とある派遣社員の教師生活〜IS学園教員議事録〜   作:臥炎 狂四郎

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どうも、臥炎です。第2話はクラス代表決定戦です。




それでは、どうぞ


クラス代表決定戦なのになんで俺が戦わなきゃならんのですかね……

今日はクラス代表決定戦……別にやらんでもいいだろうに……冬ちゃんは「アイツらの実力をこの目で一度見てみたいんだよ。」とか言い出してきかなかったんだよなぁ……まぁ、俺も楽しみにしてる所もあるし、別にいいんだけど……

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

~第3アリーナ内~

 

 

 

 

 

 

「よし、それでは今からクラス代表戦を開始する」

 

あぁ、やっぱやるんすね……

 

 

 

あの後、一夏とセシリアは仲直りした。まぁ、そこに至るまでが至極めんどくさかったんだけど……。

 

「おい、翔馬。」

 

「Hey!なんで御座いやしょう!」

 

「今からわたしと模擬戦をしろ」

 

「はぁ!?いや、俺IS乗れねぇんだよ!?」

 

いや、まぁ正確には乗れるし一応専用機もあるんだけど……さすがにここじゃまずいだろが!色々と!

 

「何を言っている、お前は扱えるだろう。それも織斑より前に扱って見せたでは無いか……」

 

 

「「「えっ!?」」」

 

冬ちゃんの発した言葉によって周りは一斉に騒がしくなる

 

いや、そうなるでしょうね……分かってたよ……

 

「あんたバカか!?それは内緒にしろって言ったろ!?」

 

「何を今更、隠す事もあるまい……それよりも早く展開しろ。」

 

「いや、あのね……?あぁもう!わぁったよ!やりゃいいんだろやりゃァ!」

 

取り敢えず俺は自らの腰に差している刀を手に取る。

 

 

「万象一切灰燼と為せ!」

 

そして、お決まりの解号を叫ぶ

 

「流刃若火!」

 

 

その途端、俺の刀は天をも焦がす刀身に炎を宿した刀となる。

 

これが俺のIS、流刃若火。

 

束に頼んで昔ハマってた漫画の武器そのものをISにしてもらった。

 

そのため、自らの身にスーツ等は必要無い。だから今俺の手元にあるのはこの刀のみだ。

 

「全く、いつ見てもお前のISは奇妙だな……」

 

「そうか?俺的にはそんなことないと思うけどな。まぁ、それよりも、殺るならとっとと殺ろうぜ。」

 

俺は精一杯の剣気を冬ちゃんにぶつける。まぁ、これで冬ちゃんがビビるわきゃねぇんだけどさ……それでも、やらないよかマシだろ。

 

「……まぁいい。それでは、始めるぞ。」

 

「あぁ、生きるか死ぬかのサシで勝負しようぜ!」

 

これが俺のいけない所……「IS展開すると性格が変わる」

 

これは俺が小6でIS起動させてから変わってない事だ……束ちゃんにも「直したほうがいいよ!」って言われてるんだが……何故か直らない……

 

「言っておくがこれは模擬戦だぞ?あまり物騒な言葉を使うなよ?弱く見えるぞ。」

 

そういうと冬ちゃんは速攻で斬り込んで来る。まぁ、もう見慣れてるからなんとも思わないんだけれど……いや、我ながらほんとハイスペックに生み出してくれたよなぁ……研究者さんよぉ……

 

「甘いぜ!松明!」

 

瞬間、俺の振るった刀から炎が飛ぶ……元の漫画は飛ぶだけなんだが、俺のはちいとばかし違う。追撃が可能なのだ。

 

「くっ!」

 

「あららぁ?冬ちゃんどったのぉ〜?隙だらけでっせ?」

 

「う、五月蝿い!」

 

そう言って冬ちゃんは再度斬り込んで来る。そうそう同じ手が通用するかっての……

 

「冬ちゃーん?ちょーっと直情的になりすぎてるんじゃぁないのぉ?」

 

「ほう、本気で潰されたいようだな?」

 

冬ちゃんの攻撃に一層気合いが入る。防げなくはないけれど、これ以上行くと俺の刀の方が危ういかもしれない……ここでキメるしかないな……

 

「ファイナルフェイズ!」

 

この技でキメるぜ!

