とある派遣社員の教師生活〜IS学園教員議事録〜 作:臥炎 狂四郎
それでは、どうぞ
「ふぅ……やっぱこの時間が最高だな!」
俺は今日も例に漏れず、屋上でタバコを吹かしていた……
俺が今通ってる学園は、束の馬鹿が作り出した「IS」とかいう奴を乗りこなす為の技術を教える所……らしい。本来、ISってのは女にしか動かせないらしいんだが……これまた何処ぞの馬鹿が試験会場間違えてそこに置いてあったISにうっかり触っちまったもんだからあら大変……あれよあれよという間に強制入学つう形でこの学園に来たわけだ……まぁ、俺は最も教師としてだがな。
まぁ、俺としては別に不満なんかねぇんだけど。
「さて……そろそろ教室に戻りますかね……」
俺は咥えていたタバコを灰皿に捩じ込むと屋上を後にした。
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〜鈴side〜
「おっかしいなぁ。ここら辺のはずなんだけど……」
あたしは今絶賛迷子中だった……そうよ!悪いのは無駄に広いこの学園のせいよ!そう!学園が悪いのよ!
あたしは、地図とにらめっこしながらも元来た道を戻っていく。自分ではそこまで方向音痴ではないと思うんだけど……
「きゃっ!」
ドスッ!
いきなり目の前が真っ暗になった。なんか凄く背の高い物に埋もれているみたい……
「おい、いつまで人の胸に顔埋めてんだ鈴……」
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俺は教室に向かう道を1人歩いていた。なんで俺が教師になんざならなきゃいけねぇんだよ……なんて事を考えながらも教室への道を歩いていく。
そんとき、いきなり俺の胸に何かが飛び込んできた。たく……ちゃんと前見ろっての……俺は半ば嫌気がさしながらもそのぶつかってきた物に目を向ける。
「おい、いつまで人の胸に顔埋めてんだ鈴……」
「ふぇ!?あ、ごめんなさい…ってあんた……もしかして翔馬?」
「おう、なんだよその人ならざるものを見るかのような目はよ……」
まぁ、人じゃねぇから仕方ねぇのかも知んねえけどよ……
「んで、なんでお前がここにいんだよ?小学生は小学校に戻れ」
「あ、あんたまでバカにするのね!?」
「はいはいチャイナちょちょ夢心地?」
「いーあるふぁんくらぶ……じゃないわよ!」
やっべぇ、すげぇ楽しい。後ちょっとだけ弄ってみるか。
「神戸中央区元町駅前、今日からドキドキニーハオハンユー講座、大人中高生おばちゃんにこんにちは?」
「ダメダメあなたもここでは『你好!!!』。じゃないわよ!ほんと何やらせんのよ!」
「いや、悪ぃ悪ぃ。お前があまりにもノリがいいもんでよ。」
「ウニャァァァァ!!!」
いや猫か……確かに猫っぽいなとは思うけどよ……
「ほーら、いい子だ……猫じゃらしだぞぉ?」
俺がポケットから猫じゃらしを取り出して鈴の前にかざすと鈴はじゃれ始める。
「お前……もう猫じゃねぇか……」
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「翔馬〜ちょっと話があんだけどさ?」
3限目の授業が終わった後、一夏が俺を呼び止める……たく、この後屋上でタバコ吸おうと思ってたのによ……
「あんだよ……なんか用か?」
「2組の代表って誰になったんだよ?」
俺がンな事知ってるわけねぇだろが。そう言うのは冬ちゃんに聞けよ……
「知らねぇよ……どうせ何処ぞのチャイナガールがなったんじゃねぇの?」
俺は超当てずっぽうで答えてやった。確かあいつ2組に編入だって聞いてたしな。
そして、俺の予想は当たる訳だが……
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!お邪魔するわよ!」
たく……うるせぇのがまた来やがった……
「邪魔すんなら帰ってや……」
「それじゃ、ばいばーい!……って違うわよ!」
ノリの良さは変わんねぇなこいつ……
「んで、何の用だ鏡音リン」
「私は音楽ソフトじゃないわよ!」
「そうですかい……早く要件を言え……こちとら早く一服したいんだよ……」
「ほんとそういう所は変わってないわね……まぁ、いいわ!」
いや、良くねぇよ……お前のせいで俺の貴重な休み時間が減ってんだよ……
「2組の代表、私になったから!だから一夏!翔馬!私と当たるまで負けんじゃないわよ!」
おい……なんで俺まで巻き込まれてんだよ………Twi○terだったら速攻でブロックされてぞ?
