(作者の願望5000兆%の)アイドル部のてぇてぇ短編集 作:趣スケベマン(毛玉)
「・・・背中痒い」
私の家でゲームをしてる途中、いろはが突然呟いた。
「めめめ、掻いて」
「コントローラーから手を離せと」
某レースゲームなので、片方でも手放したら順位が盛大に落ちる。
「あ、ヤバい、ちょっと、めめめ」
「わっ、ちょっ、こっちくんな!」
手を離せないいろはのとった行動は、私に背中をこすりつける、だった。
非常に邪魔である。
「あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~・・・」
「おバカ! 揺らすな!」
「もうちょいこっち側か」
ゴソゴソ
「ねぇ! ジャマなんだけど!! ちょっといろは!?」
「うるせぇな~! いろはに負けろってか!?」
ちなみに順位の低かった方が今日の晩御飯当番という賭けをしてるため、いろははまぁまぁ焦っている。
「ぜって~負けねぇかんな!! オラ!!」
「イダッ! やんのかぁ!?」
「違います~、背中が痒かったから掻いただけです~」
「ほ~~~~~~ん、そういう事するんだ、ならめめめにも考えがあるぞ、オラァ!!」
隣のいろはがよろめく程度の勢いで肩をぶつける。
「イダッ!! っんだこのやろ~!!」
「はぁ~~~? 肩が痒かったから、いろはと同じようにしただけですけど~~~?」
「ゆ、許せね~~~・・・!!」
言うや否や、いろはは私からコントローラーを奪い、部屋の隅に放り投げた。
「いろはお前、それは卑怯だろ!」
急いでいろはからコントローラーを奪い、同じ場所に放り投げる。
「オラァッ!!」
「あ゛だっ!!」
そしてすかさずいろはをベッドに投げ飛ばし、逆エビ固めを極める。
「い゛だだだだだだだだっ!!!!」
「どうだいろはぁ、降参かぁ?」
そのまま素早くいろはの脚を動かし、サソリ固めへと移行する。
ホールドはしっかりするが、ちょっとキツイくらいに極める。
「も~逃げられないぞぉ、いろはぁ・・・」
「うぐぐ・・・」
いろはは必死にもがくが、全く逃げられる気配は無い。
「・・・さんする」
「ん~~~~~~?? 良く聞こえないなぁ、はっきり宣言してくれよいろはぁ」
「くぅ・・・降参だ! いろはの負けを認める!!」
「イェ~イ、めめめの勝利~、勝ち申した~~~」
ゆっくりとホールドを解くと、いろはは枕に突っ伏して、あ゛~悔し~!! と叫んでいた。
「さて・・・あ」
「ん? ・・・あ」
視線の先には、いろはが11位、めめめが12位でゴールしていたゲーム画面。
そういえばオートでも動くんだっけ、忘れてた。
「じゃ、晩御飯よろしくな、めめめ」
「はぁ〜!?」
「『このレースで順位が低い方が晩御飯当番』って決めたのはめめめだよなぁ?」
ニヤニヤしながらコチラを見るいろは。
「は、腹立つ〜・・・!」
「いや〜、これぞ頭脳プレイ! 流石ハーバード!!」
「覚えてろよいろはぁ・・・!!」
足元のクッションをいろはに投げつけ部屋を出る。
さて、晩御飯何作ろうか・・・
ムカついたから、いろはの生姜焼きの1枚に激辛ソースを1滴垂らしてたら、それを口に入れた瞬間いろはがキレた。
文句有るならいろはが作れと言ったら、涙目で引き下がった。
いや、引き下がるな、料理頑張れ。
担々麺屋さんで担々麺食べながら書いてます(謎の近況報告)
ふーなとももう少しだから期待せずに待ってな。