 

「必殺ぅ!」

 

「なっ!?させるかぁ!」

 

「焱熱地獄ぅ!」

 

俺の必殺技『焱熱地獄』は発動した瞬間、広範囲に火柱を発生させて範囲内のものを焼き払う。この技は本来仕掛けに時間がかかるのだが、俺の場合は瞬時に発動させることが出来る。

 

 

 

いやぁ、我ながらなんちゅうチートなんだか……自分で自分が怖いよ……

 

そして俺は倒れた冬ちゃんの喉元に自らの刀を突き付ける。

 

「ほい、まだやるか?てか俺としてはそろそろ辞めないと周りの視線が痛いんだが……」

 

「いいや、私の負けだ……やはりお前には勝てんな……」

 

「はっ!なわけ。暮桜なら俺なんか一撃だろ?」

 

「ふふっ、そうかもな」

 

『織斑千冬、SEゼロ。よって、勝者 悠生翔馬!』

 

その途端、周りから大歓声が響く……

 

いや、そんな盛り上がられても嬉しくないんだけど……

 

「よし、それでは1試合目はセシリアvs織斑……2試合目は悠生vs織斑の順で行う。異論は認めん、いいな。」

 

「いや、冬ちゃん?俺に拒否権ってモノは…… 」

 

「あるわけないだろう、人外。」

 

「ひでぇ!?なんか的を射てるだけにひでぇ!」

 

「それでは、1試合目……始め!」

 

俺の悲痛な叫びも虚しく1試合目が始まった……結果はというと……まぁ、もちろんセシリアの勝ち。序盤は一夏も結構攻めてたんだがな……まぁ、白式の性能を把握しないまま発動した零落白夜であえなく自滅……まぁ、初めてにしては上出来だろう……(冬ちゃんはなんか満足してなかったみたいだけれど……)

 

 

 

そして……

 

 

「2試合目……始め!」

 

やっぱやるんですね!俺一応教師だよ!?なんかもはや生徒と勘違いしてない!?

 

「よっしゃ!お互いいい試合にしようぜ!」

 

「あぁ……そうだな……」

 

一夏は初手から零落白夜を発動して突っ込んでくる。ほんと……猪突猛進なんだよな……戦略のせの字もない……

 

「まだまだだなぁ……そんなんじゃすぐに捌かれるぞ?」

 

「うりゃぁあ!」

 

「おーい、聞いてるかぁ?」

 

「まだまだァ!」

 

だみだこりゃ……もはや自分の世界に入ってらっしゃる……んー……取り敢えずこっちからも攻撃してみるか……そこで反撃出来たら結構なモンだろ。

 

「おーい一夏ー、そろそろこっちからも攻撃仕掛けるぞぉ〜」

 

「おう!ドンと来い!」

 

「言ったな?食らって後悔すんなよ?」

 

「は?ちょっ!待っ!」

 

「撫斬ぃ!」

 

 

 

 

俺は一夏の攻撃を捌きつつ一太刀浴びせる。『撫斬』は、炎を纏った流刃若火の一撃で相手を一刀両断する。まぁ、一夏相手にはこれくらいで十分だろ……

 

 

「喰らえぇ!」

 

 

「ぐぁっ!」

 

 

え?おいおい……もうはいダウンかよ……

 

「織斑一夏、SEゼロ 勝者、悠生翔馬!」

 

いや……あっけねぇなぁ……おい……

 

まぁ……勝ちに変わりはない……!?

 

バキィッ!!!

