苗木くんと七海さんと赤松さんと   作:佐藤秋

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七海「今回も台本形式だよ」

七海「あと2、3個ぐらいゲームをやる予定だから、もう少し待ってくれると嬉しいな」

七海「それじゃ、本編もよろしくお願いします。シレンは今回で終わりだよー」




25 七海さんと風来のマキ

 

 ~前回の翌日~

 

 

赤松「……と、いうわけで、今日は春川さんにゲームをやってもらうことにしましたー。わー」パチパチ

 

七海「わー」パチパチ

 

春川「……ちょっと待って。何が、『と、いうわけで』なのか分からないんだけど」

 

七海「昨日は楓さんにゲームをやってもらったから、今日は春川さんかなーって思って誘いました! やるのは楓さんがやったのと同じ『風来のシレン』だよ」

 

赤松「千秋ちゃんと一緒にやって面白かったから、次は春川さんにもやってもらおうと思ったんだ」

 

春川「またあんたたちは勝手に……。苗木にやってもらえばいいじゃん」

 

七海「誠くんともやりたいゲームはあるけど……この前から忙しいらしくて帰ってこないんだよね」

 

赤松「それに誠くんはあのゲーム、千秋ちゃんがやってるの見てるからね。初めてやる人の反応が見たいなー、私」

 

春川「それで私……。まあ別に嫌じゃないけどさ……」ブツブツ

 

赤松「ふふん。分からないところがあったら私が教えてあげるよ春川さん」

 

七海「おー。昨日始めてプレイしたのに、言うねー楓さん」

 

春川「そうなんだ。それで、赤松はそのゲーム、クリアしたの?」

 

赤松「ふっふっふ……実はねえ……」ホワホワホワーン

 

 

 

 

 

 ~瀑布湿原~

 

 

赤松「わ、私の剣が錆びさせられちゃった! うわっ、このハニワはレベル下げてくるよ!?」

 

七海「……ここはやらしい敵しか出現しないから、出口を見つけたらすぐに進んだほうがいいよ。アイテム探しもレベル上げもやめたほうがいいね」

 

赤松「……おっしゃる通りで。うー、出口どこー? ……わあっ、草が飛んできて混乱した!?」

 

七海「めまわし大根の混乱草だね。混乱しても矢での攻撃はまっすぐ飛ぶから、落ち着いて対処を……」

 

赤松「大根めー! 今度おでんにして食べてやる!」

 

 

 ~テーブルマウンテン~

 

 

赤松「むう、ミノタウロス強いなー。でもあと一回攻撃を受けても耐えるだろうし、ここはもう一回攻撃だよっ」

 

七海「待って、ミノタウロスはたまに痛恨の一撃を出してくるよ。下手したら一撃で死ぬから、ここは吹き飛ばしの杖か不幸の杖にしよう」

 

赤松「え、一撃で死ぬの!? あっぶなーい……」

 

 

 ~地下水脈の村~

 

 

七海「1000ギタンの壺はやりすごしの壺だね。打開アイテムにもなるから買ってもいいかも」

 

赤松「値段で識別できるってすごいなあ……。じゃあこっちの750円の杖は?」

 

七海「不幸、吹き飛ばし、一時しのぎのどれかだね。最初の二つは出てるから一時しのぎで確定かな」

 

赤松「おー! じゃあそれも買っちゃおう! アイテム欄にはまだ空きがあるし……」

 

 

 ~ムゲン幽谷~

 

 

七海「ここから出てくるガイコツまおうには絶対攻撃を受けちゃだめだよ。魔法で眠らされた瞬間、ほぼ確実に負けが確定するから」

 

赤松「さっきからそういうヤバすぎる敵多くない? 子どもがやったら泣いちゃうんじゃないこのゲーム……」

 

七海「昔のゲームは基本的に理不尽なんだよ。そうして子どもたちは成長していくんだ……」

 

赤松「そんな風に成長したくないなー……」

 

 

 ~滝つぼの洞窟~

 

 

赤松「えっ、30階に来たのにまだクリアじゃないの!? ボスが残ってるってどういうこと!?」

 

