ナンダーク・ファンタジー   作:砂城

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最上階へ

 兵士四人が出現させたマリス四体は、現れると対峙する一行へと無差別な威圧感をばら撒き始める。一行はマリスの気配に呑まれかけていた。

 

「お、オイラに任せろぉ!」

 

 そんな彼らに光を差すためビィが力を使いマリス達を弱体化する。

 

「――――」

 

 それでも尚、マリスの力は強い。

 

「てめえら、出し惜しみなしだぞ!」

 

 グランが【ベルセルク】のまま構えたことでなんとか呑まれなかったが、一体二体ならまだしも四体ともなると厳しい戦いとなった。

 一斉に攻撃をしかけてきた結果、カタリナのライトウォールもイオの氷の壁もロゼッタの茨の壁も全て、木の根の触手と風と濁流が呑み込んでしまう。

 

 抵抗する間もなく吹き飛ばされた。なんとか意識を保っていたのはグランとジータとリーシャのみ。他全員は地面に倒れ動けない。

 

「クソッ、これじゃあ……!」

 

 折角ClassⅣの力を手にしたというのに、こんな手段を用意しているとは。しかもマリス達はまだまだ序の口とばかりに次の攻撃に移る。

 

「ほ、【ホーリーセイバー】。ファランクス!」

 

 なんとか立ち上がったジータがファランクスで受け止めようとしたが、呆気なく倒されてしまう。

 

「ジータ!」

 

 余波が襲ってくるのも構わず倒れた片割れを呼ぶが、返事はない。完全に意識を失ってしまったようだ。残るはグランとリーシャの二人のみ。カタリナかイオが復帰しなければ体勢を立て直すことはできず、またファランクス以上の障壁でなければ防御は不可能だ。

 【ビショップ】になろうにも防御はできず、【ホーリーセイバー】になろうにも受け止め切れない。

 

 ……ここまで、なのか……。

 

 どう足掻いても勝ち目のない状況に、グランの心が折れかける。気持ちだけでなんとかできる局面を超えていた。どうやっても自分達にこの戦況を覆すことは、できない。

 

 グランが諦めて目を閉じトドメの瞬間を待っていると、

 

「――団長ちゃん。どうやらピンチみたいだね」

 

 場にそぐわない飄々とした声が聞こえてきた。ばっと顔を上げると、グランの目の前には白いマントをはためかせた青年が立っている。

 

 いや、彼だけではない。

 

 同じくマントをはためかせた十人が、彼らの前に立っていた。

 

「し、シエテさん……?」

「そ。十天衆の頭目にして天星剣王と呼ばれる最強の剣使い、シエテさんだよ。シェロちゃんに呼ばれて来てみたらすっごい気配を感じてね。こうして駆けつけたってわけさ」

 

 以前と変わらぬ落ち着いた声音がグランの心に染み込んできて、絶望が和らいでいく。

 

「フュンフ、頼めるかい?」

「あちしに任せて」

 

 大人でも小柄なハーヴィンの中でも、無邪気な子供にしか見えない杖を持った少女がくるりと振り返って一行に向けて杖を翳す。

 

「元気になっちゃえーっ」

 

 彼女の魔法により、一行の傷が全て塞がっていく。傷の深さに関わりなく全員が万全の状態で目を覚ました。

 

「あれ、フュンフちゃん?」

「へへーん。ジータ、ほめていいんだよー?」

「……そっか。フュンフちゃんが治してくれたんだ。ありがとね」

 

 目が覚めたジータはフュンフの姿を見て目を丸くするが、あっさり意識を持っていかれたことと攻撃を受けたはずなのに痛みが消えていることから、彼女のおかげだと察する。褒められたフュンフは嬉しそうにしており、その様子は歳相応だった。

 

「この状況は……一体どういうことだ?」

 

 マリスを牽制するように佇む十天衆を見てか、戻ってきた黒騎士達が怪訝な顔をしている。黒騎士は鎧と剣を取り戻したらしく、漆黒のフルアーマー姿である。

 

