理の律者は笑わない   作:バイクに乗ったまま戦闘だって!?

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台風の中模試の受験強要されて死にかけたり、崩壊3rdのデータが消えたり、崩壊3rdのデータをmih○y○大先輩に復旧してもらったり、ヒロアカ公式キャラクターブックを2を買ったり、ライザのアトリエやったりしていましたが私は元気です。

正直崩壊3rdのデータ吹っ飛んだ時はこのSS畳もうかと思ってましたけどmih○y○大先輩はそんな私を見捨てないでくれました。ありがとうございます一生ついていきます!!


戦闘訓練①

「わーたーしがー普通にドアから来た!」

 

 個性把握テストを終えた次の次の日の7時限目はヒーロー基礎学の時間だ。

 

 今回の授業の指導を担当するのは我らがナチュラルボーンヒーロー・オールマイトだ! 

 

 

「銀時代のコスチュームだ!」

「さすがオールマイト! 俺たちにはなれない画風で登場してのけるッ!!」

「そこにシビれるあこがれるゥ!」

 

 

 浮き足立つ生徒たちをオールマイトは手で制し、懐にあったリモコンのボタンを押した。

 

 

「今日はみんなに屋内戦闘訓練をやってもらうぞ! つきましては君たちが入学時に出したコスチューム案をサポート会社の皆様に形にしてもらった!」

 

 

 バシュ! と空気が抜ける音がして教室後方の壁がせり出す。

 各生徒の番号が割り振られた近未来的なデザインのロッカーが顕となった。

 

 

「形から入るってのもヒーローになるための第一歩ってやつだ。では着替えたら市街地演習場に集合っ!」

 

 

 

 

 

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 今回行われる訓練は屋内戦闘訓練です。

 オールマイト曰く「真に賢しいヴィランは屋内(やみ)に潜む」とのことなので最初の訓練としては妥当なものだと思います。

 

 部屋で何度も訓練の説明の練習をする彼を見て少しだけ不安だったのですが、カンペも読まずにきちんと説明できていました。私も手伝って正解でしたね。

 

 ルールはこうです。2人1組のチームを作ってヴィラン役とヒーロー役に別れます。ヴィラン側の勝利条件は屋内に隠し持った核兵器を制限時間まで守りきるかヒーローを捕まえること、そしてヒーロー側の勝利条件は核兵器を回収するかヴィランを捕まえることです。

 

 

 ──そろそろヒーローチームの出久&お茶子VSヴィランチームの勝己&天哉の試合が始まります。出久と勝己には浅からぬ因縁があるようですが……訓練に影響しないことを祈りましょうか。

 

 

 

 

 

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 バッチリ影響してました。特に勝己、私怨丸出しです。まさか読みが外れてしまうとは……。授業中の態度はそこそこ利口な様子だったのですが、どうしてでしょう? 

 

 

 開始直後に勝己が出久とお茶子に強襲。出久は殿を努めてお茶子を核兵器の元へ向かわせます。

 

 お茶子が上へと向かう中、出久は勝己とタイマン勝負を繰り広げます。

 お互いの実力はほぼ拮抗です。センスの塊ともクラスメイトに評された勝己相手に出久は持ち前のヒーローオタク知識で対抗し不慣れながらも堅実に戦っていました。

 

 しかし勝己の奇策──両の手を控えめに閉じて爆破を発動することによって生じた閃光──によって生み出されたわずかなスキに付け込まれてしまい出久は強烈なダメージを負ってしまいます。

 

 お茶子は彼女対策として清掃された部屋で天哉の機動力に悪戦苦闘。天哉は制限時間いっぱいまで粘り通すらしく中々突破口が見つけられません。

 

 時間も残りわずか。満身創痍の出久は勝己の追撃にカウンターを仕掛ける形で天井に向けてONE FOR ALL 100% を発動。その衝撃は出久の真上にいたお茶子のところにまで到達してお茶子は自身の個性で浮かせた建物の破片を天哉に向かって打ち出し、見事核兵器を回収することに成功しました。ヒーローチームの勝利です。

 

 しかしながらヒーローチームは両名共にリミットオーバー。お茶子は個性の反動で嘔吐、出久は上限超過で片腕を粉砕骨折に近い状態にまでボロボロにしてしまいました。

 

 講評では天哉がベストに選ばれていましたが、私はヒーローチームの二人も賞賛したい。自らの身体を傷つけるようなことにも躊躇なく飛び込んでいく姿勢は紛れもなくヒーローとして必要なものではないでしょうか。

 

 ……まぁ核兵器相手に大量の瓦礫をぶつけたりするのはいただけませんが。先程のはあくまでも心構えの話です。もし核爆発なんて起こしたらヒーローもヴィランも周辺住民も、無事では済みませんからね。

 

 

 

 

 

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「さてラッキーボールを当てたブローニャ少女にはワンマンライブならぬワンマンチームでやってもらうぞ! その代わりヴィラン側とヒーロー側を選べるけど、どっちがいいかい?」

 

「……ではヒーロー側で」

 

「じゃあヴィラン側はもう一度どこかのチームにやってもらうことになるぞ! あ、緑谷少年と麗日少女のチームは別ね」

 

 オールマイトがガサゴソとヴィラン側のクジをまさぐり勢いよく取り出す。記された文字はH──常闇踏陰&蛙吹梅雨のチームだ。

 