七海「ほら、黄金のコンドルの羽が蜘蛛の糸みたいなのに巻かれて流れてくるって誰か言ってたじゃない? それはこういう……」

 

赤松「なんかでっかい虫みたいなのがいるー! ヤバそう! シューベルトの、魔王の姿が見えた男の子くらいヤバいよ!」

 

七海「急にそう言う例えを出してくるね楓さん」

 

 

 

 

 

 

赤松「千秋ちゃんの協力もあって、見事クリアしました! いやー、まさかバクスイの巻物が……」

 

七海「ストップ。楓さん、ネタバレは駄目だよ」

 

赤松「はっ、危ない。クリアしたときの達成感を思い出してて、つい」

 

春川「……まあ、クリアできたっていうのは分かったよ。なんにせよやらせる気満々みたいだし、さっさと始めよう」

 

七海「うん。はい春川さん、コントローラー」サッ

 

春川「ん」

 

赤松「こたつのここの席に座っていいよ。私たちは隣で見てるから」ポンポン

 

春川「ん……って、なにこの快適な席」

 

七海「私がセッティングした、ゲームしやすい特等席だよ。そのにいるウサギは、ウサ木くんね」

 

七海(裏声)「やあ! よろしくね春川さん!」

 

春川「ネーミングがそのまますぎる……」

 

赤松「電源入れて……よーいスタート!」カチッ

 

 

テレビ『~風来のシレン~』

 

 

春川「『冒険に出る』っていうのがある……これかな。……ってなにこれ」

 

赤松「どうしたの?」

 

春川「セーブデータが三つあって……風来のカエデの下に、風来のマキがあるんだけど」

 

七海「私があらかじめ作っておいたよ! マキもシレンの世界に合ってそうな名前だよね」

 

春川「名前の変更のやり方は……」カチカチ

 

赤松「すごい、もうこのゲームに対応してきてるよ」

 

七海「えっ、変えちゃうの? わざわざ変えてまでつけたい名前でもあるのかな。春川さんのネーミングに期待が寄せられるね」

 

春川「……やっぱこのままでいい」

 

七海「よかった。私もそのままでいいと思ったよ。魔姫って漢字で書くとかわいくて怖い感じがあるけど、カタカナで書くとかっこいいよね」

 

赤松「そうだねー。あ、なんでそう言うイメージなのかと思ったら、鉄火のマキちゃんと同じだからだよ。アンパンマンの」

 

七海「ああ、あのツインテールの」

 

赤松「そうそう! 鉄火巻きみたいにしてるんだよね」

 

春川「……鉄火巻きだのハルマキだの、百田も赤松も、どうしても私を食べ物にしたいみたいだね」

 

赤松「そんな意図は無かったけど……」

 

七海「でも、食べ物の名前ってかわいいよね。私のクラスメイトに蜜柑ちゃんがいるけど、かわいいよ」

 

赤松「分かる! 百田くんが言う、ハルマキっていうのもかわいくて好きだなー私」

 

春川「……名前のくだりでどんだけ話を広げるつもり? もう行くよ」カチカチ

 

赤松「あっ、駄目だよ春川さん。ちゃんと村の人たちに話を聞かないと、操作方法とか分からないよ?」

 

春川「そういうのは、やって覚えるからいい。それに、赤松が教えてくれるんでしょ?」

 

赤松「そうだった! あのね、主人公はさすらいの風来人で、コッパっていうイタチと一緒に旅してるの。それで今回はー……」カクカクシカジカ

 

春川「これが攻撃でこれがメニュー……」ブツブツ

 

赤松「Rボタンを押してるとナナメ移動がしやすくなるよ」

 

春川「こうか……うん、だいたいわかったよ。最初は敵もまだ弱いみたいだね」ザシュッ

 

 ヨォー チャチャチャッ チャチャチャッ チャチャチャッチャ ハッ!

 

春川「……は?」

 

赤松「レベルアップしたね」

 

七海「最初だからね。結構サクサクレベルは上がるよ」

 

春川「……」カチカチ

 

 ヨォー チャチャチャッ チャチャチャッ チャチャチャッチャ ハッ!