キーンコーンカーンコーン……
「あ、チャイムなったな……」
「おい、一夏……てめぇのせいだぞ……」
「なんでだよ!?」
お前のせいで俺の休み時間が無くなったんだ……
「まぁ、いい。次の時間はちょうど実技指導だ……覚悟しとけ……」
大の大人が高校生にガチ切れしている姿がそこにはあった。というか、俺だった。
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〜第3アリーナ内〜
あの後、タバコ吸う暇もなく冬ちゃんに呼び出された俺は、半ば嫌々ながらもアリーナへと来ていた。
「さて諸君、今日からISを使った実習が始まる。これは兵器だ。人を殺せる力がある。そしてお前達はISを扱うに当たってそれ相応の責任が伴う。遊び感覚でこの授業を受けるのならば今すぐに出て行け。厳しい言葉を言うが、これはそういうものだ」
さすがブリュンヒルデ……言う事が違うねぇ……まぁ、俺にゃぁ関係ないけども。
「よし、それじゃ翔馬。やってみろ」
「は?」
今この人なんつった?俺にはよく聞こえなかったんだけど……?
「は?じゃない。お前が手本を見せろと言ってるんだ。」
「アホちゃうか?普通俺じゃなくて生徒の誰かにやらせるべきだろが。一夏とか、セシリアとかよ。」
「やかましい。早く殺れ。拒否権はない」
嘘やん……
まぁ、やるんやけど……
「取り敢えず、最初はISの起動時間からだ。目標は0,5秒を目指せ。それでは、翔馬。やって見せろ。」
「了解……万象一切灰燼と為せ……流刃若火!」
その瞬間、俺の刀に紅蓮の炎が纏われる。これで展開完了だ。
「……これでいいだろ?」
「あ、あぁ。山田君、タイムを」
「あ、はい!えっと……0,1秒です!」
「よし、合格だ」
いや、合格もクソもねぇだろ……
その後、セシリアが0,5秒、一夏が0,8秒とまぁ、初めてにしては上出来な数値を叩き出していた。
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「よし、次はISの操作に関してだ。まずは翔馬、やって見せろ」
「だからァ!なんで俺なんだよ!冬ちゃんがやりゃいいだろが!」
「喧しい、お前に拒否権など無いわ!さっさとやれ!」
「なっ!?くっそ!やりゃいいだろ!?」
「あぁ、最初から素直にやればいいんだよ。まぁ、逆らったバツとしてそれ相応のレベルにあげるがな」
いつからアンタは悪役になったんだよ……
「取り敢えず、お前はアリーナ天井まで瞬時加速で行ってそこから更に瞬時加速を使って下まで戻ってこい。因みに制限時間は5秒だ」
「はぁ!?馬鹿なんじゃねぇの!?俺一応教師だぜ!?」
「喧しい、人外のお前なら出来るだろう」
「見事に全てカミングアウトしてくんじゃねぇ!」
とまぁ、そんなこんなもあって。謎の実践訓練は幕を閉じた。
え?冬ちゃんのお題?勿論クリアしたぜ。まぁ、面倒だったから瞬間移動で終わらせたけど。
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後日談というか今日のオチ
あの後、鈴と近所の定食屋で飯食ってから俺は自宅に戻った。そして玄関前に冬ちゃんがいたもんで家に入れてウォッカをショットで飲ませてやった。反省はしている。後悔はしていない。
多少、無理やり感があるかもしれません。次回はフランスとドイツの方が登場致します。やっと本編に入れる……