)用のファントムタイムフィニッシュ――《亡霊の柱(ピラァ・オブ・ファントム)》を使って止めを刺した。

 

 僕が詠唱をした直後、女体型の頭上から複数のフォトンの柱が降り注ぐ。

 

『アガッ! グッ! ギィ……オ、オ前サエ……オ前サエイナケレバァァァ!』

 

 連続で降り注ぐフォトンの柱によって女体型は、僕に向かって怨嗟の叫びをあげていた。

 

 そして、最後に最大出力のフォトンの柱が落ちると――

 

 

『――――――――――――――――――――――――ッッ!?』

 

 

 凄まじい断末魔が炸裂し、女体型は漸く消滅する。

 

 対象がいなくなった途端に静寂が訪れた。まるでさっきまでの戦闘が無かったかのように。

 

「……………やっと終わった、か」

 

 念の為に周囲を確認するも、モンスターは一匹もいない。巨大エネミーである女体型が消えた為か、植物型や芋虫型のモンスターが現れる気配が一切無かった。

 

 安堵の息を漏らしながら、地面が抉れている一つの巨大な窪地(クレーター)へとゆっくり向かう。

 

「ハァ……ハァ……ハァ……」

 

 そこへ着いた中心には剣を地面に突き立てて、何とか立ち上がろうとするアイズさんがいた。

 

「ベル……あっ」

 

「アイズさん!」

 

 こっちを見たアイズさんが立ち上がった瞬間、バランスを崩して倒れようとする。

 

 僕がすぐに倒れそうになる彼女を咄嗟に抱き留めた。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「うん、大丈夫……。ごめんね、止めを刺せなくて」

 

 動けない自分が情けないと思ってるのか、アイズさんは僕に謝ってきた。

 

「そんな必要はありませんよ。僕だってアイズさんの攻撃を喰らってまだ生きてるなんて思いもしなかったんですから」

 

「……でも、やっぱりあの時は私がちゃんと決めてれば」

 

 僕が擁護しても納得してないのか、未だに申し訳ない感じだった。

 

 う~ん、これ以上言っても自分のミスだと責め続けるかもしれないな。アイズさんって結構ガンコな所があるから。

 

「でしたら、今回のミスは反省点の一つにしましょう」

 

「反省点?」

 

「はい。そう思えば、次の戦いで活かせると思います。僕も色々な失敗を経験したから、今の僕がいますので」

 

 僕の失敗談は色々あるけど、今回の戦いは全く同じものだった。僕が惑星ナベリウスで巨大エネミー――ロックベアに止めを刺したと思い込んで気を抜いた瞬間、実はまだ生きていたと言う失敗談と似ている。

 

 同行していたキョクヤ義兄さんのお陰で事無きを得たけど、その後に滅茶苦茶怒られた。『倒したのを確認せずに気を抜くとは何事だ!?』と。

 

 その経験があって、僕は敵がちゃんと倒したかどうかの確認をするまで気を抜く事を一切しなくなった。

 

 まさか異世界で学んだ経験が、ここで活かせる事になるとは思いもしなかった。本当にキョクヤ義兄さんには頭が上がらないよ。

 

「……ベル、何か言い方がフィンみたい」

 

「え!? あ、す、すいません! 生意気な事を言ってしまって……!」

 

 第一級冒険者のアイズさんに向かって無礼な発言をしてしまったと後悔する僕に、アイズさんは大して気にせず笑みを浮かべていた。

 

「ちょっとアイズーーゥ! いつまでアルゴノゥト君に抱き着いてるのさ~~!!」

 

「あらあら、もしかしてお邪魔だったかしら?」

 

 すると、傷だらけのティオナさんとティオネさんが此方へ向かってきた。

 

 あ、そうだ。この後に彼女達を治療しないといけないんだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~おまけ~ 

 

 

「あの、リヴェリアさん。そろそろ手を放して頂けませんか?」

 

「う、うむ。分かっている、分かっているんだが……なぁ、ベル。知っての通り、私の杖は使い物にならないから、もう暫くの間は――」

 

「ダメです。僕はあの女体型との戦闘で勝率を上げる為、一時的貸しただけに過ぎませんので」

 

「リヴェリア。その杖を手放したくない気持ちは分からなくも無いけど、取り敢えず一度彼に返すんだ」

 

「全くじゃ。ベルより年長なのに子供みたく駄々を捏ねおって」

 

「ぐっ……!」

 

 ベルがレスタとアンティを使ってアイズ達を再び万全な状態に戻した後、リヴェリアに貸した長杖(ロッド)――ゼイネシスクラッチを返してもらうのに少しばかり時間が掛かっていた。

 

「ねぇねぇアルゴノゥト君、あたしにも武器を貸して~。アルゴノゥト君の武器使ってみたい~」

 

「私も。リヴェリアだけ使うのは不公平」

 

「手前もだ! 出来れば刀の方の魔剣を貸してもらいたい!」

 

 更にはティオナさんにアイズさん、そして椿さんからも武器を貸してくれと言われて、50階層へ戻るのに色々と手間取ってしまったのは言うまでもない。




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