テイルズオブシンフォギアザレイズ   作:光三

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プロローグ④

「さて、さっきぶりですね」

 

「は、はい。あの、ありがとうございます」

 

「ううん、気にしなくていいよ。人助けは俺の趣味だから」

 

「俺の名前は、イクス・ネーヴェです」

 

「あ、そういえば名乗ってませんでした。俺の名前は、東 光助です。よろしくな。———さてと、『アヌンナキ』さん………何であんたみたいな奴がこの世界にいるんですか?」

 

『神の使徒』か。ちっ、あの『神族』余計なことしやがって。

 

「あ、あの。アズマさん。さっきから意味がわからないんですが……『神の使徒』とか『神族』とか」

 

「いや、光助でいいですよ。まぁ、『ティルナノーグ』を救うために異世界からやって来たっていうことです」

 

「異世界ですか?本当に存在してたんですね……」

 

「俺も、それは驚きました。でも、『神族』に会って『神の使徒』になってますからね」

 

「非現実的なことが目の前で起こってますけど、現在進行形で」

 

「カッコつけて割り込んだのはいいけど、状況はかなりヤバイです」

 

「まじ、ですか?」

 

「残念ながら、まじです」

 

 ふふっ、じゃあ死ね。

 

『アヌンナキ』が攻撃を加えようとしたその時。

 

「ちょっと、待ってくれないか?」

 

「(急にどうしたんだ?)」

 

 イクスが疑問に思っていると。

 

「いくつか質問があるんです。答えていただけませんか?」

 

『神の使徒』の言葉を聞いてやるのも癪だがまぁいい。冥土のみやげだ。

 

「ありがとうございます。では、どうして『ノイズ』がこの世界にいるのですか?というか、『アヌンナキ』ですらいることに疑問を感じるんですよ」

 

 どうしてだ?『異世界なんだからいる可能性』はあるだろう?

 

「ああ、そうだな。それが本当にこの世界由来のものならな」

 

「へ?コウスケ、一体どういうことなんだ?」

 

「実はな、今宰相さんに話を聞いているところなんだ」

 

「ええ!?そうなのか?」

 

「もちろん許可を得てここにいるから、安心してよ。でだ、宰相さん『ゲフィオン』様に聞いたんだ、この世界に『ノイズ』がいるということを。そこで、俺は質問した。この世界に(・・・・・)ノイズ(・・・)に対抗できる力(・・・・・・・)はありますか?(・・・・・・・)ってね」

 

「そんなものが存在するのか!?」

 

「いや、存在してないよ。この世界には」

 

「あれ、そうなのか?」

 

「そして、それは他の世界にも(・・・・・・)存在してない(・・・・・・)だとさ。因みに、『ノイズ』についても同様でした。これはニーベルの言葉だから確実です。つまり、『ノイズ』も『アヌンナキ』も空想の中の産物でしかないということです」

 

 ぐっ、貴様ぁ!無駄に頭がいいようだな。

 

「空想の中の産物?でも、実際『アヌンナキ』も目の前にいて『ノイズ』も存在してますよ?」

 

「はい。そうですね。でも、『並行世界』———可能性の世界なら存在することができる」

 

「………あっ!そういうことか!たとえ、空想の中の存在だとしても『並行世界』なら存在できる可能性はある。だって、可能性の世界だから(・・・・・・・・・)

 

「そう。そして、『アヌンナキ』がこの世界にやってきて『ノイズ』を創り出した」

 

「そういうことだったのか。だから………」

 

「最後の質問です。『戦姫絶唱シンフォギア』って知ってますか?」

 

『神の使徒』と『端末』ごときが!ここで死ねえぇぇぇ!!

 

「お断りします。(ニーベルあれ(・・)お願い)」

 

「(はい。『特殊異能』〔強制転移〕発動!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、ここは『セールンド』にある『カレイドスコープ』実験施設である。現在ここには、イクス、ミリーナ、コウスケ、そしてこの国の宰相である『ゲフィオン』の4人がいる。

 

「ここは、一体?」

 

「多分、『ティルナノーグ』を救う方法知ってるんだと思う」

 

「よく来てくれた。『鏡士』たち(・・)そして、異世界から来た『神の使徒』よ」

 

「この世界を救うって、どういうことなんですか?」

 

「お前たちが、この世界の希望なのだ」

 

「すみません。話が見えません。それに『ゲフィオン』様!『オーデンセ』で『災害』があったんです」

 

「へ?マジか」

 

「はい。そもそもあそこにいたのも『セールンド』の王様に『オーデンセ』の『災害』について知らせる為だったんで」

 

「そう、なんだ」

 

知っている(・・・・・)。これから話すことが関係しているのだ。とても、大事な話だ」

 

「この世界『ティルナノーグ』が滅びに向かっているってことでしょうか?『ゲフィオン』様」

 

「『神族』ニーベルから聞いたのか?」

 

「はい、そうです」

 

「!?」

 

「ど、どうゆうことですか!?この世界が滅びに向かってるって……」

 

「お前たちに降り注いだ炎の雨。あれは、その『滅びの危機』と関係している」

 

「そ、それってどういう?」

 

「あれは『破片』なのだ。この世界を滅びから守っていた、鏡の盾『アイギス』のな」

 

「んー??」

 

「(どうしたんだ?コウスケは)」

 

「このままでは、あれと同じことが再び起こる」

 

「「「!?」」」

 

「我々は急ぎ、この『アイギス』を修復しなければならない。その為の任務を、お前たちに託したい。これは、『オーデンセ』の『鏡士』にしか出来ないことなのだ」

 

「『鏡士』にしか出来ないこと?」

 

「あの!『ゲフィオン』様……申し訳ありません。俺は『鏡士』じゃないんです」

 

「(……イクス)」

 

「…………」

 

「……死んだ両親は『鏡士』だったけど、俺自身は、そういう修行はしていなくて」

 

「『オーデンセ』で暮らしながら、その腕の『魔鏡』は飾りだと?」

 

「それは……」

 

「『ゲフィオン』様!私はまだ若輩ですが、『鏡士』としての修行を積んでいます。お話は私が伺いますので……どうか」

 

「(何でイクスは二の足を踏んでるんだ?あの感じだと、過去に何かあったのか?)」

 

「……そうか。わかった。娘1人に託すのは過酷な任だが———それに『神の使徒』もいる。護衛は、彼に任せるか……」

 

「俺は、別にいいのですが……」

 

「そんなに、危険な任務なんですか!?」

 

「命の危険を伴うだろう。もちろん、それに報いるだけの恩賞と支援は与えるつもりだ」

 

「……」

 

「すまぬ。しかし、これはなんとしてもなさねばならないこと。修行をしているならば『鏡士の掟』を学んでいるな?」

 

「……はい。尊き『異能』である『鏡士』の力は我欲の為に振るうのではなく、世の為にその力を振るえと」

 

「世の為、今がまさにその時なのだ」

 

「わかりました。私も、修行中の身とはいえ『鏡士』です。『ゲフィオン』様。どうぞ、お話を」

 

「待ってください!」

 

「(イクスのあの表情……覚悟を決めたな)」

 

「何だ?」

 

「『ゲフィオン』様……少し、よろしいでしょうか?俺の『鏡士』の力のこと」




ヤバイプロローグが終わらん……
でも安心して下さい。次回でプロローグは終わり、本格的に物語が展開して行きます。

お読みいただきありがとうございます。
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