其の雷は瞬神の如く   作:十六夜翔

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最近他作品に浮気したり諸先輩方の作品を見てて全然書けてない

それでは本編どうぞ!


11話

朝、目を覚ませば隣には産まれた姿の空鶴の姿があった。

 

 

「空鶴…」

 

「わかってる、言うんじゃねぇ」

 

「このことは忘れよう、お互いのために」

 

「その方がいい、そうしよう」

 

 

死覇装を着直し部屋を出る

 

 

「またな」

 

「おう」

 

 

一言二言言葉を交わし空鶴と別れ、瀞霊廷に戻る。

 

 

「隊長!!」

 

 

一日ぶりに隊長室へ戻るとものすごい勢いで砕蜂が迫ってきた

 

 

「昨日はどこにいらしたんですか、ずっと探していたんですよ!!」

 

「いやーすまんすまん、昨日は久しぶりに友人の所で酒盛りしてたらそのまま寝ちまってな〜」

 

「こんな大変な時に何してんですかぁ!!」

 

「いや〜あっはっはっはっはっ!!」

 

「あはははじゃないですよ隊長〜!!」

 

 

若干涙目の砕蜂は置いておいて

 

 

「さて、状況を聞こうか」

 

「はい」

 

 

此方が真面目になれば砕蜂も真面目になる。優秀ないい子になったな砕蜂。

 

 

「現状、十一番隊はほぼ壊滅、七番隊第四席一貫坂慈楼坊が鎖結と魄睡を貫かれ戦闘不能です。」

 

「鎖結と魄睡を?誰がやった」

 

 

鎖結と魄睡を的確に狙うのはなかなかに難しいそれが出来るやつがいるとは…

 

 

「報告によれば白服で眼鏡をかけた滅却師と」

 

「滅却師…生き残りがいたか」

 

「隊長?」

 

「あぁすまん、報告を続けてくれ」

 

「は、六番隊副隊長の阿散井恋次が重症を負い、牢で療養中です。」

 

 

ほう、恋次が負けたのか

 

 

「死神か?」

 

「はい、蒲公英頭の死神です。」

 

「そうか、報告は以上か?」

 

「報告は以上です」

 

「ご苦労、大前田!!」

 

「はっ!!」

 

 

大前田が砕蜂の隣で膝を着く

 

 

「全部隊に通達、全軍引き上げ今後通達があるまで休養に励め」

 

 

二人とも呆けた顔でこちらを見る。あれ?俺おかしな事言ったか?

 

 

「どうした?」

 

「はっ!いえ、それはどう言う意味で」

 

「どういう意味?そのまんまの意味だよ、一日動きっぱなしなんだから少しは休みをあげなきゃな。ほら、行った行った」

 

「はっ!!」

 

 

砕蜂も大前田も目の前から消えた、俺は隊長羽織を羽織り四番隊の隊舎に向かう。

 

 

「よ、元気か?斑目三席」

 

「虎牙隊長…えぇ、まぁだいぶ傷は癒えましたね」

 

「そうか、実はなお前と戦った旅禍のことが聞きたくてな」

 

「言えません…」

 

「そうか、邪魔したな」

 

「え?」

 

 

斑目は明らかに返ってきた反応が違うことに困惑していた

 

 

「なんだよ、別に言いたくねぇやつに無理に聞く必要はねぇだろ?涅の野郎じゃねぇんだから」

 

「知ってたんですか?」

 

「なにが?あぁ、別に涅がお前に何を言ったのかは知らねぇが彼奴ならやるだろうなとは思っただけだ」

 

「変な隊長ッスね」

 

「そうか?まぁしっかり療養しろよ、俺は恋次の所に行ってくっから」

 

「あ、彼奴まだ起きてねぇかもしれねぇっすよ?」

 

「おう、サンキュ。」

 

 

恋次が療養している病室に行こうとしたが恋次は牢に入れられてるということを虎徹副隊長から聞き、牢へ向かったがあいつはまだ寝ていた。

 

 

「恋次も寝てるし…さて、黒猫探しにでも行こうかな」

 

牢から出て瀞霊廷の下へ降りるがあちこちで霊圧のぶつかり合いが起こっている。

 

 

「あっちは剣八の霊圧…あっちは京楽さんか?」

 

 

剣八と戦っている霊圧はこの前の死神擬きとよく似た霊圧を感じる。京楽さんと戦っているのは初めて感じる霊圧だった。

 

 

「裏廷隊か…お前たちにも休養を通達したはずだが?」

 

「申し訳ありません、隊長。しかしながら此度の伝令、山本総隊長、日番谷十番隊長の連名でありますれば…」

 

「隊長二人の連名…一級厳令か、報告しろ」

 

「は」

 

 

一拍置き、報告を告げる。

 

 

「簡潔に申し上げます。藍染惣右介五番隊長がお亡くなりになられました」

 

 

その報告は隊長の死という余りにも予想外すぎる報告だった。

 

 

「死因は?」

 

「斬魄刀による鎖結及び魄睡の摘出及び心部破壊。事故ではなく殺害だと、犯人は不明のこと」

 

「そうか、確認した。全隊に報告後第五分隊も休養に入れ」

 

「かしこまりました」

 

 

そうして裏廷隊の子がその場を離れた。それにしても…

 

 

「藍染が死んだか…」

 

 

余りにも唐突な愛染の死がこの不穏な空気を醸し出し、拭いきれない何かが俺の体を伝う

 

 

〜to be continued〜




だいぶお待たせしました。今回はちょっと短かったかな?次回はようやくメインヒロインとご対面(出来ればいいな)

それではまた次回!

ヒロインを増やしたいのだが…

  • ハリベル、両手に褐色肌
  • 志波空鶴、友人はいつしか恋人に
  • 両方、正直安牌。寧ろ最推し
  • 夜一様が嫉妬するだろ、やめとけ

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