ガンダムビルドファイターズ NEXT   作:よなみん/こなみん

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どうもお久しぶりです!よなみことよなみんです!どうもどうも!
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―――


ラルさんとメイジン・カワグチの力で、少年はもう一度道を歩くことを決意する。
今日はお店がうるさくなるようで・・・




世界を笑顔に!蘇る天才

「〜♪」

 

店のレジ、特にやることが無い朝の時間帯に、一翔はガンプラを制作していた。

昨日傷ついたスローネの補修と、新たな武装の改修のためだった。

 

「・・・まぁ、スローネだからGN系統のパーツしか合わない・・・!個人的には実弾も積めるような機体にしたいけど・・・!」

 

買ってきたガンプラは8種類、エクシア、スローネ3機、GN-X、そしてケルディムやOOガンダム、そしてガンダムハルートだった。

 

それぞれランナーと、パーツを組み立てた感触、そしてノートに書いてある案に相応しいパーツを探す。それに多少の改修を加えて、オリジナルの補修を加える。

 

「シールドはいらない・・・とにかく機動性と火力を両立させないと・・・宇宙はともかく、地上ステージになった時に困るからな・・・」

 

ガンプラバトルシステムが選ぶステージはランダム、つまりは始まるまでは分からないのだ。

一翔はベースとなるスローネ機に、独自の改造を加える。

手に取ったのはスローネドライのバックパック、そこにスローネアインのGNキャノンを他のパーツを使い取り付ける。

 

「はぁ・・・でもまぁ、こういう落ち着いた感じもいいよな」

 

朝の時間、お店には他の店員はおらず、まりなと一翔の二人だけだった。静かな店内、と、そこにひとつの嵐が飛んでくる。

 

「とりゃ〜!」

「ああー!扉がァァ!」

 

突然耳にまりなさんの悲鳴と女の子の声が聞こえる。

声のした方を見ると、扉が思いっきり開けられており、そこには金髪の、外国人のような少女が仁王だちしていた。

 

「久しぶりね!一翔!」

「久しぶりこころ。相変わらず元気だねー」

「それが私よ!人を笑顔にするには私たちが元気にならないとダメだもの!」

「そう・・・さすがだな」

 

入ってきたのは弦巻こころ(つるまき こころ)彼女はバンド、ハロー、ハッピーワールド!のリーダーで、一翔は彼女とは何度もご飯に行ったり、何度もお世話になっている人間である。

 

こころは一翔のいるレジまで足を進める、一翔はそれに見向きもせず、ガンプラの調整を続ける。それに嫉妬したこころは一翔に気づかずに後ろに回り込み、そのまま抱きつく。

 

それに反応しきれなかった一翔は、その行動に驚きパーツを机の上に落としてしまう。

 

「どうよ!一翔!なんか暗い顔してー!」

「・・・いつも明るいよ。早くどいてくれないかい?」

「やだわ!ここは私の席ね!」

「・・・はい」

 

流石に諦め、一翔はそのままの状態でガンプラの調整を続けていると、続々とハロー、ハッピーワールド!のメンバーが入ってくる。

 

そして一翔の目を引いたのが何より・・・!

 

「っ!ぬいぐるみー!」

「!?」

「ちょ!?一翔!」

 

店内にクマのような目を輝かせたぬいぐるみが入ってくるのを見て、一翔は子供のように抱きつく。クマの方は少し動揺したあと、一翔の頭をゆっくり撫でる。

 

一翔は夢心地かのような表情をしていた。こころと、ハロハピのギター担当、漫画の美少年みたいな美少女、瀬田薫(せた かおる)はカメラを動かしパシャパシャ激写していた。

 

「ちょ・・・一翔さん・・・!」

「ふぇっ!?あっ!こころ!黒服さん!助けて!」

「ふふっ・・・一翔の笑顔・・・」

 

端でうっとりとする薫を置き、こころと一翔は激しい追いかけっこをしていた。それをハロハピのベース担当の北沢はぐみ(きたざわ はぐみ)が止めるために2人を追いかける。

 

そして慌てながらもまりなさんに促されて焦って部屋の手続きを済ませるのはハロハピのドラム担当、松原花音(まつばら かのん)だった。彼女は手続きを済ませると、こころを抑えるためにはぐみの援護に行く。

 

「うわーん!一翔のばかぁぁぁ!」

 

はぐみ、花音の協力もあり、こころを捕らえた一翔はこころの私物のスマホから自分の画像だけを確実に消していく。

 

こころは泣きながら足に縋り付くが、一翔は容赦なく鬼の所業をこなす。

 

「あぁ・・・私の秘蔵のコレクションが・・・」

「自業自得だ」

「え、えっと・・・一翔さんはとりあえず何をしてたんですか?」

 

レジの机を見ながら、花音が申し訳なさそうに告げる、一翔は少し照れながら、視線を逸らして話す。

 

「ち、ちょっとガンプラをね。さ、最近熱が戻っちゃって・・・」

「一翔がガンプラなんて珍しい。何かあったのかい?」

「・・・薫は知らなくてもいいよ。俺の問題だからね」

「そう?私は心配なんだよ」

「・・・あっそ。ありがと・・・な」

 

そう言うと一翔はレジに戻りガンプラの調整作業を再開する。こころたちは元気にスタジオに入っていく。

 

「はぁー・・・可愛いの・・・ぬいぐるみ」

 

先程のぬいぐるみの感触を思い出しつつ、ガンプラの調整を行う。外見は昨日のスローネアインだが、ところどころ武装が補強されていた。

バックパックにアタッチメントの追加、肩部にGNキャノンの補強と、バスターソードの換装、さらにはGNビームライフルの強化と、GNアームビームガンの増強・・・。

 