「あれれ~? 十天衆じゃない~? まぁマリス化した星晶獣四体なら、過剰戦力ってわけじゃないのかな~」

 

 マリス四体を相手にした場合、今度なにが出てくるかわからない中で全員が全力を出し切る必要がある。そうなっては厳しい戦いとなってしまうだろう。

 

「……説明は後だ。それより、貴様だけか黒騎士」

 

 腕組みをし黒い仮面を被ったエルーンのシスが尋ねる。彼が誰のことを聞いているのかわかった黒騎士は憮然とした顔になった。

 

「さて、知らんな」

「あ、ダナン君なら僕達と一緒にここ来てるよ~」

「話すのか」

「だって三人で会ったシェロちゃんとかソーンさんとかいるし~。どうせわかっちゃうでしょ」

 

 黒騎士は知らなかったが、同行していたドランクがあっさり話してしまう。

 

「……そうか」

「シス君ってばあの時彼に負けてからリベンジするために頑張ってたもんね」

「し、シエテ。それは言うなと言っただろう」

 

 グラン達は知らなかったが、ダナンは無理矢理シスから勝利を捥ぎ取ったことがあるのだ。

 

「ふん。あいつも格段に強くなっているぞ。また負けるかもしれんな」

「……ここで話しても仕方がない。いずれ再戦するまでのことだ」

 

 黒騎士の挑発的な言葉には乗らず、シスは冷静なまま告げる。

 

「君達。いい加減手伝ってくれないか? いくら僕でもそろそろ厳しいんだよ」

 

 話している最中マリス四体の攻撃を引き受けていた槍使いのウーノが苦言を呈す。

 

「あ、ごめんごめん」

 

 信頼しているのか軽く謝ったシエテは剣を抜いて構えた。

 

「さて、団長ちゃん。ここは俺達に任せて先に行っていいよ。俺達十天衆は最強の騎空団だ。でもそれは力や能力という点で優れているだけに過ぎない。ルリアちゃんやビィ君みたいな特別な力はないんだよ。この先に君達の力は必要不可欠になる。だからここはお兄さん達に任せてタワーの方へ行って」

 

 シエテが珍しく頭目らしいことを言って背中を押す。

 

「はい。じゃあ任せます!」

 

 言ってグラン達は十天衆に後を任せてタワーへと走る。一行への攻撃は十天衆が防いでいた。

 

「私なら弱体化したマリスを一人で一体、いや二体は倒せるだろうな。五人がかかりで私を倒した貴様らが四体程度倒せないなどとは言わせんぞ。倒したらさっさと上がってこい。この程度で全空の抑止力などと宣えると思うなよ」

「……あなたは一言多いんですよ」

「カトル。今は目の前の敵に集中して」

 

 挑戦的な言葉を残して一行についていく。

 

「ごめんね~。あれがボスなりの激励ってヤツだから、気を悪くしないでね」

「不器用な雇い主なんだ。許してくれ」

 

 長い付き合いの二人は黒騎士をフォローし後を追う。

 

「それじゃあ、俺達も本格的に始めようか! 皆、十天衆の力を見せつけてやろう! 相手にとって不足なし、だからね!」

 

 シエテの号令があり、巻き込まれそうな味方もいなくなったことで十天衆が本格的に動き出した。とはいえマリスは強力だ。黒騎士は強気に言ったが、劣化コピーが弱体化したとはいえ二体相手にした場合はキツくなってくる。回復のエキスパートであるフュンフがいる限り負けることはないが、勝敗が長引くのは避けられなかった。

 

「……頼んだよ、団長ちゃん」

 

 強くなり、七星剣を使いこなすに至ったグランの成長を感じ取っていたシエテは、後のことを託そうと決めていた。故に、ここで全力を出し切りなんとしてでも目の前の敵を倒す。

 

「最初っから本気で行くよ~」

 

 軽い声とは裏腹に、千に及ぶ剣拓を出現させる。天星剣王シエテの、紛れもない本気である。

 