 

春川「……ふっ」クスッ

 

赤松「あ、ウケてる」

 

七海「かわいい」

 

春川「う、ウケてない」

 

赤松・七海「「……」」ジー

 

春川「……」

 

赤松「……まあ、そういうことにしとこうか」

 

七海「そうだね。からかい過ぎはよくないね」

 

春川「私をからかおうなんて思うのあんたたちくらいだよ……」カチカチ

 

七海「おっ、春川さん操作に慣れるの早いねー」

 

春川「……なんか落ちてる。弟切草? なにこれ」

 

七海「アイテムの説明はメニューから見られるよ。訊かれたらアドバイスはするけど、最初だからまずは自分で試して知っていく楽しさを感じてほしいな」

 

春川「『HPがたくさん回復するぞ』……か。回復アイテムってわけね」

 

七海「そういうことだね」

 

赤松「わあ……完全に初めての挑戦って感じ。手探りでやってる感があって見てると楽しいよ」

 

春川「またアイテム……松の杖だって。武器かな」

 

七海「魔法アイテムだね。振った先にいる敵に魔法を当てると、杖によっていろいろな効果があるよ」

 

春川「なるほど……って、『識別されてないのでよくわからない』?」

 

赤松「そうなの。杖は実際に振ってみないとなんの効果があるのか分からないんだ。あとはまあ、識別の巻物とかで鑑定しても分かるけど」

 

七海「杖によって振れる回数は決まってるよ。だいたい五回から八回の間かな」

 

春川「ふーん……。あ、杖に名前をつけることもできるんだ。じゃあ、松の杖だから『あかまつ』にしよう」

 

赤松「なんで私!?」

 

春川「マキって勝手につけられたから、そのお返し」

 

赤松「それつけたの千秋ちゃんなのに……」

 

七海「(……っていうか、杖に名前がつけられるのは、自分なりに識別したのを忘れないようにするためなんだけど……)」

 

春川「杉の杖も拾った。じゃあこれは『なえぎ』にする」

 

赤松「杉の苗木みたいだね。ちっちゃそう」

 

七海「(……まあ、春川さんが楽しそうだからいいか)」

 

春川「また新しい杖だ。これはあえて『ちゃばしら』に……」

 

 

 ~山間渓流~

 

 

赤松「3階まで来たね。ここからおばけ大根が出るところだ」

 

春川「3階……何階まで行けば終われるの?」

 

七海「とりあえずは30階かな。その後にもまだ別のダンジョンがあったりするけど」

 

春川「多い……さっさとクリアしたいんだけどな」

 

七海「まあ、他のゲームみたいに後半のダンジョンが広くて複雑になるってことはないから、サクサクやれば結構進むよ。もちろん敵は強くなるけど」

 

春川「だったらいいけど……って()った! ……なんか遠距離から攻撃されてる」

 

赤松「あ、ボウヤーだね」

 

春川「矢か……どうやら真正面にしか射てないみたいだね。だったらこう移動すれば……」

 

七海「おおっ、対ボウヤーの移動方法をもう編み出すとは。軸さえ合わせなければいいから、そんな感じでジグザグに動けばいいんだよ」

 

春川「む……斜めからも別の敵が来てる。そっちがそう来るなら私はこうだよ」

 

赤松「! そう動いちゃうと……」

 

春川「……ふん、間に別の敵を誘導したから当たらないね。矢なんかで攻撃するから味方に誤射を……」

 

 ヨォー ドドドンドン ハッ!