 

「冬ちゃん!なんか来るぞ!」

 

「なんかってなんだ!?」

 

「知らん!とにかくここは俺が引き受ける!冬ちゃんは生徒を安全な所に速攻で避難させろ!」

 

「分かった!」

 

俺がそう言うやいなや、黒い全身装甲のISがアリーナ内に侵入してきた。

 

「ありゃまぁ……軍隊さんのお出ましだぁ……」

 

その数……ざっと30体……いくらなんでも多すぎだろぃ……

 

「おい翔馬!」

 

冬ちゃんからプライベートチャンネルで話しかけて来た……今それどころじゃないっての……

 

「さっきの攻撃でセーフティロックがかかったらしい!扉が開かないんだ!」

 

「マジかよ……おい一夏!いつまで寝てる気だよ!早く起きやがれ!」

 

俺は、さっきから気絶してる一夏を叩き起す

 

「どうした?」

 

すると一夏は間延びした声で返事をする……

 

「どうしたもクソもあるか!敵が攻めてきてんだよ!……取り敢えず!お前は今すぐ冬ちゃんとこ行って扉ぶった斬って来い!」

 

「わ、わかった!」

 

そう言うと一夏は冬ちゃんの元に飛んで行く

 

「ふぅ……着任2日目でこれかよ……先が思いやられるぜ……」

 

取り敢えず、周りにこれ以上被害は出せねぇ……やった事ねぇけど……あれをやるか。

 

「城郭炎上!」

 

俺がそう叫んだ途端、俺と敵の周りを炎が囲む……

 

「何とか上手くいったみたいだな……さぁて……敵さんよォ?覚悟はできてるんだろうなぁ、おい……」

 

 

 

教え子を怖がらせた代償……きっちり払ってもらおうか……!

 

俺は流刃若火を発動する。真っ赤に燃え盛る紅蓮の業火を纏った刀身は、妖しく揺れ動く……

 

「喰らえ!壱の秘剣、焔玉!」

 

瞬間、俺が振り切った刀から炎が飛ぶ。

 

「まだまだ行くぜぇ!?」

 

途端、光の粒子に包まれてISが解除される……

 

「え?ちょっ!待っ!」

 

「ひょっとして……これやばいんじゃない?」

 

さてさて、どうしよう……アイツらの攻撃は単調だからそこまで攻撃を食らう頻度は少ない……だけど……生身vs機械……どっからどう見ても勝ち目はねぇ……最悪、この刀であの技を放つしか……

 

「……やるしかねぇよな……!」

 

俺は、抜刀していた刀を鞘に戻す。そして、無行の位を取る……

 

「すぅ………………ふぅ……………………」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

〜千冬side〜

 

「アイツ……ISを解除して一体何をするつもりだ!?」

 

私は、生徒全員を避難させ終えて、今一度ピットに戻ってきた。そこで私が目の当たりにしたのは驚愕の光景だったのだ……

 

 

「おい、翔馬!バカかお前は!生身でISに勝てるわけが無いだろう!」

 

「お、冬ちゃん戻ってきてたんだ。てっきりあのまま避難したかと思ったぜ。」

 

「なわけないだろう!それより何故ISを展開しない!?」

 

「出来たらとっくの昔にしてるよ!なんか知らねぇけどよ……突然展開出来なくなったんだよ!」

 

「それはSEが切れたからだろう!1度補給に戻って来い!」

 

「馬鹿野郎!今俺が戻ったら敵さんの思う壷じゃねぇか!それより、あのISに人は乗ってんのかよ!」

 

確かにそうだが……いや、アイツなりの何か作戦があるのかもしれん。

 

「そのISに人は乗っていない。所謂、無人機だ。」

 

「そっか!ならぶっ潰しても問題ねぇな!」

 

「は!?お前一体何をする気だ!?」

 

なにか嫌な予感がする。そう、私の勘が告げている……結果、その勘は的中した。

 

「アイツらを一撃でぶっ潰す!そして速攻で帰る!」

 