 ◇◆◇◆

 

 十天衆の心強い加勢により、絶望的に思われたマリス四体を抜けタワーまで辿り着いた一行。フュンフの回復のおかげで疲労も怪我もなくなっていたのだが。

 

「……」

 

 タワー一階で待ち受けていたのは、先程相対したフュリアスだった。しかしその様子はおかしく、普段の嘲笑もなにもない。

 

「ふ、フュリアス、でいいんだよな?」

 

 あまりの変わりようにラカムも驚きを隠せない。

 

「き、きっと魔晶の使いすぎで精神が磨耗してしまってるんです」

 

 ルリアの沈痛な面持ちに納得した一行は、無言で襲いかかってくるフュリアスを早々に倒す。ビィが赤い光によって魔晶を切り離した。

 

「ふん。甘い連中だ」

 

 手早く倒したことによって、フュリアスは使い潰れる直前の状態で保護されたのだった。辛うじて息がある状態ではあったが。

 

「なんとか最悪の事態は免れたか……」

「……こいつは嫌なヤツで最低なヤツだけど、でも死んでいいってわけじゃないものね」

 

 フュリアスの脈を確認したカタリナとフュリアスに同情したイオがそう言った。

 

「そうね。私達は先に進みましょう。一刻も早く、こんなことを終わらせるためにね」

 

 ロゼッタの一言に頷いた一行は、二階へと進む階段を上がり始める。

 

「――――」

 

 しかし、そこへ突如マリスと化したリヴァイアサンが現れた。

 

「なにっ!?」

「タワー前のじゃねぇ! 別のヤツを呼び出しやがったんだ!」

 

 驚く一行の前に、ある人物が現れる。

 

「誰か一人残して、先に行きなよ。そしたら残る三体は別で出現させてあげるからさ」

 

 窓枠に腰かけていたのは、ザンクティンゼルで出会ったロキとフェンリルだった。彼の手には三つの魔晶が握られている。

 

「ロキ! 貴様がなぜここに!」

「なぜ、って。ここはエルステ帝国の首都。僕はエルステの皇帝だよ? 僕がここにいるのは不思議じゃないと思うんだよね」

 

 変わらぬ薄ら笑いを浮かべたロキはなんてこともないように告げる。

 

「ふん。貴様が皇帝か。確かにオルキスの父君、ビューレイスト様の面影はある。だが星晶獣を連れながら自ら手を下さないとはどういうつもりだ?」

「僕は楽しければそれでいいと思ってるんだ。だから大勢で押しかけて戦力過多にならないよう、調整してあげてるんだよ。傷つきながらも死闘を経てようやく倒す、この方が見てて楽しいとは思わないかい?」

 

 まるで物語を傍観しているだけの人間のような言葉に、寒気すら覚えた。

 

「もちろん、それで君達が勝てる保証はないけどね。むしろ勝てないと思ってるんだ。だからこそ、勝って欲しい。予想された勝利ほどつまらないモノはないんだよ」

「やっぱ腐ってやがんな、てめえ」

「はははっ。……ほら、早くしないと僕の気が変わって、残る三体と僕とフェンリルで殺しにかかっちゃうよ?」

 

 冗談みたいな動機だが、彼の目は本気だった。今は黒騎士もいるとはいえマリス四体とあの二人を相手取るのは難しい。しかし誰か一人というのは厳しい条件だった。弱体化しているとはいえそれこそ最低でもリーシャくらいには強くなければならない。

 

「ここは俺が残るとするかぁ」

 

 そこで歩み出たのはオイゲンだった。

 

「あいつは模倣品とはいえリヴァイアサンだ。どんなあいつであれ、止めてやりたいんだよ」

 

 例え本物でなくとも大恩ある海の神を見捨てるわけにはいかないと、彼は残るつもりのようだった。

 

「ふん。いつまで経っても成長のない男だ」

「ははっ。まぁ、男なんてそんなもんだ」

 