「一応確認するけど二人とも試合できるくらいの体力は残ってるかな?」

 

「無論」

「ケロ、私も大丈夫よ」

 

「よぉ〜し!! では双方準備を始めてくれ!」

 

 

 

 

 

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「蛙吹、ザイチクの個性は分かるか?」

 

「梅雨ちゃんと呼んで。そうね、私はまだ彼女を測りかねてるわ。確か……重装ウサギ、だったかしら? アレを作り出すとかそういう個性なんじゃないかしら」

 

「創るというなら八百万と同じタイプかもしれんが……如何せん情報が足りんな。とりあえず、最初は俺が出て判断材料を掻き集めるとしようか。後は手筈通りにいこう」

 

「そうね、お願いするわ。じゃあ私は核兵器のエリア辺りにいるから応援が欲しかったり、何かあったりしたら伝えてくれるかしら」

 

「了解だ」

 

 

 ちょうど彼らが話し終えたところで訓練開始のブザーが鳴り響く。彼らは一度だけ目配せしてそれぞれの持ち場へ動いた。

 

 

 

 

 

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「核が置いてある場所が分からないとなると虱潰しにいくしかありませんね。ブローニャはワンマンですし……はぁ」

 

 ブローニャはチームを選ぶ権利がこちらにあってよかったとホッとしながらビルへ入────らず敷地内をくるりと回り始めた。

 

 

 

 ブローニャは建物全体の窓を検めていく。一階、二階、と順繰りと見ていく途中で5階の窓に黒い人影が見えた。恐らく踏陰だろう。換気でもしているのか、5階の窓の一つが開きっぱなしなのも発見した。ブローニャは他に空いている窓がないか確認した後、その窓枠に重装ウサギ19cから射出したワイヤーを引っ掛ける。

 

 空いている窓はこの一つしかなかったので罠の可能性も十分に考えられる。というか人影が見えた時点で何かしらを仕掛けていることは確定だろう。しかしブローニャはその可能性に臆することなく19cの手のひらに飛び乗ってワイヤーの巻き上げを開始する。

 

 数秒とかからず窓枠に到達した。19cの顔だけを出して周りの状況を探らせるがセンサーに動体反応検出はなし。この階にはいないのだろうか。では先ほどの人影は……?

 

 一度19cを消失させて屋内に入ってから再構築。割と図体がでかいので狭いところだと苦労してしまうのだ。

 

 

 少し入り組んだ五階をくまなく探したが、これといって収穫はなかった。

 

 ブローニャは下の階へ行こうと暗い階段に足を一歩踏み入れた。

 

 窓から指す光がないためブローニャの目には捉えられなかったが、いち早くその存在を確認した19cが主を守るために迎撃のワンツーパンチを放つ。くぐもったような声と共に影色の手がシュルリシュルリと四階へと下がっていく。

 

「チッ、そう易々とはやらせてくれないか」

 

「……重装ウサギがいなかったら防げなかったかもしれませんね」

 

 階段の踊り場に姿を現したのは常闇踏陰その人だった。

 漆黒のローブを身にまとい、その背後には黒影(ダークシャドウ)と呼ばれるモンスターが佇んでいた。

 先ほどの攻撃は彼の個性によるものだったのだろう。黒影(ダークシャドウ)の手には確保テープが持たされていた。

 

「言の葉は不要。我らはヴィラン。ザイチク、お前の敵だ」

 

「最初からそのつもりです。創造(Сотворение)

 

 ブローニャの口上に少しだけソワッとした常闇だが瞬時に頭を切りかえて19cから発射された弾への迎撃にあたる。

 

「征け、黒影(ダークシャドウ)ッ!」

 

 アイヨ! という気立てのいい返事と共に重砲から吐き出された弾へその拳をぶつける。常闇は予想よりも威力の低い玉に少しだけ首を傾げていたが、数瞬後にその理由は判明した。

 

 迎撃の衝撃で弾の外装が皮をめくるように剥がれて中の白い楕円球状の何かがあらわになる。

 常闇はすぐに黒影(ダークシャドウ)を引っ込めて階段を飛び降り四階へと避難した。

 彼の視線の先には階段で果てるグチャリと糸を引いた粘つく白い物体──字面だけだと卑猥なイメージが頭に浮かんできてしまうだろうが単なる白色の鳥黐である──があった。

 

 彼が咄嗟の判断で黒影(ダークシャドウ)を戻したのは正解だったらしい。常闇は額にツウと垂れる汗を拭った。あれに黒影(ダークシャドウ)が当たっていたとしても大幅に動きが制限されていただろう。

 

「そちらも、簡単にはいきませんね」

 

 浮遊する19cに乗ってブローニャは四階の床へと舞い降りる。

 この階は柱以外の遮蔽物がなく、カーテンないしそれに準ずるもので締め切られているのか、上の階よりも闇が深い印象をブローニャは覚えた。

 

「相手にとって不足なし」

 

「奇遇ですね。ブローニャもそう思っています」

 

 

 

 

 

 ──今、銀狼と黒鳥の対決が幕を開ける

 

 




ブローニャのコスチュームイメージは次元限界突破です。

とりあえずまだまだ続く予定です。一時的にリアルの所用で消えることもあるかもですが許してくださいな。
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