「バカ!無理に決まっ……!?おい!」

 

そこで翔馬との通信は途絶えた。

 

「ったく……何事もないといいが……」

 

私は、ただただ見守る事しか出来なかった……私は本当に情けない教師だ……

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

〜翔馬side〜

 

「さてさて、無人機ならば何してもいいよな……なぁ!?」

 

俺は、再度構えを取る……呼吸を整えて、この一撃に全てを賭ける為に。

 

「見様見真似飛天御剣流……」

 

そう、俺が中学の頃に見た漫画で唯一かっこいいと思った技……十字傷の流浪人の使う技……

 

「龍巻閃!」

 

その途端、巨大な竜巻が敵を襲う……

 

「まだまだァ!旋!」

 

「もういっちょぉ!凩!」

 

「嵐!吹っ飛びやがれぇえぇえ!!」

 

俺の放った3つの剣撃は敵を切り裂きながら上へと登っていく。

 

「よっしゃ!やりぃ!?」

 

 

 

ふはっ!慢心してたよ……敵さんはもう一体いたんすね……

 

「ちょっ!間に合わんっ!くっそぉ!」

 

俺がは死を覚悟した……その時

 

 

ガギィン!

 

俺の目の前に、白いISが現れた……このアリーナ内でこのIS使えんのはただ一人……

 

「一夏!なんで戻ってきたんだよ!」

 

そう……俺の前にいたのは敵の攻撃を防いでる一夏だった……

 

「そう易々とお前を死なせてたまるかよ!まだ勝負はついてねぇ!」

 

 

 

「はっ!お前らしいや!んで、なんか策はあんのか?」

 

「ねぇ!とにかくアイツをぶった斬る!」

 

「おう、了解!」

 

俺は再度、手元の刀に手をかける。

 

これが最後だ……これで決めなけりゃ2人ともここでお陀仏決定だ……だから、今まで封印してた最凶の技をここで使う。

 

「一夏!お前の零落白夜ちょっと貸せ!そしてあいつの元まで俺を運んでくれ!」

 

「あぁ、分かった!でも、チャンスは1回きりだぜ!俺の方もそこまでSE残ってねぇ、これで決めなけりゃ……」

 

「2人ともここでお陀仏決定!それで十分だぜ!」

 

ふっ、一夏も同じ考えだったみたいだな……やっぱ脳筋同士同じこと考えやがる。

 

 

「シャっ!行くぞ!」

 

「あぁ、吹っ飛べぇぇぇ!!」

 

一夏の助けによって俺は空高く飛び上がる。これが最後だ……俺は流刃若火を口に咥え、零落白夜を鞘に戻す。

 

「我流飛天御剣流!」

 

そう、俺アレンジの技!

 

「くらいやがれ!三段抜刀術!双龍閃 極!」

 

俺の放った斬撃は敵の懐めがけて飛んで行く。しかし生身とIS……力の差は歴然だった……

 

「やっぱ一筋縄じゃ行かねぇよな……まぁ、そこも織り込み済みだけどよ!」

 

再度構えを取る……刀を鞘に戻し、無行の位に移行する。

 

「見様見真似飛天御剣流!」

 

「九頭龍閃!これで最後だァ!」

 

 

 

ズガァアン!

 

俺の放った渾身の斬撃によって、無人機は盛大な爆発を起こす

 

 

「きたねぇ花火だなおい……」

 

まぁ、それでも自分の教え子を守ることが出来た褒美としては上出来か……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

後日談というか今日のオチ

 

 

結局、あの後ピットに戻ったら冬ちゃんにこってり説教されて、またもまーやんに泣き付かれた……いや、泣きたいのはこっちだっての……その後、冬ちゃんに引き摺られて医務室に連れてかれた俺は案の定全身打撲の全治1週間と言われた……(まぁ、クラスの子達に人外を見るような目で見られたのは言うまでもない。)

 

 

 

 

 

次回に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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