(作者の願望5000兆%の)アイドル部のてぇてぇ短編集 作:趣スケベマン(毛玉)
ただまぁ、いつでも再開できるようにちょっとずつ書いてはいくよ。
理由は後書きに色々と書いてるので、こんなクソSS読む奇特な人は一応目を通しておいてください。
「ゲホッ・・・あ゛れ゛・・・?」
朝、ベッドから起き上がろうとすると、身体に力が入らなかった。
しかも寝汗がひどくて、妙に怠いし、頭もグワングワンと痛みがする。
「めめめ~、まだ寝てる・・・めめめっ!?」
中々リビングに来ない私を呼びに来たいろはが、私の顔見るなり血相変えておでこに手を当ててきて、よっぽど酷い顔してるんだなぁとぼんやりした思考でいたのが、ついさっき。
いろはが学園に連絡して私の病欠を伝え、看病のためにいろはも学園を休んだ。
いろはは、寝汗で濡れた私を着替えさせ、湿った私のベッドからいろはのベッドへ私を運び、体温計と冷えピタ、ポカリを持ってきた。
冷えピタを貼り、熱を計ったら38度6分だった・・・通りでこんなにキツイ訳だ。
「めめめ、食欲は?」
尋ねられ、ゆっくりと首を振る。
多分、食べたら戻す、そんな予感がする。
「分かった、取り敢えず、ポカリ一口だけでも飲んどけ」
少しだけ頭を起こし、コップのポカリを一口含む。
二度に分けて飲み込み、溜息と同時に頭を枕に下ろす。
「いろはの枕で寝にくいかもしれないけど、我慢してくれな?」
確かにフィット感は違うが、いろはの匂いがして、ちょっと安心する。
ベッドからもいろはの匂いがするし、自室で独りで寝ているよりも落ち着く。
「そうだ、ゼリーとかならめめめも食べれるかもしれないし、ちょっと買ってくる。急いで戻るから、ちょっとだけ待っててくれ」
そう言って立ち上がると、なるべく音を立てないようにいろはは部屋を出て、その後玄関のドアが閉まる音がした。
途端に、家の中が静寂に包まれる。
自身の呼吸の音だけが存在する筈なのに、何故かキーンと耳鳴りがする。
視界の端に何か動いた気がして視線だけ向けるも、日の当たる閉じたカーテンがあるだけで、動くようなものは存在しない。
目をつぶり、何も考えないようにしようとするも、漠然とした不安や恐怖が脳をぐちゃぐちゃに揺さぶる。
「いろは・・・」
無意識にいろはの名前が漏れる。
それを聴覚が拾って、脳が認識した瞬間、突然、今傍にいろはがいないことがとても恐ろしい事のように感じて、堰を切ったように涙が零れ始めた。
「いろは・・・いろはぁ・・・」
碌に身体を動かせない状態と、熱で思考がままならない状態、恐怖と孤独、全てが合わさってマイナスの方向に振り切り、子供のようにいろはの名前を呼びながら泣きじゃくる。
少しして、静かにドアの閉まる音がした後、私の泣き声が聞こえたのか、早足でこちらに向かってくる足音。
「めめめ!?」
未だに泣き続ける私を見て、いろはは持っていた買い物袋を床に放り、傍に駆け寄って私の手を握る。
「どうした? 何かあったか?」
「いろはぁ・・・ヒクッ・・・いろはぁ・・・」
「・・・いろははここにいるぞ、めめめ」
目と目を合わせ、片方の手で私の頭を撫でる。
泣き疲れた私は、いろはの手の温もりに安心感を抱きながら、ブレーカーが落ちたように、意識を失った。
・・・
「・・・んぅ、ふぁ」
目が覚めると、意識を失う前よりは身体が楽になっている。
カーテンに射す陽は暗赤色で、半日くらい寝てたんだなぁと、寝ぼけた頭でも考えが及んだ。
「・・・いろは?」
既に手の温もりは無く、部屋には私しかいない。
代わりにリビングの方から、微かに物音が聞こえる。
「うぅ・・・」
動かしにくい身体に鞭打ち、なんとか起き上がる。
そのままベッドから降りようとして、丁度ドアが開いた。
「めめめ!? 何やってんだ!?」