「・・・すごい。設計図なくてもここまで作れるのか・・・怖いな」

 

特にパーツに関しての設計はしておらず、していても最低限のフレームと、外見だけ、武装は完全に思いつきで作っていた。

 

思いつきの割には、自分でも凶悪な武装が出来上がったと心底思っていた。そしてあっという間に時間がすぎて、お昼の時間になる。

 

休日のお昼にもなると、さーくるは少し忙しい、その中で一翔はお昼を食べながら自分のガンプラをチューニングする。

 

この前の戦いで傷が着いたところをしっかりと塗り込んでいく。

 

「ぐぬぬ・・・久しぶりにやるけどめんどくさい・・・」

「あら、珍しいわね」

 

と、休憩しながらガンプラを弄る傍ら、同席していた人物から声をかけられた、同席していたのは1人だけではなく、追加でもう1人来ていた。

 

「話すのは久しぶりね。一翔くん」

「ですねーこのメンツもなかなかですよ。紗夜さん」

「あら、紗夜と一翔は知り合いなのかしら?」

「ただの先輩後輩の関係よ」

「へぇ・・・」

 

と、言うのも学校の話である。一翔ともう一人は何かの手違いで氷川紗夜、そして一翔の幼馴染でもある戸山香澄(とやま かすみ)そしてPoppin’Partyのメンバー全員が通っている花咲川女子学園の高等部に通っているらしく、そのもう一人の被害者には会ったことは無い。

 

学校ではその被害者の関係で紗夜にマークされる時もあったが今では良い関係を築いていた。

 

「ふーん・・・それで、何をしていたのかしら?」

「うん?あぁ、ガンプラの調整をしてたんだよ。ほれ」

 

そういい、調整途中のスローネを友希那と紗夜に誇らしげに見せる。表情こそ変えていないが、一翔のその言い方には強さを感じた。

 

「なるほど・・・美しいわね」

「ん。ありがと」

「ふーん、一翔くんにそんな趣味がね・・・」

「どうかしました?紗夜さん」

「え?えっと。実は私の知り合いもガンプラって言うの?やってるのよ」

「まじすか」

 

そこからの紗夜の話は魅入るものがあった。

まずその人が学校にいるかもしれないということ、先程言ったが、一翔と同じ犠牲者がもう一人いると。つまりその人が紗夜の聞いたファイターなのかもしれない。

 

そして彼はなかなかの腕前だということも紗夜から聞いた。

 

「へぇ・・・その人が・・・学校に」

「風の噂だわ、ほんとかどうか分からないもの」

「・・・よし!出来た!」

 

道具をかなり雑に置き、身を投げ出す勢いで身体を後ろに倒す。机の上には調整を終えたスローネが立っていた。

 

「それで?それをどうするのかしら?」

「ワシがテストしてやろうか」

 

席を立ち、一人で確認しようとした時、いつから居たのか、ラルさんが別の席に座っていた。

 

「いいんですか」

「ワシも丁度暇だからな。こういうのはワシみたいな熟練が相手した方が良いからの」

「ありがとうございます。友希那さん、紗夜さん、失礼します」

「いえ。私も行くわ」

「ふぇっ」

 

予想外の答えに一翔は数秒固まってしまう、だが、我に帰って来ると、「そ、そう」と短く返してさーくるの奥にあるガンプラバトルシステムへと向かう。

 

奥の部屋に入ると電源を落とし、辺りを暗くし、ガンプラバトルシステムを起動させる。

 

〈Please set your GP base〉

 

警告通りにGPベースを置く。置くと粒子が輝き出し、仮想のステージを作り上げていく。

 

〈Beginning plavsky particle dispersal〉

〈Field 5 City〉

 

宇宙世紀にあるようなコロニーが現れる。友希那も、紗夜もそのクオリティに驚嘆の声を漏らしてしまう。

 

〈Please set your Gun-Pla〉

 

一翔は先程のガンプラ、スローネアインを乗せる、ラルさんは先日のグフを読み込ませる。

 

現れた操縦桿を握り、カタパルトに機体が固定される。

 

〈Battle Start!〉

 

「・・・スローネアイン ネクスト行きます!」

 

真紅のGN粒子を吹かせ、スローネは勢いよくコロニーに降り立つ、それと同時に目の前から弾丸が勢いよく飛んでくる。

 

飛んできた先にはラルさんのグフが、5連装腕部ガトリング砲をこちらに向けて、その眼光を光らせていた。

 

スローネは反撃と言わんばかりにGNキャノンをグフがいた位置に向け放つが避けられる。しかし、エネルギー放出量が多いのか、方向を変え、追撃する。

 

グフは建物に身を隠した後、上昇し、ヒートソードを構え突撃してくる。一翔も負けずにGNバスターソードを装備し、真正面から打ち合う。

 

「・・・一翔のガンプラ・・・踊ってるみたい」

 

友希那から賞賛の声が漏れる。だがそんなことなど気にせず、一翔はスローネを操る。

 

「行けよっ!ファング!」

 

腰に収納してあるGNファングを飛ばし、グフに向けビームを放つがラルさんはヒートロッドをムチのように巧みに操作し、ビームを全て弾いて見せる。

 

「楽しい・・・っ!これが・・・これがガンプラバトル・・・っ!」

 

右手のスロットを動かし、表示欄からGNビームサーベルを選択する。

 

「ラルのおっさん!行くぞっ!」

 

2つの閃光がぶつかり合い、粒子の風が辺りを包んだ。

 

 

 

 

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