(作者の願望5000兆%の)アイドル部のてぇてぇ短編集 作:趣スケベマン(毛玉)
残りのめめごんとふーなとはまた後日。
あ、これは二次創作だから、そこんとこヨロシク(久々の予防線)
先生に頼まれていた用事が終わり、ようやくの放課後。
先にもちさんが仕事を始めている筈なので、少し早足で図書室に向かう。
「すみません、遅くなりました」
「あ、すずちん、だいじょぶだいじょぶ、今日はまだ利用者来てないし」
カウンターで小説を片手に、こちらに手を振るもちさん。
「何読んでるんですか?」
「これ? 配信でマタタビさんがオススメしてくれた恋愛小説、図書室に置いてたから読んでみようかなって」
「そうなんですか」
結構意外というか、もちさんは少年漫画のようなストーリーが好みだと思っていた。
ギャルを称してもいるし、余計にイメージが結びつかない。
「意外だな〜、とか思った?」
「あ・・・その、そうですね」
「まぁね〜、どっちかって言うと少年漫画の方が好きだし、これも偶々あったから読んでるって感じだし」
ヒラヒラと小説を振りながら笑う。
「まっ、暇潰し位にはなったかにゃ〜」
もちさんは立ち上がり、本棚へと小説を戻す。
カウンターに入り、もちさんが座っていたものの隣の椅子に座って、日誌を確認する。
昨日は利用者が多かったみたいだけど、逆に今日は全くいない。
「暇だね、すずちん」
もちさんがカウンターの元いた場所に戻る。
自然、隣同士になり、話題は本の事になる。
「さっきさ、もちが読むのは意外って言ったけど、すずちんは恋愛小説って読むの?」
「私も恋愛小説はあまり読まないですね・・・少年漫画と恋愛小説があったら、少年漫画を選ぶ位には」
「だよね〜」
お互いに苦笑して、じゃあさ、ともちさんが身を乗り出す。
「さっきの小説にあったんだけど、憧れる告白のシチュエーションってあったりする?」
「告白のシチュエーション、そうですね・・・」
パッと思い浮かんだのは、Gガンダムとキングゲイナー。
両方ともネットのまとめ記事で見ただけで、知識でしか知らないですけど。
「他の人の前で告白されるは、ちょっと恥ずかしいですね」
「分かる。なんて言うかさ、自分と相手だけの特別な瞬間に、他の人居るとムード台無しだよね」
ムード・・・確かに、あまり騒がしい場所で告白なんてされても、全然嬉しくない。
せめて今の図書室みたいに程良く静かな空間が、ちょうど良さそうだ。
「あとは、目を見て告白して欲しいかな〜」
「目を見て、ですか?」
「うん、どれくらい本気か分かるし、お互いの距離感もちょうど良いくらいだと思うし」
なるほど、距離感、それは盲点だったかもしれない。
遠くてもテーブルを挟んだくらいの距離なら、話し易くもある。
今の私ともちさんの距離くらいなんて、程良い距離感だと思う。
「・・・」
「ど、どうしたの、すずちん? もちの顔に何か付いてる?」
「あっ、いえ、その・・・」
なんと言うか、今のシチュエーションは告白にぴったりだなぁと思い至って、ついもちさんから視線を外すことが出来なかった。
「きょ、今日ももちさんは可愛らしいなー、と・・・」
「い、いきなりだなぁ、すずちん・・・」
雰囲気に呑まれたのか、もちさんの返答にも勢いが無い。
お互いに少し恥じらいながら、視線を逸らさない。
「もちさん・・・」
手を伸ばし、もちさんの手を握る。
「すずちん・・・」
身を乗り出し、もちさんに近付く。
吐息が感じられる程の距離で見つめ合い、今にも触れ合おうとした瞬間、ガラッと扉が音を立てた。
「あ・・・」
扉を開けたなとりさんが私達を見て顔を赤くし、勢いよく扉を閉める。
「ふ、風紀が乱れてます〜!!」
そしてばたばたと走る音がする。
「あ、ちょっ、待って、なとりん!」
もちさんが急いで図書室を飛び出す。
静かになった図書室で、椅子に座り直す。
「はぁ〜・・・尊さと一抹の悲しみ・・・」
今日はもう、イオリさんか双葉さん辺りに何も聞かずにとても優しくして欲しい、そう思いながらカウンターに突っ伏した。
しばらくして、少し汗ばんで色気を醸すもちさんが戻ってきた。
もちさんから、(おそらく)なとりさんのであろう匂いがした。
全てを察してしまった私は、1D100でSANチェック。
実はもちごめだったんだよ!
いや、オチどうしようかと考えて、まぁもちごめでいいか、となって、この世界線のすずちゃんはフラれました。
別の世界線ではあずきちとラブラブだから許してクレメンス。
あ、これを書いてる途中でハロウィンネタが降ってきたので、30日と31日に頑張って投稿したいと思う(願望)
ちなみにめめごんとふーなとも半分くらいは書けてるので、そんなに遅くはならないと思う。