ガンダムビルドファイターズ NEXT   作:よなみん/こなみん

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どうも皆さんお久しぶりです!進学先が決まった、ヤンデレ系マスター!よなみんです!誠にお久しぶりです。

飽きもせず新章落とします!最近ほんとにぬいぐるみ抱いてる時が至高の時間・・・!あぁ・・・ダメですぅ!

それでは!お読みください!

―――

数年前にガンプラバトルを失踪した少年、結城 一翔。
彼の働く先であるさーくるで、青い巨星とよく似た人物に出会い、成り行きでガンプラバトルを。

―――


蘇る紅の彗星

「あれ?一翔くんどこ?」

 

一翔たちがガンプラバトルを初めて数分後、さーくるには改めてPoppin’Partyのメンバーが来ていた。

香澄が店内をキョロキョロと見渡すが、たえとその他のメンバーはまりなに一翔の行方を聞いていた。

 

「まりなさん!一翔さんを見てませんか?」

「え?そういえば休憩から見てないわね」

 

が、当然のようにまりなも知らなく、店内を探すが見つからない・・・と、なると

 

「・・・まさか?」

 

まりなが視線をある場所へと向ける、それにつられPoppin’Partyのメンバーたちもそちらに視線を向ける。そこはガンプラバトルシステムがある場所だった。嫌な予感がしたPoppin’Partyとまりなは速足でそちらに向かった。

 

 

 

 

「君はガンプラバトルが嫌いではなかったのかな?」

「うるさいっ!行けっ!ファング!」

 

腰に備え付けられていたGNファングを飛ばし、グフへとビームを放つがグフは華麗にかわし、腕部ガトリングを直撃させ、確実に一機ずつ落としていく。

 

その間にもスローネはGNビームライフルを放ち、グフの逃走を少しでも妨害するが、ラルさんの動きには隙がなく、確実に攻撃をかわす。

 

「くそっ!」

 

右手のスロットを動かし、スローネにGNバスターソードを装備させる。一翔はバーニアを吹かせ、ラルさんのグフへと突撃していく。

 

「だが、甘いな、戦いとはどういうものか・・・教えてやる!」

 

痺れを切らしたのか突撃してくる一翔に対抗し、ラルさんはシールドに内蔵してあるヒートソード・・・ではなく、背中に収納してあった大型アックスの、デッドエンドGの改修型を装備し、バスターソードと正面から打ち合う。

 

打ち合うものの、スローネが少しずつ押される。

 

「・・・っ!?ぱ、パワーで負けてるのか!」

「ふん!純粋な強さならグフの方が上じゃ!」

 

1度突き放し、もう一度打ち合った衝撃で二機の距離が離れる。グフが姿勢を保ったその瞬間、重い一撃がグフを襲う。衝撃でグフはビルに叩きつけられる。

 

「・・・なんだ!」

 

モノアイ越しの視線の先には、赤く染まったスローネがいた、全身が赤く染まり、粒子の放出速度も上がっていた。

 

「そうか・・・トランザムか!」

「奥の手だ・・・っ!悪いがやらせてもらう!」

 

三連装GNビームサーベルをウルヴァリンのように装備し、バツ字を描くかのように突撃していく。

 

グフもスラスターを吹かせ後退しながら腕部ガトリング砲を放っていくが、スローネはかわすか、防ぐして被弾を抑える。

 

「ぐっ!この機体では厳しいか!」

「落ちろっ!そして・・・っ!」

 

スローネの刃がグフに当たる。そのとき、閃光が目の前を切り裂いた。

 

「なに!?」

「なんだ!?」

 

二人は同時に空を見上げる。空では雲が裂き、裂けた部分から光が差し込む。そしてそれと同時にある一機のガンプラが光を浴びながら降りてくる。

 

深紅のフレームに、隙のない設計、そしてシンプルな強さを誇る伝説の機体・・・。

 

「まさか・・・!」

 

ラルさんは驚愕の表情であの機体を見つめる。周りのギャラリーたちも驚いた表情を見せる。

 

