IS世界の逢魔時   作:腹筋崩壊太郎

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合言葉は瞬瞬必生


ホワイトナイト 2068

世界各地の軍事基地がハッキングされ、日本に向けて多くのミサイルが飛んできいるというニュースがテレビから流れた。

しかし、のちに白騎士と呼ばれる謎の物体によってそのミサイルは全て無力化される…はずだった。

ミサイルの数は本来ならば2000発以上だったのだが、どう見積もってもその倍以上の数、同時に複数の人工衛星もハッキングされ空から日本に落ちてくるという、後に天災と呼ばれるようになる人物ですら想定外の出来事となった。

 

海上にてミサイルを迎撃していた白騎士が聞いていた以上の事態に対し、事件を引き起こした友人に慌てて通信をしたが、本人も慌てているのかあまり要領を得ない。

わかったのは別々に発射されたはずのミサイルと落下中の人工衛星が同時に同じ地点に到達することだけだった。友人もハッキングして制御しようとしているがどうやら芳しくないようだ。

自分では対処しきれないことはわかったが、しかしこんなことに手を貸してしまった自分が今更おめおめ逃げるということを白騎士を纏う人間ができるはずもなく迎撃に向かおうとした次の瞬間、周辺や搭載されていたハイパーセンサーによって認識していたミサイルや人工衛星が忽然と消えてしまった。何かの間違いだと思い全速力でミサイルや人工衛星が到達するはずだった地点に向かったがそこは何の破壊も起きておらずただ困惑するばかりだった。

 

とりあえず、未だに通信先でブツブツ喋り続けている友人を落ち着かせるべく戻ろうとした時

「待ってもらおうか」

突然後ろで男の声がした。

こんなに近くにいるのに私が気づかなかった!?センサーにも認識されなかったのか?

慌てて振り返り装備していた武器を構えるとそこにいたのは、黒と金で作られた鎧と呼べるようなものだった。

顔にはデカデカと赤くライダーと書かれ、腹部には2018と表示されたがベルトのようなものをつけており、後ろや頭についてる時計の針のようなものや斜めにかかった金属バンドのようなものから、顔の文字を除けばまるで悪趣味な成金がつけてる腕時計のようだなという印象が浮かんだ。困惑しながら言葉を返す。

「一体貴様は何者だ?ミサイルや人工衛星が消失したのはお前が関係しているのか?何が目的だ!」

「先ほどのことならそのとおり私がやった。そして目的か…端的に言わせてもらおう。私は貴様を完膚なきまでに倒すために来たのだ」

「何?何を言っているんだ貴様は」

「無駄な問答をするつもりはない。ただ貴様を倒す、それだけだ」

その言葉とともに男は手のひらを向けると衝撃破のようなものが白騎士に直撃した。衝撃波はスキンバリヤーを易々と貫通し、その一撃を受けた白騎士は一瞬だが意識を失い、近くの無人島まで吹き飛ばされた。

気が付くと無人島にある山に埋められたような状態にあり、目の前には落胆した様子を窺わせる男が立っていた。

「搭乗者といいISといい思っていたほどのものではないようだな。少々残念だ。だがまだ終わったわけではないのだろう?」

そうだ。いきなりでやられて面を食らっただけだ。私はまだやられたわけではない。そんな気持ちが心に浮かぶ。だがそれと同時に意味不明なこの男に対し恐怖を抱いてもいた。

「そんなに戦いたいのなら思う存分にやってやる。覚悟するがいい」

恐怖を押し殺しながら吐き出したその言葉とともに荷電粒子砲を撃ちながら近づき持っていたブレードを振るうが、男は防御せずただ立っているだけでその全てを受け止めてしまった。

「何ッ!?」

「残念だ。憐れみすら覚える。試作機の段階だとしてもこれでは加減するしかないな」

男は未だに体に食い込もうと力が入れられてるブレードを気にも留めず、心底残念そうにストップウォッチのような物体を持ちスイッチを押した。

<ダブル!>

男と似た声がストップウォッチのようなものから鳴ったと思った瞬間、白騎士の体が緑色と紫色の2色が混ざり合ったような竜巻によって浮き上がり動けなくなり

「これで終わりだ」

その言葉が聞こえた次の瞬間

<ロボライダー!>

その声と共にミサイルが白騎士へ向かい爆発が起きた。

爆発の轟音と煙が収まったその場所には、先ほどまで山だったとは思えないよう焼け跡になっており、その中心部では白騎士がかろうじて形を保ち震えながら立ちあがろうとしていた。

「ほう、思っていたよりも根性だけはあるようだな。…私が誰かと聞いたな。ならば答えよう私の名はオーマジオウ。生まれながらの王である」

その言葉を聞いた後、白騎士は倒れ伏しそれを見届けるとオーマジオウと名乗った男は姿を消した。

 

***

 

そこは薄暗く整理がされていない部屋だった。

そこのの主とも言える人物は、薄暗い中電気も付けずにただひたすら画面とにらめっこをしていた。

 

「っていうのがちーちゃんと白騎士が見たすべてだったのはわかったんだけどさ~…なにこいつふざけてるよね?何?王様って、今の時代でわざわざ偉そうに名乗るのってあほらしい馬鹿じゃないの?一番むかつくのは、私が一生懸命作った子供が負けたあっさり負けた上に、あのISもどきについて分かったのがあのふざけたライダーって文字が1000度以上の熱を持ってることだけって意味が分からない。なんでわざわざあそこだけ高熱をもってるの?まったく意味が分からない。なんとかちーちゃんやISの重要な部分は無事だったけど腹が立つ」

 

そう、意味が分からないことだらけで全く腹が立つ。あのオーマジオウってやつに関する情報は世界中を探しても一切見当たらないなんて、まるであの時の時間がそのまま切り取られているかのようだ。しかし、そのおかげでミサイルや人工衛星を処理したのが白騎士であるということが世界で認知されてはいる。凡人どもの中には集団幻覚だのあれは実は嘘だったとかのたまう奴らもいるらしいが、結果だけを見たらとりあえずは想定内で収まってはいる。

 

ならば次の機会に奴がISを襲ってきたら返り討ちにできるようなものを開発すればいいだけだ。私にはそれができる。そう確信できる。しかしハッキングの件といいオーマジオウの件といい2つは繋がっているのか?ハッキングを仕掛けたやつはオーマジオウまたはその仲間なのか?それともオーマジオウとは別の存在が絡んでいるのか?そもそもオーマジオウとは何者で何処にいるのかどうやってあんなテクノロジーを開発したのか…そんなことを考えながら、天災は想定外の存在に腹が立つ一方で自分が思っていたより世界は退屈ではなかったことにどこか嬉しさを感じてもいた。

 




 
1週間経っても、誰もオーマジオウだけのIS二次がやってなかったからその場の勢いで初めて作ったので稚拙な文章だと思います。それでも読んでくれた方はありがとうございます。
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