(作者の願望5000兆%の)アイドル部のてぇてぇ短編集   作:趣スケベマン(毛玉)

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ちえりちゃんといえばホラー、ホラーといえば悲鳴、悲鳴といえばめめめ。

という訳で、ホラーテイストです。

ホラー書ける人はマジで凄いと思いました(小並感)


花京院ちえり×もこ田めめめ

おっすおっす、もこ田めめめだよ。

 

今、ちえりちゃんに拉致されて椅子に縛られてるの、なんでだろうね(白目)

 

「ねぇ、ちえりちゃん?」

 

「どしたのー?」

 

「何でめめめはこんな事になってるの?」

 

「いやー、別にめめめちゃんじゃなくても良かったんだけど、いい所に居たからさー、思わず捕まえちゃった(はぁと)」

 

「い゛や゛だー、だずげでー(限界マトン)」

 

ちえりちゃんが、VRゴーグルを私に装着する。

 

「実はさ、ちえりがシナリオを書いたホラーゲームを、りこちゃんとあずきちゃんに作ってもらったの」

 

ちえりちゃんがゴーグルを起動すると、目の前に『楽園からの脱走』とタイトルが浮かび上がる。

 

え、ホラーでこんなタイトルって、中々ヤバいのでは?(名推理マトン)

 

「じゃあ、テストプレイよろしくね」

 

「え、コントローラーは?」

 

「あぁ、ノベルゲーだから、スタートしてからは操作は無いよ?」

 

「じゃあ縛ったのって・・・」

 

「途中で逃がさないためだよ」

 

「・・・あ゛~!! 誰か助けて~!!」

 

「それじゃあスタート!」

 

 

 

・・・

 

 

 

『・・・意識が覚醒すると、自分が暗い場所に横になっていたと気付く。

 

 

床の手触りは硬質で、暗色のタイルか、石材だと思われる。

 

 

ほんの幽かに、自分の手元が見える程度の空間で、ふと、ここはどこだろうと、当然の疑問が浮かび上がる。

 

 

そもそも何故自分はここにいるのか・・・どうにも、記憶が霞掛かっている。

 

 

ただ、漠然と、自分は"何か"から逃げていた、その一点だけが、脳裏にこびりついている。

 

 

立ち上がると、直感で、今向いている方向へと歩き始めた。

 

 

 

 

コツ、コツ、コツ、コツ・・・

 

 

 

 

床を叩く自分の足音だけが、暗闇に響き渡る』

 

 

「うぅ~・・・音が反響して聞こえる・・・」

 

 

『コツ、コツ、コツ、コツ・・・

 

 

 

 

暗闇の中を、只々、直感という曖昧なものに従い、歩き続ける。

 

 

 

 

コツ、コツ、コツ、コツ・・・

 

 

 

 

光も無く、変化も無い。

 

 

 

 

コツ、コツ、コツ、コツ・・・

 

 

 

 

唐突に、自分は永遠にここから抜け出せないのでは?

 

 

そんな疑問が浮かび上がり、足が止まってしまう。

 

 

しかし、ブルリと震える身体を叱責し、必ず出口が見つかる、そう言い聞かせて、半ば無理矢理に足を動かす。

 

 

 

 

コツ、コツ、コツ、コツ・・・

 

 

 

 

一体、どのくらい歩いたのか。

 

 

 

 

コツ、コツ、コツ、コツ・・・

 

 

 

 

不思議と、飢えや渇きは感じないが、段々と虚無感が身体を満たし始める。

 

 

 

 

コツ、コツ、コツ、カツン・・・

 

 

 

 

(ビクッ!?)

 

・・・不意に、鋭敏になった聴覚が、違和感を拾い上げた。

 

立ち止まり、辺りを見回す』

 

 

「やだやだやだやだやだやだやだやだ」

 

 

『自分の足音よりも、軽い、響くような音がした気がする。

 

しかし、この暗闇では、いくら見回そうとも何かが見える訳でもない。

 

現状を抜け出したいが為の幻聴、そう結論付けて、再び歩き始める。

 

 

 

 

コツ、コツ、コツ、カツン・・・

 

 

 

 

再び立ち止まる』

 

 

「はっはっはっはっ(過呼吸)」

 

 

『間違いない、足音以外の音が聞こえた。

 

もしかしたら自分以外の誰かがいるのかもしれない。

 

心細さに圧し潰されそうな心を奮い立たせ、音のしたと思う方へと足を向ける』

 

 

「やだ! ダメだって! 絶対ヤバいのいるじゃん!!」

 

 

『誰かいてくれ、お願いだ。

 

内心で繰り返し唱えながら、歩く速度は段々と早くなっていく。

 

 

 

 

カツン・・・カツン・・・

 

 

 

 

聞こえる音が少しずつ大きくなってくる。

 

やはり誰かがいるのだ。

 

気付けば走り出していた。

 

一刻も早く、孤独から抜け出したい、ただ、その一心だった。

 

 

 

 

カツン・・・カツン・・・

 

 

 

 

遠くに、暗闇よりもぼんやりと黒い影が浮かび上がる』

 

 

「ひぃぃ・・・」

 

 

『あぁ、ようやくこの孤独感から解放される。

 

 

 

 

カツン、カツン

 

 

 

 

あと数十メートル程か、そこまで近付いて、ふと、その影に既視感を覚える。

 

その影は小柄で長い髪の、どうも女性なのではないかと思わせるもの。

 

しかし、どうして既視感を・・・?

 

疑念は晴れないまま、足は動き続ける』

 

 

「怖い怖い怖い怖い・・・」

 

 

『カツン、カツン

 

 

 

 

そして、とうとう残り数メートル、その既視感の正体が解った。

 

・・・解ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「や っ と み つ け た」』

 

 

「ひぎゃあぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

『鈴を転がしたようなその声は、脳髄に直接電気を流されたかのような衝撃を自分に与えた。

 

そして思い出すのだ。

 

自分が逃げていた"何か"は、目の前のソレであると。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ れ で 8 か い め」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐怖に動けなくなった自分の顔を、掌で鷲掴みにされる。

 

段々と遠くなる意識の中、微かに声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「の こ り 2 か い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その声を最後に、意識がプツリと途切れた』

 

バツン!!

 

「・・・っっっ!!!!!!!!!!!!(声にならない悲鳴)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわ、すっごい痙攣してる・・・あれ、めめめちゃん? めめめぇ~? ・・・はじゃ~、マジに気絶しちゃってる・・・えーと・・・あ、丁度クライマックスでデカイSE流れた瞬間だわ。いや~、隣が保健室で良かったわ~、運ぶの苦労しないし・・・次は誰にやらせよっかな~・・・なとちゃんかな~・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・あ、ちなみにね、めめめちゃんって、ちえりーらんどから8回脱走してるんだ・・・あと2回脱走したら・・・どうなるんだろうね?」




めめちぇりは、めめめが遊びに来たちえりちゃんのマイクラ配信の時のやり取りが一番分かりやすい関係性の見え方してる。

気の置けない友人、という表現がとっても似合う2人だと思う。
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