そしてそれを操るものは唯一絶対の力を持ち、ガンプラバトルの頂点、全てのプレイヤーが憧れる存在だった。

 

「・・・見てるだけでは物足りん・・・私も混ぜてもらう!」

「アメイジング・・・レッドウォーリア・・・」

 

深紅のガンダム。アメイジングレッドウォーリア、そしてそれを操るプレイヤー、3代目、メイジン・カワグチが二人の前に立ちはだかった。

 

 

 

 

Poppin’Partyの面々も、もちろんメイジン・カワグチの噂は聞いている。ガンプラバトルの覇者、そして全国、世界を股に掛けるファイターだと。

 

もちろんプレイヤーだけの技能ではない、ビルダーとしても優れている。

 

故にガンプラバトルにおいて、彼のことを知らない人間はいない。無論、彼のガンプラも。

 

「うそ・・・メイジン・カワグチがどうしてここに?」

 

真っ先に驚嘆の声を上げたのはPoppin’Partyのドラム担当、山吹紗綾(やまぶき さや)だった。彼女だけではなく、他のメンバーも同じように驚いていた。

 

このさーくるの母でもあるまりなさんに至っては声すら出せない状況だった。メイジンの突然の来訪、それが意味する理由はわからなかったが・・・

 

「多分・・・やりたいだけなんじゃ?」

 

キーボード担当の市ヶ谷有咲(いちがや ありさ)がメンバーにしか聞こえないような声で告げる。

それに対して、みんなは何も答えられない。

 

一つ呼吸を置いて、ベース担当の牛込りみ(うしごめ りみ)が声を出す。

 

「・・・分からないけど・・・でも突然来るなんてきっとなにかあったんじゃ・・・」

 

 

 

 

「・・・メイジン自らがバトルに参加とは・・・なにかあったんですか?」

 

GNビームサーベルを収納しながら、一翔はアメイジングレッドウォーリアを見ながら告げる。その手には新たにGNバスターソードが握られている。

 

それを見たメイジンはレッドウォーリアの手には彼の代名詞とも言える武装、ガンブレイドが握られる。

 

「・・・いや、数年前に失踪した伝説のプレイヤーがここにいるとの噂を聞きつけてな、来た訳だが・・・」

 

メイジンはサングラス越しに鋭い眼光で一翔を見つめ、次にガンプラを見つめる。

 

「君のことだったか。まさかこんな所でガンプラバトルをやっているとはな・・・」

「・・・やってない。これは付き合ってるだけだ」

「先程まで本気でやっていたのでは無いのか?」

「・・・!ファング!」

 

腰に収納していたGNファングを展開し、レッドウォーリアへと飛ばす。射程に入り、ビームを放つが・・・。

 

メイジンはビクともせず、むしろガンブレイドから放たれるビームでファングから放たれたビームを相殺してみせる。

 

「「なっ!?」」

 

一翔とラルさんから驚愕の声が上がる。周りからは「おー!」と感激の声が上がるが・・・。

 

(バカな!?ピンポイントでビームを撃ち落とすなんて・・・!)

 

技術的には誰もができる訳でもない、天才的な技術を目の前であたり前のようにやってみせる。

 

(・・・これが伝説の・・・3代目メイジンの力・・・!)

「つまらんな。そしてありがとう・・・!」

「なに!?」

 

メイジンが言葉を告げると、ガンブレイドを一閃して構えをとる。無駄のない構えからは気迫と情熱を感じる。

 

「これは乱入したことへの謝罪と・・・!感謝の言葉だっ!」

「ぐっ!この野郎!」

 

バーニアを吹かせ突撃してくるレッドウォーリアに対して、一翔はバスターソードを横一閃に振るう、が、レッドウォーリアは逆にバーニアを吹かせ、その一撃をかわす。

 

かわされた直後、レッドウォーリアの一撃がスローネに直撃する。被弾箇所には切り裂かれたかのようなヒビが入っていた。

 

「どうした!君の力はこの程度か!」

「うるさいっ!」

「何故ガンプラバトルを辞めた!それだけの理由が君にはあるのか!」

「・・・っ!」

 