 

春川「っ!? 色が変わった……」

 

七海「あー、クロスボウヤーになっちゃったね」

 

赤松「モンスターがモンスターを倒すと、倒したモンスターは一段階レベルアップするんだよ」

 

春川「そんな……。あの一瞬でクロスボウの組み立てを……」

 

赤松「驚くとこそこ!?」

 

七海「なんにせよ今のレベルじゃ殴り合っても勝てないから、なにかアイテムを使わないと」

 

春川「アイテム……おにぎりと草と杖しかない」

 

七海「十分だね。適当に一個杖を振ろうか。振れば矢と同じ軌道でまっすぐ魔法が飛ぶから」

 

春川「じゃあ苗木の杖にする」

 

赤松「苗木の杖って……なんかもうそういうアイテムみたいになってるね」

 

春川「選んで……振る」ポチッ

 

赤松「これは……レベルが下がってボウヤーに戻ったね」

 

七海「ってことは不幸の杖だね。相手のレベルを一段階下げる杖だよ。こうなればもう普通に倒せるはず」

 

春川「……ふう、生き残った。……それにしても、苗木の杖がなに? 不幸の杖?」

 

七海「うん。識別すれば不幸の杖って名前になると思う」

 

春川「……超高校級の幸運の名前をつけたのに、不幸の杖って。変なの」クスッ

 

赤松「(名づけたのは春川さんだけどね)」ヒソヒソ

 

七海「(自分でやって自分でウケてる。かわいいね)」ヒソヒソ

 

春川「……今の敵、なんかアイテム落としたみたい。……腕輪?」

 

赤松「腕輪かあ。腕輪は私のときあんまり出なかったから知らないけど……マイナス効果はほとんどないみたいだから装備したら?」

 

春川「そうする」シュピーン

 

七海「!」

 

赤松・春川「「……」」

 

春川「……何か変わった?」

 

赤松「さー? でも確か腕輪って、付けただけじゃ効果は分からないんじゃ……」

 

春川「あれ、なんかマップ表示おかしくない? なんか自分がいる部屋以外にも赤い点が表示されてるよ」

 

赤松「あっ、ほんとだ、なんでだろう。ゲームの不具合かなあ……。千秋ちゃん、分かる?」

 

七海「……と」

 

赤松・春川「「と?」」

 

七海「透視の腕輪だ……!」

 

 

 

 ~断崖の岩屋~

 

春川「10階まで来たね。やっと三分の一が終わったよ」

 

赤松「もう10階!? 早いよー! 私ここまで来るのに苦労したのに!」

 

七海「透視の腕輪をゲットしたからね。敵の位置とアイテムの位置が全把握できれば、事故も減るし無駄な探索もしなくて済む。一時しのぎの杖を使えば階段の位置もわかる。スピードもそりゃあ上がるはずだよ」

 

赤松「いいなー、透視……。私の旅にも欲しかったよ」

 

春川「ラッキー……ってことなのかな。さすが苗木、いい仕事するね」

 

七海「苗木くんの杖を使ったらモンスターがドロップしたんだもんね」

 

赤松「むう……。あ、火炎入道だよ! こいつは手強いからドラゴン草を使うのはどうかな!?」

 

春川「見たところ炎の塊なんだけど……。ドラゴン草、効くの?」

 

七海「効かないね。それどころかレベルが上がるよ。楓さんはそれで死んだの、忘れちゃった?」

 

春川「……へえ、そうなんだ。教えてくれてありがとね七海」

 

七海「いえいえ」

 

春川「……さて、赤松」ジロリ

 

赤松「……えへ♡」テヘペロー

 

春川「……謝るならこの程度で許してあげるよ」ホッペムニー

 

赤松「ご、ごめんなひゃい! 仲間を増やひょうとしてまひた!」イテテテ

 

春川「まったく、油断も隙もあったもんじゃない。この調子でサクサク行くよ」

 

七海「おー!」

 

赤松「おー!」ヒリヒリ

 

 

 

 ~山霊の洞窟~

 

春川「……」ズバッ

 

赤松「……すごい、ウサギ相手でもなんのためらいもなく切り捨ててる」

 

春川「だってこいつ、敵を回復させてくるし……」

 

赤松「むー! 保育士なのにそんなんじゃ、子どもも懐いてくれないぞー!」

 

七海「春川さんはコドモ戦車相手でも普通に切り捨ててるから今さらだよ」

 

春川「だってあいつら、ちょろちょろしてて鬱陶しいし……って関係ないでしょ」

 

 

 

 ~テーブルマウンテン~

 

春川「む……厄介なのがたくさんいるね。ここは赤松の杖をこいつに振って……」

 