 黒騎士の呆れた声を笑い飛ばし、

 

「ほら行け。俺も鍛え上げたんだ、後から追いつくからよ」

 

 オイゲンは愛用する銃を肩に担ぎ、一人階段を下りてリヴァイアサンと対峙する。

 

「任せたからな、オイゲンのおっさん」

「おうよ!」

 

 オイゲンに声をかけて階段を上がり二階へと上がっていく一行。黒騎士は他の全員が去ってからゆっくりと階段を上がっていく。それを見届けてロキとフェンリルも転移していった。

 

「……精々死ぬなよ」

 

 微かに聞こえた声に振り返れば、既に二階へと消えていく直前だった。思いがけない言葉に、オイゲンは驚き次第に笑みを浮かべる。

 

「……ははっ。悪ぃな、リヴァイアサン」

 

 笑ってリヴァイアサン・マリスへと向き直る。

 

「子供に応援された親父ってのは、無敵なんだよ……!」

 

 本音を言えば勝てるかどうかは怪しかったが、今の彼は負ける気がしていなかった。全身に気力が漲り、全盛期の頃よりも強くなったようにさえ感じているのだった。

 

「じゃあ次はこれだね」

 

 二階へと上がった一行を先回りしたロキは続いてティアマト・マリスを出現させる。

 

「さぁ次は誰が残るかな?」

「俺が残ってやるよ。ティアマトに恩があるのは俺だからな。ほらさっさと行け!」

 

 あっさりとラカムが名乗りを上げて、他を先に行かせた。

 

「じゃあここはユグドラシル・マリス――」

「ならアタシね」

 

 三階。元々そのつもりだったのか、ユグドラシルが相手ならとロゼッタが名乗り出る。

 四階はミスラ・マリスとそこまで他三体より因縁深くはなかったが、

 

「じゃあここは僕達が残ろうかな~。二人でもいいよね、皇帝陛下?」

「ああ、うん。いいよ。……意外とあっさりしたモノだね。もっとこう、ドラマチックなモノを想像してたんだけどね」

「もちろん死闘になるのは変わらないだろうけど、一度見本を見せられちゃってるからね。そうなったら僕達大人が背中を押さないと」

「ふぅん。まぁいいや。人数が減るなら二人でもいいよ。三人だと難易度下がるだろうからダメだけど」

 

 ロキに許可を貰いスツルムとドランクがミスラ・マリスと相対する。

 

「僕の手持ちはこれだけか。じゃあ後は好きにしていいよ。ただし戻るのは厳禁だ。君達の健闘を祈ってるよ」

 

 ロキは変わらず薄ら笑いを浮かべて消える。

 

「……二人共、がんばって」

「こいつらは心配するだけ無駄だ。行くぞ、オルキス」

 

 声援を送るオルキスと、信頼した様子の黒騎士。四階は二人に任せて五階へと向かったのだが。

 

「……これは一体、どういうことだ?」

 

 五階に上がった彼らは、壁をぶち抜かれた様子を見てなにがあったのかと怪訝に思う。

 

「ここで侵入者と、宰相様が戦ったらしいぜ」

 

 そんな一行の前に姿を現したのは、ガンダルヴァだった。

 

「侵入者だと?」

「ああ。詳しくはオレ様も知らねぇが、宰相様は魔晶を使ったらしいな。今はあいつも戦力の内、ってわけだ」

「そんな情報を教えていいのか?」

「ふん。隠す必要もねぇ情報だ。それに、魔晶なんか使って手に入れた強さなんざ興味はねぇ」

 

 ガンダルヴァは答えると、最初から太刀を抜き構えた。

 

「オレ様はオレ様の強さで最強になる。ただそれだけだ」

 

 裏表もない彼の言葉には、全てが込められている。

 

「皆さん。ここは私が。次こそは、決着をつけます」

「リーシャ殿。ここは私も残ろう」

「か、カタリナさん?」

 

 一人で挑む予定だったらしいリーシャの横に並び立ったのは、カタリナだった。

 