レッドウォーリアに蹴り飛ばされ、スローネは後退する。機体は建物に叩きつけられる。さらに直感でスローネの機体を横にずらすと、ずらしたタイミングでガンブレイドが先程までいた建物に刺さる。

 

「ちっ!本気かよ!」

「私はいつでも全力だ!さぁ!君の本気を見せてくれ!」

 

追撃と言わんばかりにミサイルをメイジンは放つが、一翔はGNビームライフルで直撃弾だけを確実に落としていく。

 

「人の気も知らないで!」

「君は何故ガンプラをやりたいと思ったんだ!思い出せ!」

「・・・!俺の・・・やりたい理由・・・!」

 

レッドウォーリアは再び剣を抜き装備する、スローネはGNバスターソードを手に取り、スラスターを吹かせ前に出る、レッドウォーリアもそれに対抗するかのように剣を突き出し前に出る。

 

二つの剣がぶつかると、粒子の嵐が辺りを巻き込んで風が吹く。

 

「俺は・・・命令を聞いてただけなんだ・・・っ!母さんの!父さんの!」

「なに・・・」

「ただ天才ってだけで子供のやりたいことは全否定されて、俺の運命は狂わされる・・・!もう嫌なんだ!沢山だ!」

「・・・だが、君のその気持ちは嘘なのか」

「・・・え?」

「剣を撃ち、戦って見てわかる・・・君のそのガンプラを愛する気持ちは嘘なのか!」

 

何度も撃ち合い、鍔迫り合いになってメイジンがそう告げる。ジリジリとスローネが押し負け、建物が背中に着く。

 

レッドウォーリアの動きには隙がない、それはメイジンがガンプラを愛しているからだ。

 

「俺は・・・?俺の気持ちは・・・!」

 

〈Over the time limit〉

〈BATTLE END〉

 

一翔が答えとなる言葉を出そうとしたそのとき・・・バトル終了の合図がなる。

 

目の前には沈黙を保っていたラルさん、そして先程まで戦っていたメイジン・カワグチがいた。独特なサングラスとコートに身を包んだ青年は正しく本物のメイジンだった。

 

メイジンは自分のガンプラをケースにしまうと撤退する素振りを見せるが、それより先に一翔に近づき、1枚のチラシを渡す。

 

「・・・これは・・・」

「ガンプラバトル選手権。オープンマッチの案内だ」

「・・・どうして俺に?」

「答えが出たのだろう?ならこの大会で証明して欲しい。もちろん、強制ではない。そして・・・君が勝てたら・・・私と再戦しよう」

「・・・」

 

黙りながら、一翔はその紙をじっと見る。そしてメイジンは仕事を終えたかのようにお店を後にする。シュミレーターの辺りはしばらく静寂に包まれていた・・・。

 

 

 

 

「・・・」

 

一翔は家に帰ったあとも、紙を見てにらめっこを繰り返していた。その顔は悩みに悩み抜かれた表情をしている。

 

同室にある机には、先程のガンプラバトルで傷ついたスローネが置かれていた。あの後、まりなさんたちに関係を追求されたが個人的に会うのは初めてだ。

 

「・・・俺の答えは・・・」

 

一翔は上着を羽織ると、財布を片手に外へと飛び出した。

 

 

 

 

「・・・はぁ〜!」

 

次の日、一翔は既にさーくるの店前で待機していた。

 

「おっ!一翔くんおはよう!」

「おはようございます。まりなさん」

「ちょ・・・、その荷物は・・・?」

 

まりなが指さす先には大量のレジ袋に入ったガンプラがあった。一翔は素っ気ない顔をして照れくさそうに髪を弄る。

 

「いや・・・熱が戻っちゃって・・・//」

「うん!趣味を持つのはいい事だよ!で!?大会出るんだ!?」

「ま、まだ検討中ですよー」

 

そう言いながらも、彼の手の中に昨日渡されたチラシがあるのを、まりなは見逃さなかった・・・。

 

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