七海「みがわりの杖だね。いい判断だと思うよ」

 

春川「茶柱の杖で吹き飛ばせば……はい、殲滅」

 

赤松「うわ、うまい……っていうか、杖の名前それが普通になっちゃってるね。茶柱さんの杖が吹き飛ばしって、なんとなく合っているような気もするよ」

 

春川「赤松も身代わりみたいなところあるよね。真犯人に濡れ衣着せられて殺されそうな」

 

赤松「なにその例え!? 犯人にされるのは嫌だなあ……」

 

七海「……なんだろう。私もそれにものすごく同意だよ……」ブルブル

 

 

 

 ~黄金都市~

 

春川「30階まで来た……」

 

赤松「一回目の挑戦なのに!? 春川さん、すごすぎない!?」

 

春川「まあ、七海に助言をたくさんもらったおかげだけど。後半難しすぎない? このゲーム」

 

七海「確かに初見殺しの敵ばっかりだけど……春川さんの立ち回りもすごかったよ。知ってる知識の中で最善手を選んでたんじゃないかな」

 

赤松「うんうん! 身代わりして吹き飛ばしたところとかすごかったね!」

 

春川「……別に、たまたま思いついただけだよ」

 

七海「このゲームは、操作の上手さよりも思考の上手さがモノを言う戦略ゲームだよ。少なくとも春川さんは、そういうのが得意なんだね」

 

春川「そんなの自分では分からないけど……って、まだ終わりじゃなかったね。ボスがいるんでしょ?」

 

赤松「えっ、なんで知ってるの?」

 

春川「なんでって……流れでなんとなく分かるでしょ。その昔、巨大な魔物が現れたから黄金のコンドルを封印した。今こそ黄金のコンドルの封印を解いて欲しいって……明らかにその魔物と闘う流れじゃん」

 

赤松「そうなの? でもコッパは、『昔のことだからきっとその魔物ももう生きてないぜ』って」

 

春川「完全に魔物生きてる発言だよそれ」

 

七海「まあ……お約束ってやつだよね」

 

赤松「分からなかった……普通に驚いちゃってたよ」

 

七海「見てるほうは実に楽しかったよ。楓さん、油断してるなあって」

 

春川「……さて、じゃあ魔物退治に行こうかな。七海、最後の魔物の特徴教えて」

 

七海「いいよ。ここのボスはね、攻撃力が高いんだけど……」カクカクシカジカ

 

 

 

 

 

春川「……ふうっ。クリアした」

 

七海「あー、終わっちゃった……」

 

赤松「終わっちゃったね。すごいよ春川さん、おめでとう!」

 

七海「……すごいけど、もっと春川さんとゲームしたかったよ……」

 

春川「……」

 

赤松「確かにね。言っても一時間以上はゲームしてるんだけど、すぐにクリアしちゃったもんね」

 

七海「まあ、休憩するにはいい時間かな……。休憩したら何しようか」

 

春川「……別に、休憩の後もゲームすればいいんじゃない。他にもダンジョンあるんでしょ」

 

七海「えっ」

 

春川「まあ、やってみたら結構面白いゲームだったし……それにこれ考えるゲームだから、子どもの教育にもよさそうだし……前にゲームは子どもの成長によくないとか言った手前、アレだけど」

 

赤松「おー。実際やってみたら、意見が変わっちゃったんだ」

 

春川「このゲームに限った話だよ。……あ、そうだ、今度は七海がプレイしてるところ見せてよ。ゲーマーの腕がどれほどなのか見てみたいしね」

 

赤松「あ、私も見たいかも! 何度か見てるけど、実際にやった今になって改めて見たら、千秋ちゃんのすごさがわかるよね!」

 

七海「……! うん、やるよ! じゃあその後は、二人は次のダンジョンに挑戦してね。フェイの最終問題って言うんだけど……」

 

赤松「まだ私もやってないところだね。よーし春川さん、協力してやろうか!」

 

春川「ん……。ちなみにそのダンジョン、何階まであるの?」

 

七海「99階だよ」

 

赤松・春川「「多っ!」」

 

 

 ~おわり~

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