「君は確かに強いが一人で気負うことはない。この中で君に合わせられるのは私ぐらいだろうが、助力しよう」

「わかりました、お願いします」

 

 残る戦力と彼我の実力差を考え、助力してもらっても問題ないと見て頷く。

 

「オレ様がここを通すとでも思うか?」

「通すさ。そのために私も残るのだからな」

 

 ガンダルヴァの言葉にカタリナは不敵な笑みで返してみせる。

 

「カタリナ……」

「心配するな、ルリア。必ず追いつく。そして、指一本触れさせる気はない」

 

 心配そうなルリアを安心させるためか、きっぱりと告げた。

 

「ほう? なら止めてみせろ!」

 

 面白いとばかりに笑うと、太刀を抜いて狙い通りルリアへと迫り振るった。黒騎士は確実に反応できたはずだが割り込む気はないようだ。本人が守ると言ったのだから手出しはしないという意思表示だろうか。

 

 ガンダルヴァの太刀はルリアに当たる直前で障壁によって阻まれる。障壁にはヒビが入っていたが、加減なしの一撃を受け止めるだけの強度は持っているようだった。

 

「ほう? なるほどなぁ。リーシャと黒騎士とそこの双子以外でオレ様と張り合えるヤツはいねぇと思ってたが、不足はねぇようだな」

 

 ガンダルヴァはカタリナを過小評価していたことを認め、太刀を引き改めて二人と対峙する。

 

「皆さんは先に行ってフリーシア宰相を止めてください」

「頼んだぞ」

 

 リーシャとカタリナは臨戦態勢のまま告げた。

 

「これはオレ様も他のヤツに構ってる暇はなさそうだ。最初っからフルスロットルで行くぜ!」

 

 敵も闘気を身に纏い二人の相手に集中する。その間に残りは六階へと上がっていった。

 

「……また貴様か」

 

 六階で待ち受けていたのはロキとフェンリルだった。

 

「そう言わないでよ。別に戦う気はないんだからさ。僕は君達の活躍を見ていたいだけ」

「悪趣味なことだ。だがもう貴様らとフリーシアしかいないだろう? 一人ずつ残ったとしてそう苦戦するとは思えんがな」

「それもそうだね。君がいると上手くバランスが取れないんだ。仕方ない。フェンリル、彼女だけは食べれるなら、食べてもいいよ」

「チッ。まぁいい。食えるなら食ってやればいいだけだ!」

「あ、僕も多少は加勢するからね? いいハンデでしょ?」

「ああ。封印された星晶獣程度で私を止められるわけもないからな。ただし、参戦する以上命の保証はせんぞ」

「ふふっ。いいね、君のそういうところは見てて楽しい。さぁ残りは行って、宰相サンを止めておいでよ」

 

 黒騎士の強さへの信頼もあってか、一行はすんなりと彼女を置いて階段を上がった。

 

「……ようやく来ましたか」

 

 七階に上がった一行を待ち受けたのは、全ての元凶であるフリーシアその人だ。

 

「ロキ――あの皇帝陛下が妙な根回しをしているようですが、関係はありません。人数が減っているというなら好都合。ここで始末して差し上げましょう!」

 

 フリーシアは懐から魔晶を取り出すと、ポンメルンやフュリアスとは異なる蜘蛛の姿となる。

 

「止められるモノなら止めてみなさい! ClassⅣとやらの実力はたかが知れています! さぁ、かかってきなさい!」

 

 戦闘のできる者はグランとジータ、そしてイオ。ビィも力を発揮できるし、ルリアとオルキスは星晶獣でフォローも可能だ。しかし野望のあと一歩というところまで来ているフリーシアは、なんとしても彼らをここで止めなければならないという覚悟があった。

 

 それは執念と呼ばれるモノだった。




やってしまった……。
一人ずつ残っていくヤツ。

これで更新が空いたら飽きられそうですね。次回からそれぞれ片付けていきます。

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