いろはは起き上がった私を支え、心配そうに顔を寄せる。
「あ、いろは・・・ちょっと、トイレに、ね?」
掠れた声で話すと、分かったといろはは頷き、立ち上がる私を介助してくれる。
ふらつく私を支えてトイレまで連れていき、戻る時も同様に支えてくれる。
再びベッドに寝かせられ、ぬるくなった冷えピタを剥がされる。
体温を計られ、37度5分まで下がっているのを確認したいろはは、食欲があるか尋ねてくる。
ちょっと、と言うと、分かった、と部屋を出て、みかんゼリーを持って戻ってきた。
いろはに食べさせてもらい、ゆっくりと、時間をかけて完食する。
「汗は・・・少しかいてるか、着替え持ってくるな」
少ししていろはが、ぬるま湯の入った洗面器とタオル、私の着替えを持って戻ってくる。
されるままに服を脱がされ、身体を拭いてもらい、着替えを済ませてもらう。
傍に置いてあったポカリをまた一口飲ませてもらい、大きく息を吐いて枕に頭を落とす。
「寝れないかもしれないけど、目瞑ってな?」
「うん・・・いろは?」
「どうした?」
「・・・手、握って」
「・・・めめめが寝るまで握っとくよ」
「うん・・・ありがと・・・」
少し動いただけなのに、今の身体には重労働だったらしく、既に眠気がやってきている。
いろはの手の温もりを感じながら睡魔に意識を委ねて、スゥと意識が落ちた。
・・・
翌朝目覚めて、身体に意識を向ける。
怠さはあるものの、熱は引いたらしく、頭痛も消えている。
傍のテーブルに『いろはは学校だけど、めめめは今日まで休みって連絡してるから、安静にしておくこと。お腹すいたら、冷蔵庫にプリンがあるから、それ食べて』と書置きがあった。
毛布を抱きしめ、ありがと、いろは、と心の中で呟く。
元気になったら、いろはの好きなご飯を作ってあげよう、そんな事を考えながら、ゆっくりとリビングへと向かった。
・・・
プリンを食べた後の昼寝から目覚めると、いろはが丁度帰ってきたところだった。
部屋に入ってきたいろはの手には、ハーゲンダッツの入ったレジ袋。
後で食べな、と言われ、元気になって良かった、と頭を撫でられた。
「ありがと」
恥ずかしかったが、偶には撫でられるのも心地良いなと、思わず笑顔がこぼれた。
「やっとめめめの笑顔が見れた」
そう言って微笑むいろはに、私もいろはの笑顔が見れて良かったと答えて、二人で小声で笑いあった。
マジの愚痴なので、理由なんて『どうでもいい』ならスルーしてね。
短い期間に、まぁ色々とありましたよ。
主にお気持ち表明の放送とか、全部リアタイで知った事じゃないんで、なんというか中途半端な実感ですけど。
ニコ動のアイドル部タグ新着動画漁ってたら、不穏なタイトルやらサムネやらを見つけて。
いつものごとく、広告されてたジョーカーさんシリーズで概要を知って、詳細を調べて。
ミルクちゃんのASMRの切り抜きで癒されて。
正直、これ以上アイドル部を見るのが辛いという心境な訳で。
冗談であろう『牛巻とあずきちは○。○ランドに働かされてる』という動画にあったコメントに、99%冗談と分かっていても、1%を想像して吐き気がしました。
一時的放送中止が終わって何人か放送してたけど、見るのが怖くて一切見てません。
ぶっちゃけると、今日投稿したコレも、めめごん3を投稿する前に書き上がってて、しばらく寝かせるつもりでした。
しかし現在、アイドル部で妄想が一切できず、書きかけの物は、一文、一文字も増えていません。
無言で失踪だけは絶対したくなかったので、唯一書き上がっていたコレを投稿して、一旦アイドル部全てから離れようと思います。
申し訳ないが再開は未定だし、確約もできない。
お気に入り登録とか、感想とか、久々にSS書いてて楽しさと遣り甲斐を実感できました、ホントにありがとう。
じゃあ、またの。